これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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12/10
2012

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9,000人の水面下の推進力

30年前、いや40年前だろうか。
時代の要請により、畳の需要は一気に落ち込み、
多くの畳屋が廃業に追いやられた。

まるでそのときと同様な状況で…
デジカメの普及により、
多くのDPE店が店を閉じることを余儀なくされてきた。

「カメラのキタムラは果たしていつまで…」
実は私は、“カメラのキタムラ”の看板を見るたびに、
こんな風に思っていたのだ。(浜田社長、すみません!)

ところが、キタムラの看板はいまも全国940ヵ所に
さん然と輝いているのだ。
そして、売上げも(約1400億円)も
落ちていないという。

なぜ、どうして? この環境下でこれらを維持できるのか。
だれもが、疑問を持って当然だろう。

実は、この940ヵ所の水面下では、水かきがついているかどうかは
分からないが、9000人を超える従業員たちが
休むことなく、足を使って前に進もうと地味に水を掻いているのだ。

この、会社を上げての推進力が奏功して、
いまも多くのお客さまから選ばれ、喜ばれているということ。

先日インタビューさせていただいた中で株式会社キタムラの浜田社長は、
「お客さまのために、自分ができる事を一生懸命しようという
真面目な従業員が揃っていることが財産」と言い切っていた。

いくつかの新事業が、うまく店舗の相乗効果に繋がっていることは
確かだが、940の各店舗がその地域のお客様と
いい関係を築いていることの方が、
“カメラのキタムラ”の一番の存在理由なのかもしれない。

やっぱり、表に見えるハデな戦略や看板より、
水面下の地味な活動の徹底こそが、
アゲインストに打ち勝つ理由となるのだ。

私もよく、ハデなことが好きそうだと言われるが、
実はいたって地味な方なのだ。ホント…

さて、12月16日と23日の日曜23時からは、
“カメラのキタムラ”の浜田宏幸社長がBUSINESS LAB.登場!!

どうやってこのアゲインストに打ち勝って
きたのかを語ってくれます。

InterFM 76.1MHzまたは、ラジコで聞いてねぇ~!

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浜田宏幸社長と!

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「人材は人財です」「ふむふむ…」

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今週日曜、23時からinterFMにて!

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ファインスピリッツキーワード

12/10
2012

ohgonhi

“黄金比ビジネス”を求めて

時代によって流行はあれど、誰もが美しいと感じ、
自然の摂理にかなった比率は不変らしい。
その比率は1:1.618。“黄金比”という。

バルセロナ研修で見たハビエル・マリスカル氏のデザインは、
ポスターから椅子まで、すべてが美しいカタチと
気持ちいいバランスでできていた。

国や地域、時代をも超えた
美しいクリエイティビティは確かに存在するのだ。

今回ビジ達で取り上げた「鬼ごっこ」も、
時代や地域を超えて人々に愛されるものの1つ。
非常に身近であり、老若男女を問わず包括できる遊びだ。
まさに黄金比というフレーズが似合う。

では、ビジネスにおける“黄金比”とは
一体なんだろう。

そのヒントは、石田梅岩が語っていた
「実(まこと)に子孫を愛せば、道を学びて栄うることを致すべし」
という言葉。

商人道の意義を説いた言葉だが、
これは私の語る“仕事道”にも通じるだろう。

サステナブルなビジネスを展開するためには、
さまざまな要素のバランスを
保つことが大切なはずだ。
目先の利益や自分の欲望を優先していては、
長く継続していくことはできない。

近年、効率性や経済性ばかりが優先されてきたが、
本当に必要なのは時代の変化にも左右されない根幹を築くこと。

利益だけではなく、人を育てることや地域への貢献を心がけて
理念を持ったビジネス(経営)を徹底していけば、
相乗効果がうまくめぐって時代への対応力も身についてくる。

いつしかその姿勢は志に変わり、使命になり、
結果的にサステナブルなビジネスへと繋がっていくのだ。

時代を超えても変わらない、人々に愛されるビジネス。
それこそが“黄金比ビジネス”であり、
不変の美しさを持つ“仕事道”ということ
(今から300年も前に石田梅岩も語っていたくらいだしね)。

もちろん時代によって美の基準は
変化していくだろうが、
その本質は不変だ。事業や人は変わったとしても、
“黄金比ビジネス”を追い求めていけば
時代に対応しながら道を切り拓いていけるだろう。

私の使命は“黄金比ビジネス”を
追求していくことだと、再確認!

