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11/26
2018

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石垣島でミドリムシ体験

私は、いくつかの経営者の会議体に属しているのだが、
そのひとつのリトリートと言う形で
石垣島を訪れた。

石垣島といえば、株式会社ユーグレナの
「ミドリムシ製造プール」があるではないか!
これは一度見てみたいと思っていたので、
渡りに船とばかりに行ってきた。
(羽田からは飛行機だけど…)

ちなみに、みなさんご存知かと思うが、
株式会社ユーグレナとは
今やSDGs(エスディージーズ)に
取り組んでいるという会社だ。

SDGs=Sustainable Development Goals
つまり、地球が持続していくための開発
という意味である。

ユーグレナは、ミドリムシを活用した
バイオテクノロジーを駆使して
このSDGsに取り組んでいるのだ。

さて、ミドリムシが培養されている
現場を実際に訪れてみると、
やはり話に聞いていただけとは違う。
顕微鏡で、約0.05mmの
ミドリムシを見ていると
「この微生物が、食料問題や
燃料問題解決のキーになるのか」
という驚きや畏敬の念すら湧いてくる。

それに、この製造プールだけではない。
石垣島には
「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」や
「ユーグレナモール」「ユーグレナガーデン」
といった“ユーグレナ”の名前を冠した
施設が多くあるのだ。
地域と密着し、互いに相乗効果を高めている
という発見もひとつの成果だった。

この株式会社ユーグレナだが、
2005年に設立して以来、
2012年にはマザーズ上場、
2013年には第三者割当増資により
100億円以上の資金の調達に
成功している。

着々と伸びているという
捉え方も間違ってはいない。
だが、私が感じるのは
「ユーグレナは支援したくなる会社」
だということだ。

“人と地球を健康にする”という
企業スローガンを掲げ、
SDGsに取り組むという姿勢。
そして、ミドリムシを活用することで
生まれる大きな可能性に
ワクワクさせられるのだ。

食料問題の解決や化粧品への活用、
さらに2020年はジェット機を飛ばす
バイオ燃料としての活用の実用化を目指している。
次から次へと、思い描いていたような
近未来が現実になっていくのだ。

それは、ユーグレナの出雲社長が
“動中の工夫”の人だからということもある。

学生時代にバングラデシュの貧困を
目の当たりにし、
『ドラゴンボール』の仙豆のような
食べ物が必要だと思い立った。
それがミドリムシの活用につながり、
食料として、さらにはバイオ燃料にまで発展させた。

そんなチャレンジを繰り返してきた
人だからこそ、これからあるであろう
ハードルも乗り越えてくれるはずと
期待せずにはいられない。

石垣島を訪れたことで、
以前よりユーグレナのファンになった。
これからも、私たちをきっと
ワクワクさせてくれることだろう。

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「ミドリムシ製造プール」を訪れた

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以前よりユーグレナのファンになった

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ユーグレナの出雲社長

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