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03/21
2017

里山志向の目覚めフォーラム_0313-1

「里山と生きる協会」発足記念イベント決定!

1、ワイナリー構想考えました。
2、ワインぶどうの苗、調達し、植えてみました。
3、会社&研究会 設立しました。
4、「&里山生活」「里山スタイル」始めました。
5、メルロー、ピノノワールなどのヨーロッパ種も、
調達し、植えました。
6、ここで視察に行くなら、もちろんフランス ボルドー
でしょう…ということで、シャトー・マルゴー、
シャトー・オー・ブリオン 訪問しました。
7、奥田政行シェフを招いて、
地元で食のイベントもしてみました。

そしてそして、ついに「里山と生きる協会」発足ということに。
いや~、丸2年とちょっとで進むこと進むこと。
2015年の構想時には、
もちろんこれらの具体的なスケジュールはなかったわけで…。

やっぱり“動中の工夫”がいかに大切かということ。
具体的に行動してみて気づくこと、
見えることが本当に多いんだよねぇ~。
その時の周りの人たちの顔つきを見て、
その状況で発想する次なる一手は、
現実味もあり 奏功することが多いのだ。
そして、“里山と生きる協会”発足という展開に!
当初に発想したワイナリー構想には、
“協会”の設立計画はもちろんなかった。

それでもここまで来て、
その目的をふと考えると…、地元地域の活性化もあるが、
本当にしたかったことは、この日本のめぐみ“里山”を大切して、
いかにサスティナブルに展開するかということ。
だからこの“里山と生きる協会”発足に至ったのだ。
“藻谷さん、石坂社長 ご協力ありがとうございます”
平議員も発起人になってくれるという。
そして、東川町の松岡町長も、
このイベントのために北海道から来て
登壇してくれることになったのだ。(すばらしい!)
日本を美しくする会の、
我らが 鍵山相談役も応援してくれるという。

実は、あることを順調にすすめたいなら、
もっと上の方の大きなステージで
注目されることがポイントだという
“三角コーン力学”があるのだ。
(中島流の力学なわけだが…)

この“力学”からすれば、
この“里山と生きる協会”の発足は、
いろいろな意味でワイナリー構想にも、
奏功してくれるはず。
(うんうん)

それはともかく、
“動中の工夫は、静中の工夫に勝ること、幾千億倍”なのだ。
白隠禅師、そして鍵山相談役、
すばらしい言葉をありがとうございます!

7月6日(木)18時、
さまざまな“動中の工夫”が展開されます!
ぜひ予定しといてください。

【里山と生きる協会ホームページ】▶︎▶︎▶︎http://satoyama.live/

里山志向の目覚めフォーラム_0313-1

7/6「里山と生きる協会」発足記念イベント開催!

里山と生きる協会簡易資料0310-1

ワイナリー構想から2年…ついに協会の発足へ

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ワインぶどうも順調に育っている

里山志向の目覚めフォーラム_170322-2

イベントの詳細はこちらから

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選ばれるビジネス

03/21
2017

bijimain

食の里山ヴィレッジ「銀の森」

講演会があり、岐阜県恵那市を訪れた時のこと。
私を呼んでくれた社長が是非にとコーディネートしてくれたのが、
地元の注目企業である「株式会社銀の森コーポレーション」だった。
そして渡邉大作会長にお会いし、
「銀の森」を見学させていただいたのだが…。

どんなものかある程度は想像していたのだが、
実際に目の当たりにして、ちょっと驚いた。
私が北海道の十勝芽室町でやろうとしていることが、
既に繰り広げられていたのである。

「銀の森」には、恵那市の食材を活かした手作りスイーツや
栗の和菓子、和惣菜・佃煮などを扱う、多種多様な店舗が並んでいる。
昔ながらのかまどがしっかり活用されていて、
和を追求した空間が食事処となっていたり、
しっかりこだわった演出が伝わってくるのだ。

ほかにも今時のイタリア風なカフェレストランや、
オリジナルの商品が並ぶ「銀の森ショップ」という物販がある。
しっかりと六次化された現地の特産物を数多く扱っているのだ。

「銀の森」には工場なども含めると全部で8つの施設があり、
これらで1つのヴィレッジを構成しているという。
製造から販売までの多様さを見ると、
さまざまなノウハウが活かされていると感じる。

実は「銀の森コーポレーション」は元々食品加工の下請けだったのだ。
しかし下請けのままでは今後を見据えたスキルも身につかないし
お客様の反応も届かないと考え、おせち料理の生産を始めたという。
やがて年間18万食ものおせちを生産する規模になり、
「銀の森ヴィレッジ」の開発に進んだそうだ。

