これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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10/02
2017

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キャベツが木になっていたら、桶屋が儲かる!?

でっか~~いキャベツ。
半分にしても冷蔵庫に入らない。
四分の一にしても冷蔵庫に入らないかも…??
(このキャベツは「&里山生活」でこの9月発送分で送られて来たもの)

自然の力はスゴい。
こんな大きく重いキャベツを数ヵ月で創ってしまうのだから。
もしこんなキャベツが土の上でなく、
木になっていたら大変だろうなぁ~。
(頭の中には“キャベツの木”が…)

木には大きなキャベツが10個も20個もなり、
ある重さになったら当然木は耐えられなくて
キャベツを地上に落とす。

するとその震動は大きく、木の下を
ちょろちょろ走り回っていたネズミがその震動で
大きくジャンプし、地面に落ち気絶する。

それを近くで見ていたネコは、らくらくネズミを
捕まえることができ、それからネコは家で
ネズミを捕まえるのをやめ“キャベツの木”の近くで
ネズミを待つことになった。

その話を耳にしたネコたちは、家でネズミを捕まえるのをやめ
みんな“キャベツの木”の近くで居眠りしながらネズミを待つことになった。

それからネコが家にいなくなり、家の中はネズミが我が物顔で走り回り、
あれこれ桶をかじり回る。
すると桶の需要が増えて、桶屋が儲かるということに。

あれっ!?桶屋が儲かる!
どっかで聞いたことのある話。
そう「風が吹けば桶屋が儲かる」という江戸時代の
“東海道中膝栗毛”に出てくる話だ。
まぁ~話はどちらもちょっと強引だが、
大きなキャベツが木になっている姿を
想像するだけでも面白い。

いやいや、そんな結論ではなく…
私たちの社会でもあることが
どんどんその先に進んでいくと
思ってもみない現象に行き着くことはよくある話。

たとえば、ここまで“スマホ”が生活の中で大活躍してくると
「風が吹けば桶屋が儲かる」的連想をしてみると
どんな事象に及ぶ可能性があるのか…

AIがどんどん進化していくと、
人との関係は当然深くなり、
AIはどんな存在になっていくのだろうか。
人とのやり取りよりAIとのやり取りがラクだからと、
AIとのやり取りしかしなくなってしまうかもしれない。
(え~そんなことでいいのだろうか!?)

とにかく、ビジネス的にも人間の存在理由からも
スマホの可能性とAIとの関係性については、
ここらで一度シミュレーションしといた方がいいと思うのだが…

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この大きさ伝わるかなぁ~

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本当に大きいんだよ!

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はなまるア・ラ・カルト

10/02
2017

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弘兼憲史流、知行合一

時は2030年。
階段から落ちてケガをした主人公を
介護するのは、なんと最先端のAIを搭載したアンドロイド!

・・・という物語の漫画を描いているのが、
あの、弘兼憲史先生だ。
ビッグコミックで連載されている短編集、
『黄昏流星群』に掲載されている物語である。

ここで内容を少しご紹介しよう。
主人公は60歳の女性。
誤って階段を踏み外したことから物語は始まり、
危機的状況ではないが、車いすと介護人が
必要な体になってしまう。
そこで医者の息子が介護用アンドロイドを
プレゼントするのだが、
「どうせならアラン・ドロン似のアンドロイドがいい」
という彼女の希望により、アラン・ドロン似のアンドロイド
との奇妙な共同生活が始まる・・・というストーリー。

自分好みのアンドロイドであるが故に、
物語は怪しい方向へと流れていくんだよねぇ~。
(このちょっとしたエロチックが、弘兼先生たるところ)
この物語の中にはビジ達で何度も取り上げた
“ディープラーニング”というキーワードも
出てきて、これまた驚き!

