これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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選ばれるビジネス

06/10
2013

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チャレンジ&チャレンジの真田ビジネス

例えばあなたが、1,000万円プレイヤーだったとしよう。
しかし、自分の今歩いている道とは
別の方向へ時代が進んでいこうとするとき、
どうするだろうか?

モバイルオンラインゲームやスマートフォンアプリ、
ソフトウェアを開発・提供している
KLab(クラブ)株式会社の真田哲弥社長は、
かつてこの場面でこう選択した。

給料が例え1/10になったとしても、次代に台頭する業界へ転向しよう。
そこで得た知識と経験が、必ずや次なる展開に奏功するはずだ!

これが、今回のタイトルにもなっている
真田社長の「チャレンジ&チャレンジ」なのだ。

最初のチャレンジは「転向」。
1950年代にIBMが大型コンピューターを開発、
スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツという
ITの両雄によって家庭用PCが普及し、
さらにはモバイル端末へと移行していく。

かつてコンサルタント系の事業を営んでいた真田社長は、
この流れを既に20年以上前に見通していた。
そして、時流は間違いなくインターネットであり、
モバイルブラウザの開発などを手掛ける会社へ入社したのだ。

大学生時代から既に起業していたという真田社長は、
その時初めてサラリーマンを体験する。
もちろん給料は大幅に下がるが、
それでもインターネット関連会社で培われる知識と経験が
この先必要になるから、と転向を決断したのだ。

ロングレンジで物事をとらえ、
自分が何で社会に役に立つかしっかりと見通さなければ、
このようなチャレンジはできないだろう。

当時、現在のスマホの先駆けとなる開発に関わっていた真田社長は
既に“世界”を見ていたのかもしれない。

そして、新たな業界への飛び込む決断をするわけだ。

真田社長が1年ほどのサラリーマン時代を経てIT企業を設立した時、
まだインターネット業界は
決まったビジネスモデルも無いような状態だった。

そんな業界に飛び込むということは、
「こうすれば、このくらいは儲かるだろう」という
目算すらつけられない訳で、これはかなり大きな賭けだっただろう。

しかし、時流は間違いなくこの業界にある。
彼は自らのビジョンを信じ挑戦した。

これらの2つのチャレンジにより、
見事真田社長は一部上場のKLab株式会社を展開するに至ったわけだ。

彼曰く、「時流に乗らなければ明日は無い」。
そして、チャレンジをしていかなければ
多くの人々に選ばれるビジネスにはなっていかないとのこと。

それにしても20年も前からモバイル、
しかもブラウザではなくアプリへ移行していくと見通していたとは…。

そんなスゴイ真田社長は、
来週16日・再来週23日の「BUSINESS LAB.」に登場する!
チャレンジ&チャレンジの真田ストーリーをぜひ聴いてほしい。

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  InterFM『BUSINESS LAB.』
  東京76.1MHz・横浜76.5MHz
  毎週日曜6時から好評放送中!
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KLab株式会社の真田社長が「BUSINESS LAB.」に登場!

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先取りビジネストレンド

06/10
2013

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ニューヨークでの“センス体験”

大都市を行き交う人々のファッション、店の雰囲気…。
ん~やっぱりセンスあるねぇ。

私が今いるのはニューヨークのマンハッタン。
そう、ここには“センス”がある。

街歩く人の着こなしや髪型、店の雰囲気だったり…
様々なものから時代の先端を感じるのだ。
それは、ニューヨークが、多民族・多文化が混ざり合った
独特の都市だからなのかもしれない。

これで5度目(?)となるニューヨーク訪問だが、
今回も私の好きなSOHO地区にはもちろん行ってきた。

SOHO地区はメジャーブランドのコンセプト店舗が並び、
オシャレなカフェが点在する。

五番街もブランドショップが多く有名だが、
どちらかというとコンサバ的で、オーソドックスな展示と言えるだろう。

対してSOHO地区に並んでいるブランドショップは、
コンセプトを大切にしていることもあり、商品の並べ方や演出の仕方、
室内設計にまで斬新なものが多く目につく。

同じブランドでも、見せ方に工夫をこらし、
より現代的な展示をしているところにセンスを感じさせてくれるのだ。

ここで私が向かったのは行きつけのカフェ「DELICATESSEN」
(ははっ、行きつけと言うほど来ちゃいないのだが…)。

スタイリッシュな外観で、内装は温もりのある木材をベースに、
洗練されたモダンなインテリアが
居心地の良さと大都会の刺激を演出してくれる。

中に入ると、思い思いのファッションに身を包んだカップルや
女性同士のお客さまが、テーブルで食事と会話を楽しんでいる。
空間とお客さまがいいハーモニーを醸し出し、
より一層お店のオシャレさを高めてくれるのだ。

これは、店の内装だけでなく、どのような人たちに来店して
笑顔をつくって欲しいかを想定して
設計されているからだ(私もこの店に似合う客の1人になったかも?)。

また、以前から気になっていた、
大型グルメマーケット「EATALY」も訪れてみた。
このイタリア・トリノに本店を持つ大型グルメマーケットには、
立ち飲みコーナーがあり、様々な人たちがワイン片手に談笑している。