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ハビエル・マリスカル氏の クリエイティブも黄金比!

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シナジースペシャル

12/10
2012

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“鬼ごっこ”のシナジー

一般社団法人 鬼ごっこ協会…えっ! 鬼ごっこ協会!?

鬼ごっこ協会とは、主に“鬼ごっこ”の啓発や研究などを
行っている団体。結成して2年目にもかかわらず、
その活動には大きな反響があるという。

「鬼ごっこは、子どもの肥満防止などに最適で、実際にやってみると、
肥満体型の子どもも運動嫌いな子どもも、鬼ごっこであれば、
楽しみながら体を動かすんです」とは協会関係者の声。

鬼ごっこ協会では、「誰でも楽しめる」という鬼ごっこの特長に着目し、
ルールを決めて“スポーツ鬼ごっこ”を開発。
そして将来的には、オリンピックの公式競技を目指しているという。

今年の11月23・24日にその足がけとなる(?)イベント、
第1回スポーツ鬼ごっこ全国大会が開催された。
参加人数は400人! 観戦者も含めるとなんと3,000人もいたというのだ。

今、鬼ごっこがこれほどの人から注目され、
取り入れられているのはなぜか。

それは、鬼ごっこが誰でも気軽に参加できること、
特殊な技能が必要ないという理由からだろう。
その代わりに必要とされるのは、勝つための駆け引き(工夫)や
周りの人たちを思いやる人間力だ。

その中で生まれるコミュニケーションが「人」を育てるのである。
(鬼ごっこを通してこんなにも多くの相乗効果が!)

鬼ごっこは企業が取り入れても、健康維持や人間性の向上、
そしてコミュニケーション能力のアップを図ることができるという。
(これはまさしく、私の提唱している
“仕事道”にも通じるところがある!)

なかなか言葉で言っても伝わらないし、普段、ほとんど1日中
パソコンに向かっているクオーターバックでも“鬼ごっこ”によって、
よい変化が期待できるかもしれない。

もしかしたら、思いがけないシナジーがそこに…。
まずは、鬼ごっこに参加してみよっと!

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これがスポーツ鬼ごっこのルール!

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どんどん広がる“鬼ごっこ”の輪!

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選ばれるビジネス

12/10
2012

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パン・アキモト65周年イベントの意義

「片目で物事を見るのはいいが、両目で見ちゃいけない。」
パン・アキモト創業者であり、
私がいつもお世話になっている秋元義彦社長の父親(先代)のこの言葉。

「自分たちができることの可能性を見極めろ」という意味のこの言葉は、
65年たった今でも、パン・アキモトの「思い(文化)」として、
しっかり受け継がれていた…。

先日、那須塩原で開催されたパン・アキモトの65周年イベント。
もともとは司会役として出席させてもらう予定だった。

しかし普段から秋元社長には大変お世話になっているので、
少しでも感謝の気持ちを伝えられればと思い、
オープニングムービーの制作も引き受けることにした。

当日、会場には150名を超す知人やお客さまの姿。
イベントが開会するやいなや、早速そのムービーがスタート!

まず、最初に出てくるのは、昔懐かしいオート3輪に乗った
創業当時の先代。そして、恐らく真面目にパン作りの修行を
していただろう? ロン毛の秋元社長。
(かつてはそんな時代もあったのか…)

その後、震災を受けてのパン缶開発から始まり、
理不尽なクレーム、そしてNASAやアメリカへの進出。
まさに波乱万丈。

改めてパン・アキモトが歩んできた軌跡をたどると、
やはり65年という歴史は伊達じゃないと感じさせられた。

同時に、これからまた成長し続けるであろう“NEWパン・アキモト”に
期待を寄せてしまう。きっとこの
イベントに集まった人たちも、
同じ気持ちになっていただろう。

そして、パン・アキモトが次なるステージに行くために、
つい手を貸したくなるのだ。

また、働いている人たちにとっても、
このイベントの開催は
大きな意味を持つことになっただろう。
これだけ多くの方に支えられ、
愛されている企業はそうはない。
そのことは、社員のモチベーションを上げるきっかけとなるのだ。

