これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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03/16
2015

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70年の“仕事の道”

えっ! 皇居のお濠の堤が野菜畑だった!?
(そんな時代があったとは…)

浅草仲見世が闇市だった!?

伊勢丹前の新宿通りにも露店とバラックが…

そして例のギブミーチョコレートのいかにもの写真も。

これらの写真は、千代田区役所に
「東京大空襲展」として展示されていたもの。

約70年前、いまや考えられない時代だったということ。

70年という年月は、こんなにも日本を変えてしまったのだ。
(私もこの世に生を受けてない70年前がこんな時代だったとは…)
これでよかったのだろうか?
……

その当時の“仕事”は、まさに食べるための仕事であり、
生きるための仕事だった。
そしてその仕事は、より良い生活のための仕事に変化し、
そして次は、儲けるための仕事に移ったと言えるだろう。

その儲けるための仕事は、ムダに資源を使い、環境を壊し、
格差をつくり、地方の疲弊を演出しているのだ。

あの焼け野原の写真であり、厳しい生活環境を垣間見ると、
当然ここまで生活スタイルが向上し、
いろいろなモノがまちに溢れている点では
すばらしい進歩だったのだのだろう。

がしかし、これが目指していた
未来の社会だったのだろうか?
私たちの“仕事”とは、
こんな今をつくるための役割だったのだろうか?

“仕事”はさまざまなものを変えて行く。

地方も変えてゆく、まちも変えてゆく。
人も社会も、人間関係も変えてゆく。

そして、私たちの生活であり、生き方までも変えてゆくのだ。
本当にこの進歩のし方でよかったのだろうか。

もしかしたら、この社会も一度は、
体験しなければいけない“仕事の道”だったのではないだろうか。

この歪んだ社会を体験することが、
次に目指す未来づくりに必要だったということにしよう。

たぶん間違いないはず!

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行ってきました

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70年前

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こんな時代があった

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ギブミーチョコレート

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“仕事”はさまざまなものを変えて行く。

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03/16
2015

sgt (1)

中里流まち工場の仕事道

「社員数は上限28名と決めている」。

そう言いきるのは、
全国47都道府県すべてに取引先を持っている
中里スプリング製作所の社長・中里良一氏。

中里スプリングは、6800種類以上の
精度の高いバネをつくっている町工場。

その中里社長の経営方針を聞くと、
実に独特な価値観をもっていることがわかる。

たとえば、「嫌いな取引先は切ってよし!」。
社長は、酒やゴルフ、カラオケなどを
むやみに誘ってくる企業とは取引しないという。

これだけでも、普通とは違う会社、
いやむしろ非常識な会社とも言えるだろう。
しかし、そうした経営方針であっても仕事は増え続け、
社長就任時点では、15社ほどだった
取引先が、1700社以上に成長したのだ。

また、仕事の請け方も、ひとつの取引先に
大きなウエイトを置かないようにリスクを分散しているという。

一見、非常識に見える経営方針も、十分考えられた発想なのだ。

それは、中里スプリングで働く社員が
働き易い環境づくりを追求し、
さらに良い経営状態を維持するためなのだ。

良い環境づくりを表す具体的な例がある。
それは、年間を通して一番の評価を受けた社員は、
会社の設備も仕事時間も自由に使って、
つくりたいものをつくってよいという制度。

また、地方の町工場ということもあり、
たとえ社員の平均点は低くても、
光る長所をしっかり伸ばしてもらう。
足りないところは、みんなで補えばいいのだ。

こうすることで社員の存在理由も醸成することができ、
イキイキと仕事ができる環境をつくれるということ。

非常識に見えるが、
理にかなっている経営なのだ。

中小企業であり町工場だからこその規模を
活かし、社員のモチベーションも
維持しながら安定した経営を続ける。

これこそ、中里流“まち工場の仕事道”なのだ。

そんな中里氏の仕事道がたっぷり聞けるラジオBUSINESS LAB.は
3月22日、29日(日)それぞれ朝6:00から!
ぜひぜひ聴いていただきたい!!

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ラジオに出演していただきました!

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非常識な経営方針を語る中里氏

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ファインスピリッツキーワード

03/16
2015

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変化の時代のポートフォリオ

このところ、弊社クオーターバックの説明会や
面接にやってくる人たちの多くは、
自分の作品集である「ポートフォリオ」を抱えてくる。
みんなちょっと緊張しつつ、
真面目な顔をしているのがいいよねェ~。

本来、「ポートフォリオ」とは
書類を運ぶ平らなケースのことを指すらしい。
そこから派生して、作品集の意味になったそうだ。

ここで私が発信したい「ポートフォリオ」は、
投資の世界の「金融資産の組み合わせ」という意味の方。
すなわち分散投資のことだ。

つまり、今回は企業も
「事業のポートフォリオ」をしないと…という話。
弊社を事例とすれば、クオーターバックという会社では、
かなり手広くいろんなことをやっている。
様々な広告づくりから、情報誌も、WEBも、
イベントも、動画も…さらにはコンサルティングまで!