ここもまた、人がそこに存在し、会話をしたり笑顔になることで、
絵になる空間を想定して設計されている。

このように、自らをブランディングし、成功を収めている店は、
内装や外装以外にも、そこに訪れる人(ファッションや笑顔)を
想定した上で時間と空間づくりを設計している。

これこそが、多くの人に選ばれる、
センスのある店づくりなのではないのだろうか。

今回見てきた様々な商業施設やファッションで感じることは、
センスのあるものを実際に見て体験することが大切だということ。

訪問し、それに触れるという“センス体験”をすることで、
自分の思考や今後の発想への刺激となり得るのだ。

ニューヨークは、訪れるたびに常にセンスある新しさを感じさせてくれる。
これからも様々な“センス体験”で
もっとクリエイティブに、そしてカッコよく!

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思い思いの時間を楽しむ人々

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ん~、店内の雰囲気もオシャレ!

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ニューヨーカーで賑わうテラス席!

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大胆な広告からも、落ち着きあるセンスを感じる

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はなまるア・ラ・カルト

06/10
2013

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“イートイン”時代の到来

毎年恒例の、私、中島セイジと行く海外研修ツアー。
今回の舞台はアメリカのニューヨークとシカゴ。

今回視察してきた、フェアウェイやウェグマン、
そしてホールフーズマーケット。
どの店も全米で絶大的な人気を誇っているスーパーマーケットなのだが、
これらのスーパーには共通点があった。

それは“イートインスペース”を設けていること。

まず、ニューヨークの郊外に店を構えている“フェアウェイ”。
お米・穀物・コーヒー・オリーブ・ピクルスが量り売りされ、
自分が欲しい量だけ購入することができることが魅力的なスーパーだ。

さらにお総菜コーナーも充実し、
店内に広くイートインスペースが設けられているため、
買ってすぐにその味を楽しむことができる。

次は働いている人も満足するスーパーとして有名な、“ウェグマンズ”。
広い店舗の2階には、スーパーの店内を眺めることができる、
イートインスペースが設けられていた。

電子レンジも完備されているので、買ったお惣菜を温め直し、
美味しくいただくことができるのだ。

そして、全米で350店舗以上ある、
オーガニック&グルメ志向のスーパー、“ホールフーズマーケット”。
ここには、バイキング形式のお惣菜コーナーだけではなく、
ハンバーガーやサンドイッチを目の前でつくってくれるコーナーもあった。

このようにとても充実したファストフードコーナーがあるため、
近くで働くビジネスマン、ビジネスウーマンが
昼食をとりに来る姿もよく見られるという。

さて、これらの人気スーパーには
なぜイートインスペースが設けられているのだろうか。

そのひとつに女性の料理離れが考えられる。
女性の社会進出などが理由で、料理をする機会が減ってしまった。
つまり料理をする人が減れば、食材だけを取り扱っている
スーパーの売り上げは低迷してしまうということ。

また、滞留時間を長くすることも狙いのひとつだろう。
滞留時間は売り上げに比例する、といわれているように、
イートインスペースを設けることで、
その先の売り上げまで見据えているということ。

さらにイートインというエンターテイメント性(?)を持たせることで、
“ただ買い物をするための場所”であったスーパーが
楽しく、足を運びたくなる場所へ変わるのだ。

お客さまのニーズも多様化し、競争が高まるスーパーマーケット業界。
ただ物を売っているだけでは、生き残ることはできない。

お客さまのニーズに合わせた充実したお惣菜コーナーや、
エンターテイメント性を持たせ、楽しさを演出するイートインスペース。

日本でイートインスペースを設けている店はほとんど見かけないが、
先を見据えた展開を考えるならば、“イートインスペース”は、
ぜひ必要なスペースとなるのかもしれない。


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新鮮なカット野菜がズラり!

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買ってすぐに楽しめる!

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オーガニック商品が魅力!

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美味しそうなお惣菜がよりどり見どり!

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オリジナルハンバーガーも!

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イータリーでは立食で楽しめるスペースも!

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広い店内で感動的!

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モバイルショット

06/03
2013

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落差ある“シカゴミックス”が新しい!

カリカリで甘~いキャラメル。
お~これは濃いチーズ味。

次はまた甘~いキャラメル、
そして、チーズ…
なぜか交互に食べていると止まらなくなってくる。

どっかで聴いたことのある“やめられない、止まらない”状態。
これが、世界で人気のギャレット・ポップコーンの
“シカゴミックス”なのだ。

酒のつまみで買ってきたわけではないが、
みんなで酒盛り(シカゴのホテル)をしたときでも、
どのつまみよりも先に器の底が見えてくる状態になってしまった。

はじめて食べる誰もの評価が“美味しい”なのだ。
お店でも、このキャラメル味の“ブラウン”と
チェダーチーズ味の“イエロー”の2色が
ショーケースの中でいいハーモニーを演出して
お店の雰囲気を心地よくしていた。