近未来である2030年の漫画を描くには、
医療的な知識も含めAIでありディープラーニング
のことなどもきちんと学ばなければならないのだ。

弘兼先生の素晴らしいところは、
今注目されている社会問題や、世界でテーマとして
扱われる諸問題に関係した物語を描いていることだ。

ここに、弘兼流の考え方がある。
彼が以前出版した、
『60歳から人生を愉しむ43の方法』
という本に書かれていた
「先人に学び、後人に伝える」や
「学ぼうという気持ちが若さを保つ」という言葉。

これを読んで私が思い至ったのが、
まさにこの考え方こそ、王陽明の“知行合一”の
考え方に一致するのではないか!? ということ。

弘兼先生は、得た知識をただ持っているだけでなく
漫画というツールから能動的に発信している。
これが“先人に学び後人に伝える”の実践であり、
“知行合一”ということなのだ。

弘兼先生はモーニング、イブニング、
ビッグコミックオリジナルと今もいくつもの
連載を持ちバリバリ現役で活躍している。

さらには、私よりだいぶ先輩で
もう70歳だというのにこの勉強魂・・・
本当に恐れ入るばかりだ。

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弘兼憲史先生の『黄昏流星群』

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少々エロチックなシーンも・・・!?

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ファインスピリッツキーワード

10/02
2017

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食も組織も“オーガニック”の時代へ

最近読んだ書籍に、
企業の組織は「機械的組織」と「有機的組織」に
分けて考えられるとあった。

機械的組織とは、
公式化された制度が多く、上下関係も固定されている組織のこと。
例えば、このところ大きく揺らいでいる東芝やSHARPなど、
日本のひと時代をつくってきた企業たちである。

一方で、有機的組織には
ルールや制約が少なく、人事の階層も多くない。
GoogleやFacebookのように、
プロジェクトごとに最適な人員を集め、
事業の意思決定が早い組織がその代表といえよう。
最近のAI分野への投資スピードや額をみても、
非常に柔軟な組織であることがよくわかる。

他にも、
まだ日本に6店舗しかないブルーボトルコーヒーを買収したネスレや、
“全米で最も健康的な食品スーパー”と言われる
ホールフーズの買収をしたAmazonも
有機的組織と言えるだろう。
(ネスレに関しては機械的組織と有機的組織の
両方をうまく使い分けているのかもしれないが…)

このように
時代の流れに合わせて対応していける企業というのは、
察知も早いが決断もプロジェクトづくりも早いのだ。
それは、有機的組織運営だからこそ、
なし得ることだろう。
いまは、
中島流の“パラダイムシフト75”の転換期であり、
さまざまなビジネスがその変化を余儀なくされているから、
なおさらその差は現れる。

では、機械的組織と、有機的組織の1番の違いは何か。
それは「リーダーシップ」にある。

従来の機械的組織は、
決められた枠組みの中で上に立つものが固定化されていた。
しかし、有機的組織では、
年齢でも社歴でもなく、目的に合わせて最適な人材が前に立ち、
リーダーシップをとるのだ。

機械的組織が「上下」のリーダーシップなら、
有機的組織は「前後」のリーダーシップと言えるだろう。
だからこそ、時代に必要とされるものに、すぐさま対応していけるのだ。

この「有機的な前後のリーダーシップ」は、
一人ひとりの力が事業にダイレクトに影響する中小企業こそ、
大切にするべき考えだと思う。

これまでの大企業のような機械的組織を考え描いてしまっては、
せっかくのコンパクトさが活かせないということに。
めまぐるしい時代の変化に、
柔軟に対応できる“オーガニック”な組織(有機的組織)であることが、
これからの時代に選ばれる理由になってきているのだ。

そう言えば、
先に話したブルーボトルコーヒーもホールフーズも、
「オーガニック(有機栽培)食品」を扱っている。

食も組織も、
これからは“オーガニック”の時代ということだろう!

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Googleのエントランス、出社するスタッフの服装からも自由度の高い様子がうかがえる。

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Appleにも足を運んだ。敷地面積はなんと32エーカーもあるそうだ。

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海外研修で訪れたfacebook社。「いいね!」のマークをみんなで。

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