多くの食材を活かし、
いろいろな技術が求められるおせちづくりだからこそ
さまざまなノウハウとスキルが会社に集約することになり、
最終的にお客様の顔の見える「銀の森」構想となったのだろう。
いまや「銀の森」は名古屋方面から多くのお客様を迎え入れ、
繁盛スポットとして注目されているという。

…そういえば、似たような話をどこかで聞いたことがある。
あのアウトドアブランドの「モンベル」も、
元はメーカーであり問屋だった。
ところが、辰野勇会長の大きな決断で直売店を展開することになり、
今のモンベルとなったわけ。

この覚悟しての業態転換が、
次なるステージへの大きな一歩となるということ。
「ジャパネットたかた」の高田明元社長も、
業態転換と自前主義が現在の規模にまで会社を成長させた。

経営者たちはビジネスを進めながらもノウハウや知識を集約し、
決断とともにブレイクスルーを行ったということ。
たとえ壁があったとしても、
次なるステージに上がるタイミングは必ずあるのだ。

私たちのビジネスにも、必ずや
ブレイクスルーのタイミングがやってくる。
次のステージに上がれるかどうかは、
その時に向けて知識や技術、ネットワークをしっかりと作り上げ、
覚悟してチャレンジしているかということだろう。

「銀の森」の場合は、10数年後にリニア中央新幹線が
開通すると決定したタイミングだったという。
2027年に東京~名古屋間をつなぐ線路は、
日本中のお客様を恵那市に運んでくれるに違いない。

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岐阜県恵那市にある「銀の森」

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「銀の森」は8つの施設で1つのヴィレッジを構成している

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「株式会社銀の森コーポレーション」の渡邉大作会長

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こだわりある食事処での和食もとても美味しかった

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ここでは私が北海道でやろうとしていることが既に…

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恵那の特産品でもある栗の和菓子の店

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先取りビジネストレンド

03/21
2017

tremain

“フクシマ”も3つの目で視る!

東日本大震災から丸6年が経ち、
福島の現状と今後をどう考え、どう行動していくべきか。
そんな課題を『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏と、
福島出身の社会学専攻の准教授・開沼博氏が語り合う
セッションを先日聞いてきた。

とある漫画家が、福島第一原発で作業員として
現場に立った経験を克明に描いた漫画『いちえふ』を
私がこのビジ達で紹介したのが震災から2年半後だから、
そこからさらに3年半たっているわけだ。

では2017年1月時点で、
震災前福島県で暮らしていた人のうち、
福島県外に避難を余儀なくされている人の割合は
どれくらいだろうか!?

こんな問題がセッションで投げかけられたわけだが…。
会場の人たちのアタマの上には?マークが並んでいた。
すると開沼氏は、「西日本では2、3割の人たちが
避難していると思われている」という。
だが実際は数にして3.9万人、
福島県総人口189.5万人から割り出すと2%。
私たちが漠然とイメージしている数字と
福島の現状は大きく食い違っているのだ。

食い違いといえば、食に関する話も欠かせない。
2017年現在、法定基準値を超えた放射線量が検出された
福島県産の米は何袋あるだろう?

2012年で71袋、2014年は2袋、そして2015年以降はずっと0袋なのだ。
それでも福島県では放射線量の全袋検査を今でも行っている。
魚類の放射線量も、2014年で0.8%。
今はもう影響がないといえる現状なのに、
風評被害は消えていない。
そして、そんな風評被害からくる経済的損失は計り知れないそうだ。

そんな話が展開されていたセッションで気になったのが、
“ミクロとマクロ”というキーワード。
漠然とした、すなわちマクロなイメージだけでなく、
地に足の着いた具体的な数値、すなわちミクロな視点も合わせ、
両方の視点がなければ、福島の今を
正しく捉えることはできないというお話だった。

それを聞いていて、“鳥の目、虫の目、魚の目”という
経営者に必要な視点についての話を思い出したのだ。
鳥の目とはものごとを俯瞰する視点、
虫の目とは現場を正しく把握する視点、
魚の目とは、時代の流れを把握する視点のことだ。

そして、これは経営に限った話ではなく、
色々な出来事を把握するうえでも、
そして、福島を考えるうえでも必要な視点に違いない。

震災から6年を迎えた今だからこそ。
福島に対して私たちが出来ることとは何か。
3つの視点から、しっかりと捉え、考えていきたい!

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『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏

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福島出身の社会学専攻の准教授・開沼博氏

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お二人が語り合うセッションを聞いて来た

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ルポルタージュ漫画作品『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』

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