私的には、さすがにお菓子のマーケットも成熟化が進んで、
なかなか次なる美味しいものは出てこないだろうと思っていたのだが、
“ギャレット・ポップコーン”のように
まだまだ隙間を縫ってしっかり出現してくるものはあるということ。

シカゴでは、それなりの歴史はあるのだろうが、
日本では少し前に上陸したばかり。

その美味しさからか、原宿のお店はまだ行列が途切れないという。

実は、このポップコーンだけで、
シカゴのオヘア空港にも出店している程のブランドなのだ。

ちなみに、“シカゴミックス”は、
このキャラメル味と濃厚なチェダーチーズ味のポップコーンが
ミックスされたもの。

まだ、口の中にキャラメル味の甘さが広がる内に、
香りも高いチェダーチーズ味を口に放り込んだとき、
美味しさが拡大されるのだ。

それぞれの味もいいのだが、このシカゴミックスが特に人気の訳は、
この味の落差なのだろう。
“やめられない、止まらない”となるポイントは“ミックス”にある。

そこで、中島流では、“こだわりのミックス”に着目。
そう、相性のいいミックスは、新しい価値を生み出すということ。

やはり成熟化が進んだビジネスでも、
“こだわりのミックス”は新しい価値を生みだす。

このところ何度か紹介した坂本孝社長による
俺のフレンチ、俺のイタリアンのビジネスも、
この“こだわりのミックス”なのでは!

星のレストランシェフと立ち飲みという落差あるミックスが、
行列のできる飲食店を演出した。

そして、今回のニューヨーク・シカゴ視察ツアーで訪問し、
体験させてもらった大人気の「イータリー」(改めて紹介する予定)も、
イタリアの市場(マルシェ)とレストランカフェとの
ミックスによる巨大なグルメスポットだったのだ。

キーワードは“ミックス”。
それも落差のあるこだわりのミックスがポイントのようだ。

これからのビジネスは落差のあるこだわりミックスが
ビジネス市場を活性化させる。

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ついに本場の味が!!

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ウッヒャー!

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いい香りがぁ~☆

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手に入れたぞ!

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イータリー☆

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イータリーに居たり!ふふっ

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先取りビジネストレンド

06/03
2013

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「パンかけ醤油」のギミック

パンにかけるは…醤油?

ユニークなネーミングで話題になっている「パンかけ醤油」。
福岡県の創業160年以上の老舗醤油屋によるチャレンジ商品だ。
和の醤油と西洋のパンという意外な組み合わせが口コミで広がり、
多くのメディアにも取り上げられ若者にも注目されているという。

さっそく私も入手し、輪切りのフランスパンに醤油をかけて食べてみた。
ふむふむ、けっこう美味しい。
普通の醤油と違って、りんご果汁が入っているため(?)、
甘辛いデザートソースのような風味を味わえる。

しかしこの醤油、
「パンかけ」と名乗っているがパン以外とも相性がよいらしい
(と、付属のレシピに書かれていた)。
ということで、いくつか試してみた。

自家製ヨーグルト(私がず~っと作り続けている自慢の…):
 けっこういける。もっと甘さが欲しかったが、
 はちみつを少し垂らすことで代用。
豆腐:
 絹ごし豆腐にかけると、どことなくプリン風味。
牛乳:
 コーヒー牛乳風になるらしいが、
 美味しい味がついた牛乳といったところだろうか。
バニラアイス:
 通常の味に変化を楽しみたい人にはうってつけかもしれない。

今回試せなかった組み合わせもあるのだが、
全体的に美味しくいただいた。
価格は400円前後という普通の醤油より当然少し高めの設定だが、
これだけ楽しめるのなら納得できる価格かもしれない。

これまでの400円前後のヒット商品といえば、
「食べるラー油」か? 「塩麹」も話題になったなぁ。

ラー油は、主婦たちの間で食べ方の工夫などの口コミで大ヒット商品に。
塩麹もSNSやメディアで話題を呼び注目を集めた。
もちろんこれらがヒットしたのは、
話題になる前に商品が“いいもの”であるというのが前提だが…。

では“いいもの”なら何でもヒットするのだろうか。
「いいものは売れる」という言葉がある。
しかし、いまや「“いいものは必ず売れる”とは限らない」のだ。

現代において、いいものを売るためには、
つくるだけでなく売れるための戦略を考えなければならないからだ。
すなわち、“いいものは必ず売れる”は終焉したのだ。

パンかけ醤油のように、
老舗の醤油屋が思い切ったチャレンジ商品を出す際には、
全国の人が購入できるようにネット通販を活用。

さらにクチコミなどで話題になるための仕掛け(ギミック)を
作っていかなければならないということ。

このように、“いいもの”で終わらず、
“何がよいのか”、“どこが違うのか”を伝えるために
しっかり発信していく仕掛けをつくっていくことが大切なのだ。

いまやギミック(仕掛け)なくして、
偶然のヒットなどありえないということだ。
イイ商品づくりと、ギミックはセットで考えよう。

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ただのパンがスイーツに?!

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ふむふむ。全部試してみたくなる…

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この値段なのもひとつのギミックなのかも。

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