これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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07/06
2015

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“1粒で2度おいしい”5キロランニング

さて、今日はいつもより多めの
5キロくらいは走ろうかなぁ~。

果たして、しっかり走りきれるだろうか。
約30分くらいは走り続けなければいけないわけで…

こんなときは、走ることから意識を
遠ざけるのがポイント。
では今日は、走りながらアイデアを
考える展開にしようか!

ここは、例の“里山ビジネス”を
どう日本中に拡大していくか。
そして、十勝メムロで展開しようとする
“美生ワインヴァレー構想”の
支援にもどうつなげるかだ。
【なんて考えているうちに、
もう1キロを過ぎたようだ。】

やるんなら、例の“キャベチュー”なんだよねぇ。
すなわち、「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」を
群馬の嬬恋村(つまごいむら)で開催している展開。
(かなり注目され、今年で10回目(?)の開催だという)

社会性あるアプローチは、
誰もに受け入れ易いし、
パブリシティにノリやすいんだよねぇ。

年々、多くの人たちに受け入れられ、
結果として嬬恋村であり、そこのキャベツも
有名(ブランド)になったわけで…

では、“キャベチュー”に習って
「里山で美しく生きる宣言!」ってのは?

Iターン、Uターンどちらの人も、
もうすでに里山で実践している人も
これからしようとする人も、
みんなが宣言する場所と
機会をつくるというスジ書き。

もちろん、宣言場所は“里山で美しく生きる”から、
十勝メムロの“美生(びせい)”地区の里山(新嵐山)から。

そして展望台に登り、十勝平野に向かって
「俺はこれから、里山で美しく生きるぞ~」と
宣言するという展開。

うんうん、いいねぇ~。
(だいぶ真似っこぽいけど…)
【1人で盛り上がっているうちに
もう3キロを過ぎている。
もう少しマシンのスピードを上げてっと。】

ここはやっぱり、web上で
“里山で美しく生きる新聞”の発行かなぁ。
そして、もうすでに宣言し、
里山で活躍しだした人を取材して…

いや、それだけでなく、
この「里山美生宣言」を
応援する著名人や里山に関係する
注目の経営者にも登場してもらい、
応援のメッセージをもらおう!
(もちろん、イベントにも
著名人には参加してもらいたいし…)
【お~~だいぶ企画っぽくなってきた。
おっと~!もう4キロを過ぎちゃった】

このくらいスピードも上げ4キロを過ぎると
さすがにアタマは都合よく働かない状態に。
5キロまでもう少し!

ここは もう“里美宣(サトビセン)”を
考えるのは終わり。
ラストスパートに入ろ~っと。
【ここが辛い時間帯】

わ~い。今日は5キロを楽に走れちゃった。
いいアイデアもでたし…??

まぁ~本当に使えるかどうかは別にして、
今後の足掛かりにはなったし…
何たって今日は5キロを30分以内で
ラクに走れたことがgood!

年を取ってくると、あれもこれもと相乗効果を
活かそうとするんだよねぇ。
先日の“高尾山のぼり”の帰りに東京競馬場で
ナマ競馬を楽しんできたように。

言うなれば「1粒で2度おいしい」的な展開を
つい求めてしまう。
うんうん…

おっ!「“1粒で2度おいしい企画”のQBです」ていう
スローガンもいいかも…
ちょっとセンスは感じられないかぁ~。

切りのない5キロランニングのアイデアの続きは、
また次のビジ達で…

moba

マイシューズを持って行ってきました!

