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02/06
2023

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“みんなが笑顔になれるまちづくり”をテーマに 「GOOD NEWS NEIGHBORS」那須にオープン!

“GOOD NEWS NEIGHBORS(グッド・ニュース・ネイバーズ)”
は昨年の夏に那須にオープンした小さなショッピングモール。
今回、パン・アキモトの秋元社長を訪ねる途中で寄ってきた。

【GOOD NEWSな物語のはじまり】
「栃木県那須町の“バターのいとこ”を構える通りに、
ファクトリー、レストラン、コーヒーロースター、ベーカリーなどが
連なる、自然豊かなまちづくりを目指します。
コンセプト“大きな食卓”のもと、食を通して様々な背景を持つ人が
関わりを持てる場として、就労支援を組み合わせた多様な雇用を創出。
那須の観光と農業に“福祉”を合わせた“観福農”連携によって、
皆が幸せになれる新たな産業作りにチャレンジします。」と
ホームページのトップページに掲載されている。

中島的には、
「社会課題と取り組む、オシャレな観光地モールが那須に誕生!」
と言った方が的を射た展開かも?!
ここはオシャレな建屋が軒を連ね、環境問題や
様々な社会課題に取り組もうと
していることに共鳴感を覚えた。
そして、私が着目したのは、“観福農”連携。
那須の“観光”、どこの地域にも課題がある“福祉”、
そして“農業や酪農“を連携させ、
さまざまな社会課題への取り組みをしながら
新たなまちづくりにチャレンジしようとしているのだ!

【“観福農”連携と社会課題を意識した取り組み】
→ コーヒーショップでは、大量に出るコーヒーのカスを、
農家と連携して「コーヒー培養土」に加工し、
再利用するなど環境に配慮

→ カフェで人気の「いとこのドーナツ」は、
牛乳からバターを作る際に
生まれる“バターミルク”を使ったドーナツ

→ “ファクトリー”ではハンディキャップを持った方や、
小さな子供を持ち、時間に制約があるスタッフを採用
→ 施設内では “ゼロ・ウェイスト”を目指し、
ゴミの削減と循環に取り組む

→飲食店では、繰り返し利用できるリユースカップで
ドリンクを提供するほか、施設内で出る生ごみは
コンポストで堆肥化し、隣接する森林や近隣の生産者に還元していく

→ 『GOOD NEWS』の従業員のための社員食堂を兼ねた
地域のファミレスGOOD NEWS LOCAL RESTAURANTでは、
地域の生産者とタッグを組み、出荷できない野菜などの
活用などに取り組んでいる

フラワーショップでは茎が短いために
一般の花屋の店頭には並ばないなどの
ロスフラワー花を買い上げている。
私はここでバラを買い秋元社長への手みやげにさせてもらった。

“GOOD NEWS NEIGHBORS”のこだわりが
多くの人を引きつける理由になることを期待するわけだが…
あれっ?
“観福農”連携で「まちづくり+社会課題の解決+オシャレ空間…」
この組み合わせどっかで聞いたことが…!
そう私が北海道の十勝で展開しようとしていた
「Memuroワインヴァレー構想」はまさにこのような発想からだった。
この“GOOD NEWS NEIGHBORS ”が繁盛し、
多くの人たちから指示を受けることを祈りたい。

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社会課題に取り組むオシャレな観光地モール

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“観福農”連携にも注目!!

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01/10
2023

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“すべてが加速する時代”を先取りする “動画番組Business Today”2023 へ!

ラジオ番組から月刊CDへ、そして“動画番組Business Today”
になってからもすでに3年目になる。
本当にいろいろな業界の方々に登場いただいている。
そこで2022年に収録したゲスト(配信は少し後になる)
をご紹介すると…

【1月】株式会社カナミックネットワーク 代表取締役社長 山本拓真氏
→介護事業者と周辺事業者の情報のやり取り・共有をネットワーク化
そして医療機関向けのサービスも
【2月】日本大相撲協会 理事 芝田山 康親方 (第62代横綱 大乃国)
→ 日本大相撲協会の理事として広報部長に加え、総合企画部長を兼務
(私と同郷ということで声かけさせてもらっている)
【3月】株式会社 日本総合研究所 調査部主席研究員 藻谷浩介氏
→日本の地域エコノミストであり『デフレの正体』『里山資本主義』の著者
【4月】株式会社ブーランジェリーエリックカイザージャポン
代表取締役 木村 周一郎氏
→伝統製法にこだわったブーランジェリー“メゾン・カイザー”を全国に展開する
【5月】イヴレス株式会社 代表取締役社長 CEO 山川景子氏
→2021年TOKYO PRO Marketへ上場ホテル開業支援事業を展開
【6月】小野株式会社 代表取締役社長 小野兼資氏
→“手芸センター ドリーム”を97店舗展開する
本社を香川県に置く小野株式会社の代表
(月刊CDビジネス・イノベーションの受講者である)

