これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

はなまるア・ラ・カルト

11/05
2012

Exif_JPEG_PICTURE

中島流“地球の歩き方”

皆さんはどんな海外旅行の
仕方をしているだろうか?
有名な観光地をまわり、おみやげをあれこれショッピングして帰国する?
う~ん…そのまわり方、実にもったいない!

ビジ達をご覧の皆さんには、
ぜひ中島流“地球の歩き方”を実践して欲しい。
これは毎年恒例の海外研修ツアーのなかで、
私が編み出した有意義な旅の仕方。

いくつかのポイントがあるので、
今回はスペイン、バルセロナで実践したその内容をご紹介しよう。

1.スーパーマーケットで買い物をしよう!
スーパーは生活に密着した場所のため、そこを訪れることでその国の暮らしぶりが、値札を見れば“モノへの価値観”がわかる。食べ物の色ツヤを見れば、生産者と生活者の 距離感までも知ることができるだろう。

2.地下鉄やトラムに乗ろう!
バルセロナの地下鉄で発見したのは、時間帯で乗客の顔ぶれが一変するということ。朝の車内には移民の労働者たちの姿が多くあり、他の時間帯の乗客はエスパニョールや観光客だ。
狭い地下鉄の空間一つを見ても、庶民の生活の一端を知ることができる。

3.街をランニング!
その街の空気感を知るには、車のスピードでは早すぎる。道を自分の足で踏みしめ、見るものや会う人と
コミュニケーションをしてほしい。そうすればそこにある生活を肌で実感できるはず。肌で感じることが大切なので、私はどこの地でもランニングは欠かさないようにしているのだ。

4.ガイドをお願いするなら現地暮らしの日本人に!
実はこの4つ目こそ中島流“地球の歩き方”の最重要ポイント!。 海外で20~30年暮らしている日本人に、 その街を案内してもらうということ。
(ある程度の人数が居なければガイドのお願いは難しいだろうけど…)

彼らは日本とスペイン、その両方の暮らしを熟知しており、それぞれの価値観の違いを教えてくれる。
そして、彼らからその違いを学ぶことで、私たちも日本を客観的に見ることができるようになるのだ。

観光地をまわるだけのツアーでは、
その国の一部を“知る”だけで終わってしまうだろう。
しかし、現地の日本人と共に行動することで、
“知る+比較する”を実践。
その地をより深く理解できるのはもちろん、
日本を、そして自分の今を見つめることができる。
日本を外から見つめ直した時、その中で自分自身がどうするべきか、 ビジネスをどうしていくか、そんな考えが生まれてくるはずだ。

この中島流“地球の歩き方”を実践すれば、
海外旅行は日本をそして日本を見つめなおす絶好のチャンスになるはず。
来年ももちろん研修ツアーを実施予定。
さて、次の研修先はどこにしようかな?

Exif_JPEG_PICTURE

地中海のビーチに足あとをのこす

Exif_JPEG_PICTURE

広大なバルセロナの街

Exif_JPEG_PICTURE

地中海の匂いがする

Exif_JPEG_PICTURE

サグラダ・ファミリア!

Exif_JPEG_PICTURE

完成するのは2026年だとか…。

ページTOPへ
選ばれるビジネス

11/05
2012

Exif_JPEG_PICTURE

カメラのキタムラの新規事業へのチャレンジ

写真業界といえば、時代の変化(技術革新)によって
大きな影響を受けた業界の1つだろう。
ここ10~15年間のデジカメの普及スピードは目まぐるしい。

すべてデジタルで済んでしまうのだから、
フィルムは売れないし、当然紙焼き(プリント)を する人も少なくなる。
今じゃ富士フイルムが化粧品を
つくっている時代だし、世界的企業のコダックにいたっては破たんしてしまった…。

先日、東京ニュービジネス協議会のイベントで、
全国に約1,000店舗を構えるカメラのキタムラの浜田社長と、
新規事業を立ち上げた清水取締役のお話を聞かせていただいた。

カメラやフィルムを売り、紙焼きをする。
カメラのキタムラでも、それが今までの
主なビジネスモデルだったのだが…。

時代が変わったからには、売り物や売り方も
変えないと企業は継続していけない。
さて、キタムラは打開策としてどんな新事業を立ち上げたのか?