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“里美宣”

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シナジースペシャル

07/06
2015

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ビジ達流高尾山の楽しみ方

思い立ったが吉日。
そう思い半年ぶりの高尾山に向かったのが、
繁忙期を避けた6月の晴れた日のこと。

ビジ達でも何度かお伝えしてきた
“高尾山のぼり”だが、
今回はビジ達流高尾山の楽しみ方をご紹介しよう。
そのためには、まず、
大まかなタイムスケジュールを
立てていくことがおすすめ。

10時過ぎに思い立ったとしても…。
身支度を整え、家を出発する。
一旦新宿で昼食を買い、
京王線に乗り込む。
そうすれば、高尾山の最寄駅である
京王線の高尾山口駅
(ちなみに私は“たかおやまぐち”と呼んでいる)には
12時前には到着できる。

駅に到着すると…。おっ!? 半年前とは何かが違う。
駅周辺は観光客がたくさん訪れることもあってか、
大幅なリニューアルがされたのだ。

高尾山口駅からは、山道に向かってすぐ歩き始める。
通常、私の登山スピードだと、
登って、昼食を済ませて下山するのに2時間半ほどかかる。
この日も登りにかかった時間は約60分
(以前早めに登ったときは45分)。
下りだと約45分といったところだ
(下山は急ぐとケガをすることに繋がるから要注意! )。

ここまでで、“高尾山のぼり”がワンセット。
時間にして14時15分ごろには下山し終わる計算だ。
しかし、“高尾山を楽しむ”ということは、
ただ高尾山をストイックに上り下りするのではない。

ここで“中島流・高尾山を楽しむ”
5つのポイント!

1:程よい運動効果
高尾山は599mで頂上を迎える。
この高さがちょうどいい。
この山道を休みなく歩くことで
程よくにじみ出る気持ちのよい汗。
つまり、身体を動かし、
適度な運動を促す効果がここにはあるのだ。

2:山頂での昼食
私のスケジュール通りならば、
13時ごろには頂上に着き、
持ってきた2つのおにぎり(昼食)を
山頂から見られる眺望を堪能しつつ食す。
特に、私のおすすめは
新宿駅のおにぎり専門店「おだむすび」の
鮭と梅のおにぎりだ。
運のよい日には、すばらしい富士山を
見ることができる点も魅力
(おにぎりは下山もあるため2つほどが丁度よい)。

3:自然や人との触れ合い
高尾山の山道を歩いていると、
練習途上のうぐいすの鳴き声を聴け、
多くの登山客とのコミュニケーション(挨拶)も楽しめる。

4:帰路の東京競馬場への立ち寄り
高尾山は、高尾山口が京王線ということもあって、
東京競馬場に30分ほどで行くことができるのだ。
開催期間中であれば、ナマ競馬、
さらに15時前だと一番見ごたえのあるレースを
たっぷりと堪能することができる
(しかも馬券が当たればもっと楽しい…)。

5:おいしいお酒と心地よい睡眠
一日外で精力的に動いた後、家に着き、
程よく疲れた体にはワインがこの上なくおいしく感じる。
さらに、普段よりもぐっすり眠れるのだ。

都内でこれだけ、身体を動かし、人と触れ合い、
すばらしいロケーションで
食事を取ることができる環境はないだろう。
また、そこからほど近いところで
臨場感と興奮を味わえ、
その眺望もよい東京競馬場。

気持ちのよい疲労感と共に
就寝できるビジ達流高尾山の楽しみ方を
是非、体験してみてはいかがだろうか。

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1時間で登りきった頂上

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新宿の「おだむすび」

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山登りにはおにぎり2つ

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頂上では絶景を眺望

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登山客の数が人気を物語っている

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頂上にはいろいろな施設も完備

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ファインスピリッツキーワード

07/06
2015

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藻谷浩介流「里山資本主義」

「この間、大根50本貰ったんだよ、
 だからお返しにお米10キロあげようと思うんだ」

こんなやりとりの話をしてくれたのは、
ビジ達でも紹介した『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏。
先日、そんな藻谷氏と
「里山資本主義」をテーマにお話をする機会があった。

そこで出てきたのが冒頭の物々交換の話だ
(私も子どもの頃にはよくあった光景だ)。
田舎では里山の恵みを使った物々交換はもちろん、
物以外の交換も盛んに行われている。

例えば、子どもの多い家庭に
ご近所さんが衣類やおもちゃを持って行き、
子どもの元気な成長をお返しにする。
また、風雨で壊れた家があれば、
みんなで集まって修復し、
家主がお礼にお餅を振舞う、などだ。