まずは前半のゲストを紹介させてもらったわけだがいかがだろうか。
このゲストの顔ぶれが私の自慢でもあるのだが。
上場している企業の社長さんからお店を全国に展開する社長さん、
そして横綱経験者である大乃国さんとその多彩な顔ぶれを
おわかりいただけたと思う。

後半は、
【7月】M&Aキャピタルパートナーズ株式会社の代表取締役社長 中村 悟氏
→M&Aビジネスはもちろん追い風だが、今やM&A仲介大手3社の一角。
【8月】ボードウォーク・キャピタル株式会社 代表取締役社長 那珂通雅氏
→東京ニュービジネス協議会(NBC)の副会長でもあり、
日本の企業を世界企業に育てるための支援を事業とする
【9月】株式会社コーチ・エィ ファウンダー 取締役 伊藤 守氏
→日本人初めての国際コーチング連盟よりマスター認定を受け、
“コーチング”を日本にビジネスとして持ち込んだ人。
【10月】“アイアンマン”ギネス世界記録保持者の稲田 弘(ひろむ)選手
→2018年(86歳)新しいカテゴリー(85-89歳カテゴリー)初の世界チャンピオン
現在90歳で次なる世界記録にチャレンジしようとトレーニング中
【11月】株式会社Brave group 代表取締役 野口圭登氏
→音楽やeスポーツといったエンタメ領域を中心に多面的なメタバース事業を展開
【12月】株式会社メディロム 代表取締役 CEO江口康二氏
→米国NASDAQに上場し、予防から医療まで
一貫して提供する「ヘルスケア総合商社」として発信

90歳でアイアンマンチャンピオンを目指す稲田弘さんが
出てくれたのが嬉しい。

さまざまな業界の話から、コロナ禍への取り組み、
そして時代が変化していく今、それぞれの方々が
変化をどう捉えてどう展開しているか。
さらにそれぞれの生き方、考え方をも紹介している。
これからは、業界のボーダーがなくなり相互乗り入れOKとなっていく。
そこで展開される商品やサービスもDX化が進み、
新しいものが次々に発表され、あっという間にコモディティ化へ。
これからのリーダーはこの“すべてが加速する時代”を味方につけ、
そのパーパスとビジョンに向けどう推進していくかということだろう。

「動画番組Business Today」は“すべてが加速する時代”を先取りします。
2023年もよろしくお願いします。
https://bt.q-b.co.jp/business_today/

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ゲストの顔ぶれが私の自慢

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12/19
2022

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薬物やアルコールの依存症を断つための施設 “ナルコノン・ジャパン”を掃除で支援!!

「ナルコノンに掃除に行く?」
ん?鳴子のん…?(宮城県の鳴子温泉かな)
そんなお誘いがあり、掃除の会のメンバーと向かった先は、
「一般社団法人 ナルコノン・ジャパン」。

千葉県市原市の山の中にある薬物やアルコールの依存症を
断つためのリハビリテーション施設だ。
掃除の会のメンバーなら、当然協力したくなる社会性ある施設なのだ。

https://narcononjapan.or.jp/

薬物依存症からの回復をサポートする“ダルク”は知っていたが
“ナルコノン・ジャパン”は初めて耳にした名前だった。
(→ ナルコノン・インターナショナル(Narconon International)は、
サイエントロジーの創始者であるL・ロン・ハバード氏によって開発された
薬物乱用の治療プログラム)

今回が初めての掃除人の人たちには、代表者の神野正啓氏が
直々にこの施設について動画を交えて説明してくれた。
以下がその内容だった。
(私の質問に答えてくれたことも含めて)

↓ ↓ ↓

神野さんは、大学の薬学部を卒業し、薬剤師として勤務。
多くの依存症の人に向け、薬を処方して渡すのだが、
一向に改善に向かっているようには見えなかったという。
そして薬物に頼らないリハビリを求めている知人から
多数の相談を受けることに。