今年で65歳になった「パン・アキモト」。
この継続の裏には、次なるステージを目指す
経営者の向上心と、企業ブランディング。
またそれを支える多くのお客さんと社員の力がある。

このイベントには、そんな、
企業には欠くことのできない
「ブランディング」と「社員の意識改革
(モチベーション)」
という大切な要素が入っている。

そしてその「思い(文化)」は
ずっと受け継がれるだろう。
イベントを開催する意義はそこにある。

これから70年、そして100年と受け継がれていく。
パン・アキモトの「思い(文化)」は、
きっと多くの相乗効果をこれからも生むに違いない。
いやー楽しみ、楽しみ。
(うちも5年後に○○周年を…なんて思ってないが…)

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笑顔の秋元夫妻

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クラウンもお祝いに

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山あり谷ありの65年

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“NEWパン・アキモト”に期待

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はなまるア・ラ・カルト

12/10
2012

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5代目吉田カバンのご利益

ついに、ついに5代目を手に入れました。パチパチパチ~!
…一体何が5代目なのかって?
実は、愛用している吉田カバン製のリュック(かっこいいバッグ)が
5代目に突入したのだ。

初代を購入したのは、たしか15年前。神田のカバン専門店、
レオ マカラズヤでのこと(その名の通り本当にまけてくれない…)。
そこでこのリュックと出合ってからは、
ずっと同じタイプのものを購入し続けている。

振り返ってみると、2代目は吉田カバンに修理をしてもらい、
大切に使ってきた(今も時々活用している)。

しかし、3代目でまさかの事件!
なんと、バルセロナ旅行中にリュックごと盗まれるという悲劇が…
(きっとバルセロナで大切に使われているはず)。
そんな悲しみをのりこえて再び購入したのが、今使っている4代目になる。

その4代目も4年目を迎えていた今年、
このリュックがもう店頭には並ばないとの話が飛び込んできた。
慌てて問い合わせてみると、
注文がいくつか重なればつくってくれるとのこと。

4代目もだいぶ使いこんできたし、この機会にと
早速表参道のクラチカ(吉田カバンの直営店)へ注文。
先日5代目とようやく対面することができた。

私がここまで愛着を持つのは、とにかく使い心地が
素晴らしいことにある。生地の作りは丈夫だし、
肩にかけても手に持ってみても、抜群の安定感と美しさ。

こんなにも手に馴染むリュックを生み出せるのは、
吉田カバンに掲げられた「一針入魂」という社是が大きなポイントだ。

この言葉には、「使うほどに馴染み、
長く愛用していただけるカバン作りを目指す」という、
創業者の吉田吉蔵氏の理念が込められている。

吉田吉蔵氏がカバン職人の道を歩み始めたのは12歳の時(1918)。
そこから修行の中でカバンを愛し、革を愛し、
それ以来、愛用されるカバンを生み出す職人として生きた。

その思いは創業者亡き後も受け継がれ、
今も昔も、全て職人が一針一針手を
かけて作っている。
心のこもったモノづくりだからこそ、
私にとって手放せない愛用のバッグとなる。

使い心地が良いからこそ、
他のカバンを買う気にもならない。
つまり、バッグという道具については
これさえあれば何の心配もいらないのだ。

だからこそ、日々の生活の中で注力したいことに
全力で挑めることとなる。

この15年間、このバッグのお陰で
多くのことに集中でき、
たくさんのチャレンジをすることができた。
それこそが吉田カバンの“ご利益”。

良いモノづくりはそのモノ自体が
使いやすいだけではなく、
他の要素にも良い波及をもたらすのだ。

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PORTERとは、ホテルなどで荷物を運ぶボーイのこと

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初代、2代目、4代目も大切に保存(3代目は…)

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表参道にある直営店、クラチカヨシダ

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