このように、里山や地域の人々が寄り添う田舎において、
対価をお金ではなく
物や手間で返すことは日常的に行われている。
藻谷氏は、このお金を必要としない里山生活に、
お金を稼げるビジネスを加え、
バランスよく生活していくという
「里山資本主義」を提唱している。

すなわち、これまでの資本主義に里山的生活を加えた
新たな暮らしの提案をしてくれているのだ。

藻谷氏が提案するビジネスは、
里山の資源を活用した
地域循環型のビジネス(里山ビジネス)だという。
過去の事例には、
それまで産業廃棄物として処理していた木屑を加工し、
燃料ペレットとして地域の施設に販売したり、
食べきれない農作物を地域の施設で活用したり、などがある。

このように、里山を活用したビジネスの提案は
里山の保全につながり、
それによって川や海などからも
良質な資源を手に入れることができるのだ。

このところの日本は、高度成長期の頃から、
お金だけで解決しようとする流れになってしまった
(私はこれを強欲資本主義と呼んでいるが…)。

しかし、その流れはいま全国的に出現している
「里山ビジネス」の登場で変わりつつある。

里山ビジネスは、
現代が抱える問題(雇用・少子高齢化など)を
解決に向かわせるだけでなく、
その地域のコミュニケーションを深めることにもつながる。
このようなサスティナブルな
価値観が見直され始めているのだ。

これまで私はビジ達や講演を通して
「里山ビジネス」の必要性について
さまざま角度から発信してきたが、
そのベースの考え方は藻谷氏の話と
オーバーラップする部分が多い。

やはりビジネスにおける価値観は
少しずつではあるが変わりつつあるということだ。

このように里山を活用したビジネスや
新たな街づくりをどう実践していくかが、
これからのビジネスに求められていることなのだろう。


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『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏が登場!
里山を活用したビジネスの未来を探る!
7/12・19放送の『BUSINESS LAB.』をお聴き逃しなく!

InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝6時から好評放送中!
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話題の『里山資本主義』の著者・藻谷氏登場!

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里山を活用したビジネスの未来は…?

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選ばれる仕事道

07/06
2015

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吉田吉蔵氏の仕事道

長年愛用している吉田カバンのリュック型バック。
その6代目を注文しに、
旗艦店である表参道のクラチカを訪れた。
(実は以前1つ盗まれて、
5代目か6代目かあやふやなのだが…。)

その吉田カバンの創業者こそが、
今回ご紹介する吉田吉蔵(きちぞう)氏なのである。

久々にお邪魔した、
表参道の旗艦店はリニューアルされていて、
中央には吉田吉蔵氏の写真がドーン! と飾ってあった。

すぐれたデザイン性に加え、
丈夫なことでも知られる吉田カバン。
しかし歴代のカバンのうちの1つは、
4~5年も使ったせいか?
裏打ちが破れてしまい修理を依頼したことがあった。

8000円(?)ほど修繕費はかかったが、
戻ってきたときは見事な仕上がり!
当時、吉田カバンの職人たちが
修繕してくれることに感動したものだ。

多くのメーカーでは人件費の安い外国で
製造していることもあり、
修理などを請け負ってはくれない。
おおかたは新品を買ってくださ~い、
との返事をされてしまう。
生活者と製造元とは、一方通行な関係。

その点において、根本的に吉田カバンは違う!
生活者と製造元の間に、
カバンを介した相互のやりとりがある。
私なぞは丈夫で長持ち、修繕もしてくれる吉田カバンを
20年背負っているのだ!

