これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

05/01
2017

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あなたは好きですか? 江東区

「あなたは好きですか? 江東区」
こんな動画を、我が社の現社長山田氏に見せてもらった。

江東区ならではの人情味あふれる下町情緒、
イベント、地域性などを1分間でアピールしたこの動画。
江東区が主催する「熱いまちKOTO動画アワード」という
動画コンペでグランプリをとったのだが…な、なんと!
この動画の制作グループのリーダーが、山田氏なのだ!

トロフィーを誇らしげに持ってきてくれた山田氏が
このようなアワードでグランプリを獲るのはこれで2度目。
じゃあ、結構応募しているのかと思いきや…
動画コンペに参加したのも2回目だという。
それじゃあ勝率100%の10割打者ということだ!
(やるねぇ~!)

ところで、彼は今回の「チャレンジ」で
どのようなことを得ただろうか。
私が考えるに、次のようなことを得たと思われる。

まず動画コンペにチャレンジするにあたり、
映像を撮る人、ストーリーを考える人、音楽をつくる人、
編集をする人…などなど、多くの人を巻き込んでいる。
つまり、人的ネットワークを得ている。
次に、音楽や動画編集などさまざまなスキル・知識・ノウハウを得ている。
さらに、江東区のことや、動画制作についての知識を得ている。
さらにコンペに参加した経験やグランプリを獲得した実績、自信を得ている。
そしてコンペ出場を通じ、審査員のテリー伊藤氏や
江東区長とも会い…というように、
次につながる出会いを得ている。

つまりこのチャレンジによって、
人的ネットワーク、スキルやノウハウ、知識、
経験・実績・自信、新たな出会い…
こんなに多くのものが得られたのだ。

さて、山田氏は日々のチャレンジを大切にし、
江東区の動画コンペグランプリにつながったわけだが、
これはまさに私が過去にお話ししてきた
「チャレンジは“リスク回避力”につながり、
そのリスク回避力が次なる大きなチャレンジにつながる」、
の体現なのではないだろうか!?

そしてやがて彼のチャレンジは、
“Think Global, Act Local”により、
ビジネスにとどまらずもっと大きな、
社会貢献のためのチャレンジにもつながるかもしれないのだ。
これは先日紹介した、物事を広く見渡す3次元的視点に
時間軸という4次元の目線を加えた、
中島流“3×4メソッド”を表しているといえるだろう。

やはりチャレンジの積み重ねこそが、
新たな道を切りひらいていくということだ!
さて、冒頭でお話しした動画、今後は区内外で活用され
江東区をアピールしていくという。
次は、どこで出会えるだろうか…!?

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動画アワードのトロフィー!

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江東区報にも大きく掲載

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一番左が弊社社長の山田氏だ

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リスク回避力が次なる大きなチャレンジにつながるのだ!

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はなまるア・ラ・カルト

05/01
2017

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“ブランディング1.3”

1mの棒の後に1m20㎝の棒を置いてみる。
意外に思われるかもしれないが、
その差をすぐに認識できる人は少ないという。

これが「1.3倍の法則」であり
人は脳で判断する時、比較対象に
1.3倍以上の差がないと
その違いを認識しにくい、というものだ。

先日、石川県にある和倉温泉に行ってきた。
一般的に和倉温泉といえば、
“加賀屋”という名が出てくるのだが…
私が訪問したのは多田屋。
業界通の知人からお墨付きがあり、宿泊したのだ。

その際、若旦那に話を伺ったところ、
この温泉地において加賀屋の存在は
とにかく大きいという。
がしかし、多田屋もその近くの立地ながら
どうにかその存在をアピールし、
お客様に選ばれているそうだ。

その理由は一体何か?

その若旦那は6代目。
和倉温泉においては、
加賀屋との差別化が重要だという。
(なんと、多田屋からほんの1、2分の場所に
加賀屋があるのだとか…)

そこで、多田屋のブランディングに打ち出したのが
「都会の喧騒を忘れて、
能登湾の静寂に身も心も委ねてほしい。」
というコンセプトだ。

加賀屋が大きな器を持つ
煌びやかなイメージの旅館だとすると、
多田屋は海を観る目線に合わせたような
シックで閑静な旅館。
だから、目の前に広がる能登湾から、
美しい夕日を堪能できることがアピールポイント。

つまり、静寂な温泉宿を楽しみたい人たちには
もってこいのスポットなのだ。

ここで“ブランディング1.3”が活きてくる!

たとえ概念・イメージ的なものでも、
1.3倍以上の差別化をしっかり図らなければ
その差を認識してくれないということ。

たとえば、ヨーロッパやアメリカの方々が
多く宿泊している庭のホテル東京。
アプローチや中庭の和のイメージだけでなく、
各部屋の茶器や障子など、こだわりの内装でも
他のホテルとは1.3倍以上の違いを伝えている。

つまり自分たちが1.3倍くらいの
差をつけたつもりでも、お客様にしっかり
その差が伝わっていなければ無意味なのだ。
・・・ということは、1.5倍を目指す位がちょうどよく
結果1.3倍位に落ち着くということだろう。

この“ブランディング1.3”をしっかり意識することが、
ビジネスを成功に導く展開といえそうだ!

ブランディングにも「1.3倍の法則」は活きているのだ。

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和倉温泉「多田屋」6代目主人 多田健太郎社長

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差別化を図ることで、ブランディングに成功している

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木下彩社長の「庭のホテル東京」も“ブランディング1.3”の一例だろう

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