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03/31
2015

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石坂典子流 “三角コーン力学”

工事現場などで見かける三角コーン。
私はその形から発想した“三角コーン力学”を
提唱してきたが、証明をしてくれる企業がまた1つ現れた。
以前ビジ達でもご紹介した産廃処理会社、
石坂産業株式会社である。

ここで“三角コーン力学”をざっとおさらいしよう。
三角コーンの大きな口部分を上に向けていれば、
当然多くの雨が降り注ぐ。
そしてその雨は、先端部分に集まってくるのだ。
すなわち、より広いところ(=外部)で発信することによって、
狭い部分(=社内など)にその効果が現れるということ。

これこそが“三角コーン力学”!

現在、石坂産業では産廃処理会社としては
異例の現場見学会を行っている。
地域住民や子どもたち、他企業の視察も含め、
なんと月の見学者数は500人以上だという。

こうした見学者たちに、実際に現場を見てもらうことで
石坂産業の取り組みを発信し、
結果として社内のやる気を刺激し、
活性化につなげる=“三角コーン力学”を
作用させているのだ。

この他にも、石坂産業では自社の取り組みを
積極的に外部へ発信している。
たとえば、地元住民への配慮として、
処理施設を建屋で覆い、ホコリ・騒音を漏らさないよう
細心の注意を払っていること。

さらには持ちこまれる産業廃棄物の
リサイクルに取り組み、平均して
95%の減量化・再資源化率を実現していること!

他にもまだまだあるが、
こうした多くの取り組みによって石坂産業が
「おもてなし経営企業」に選出されたことはご存知の通り。
そして、外部の評価の高まりとともに、
社内のやる気もアップしていったのだとか。

素晴らしい取り組みを発信し続けたことで
社員が会社に誇りを持ち、
会社に相応しい仕事をしようと意欲を持つ。
つまり、帰属意識が高まったことで
会社全体の結束力・実行力が大きく向上したのだ。

メディアへの積極的な出演、本の出版などによって、
地域のための活動を積極的に発信している石坂産業。
会社を「見える化」して認知度を上げたことで
“三角コーン力学”を作用させた、
素晴らしい一例と言えるだろう。

石坂社長の素晴らしい取り組みをご紹介する
『BUSINESS LAB/』は4/5と4/12、日曜日の朝6:00から放送予定!
この機会にぜひ、石坂典子流
“三角コーン力学”を聴いていただきたい。

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