吉田カバンの仕事道といえば、
一切海外で製造しないことも挙げられる。
丁寧な修繕は、100%メイドインジャパン
だからこそできること。

そして“すべて日本で”というこだわりは、
一針入魂を受け継ぐ職人の育成へ向けられている。
だからこそ、その品質が保たれることに繋がってきたのだ。

吉田吉蔵氏は自身が職人だったこともあり、
「一針入魂」という言葉を社是にもしている。
(野球で言うなら“一球入魂”というやつだ。)

未だにすべてのスタッフに「縫う」研修を行い、
「一針入魂がどういうことなのかを体現してもらっているという。
ひと針ひと針に魂を込め、しっかりと縫うその職人気質、
企業姿勢は、社員はもちろん多くのユーザーにも伝わっているだろう。
だから、選ばれる“吉田カバン”になっているということ。

やっぱり、どこにこだわるかを明確に打ち出した企業は、
そのこだわりが経営手法にも反映され、
結果、長く継続する企業になるということだ。
多少コストがかさんでも日本でやるという
吉田吉蔵氏の決断は、
しっかり行先を見たものだったように思う。

まさに私が提唱する“Think global, Act local”
(グローバルな考え方を持ち、行動はローカルに)であり、
“Think long range , Act tomorrow”
(ロングレンジの視点で考え明日を決断する)だ。
国内外を問わず、長く吉田カバンを支持する人が
多いことがその証と言えるだろう。

メイドインジャパンにこだわったからこそ、
今の吉田カバンがある。
これが“吉田吉蔵氏の仕事道”なのだ。

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吉田吉蔵氏の写真だ

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現在も受け継がれている

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創業者が見守る店内

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表参道の吉田カバン

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愛用のバック!

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はなまるア・ラ・カルト

07/06
2015

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イタリア流文化の継承

今年の海外研修ツアーで訪れたイタリアでは、
フィレンツェ郊外にある宿泊施設も備えた
「クッキング・アカデミー」へ。

このクッキング・アカデミー、
ビジ達を愛読している方はご存知でしょう!
料理人として約35年以上日本に腰を据えて活動されている、
カルミネ・コッツォリーノ氏が運営しているのだ。

のびのびと栽培されている
ぶどう畑やさくらんぼ畑を眺めながら、
およそ10ヘクタールもある敷地内を案内していただいた。

その際カルミネ氏から、
とても興味深いことを伺った。
ええ~~~!? 何とイタリアでは、
土地を買って家を建てるということがNGなのだそうだ
(もちろん、地域柄によってのルールなのかもしれないが)。

日本では、購入した土地に家を建てることは一般的。
だがこのフィレンツェ郊外のルールでは、
自分の土地であろうと、
個人の意思で家を建ててはいけないようなのだ。

すでにある家や建物を土地と共に買い取り、
そこをリフォームするしかないという。

実際に「クッキング・アカデミー」は、
もともと修道院だった場所をリフォームしてつくられている。

イタリアといえば、
世界に誇る古くからの文化や
多くの世界遺産が現存している。

そしてどの街をとっても、
屋根や壁の色合いが統一された、
美しい景色が浮かび上がる。

勝手に家を建ててはいけないのは、
世界遺産そのものだけではなく、
街全体の景観を守り抜くためなのだ。

過去の遺産を守り抜くイタリアを見て感じたこと…。
それは施設や形あるものである「ハード面」を
伝承していかなければ、
その価値観である「ソフト面」をも、
次の世代に残せないのではないだろうかということ。

ツアーの道中に立ち寄った
ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマといった
有名な街には多くの世界遺産がある。

しかしどこの街も、
これほど徹底して維持に努めていることに驚き!
そんなイタリアの姿からは、
我々も学ぶべきところが多いはず。

なぜなら少子高齢化が進む中、
日本の人口が増加していた頃のように、
次々と新しいものを作る必要性がなくなってきている。

だからこそ、
これから先につなげていかなくてはならないものや、
ここまで残ってきている文化に深く関わるものを
守っていく必要がある。

人口減少という大きな変化を迎える中、
日本も次世代につなげるべきものを
大切にする価値観を徹底するべきなのだろう。

「イタリアの振り見て我が振り直せ」。
やはりいいところは見習い、
悪いところは直すということ。

海外にいる際に日本を見つめなおすと、
本当気付かされることがたくさんあるんだよねぇ。


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のどかな場所にある「クッキング・アカデミー」

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見渡す限りのぶどう畑

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いまなお現存する建物の美しさ

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カラッとした陽気だが、日差しは強い

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セイージもイタリアへ!!

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みんなで記念にパシャリ

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