まず、子ども写真館・スタジオマリオの展開。
これは、七五三やお宮参りなど、
子どもの記念写真を撮影するスタジオだ。

店舗に併設されているため、家族で買い物に行くついでに記念写真(もちろん逆もある)…なんてことも可能だ。

そして、中古市場への参入。
店頭で中古カメラの買取や下取をしてくれるので、
古いカメラを売った後に新しいカメラを買うこともできる。

どちらの事業も、今ある店舗を活かした展開なので、
固定費の節減になるし、買い物に来た
お客さまへの相乗効果も発揮できる。

これらの事業展開により、厳しい時代の中でも
売上を下げることなく経営を続けられているという。

昨今の技術革新は目まぐるしい。
写真業界への影響は特に顕著だったが、
時代の変化による大きな波はいろいろな業界に迫ってきている。

これから先、デジタル化や市場の技術革新に
しっかり対応したビジネスづくりが必要なのだ。
経営者は、変化に対応することを念頭に置いて、
発想し決断しなければならない!

乗り遅れることイコール、
選ばれる側にはなれないということなのだから…。

Exif_JPEG_PICTURE

カメラのキタムラの新事業とは?

Exif_JPEG_PICTURE

浜田社長と清水取締役

Exif_JPEG_PICTURE

やっぱり時代に対応していかなきゃね!

ページTOPへ
シナジースペシャル

11/05
2012

Exif_JPEG_PICTURE

北海道“十勝”のKAIZEN

「“十勝めむろ”私たちが気持ちを
こめてつくった証です。」

ん~、どう見てもこのバナーには
“十勝めむろ”と書いてある。
その下には、北海道の地図と
“めむろ”の位置を示す印まであるな…。

これは間違いなく私の出身地である北海道“芽室町”のことだ。
でも、何でJAめむろ(芽室農業協同組合)が、
ここ東京の地下鉄に広告を??

先日、私が都営地下鉄を利用した時のこと。
電車の窓ガラスに“十勝めむろ”と
大きく書かれたJAのバナーを発見したのだ。

わずか2万人にも満たない
小さな町である“JAめむろ”の広告を、
まさか東京の地下鉄で見られるとは
思ってもみなかったので非常に驚いた。
同時に、このブランディングも
面白いかもとは思ったが…。
(まぁ、“暖簾に腕押し”のような気もする…)

やはりビジネス同様、
農業も変わらなければいけない時代にあるのだ。

その背景には、生活者(消費者)のモノの買い方、
選び方、そして価値観の変化があるだろう。
であれば、当然農業にも変化が求められる。

例えば、作るものや作り方の質、
流通方法や販売方法まで、
生活者に合わせて変化しなければ、
いい関係性を持続させることができないのだ。

さらに、都市と農村の交流を深めるための
「アグリツーリズム」のような活動も、今後ますます必要になるに違いない。
実際に農業を体験することで、自分の食べているものに対して責任感が芽生え、
農家とのつながりを考えるようになるのだ。

まさにこれからの農業は、生活者と地域の強い結びつきが重要になる。
そこには、新しい農業のあり方があるのだ。

農業のことを深く理解してもらい、
そして食べる側と作る側、双方の顔を知ることによって「もっといいものを作ろう」「大切に食べよう」という
今まで以上の強い関係性が生まれるのだ。

私はこれからの人生の後半は、
これまで培ってきたコンサルのノウハウ、知識、人的ネットワーク、発想力、企画力など
全てを活用して、地元十勝の地域の活性化に役立てればと思う。

ビジネスシーンで培ってきたいくらかのノウハウや知識を活かし、出身地に貢献することが、新たな自分の“存在理由”を見いだすことに繋がるに違いない。

(まだまだ人生の中頃だから、これからが後半に入るところって感じ…)

Exif_JPEG_PICTURE

東京で見た“JAめむろ”の広告

Exif_JPEG_PICTURE

農業も変化を求められる時代に

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