まだまだ挙げればきりがないけれど、
結果的に事業品目は多く、この分散されている状態を
ポートフォリオされているということ。

制作会社の中には、WEBならWEB、
情報誌なら情報誌に特化しているところも少なくない。
または、デザインだけとか企画だけとか…。
そう考えると、弊社はいろんなプランニングと制作のできる
数少ないタイプの会社なのかもしれない。

少し前に注目されたのだが、
「企業は幅広い事業領域を絞り込むほうがよい」ということで
「選択と集中」という言葉をあちこちで耳にした時期がある。
すなわち、持てる技術と人材、
お金をある分野に集中したほうが競争力がつくというのだ。

そうすることで得意分野に関するノウハウが深まり、
顧客は○○ならこの会社!と選んでくれるということ。
つまり、コンサルの視点からすれば実に正統な生き残り手段だったのだ。

じゃあどうしてそうしなかったのか?
そんな疑問が聞こえてきそうだが、理由は簡単。
ちょっと言いづらいけど…飽きちゃうからなのだ。
スタッフには毎日、楽しく変化に満ちた仕事をしてもらいたいし…。
(エエエエ~~ッ???)
いやいや、スタッフの働きがいのことだけではない!
実は、ウチの会社の「企画主体」という
セールスポイントにも大いに貢献しているのだ。

幅広く様々なコミュニケーションのためのツールや
ノウハウを持っていることで、お客様からの
「こんな○○を作りたいんだけど」という相談に対して
「だったら××のほうがいいのでは?」という提案が可能になる。
お客様の目的に応じた、
より投資効果の高い提案ができるということなのだ。
色々な角度からの視点を持っていれば、
企画提案においては大きな強みになる。

だから、業種業態を問わず色々な企業のお手伝いができる。

つまりは変化に強いということ。
時代の変化によって、ツールのどれかが時代遅れになっていっても、
色々な引き出しを持っていれば生き残ることができるし、
厳しい事業があったとしても、
元気のいい事業の仕事をお手伝いすれば
バランスがとれるということになる。
つまり、分散投資型の“ポートフォリオ”を
実践している会社は変化に強い!

スタッフの働きがい・企業の継続・お客様への貢献。
様々な角度から考えて、
“変化の時代のポートフォリオ”が最重要なのだ。

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弊社スタッフ全員参加のV&Tプレゼンテーション

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常にさまざまな方向にアンテナを張るのだ!

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これからも分散投資型“ポートフォリオ”を実践!

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はなまるア・ラ・カルト

03/16
2015

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福岡正信氏から学ぶ“一事が万事”

「奇跡のリンゴ」でおなじみの木村秋則氏。
木村氏が無農薬栽培を始めたのは、
ある本との出会いがきっかけだという。

それが、福岡正信著『自然農法 わら一本の革命』だ。
これは「自然農法」の創始者(?)である福岡氏が、
自ら実践した農法や思想について書き記したものだ。

実は福岡氏の名前は、木村氏に限らず、
里山ビジネスを追求する中で度々聞いていた。
そして先日、ついにその著書を手にすることになったのだ。

福岡氏の「自然農法」では、
害虫対策の農薬や効率的な耕作法といった
“人の知恵”を否定し、なるべく手間をかけず、
自然のサイクルのみで作物を作ることを主としている。

すなわち、化学肥料を使わず、
無農薬での栽培を行うということだ。

福岡氏はこの農法を30年実践し、その収穫量も、
通常栽培のものとほとんど変わらない
レベルを実現したという(品質としては、
こちらのほうがず~っと高いことになると思うが…)。

このように、作物をより効率的に育てるために
“あえて手間をかける”現代の「足し算の農業」に対し、
福岡氏の農業は、それらを“あえて行わない”
「引き算の農業」といえる。