そこで何とかしたいと探し回り、“ナルコノン”に行き着いた。
しかし、残念ながら日本には存在してなかったのだ。
当然、諦めていろいろと試行錯誤するわけだが、
再び“ナルコノン”に行き着き、“それならば自分がやるしかない”と決断!
ナルコノンの施設を日本に設立することになったという。

当然だが、“決断”さえすれば施設が出来るわけではなく…
その資金含めクリアしなければならないことは盛り沢山。
とにかく大変なことばかりだったというが、
遂に2021年4月にオープンに漕ぎ着けたのだ。

そして神野代表は
「薬物依存から抜け出し、正しい知識を持つ人を増やすことで
日本の未来を変えたいと思っています」と話した。

◆薬物リハビリテーション施設の4つのテーマ

【1】ウィズドロー(薬断ち)
→代替薬物を用いない”薬物離脱”

【2】デトックス(薬物を体から抜く)
→ビタミン、運動、サウナで体内の薬物を全部出す
→1日5時間サウナに入る

【3】行動療法
→周りの人や物とコミュニケーションを取る演習
→意識と感覚の安定を目指す

【4】人生の技能を学ぶ
→人生を送る上で必要となる人間関係などの知識を学び
今後の人生をどう生きるか計画を立てる

↓ ↓ ↓

日曜日の朝は7時20分船橋市の“日本企画”に集合と早朝だったが、
“ナルコノン・ジャパン“に着く頃には時計は既に9時を指していた。
(房総半島の真ん中くらいの山の中だった)

掃除人はみんなで20人弱。
今回の私の役割は、施設の外側の窓拭き担当だった。
落ち着いたブラウンで、少しオシャレさも備えた木造の建物を
11時半頃まで集中して磨き込んだわけだ。

実はこの施設の木造の解放感とオシャレさも、リハビリテーション施設として
選ばれる大きな理由になるという。
そして掃除により清潔感を演出する私たちの存在も、
実はかなりお役に立てていると言ってくれていた。

“また、掃除させていただきます! ”

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薬物に頼らないリハビリ支援を行う施設

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11/21
2022

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ヤマガタデザイン山中代表とスパイバー関山代表の共通点とは?!

水田に浮かぶように建つホテル“スイデンテラス”。
今回のリトリートツアーでは、
この“スイデンテラス”に宿泊させていただいたわけだが、
ここが今回訪問する“ヤマガタデザイン株式会社”の
事業の1つだと…!
“ヤマガタデザイン”は、社名から想像していたものと大きく違い、
ホテルの運営、亀の甲羅のようなドーム型の
全天候型子ども遊戯施設「キッズドーム・ソライ」の運営や
田んぼの合鴨農法の合鴨の替わりとなる機械製作など
まちづくりデザインに力を入れている会社。
今回は、代表の山中大介さんにそのチャレンジ精神も
含めてお話を聞かせてもらった。

そのVISIONは「山形庄内から、ときめこう」。
MISSIONは「地域課題を解決する事業をデザインし、
子どもたちが生きる未来に、自らも希望を持てる社会を実現する」。
山中代表のメッセージは、
「これからを生きる子どもたちに、どのような未来を魅せるのか。
今を生きる大人たちに、考え行動する責任があります。
私たちは、街づくり事業を通じて、
山形庄内地方を世界一幸せな街にすることに挑戦します」。
まさにこのことを具体的事業展開を通じて語ってくれたのだ。

そして次に訪問したのはあの“クモの糸”の生産を実現したスパイバー。
その代表の関山和秀さんのお話も聞くことができたのだ。
(私とは3~4年ぶりの再会)
スパイバーの研究事業を分かりやすくいうと、“クモの糸”が持つ
タンパク質の特性を人工的に再現する研究開発をもとに、
世界に先駆けて人工構造タンパク質の量産化技術の確立に成功したわけだ。
改めて驚いたのがそこにチャレンジする動機だ。

関山代表はスパイバーを起業したのは、“社会にどう貢献するかを
考えてのこと”という。
「いまアパレルで使われている素材の何割かを人工タンパク質に
置き換えれば、CO2の排出量を大きく減らすことができたり、
砂漠化を引き起こす原因とも言われる綿などの材料の過剰栽培を
抑えることもできるようになります。
そうなると、人類が資源を奪い合って
戦争することがなくなるかもしれない。
世界平和を実現したいのです。
アパレルの分野は産業規模も大きく、
そこで発生している環境負荷も甚大。
だから、その領域において貢献することは、
自分たちのミッションと合致しているのです」