私が注目したのは、この「引き算」。
すなわち「余計なことをしない」という考え方だ。
まさにこれは、農業に限ったことではないからだ。

そこでひらめいたのが“一事が万事”の発想。

例えば、ドラッグストア。病気を治すため、
予防のために必要といわれる薬は、
果たして本当に体にとって良いものなのだろうか。

薬を飲み続けて得る健康より、
自然に近い環境で体への
負担が無い生活を過ごすほうが健全だ。
医者にかかる機会がなければ、
薬も医者も必要ないのだ。

また、教育も挙げられる。
学歴社会といわれるような格差が生まれたことにより、
さまざまな塾や学習機会が作られ、
お金と時間を費やすことになった。

こんな勉強が本当に必要なのだろうか
(その勉強はほとんど世の中の役に
立っていないように思えるのだが…)。
そして、その日々で精神的ストレスを溜め、
体を壊してしまうのは、本末転倒なのではないだろうか。

このように、現代は「余計な手間」を
かけさせられるものばかりが溢れている。
これらは、本当は必要ないものに対して、
さも「必要である」かのように常識化、
さらにはそれをビジネスにしているように思えてしまう。

福岡氏が実践・証明したことは
“一事が万事”と思っても間違いないのではないだろうか。

近年、「里山」に対して注目が集まっているというが、
生活者も、このような現代の“本末転倒”さに
気づき始めているのかもしれない。
今こそ「余計な手間をかけない
シンプルな世の中」が求められているのだ。

この本を読んだ木村氏は、
福岡氏の「自然農法」をリンゴで実践しようと試み、
成功するのに15年以上もの歳月を要したという。
いざ「余計な手間をかけない」を実践しようとしても、
その効果が現れるには長い時間が必要ということだ。

とはいうものの、
まずは一歩を踏み出さないことには何事も始まらない。
長期的な視点を持っての第一歩が大切なのだ。

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ついに読むことができた!

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「余計な手間をかけない」の実践とは?

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先取りビジネストレンド

03/16
2015

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“集客アジ”理論の証明

このところの私の関心事のひとつが、
スーパーマーケットの躍進だ。
都心ではコンビニよりも「マルエツプチ」などの
「ミニスーパーマーケット」の売上が伸びているという。

スーパーマーケットの“売り”は、
なんといっても生鮮食品とお惣菜だろう。
惣菜と生鮮食品こそ、お客様支持率のバロメーターなのだ。

私がこれまで何度かご紹介したスーパーマーケットチェーン
『オオゼキ』では、売上高経常利益率がなんと7%台!
これはこうした業種の中ではかなりの数値なのだが、
驚くべきはその内訳。

なんと、売上高の50%を生鮮食品が占めているところだ!
すなわち、繁盛の理由は、
この生鮮食品とお惣菜売り場にあると言える。

惣菜売り場による繁盛店の代表と言えるスーパーが、
宮城県の秋保(あきう)温泉にある「さいち」というお店だ。
私も何度かお邪魔して、その繁盛ぶりを体験している。
この小さなスーパーマーケットの繁盛の話は、
NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも
取り上げられたのでご存知の方が多いだろう。

こういっては失礼だが、
少々辺鄙な場所にあるのに売上は年間7億円!
そのうち、おはぎと惣菜だけで3億円の売上があるという。
特におはぎは、一日平均で5000個も売れる人気商品だ。

こうして人気のスーパーマーケットを並べてみると、
改めて惣菜や生鮮食品の重要性が分かる。
これはずばり、ナカジマ理論で言うところの“集客アジ”理論!

これは、“美味しいアジフライ”を扱う
お店は、必ず人気店であるということ。
いやいや、この言い方はもしかしたら正しくないかも?
アジのような足の速い魚を美味しい惣菜にするためには、
きちんとした仕込みと、手間をかけた調理が必要になる。

すなわち、技術が必要だから、とか手間がかかるから…と、
ついつい手を抜いてしまう作業を、
人手と時間を割いてしっかり行える店は必ず繁盛する、
ということだろう。

その昔、このビジ達でも
「オオゼキvsマルエツ」な~んて記事を書いたことがある。
マルエツがダイエーグループだった頃のこと。
当時オオゼキのスタッフは、面積比でマルエツの約3倍もいたのだ。
お客様の要望を聞くため、対面販売のため、欠品しないため…。
もちろん一人一人がその役割をしっかり担ってくれているのだ。
お客様に選ばれるためのきめ細かなサービスを実現するには、
それだけの人員が必要だったということ。
オオゼキもやはり、“集客アジ理論”を証明してくれるお店だったのだ。

変化の時代だからこそ、
普遍的法則はよりはっきりと見えてくる。
“集客アジ理論”もまさにそれ。
多くのお店が、この理論を信じて対応してくれることを
願ってやまないのだ!

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宮城県のスーパー「さいち」

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1日5,000個の売り上げを誇るおはぎ!

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おいしいおはぎをいただきます

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美味しいアジフライ“集客アジ理論”

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