今回の旅では、このお二人のユニークで
意味ある経営の話を聴くことができた。
ヤマガタデザインの山中代表は37歳。
スパイバーの関山代表もまだ39歳。
お二人ともまさにミレニアル世代だ。
山口 周さん的に言えばニュータイプの時代の経営者である。
そしてお二人の共通の価値観も見えてきた。
すなわち、“課題を発見し、意味を創出する”
世代の代表と言えるだろう。
今ある課題に対して取り組み解決に向けて実践をする。
それが社会貢献となり、自分たちの存在意義につながる。

同行した経営者たちは、オールドタイプ経営者がほとんど。
みなさんこのお二人の社会貢献に対する高い意識に驚いていた。
ミレニアル世代の彼らは、まさに社会性のある経営者だった。

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ヤマガタデザインの“キッズドーム・ソライ”(写真上下)

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11/07
2022

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瀕死の“地球の歩き方”が、V字復活!? “死中に活”こそ、未来へのトランスフォーメーション!?

“死中に活を求める”という言葉、知っているだろうか。
「死中」とは、死や破滅を待つ以外にない絶望的な状況を意味し、
「活」は生きることを意味する。
すなわち、助かる道のほとんどない状況から、
なんとか生きる方法を見出そうとすることだ。

今、注目の“地球の歩き方”の復活劇が、
まさに“死中に活を求める”状況だった。

このコロナのパンデミックの影響により、その事業の方向転換を
余儀なくされた企業は多いことだろう。
宿泊や飲食関係はもちろん、生活娯楽関連サービスはとにかく大変だったはず。
その中でも、旅行関連企業はなかなか打つ手が見つからなかったかもしれない。

「崖っぷちサバイバル! ~大変貌で逆転~」とか
「降りかかる災いの中、新たな"強み"を生み出し、反転攻勢をかける」とか…
こんな見出しを入り口にあちこちで紹介されていたのが
この“地球の歩き方”のV字復活劇だ。

2020年11月、コロナ禍で経営も厳しくなる中、
“地球の歩き方”は「ダイヤモンド・ビッグ社」から他社への譲渡を言い渡された。
そして2021年1月、“地球の歩き方”を引き継いだのが「学研」グループ。
この事業を任された宮田さん(編集長)は、
共に移って来た編集部員とともに再起を図ることになった。

そこでまず取り組んだのが、東京五輪に合わせて発売した「東京」版。
海外の都市をメインに取り上げてきた“地球の歩き方”だが、
初めて国内を取り上げた結果、東京都内の書店からこの本が消え、
即重版がかかったという。(なぜか、私も丸善本店で購入)
そして、京都や沖縄など、国内の他の観光地も取り上げ、
更には、多摩地域だけに絞ったものも出版された。

その名前は「地球の歩き方」だが、
“国内地域だって地球の歩き方の一部”という理屈だろうか。
とはいえ、これら国内都市へのシフトだけに終わらなかったのが素晴らしい。

今年の3月には、ミステリー雑誌「ムー」と組み、
"世界中の不思議"を旅行ガイドとミステリー雑誌、両者の視点で特集した
「異世界・パラレルワールドの歩き方」を出版し、見事大ヒットさせた。

実は学研グループとなった新会社“地球の歩き方”の社長は
学生時代バックパッカーとして世界各国をめぐり、学習研究社入社後は
月刊“ムー“の編集部員でもあったという。

更にこのヒットを転機に7月には人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」とコラボした
ガイドブック「地球の歩き方 ジョジョの奇妙な冒険」を発売。
これがまた大ヒットとなっているという。

“地球の歩き方”が売上9割減からの快進撃が今も続いている。

この窮地がなかったら、雑誌「ムー」との連携も
「ジョジョの奇妙な冒険」とのコラボもなかったと考えると
まさに“死中に活”の言葉がピッタリと当てはまるだろう。

これまでの“地球の歩き方”としてのドメインからの大胆なシフトが、
新たな読者の獲得につながったのだ。

実は“死中に活”は、次なるステージに上がるため絶好の機会でもあるということ。
中島流では「“死中に活”こそ、未来へのトランスフォーメーション」なのだ。
このパンデミックもそうだが、長く事業を展開していたら
いろいろな禍は必ず襲ってくる。
その時に「今こそ“死中に活”のトランスフォーメーションのとき」
すなわち次なるステージに上がるためのチャンスのときと思えるかどうかだ。

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売上9割減からの快進撃

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