これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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2018

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“メルシー”の存在意義

この漫画のラーメンと写真のラーメンがそっくり。
それもそのはず。
“島耕作”は早大出身で人気店“メルシー”に
通っていたという。

というより、作者の弘兼憲史先生が早大出身だから、
ここまでリアル感ある絵になったわけだが。
この1月発売のヤング島耕作を見て、
思わず懐かしのメルシーヘ。
(ついでに、この漫画のコピーも店の人に届けてあげると、
すごく喜んでくれていた(^ω^)

このメルシー、早稲田で創業してから今年で何と60年だという。
(スゴ~イ!)
いまだにこのラーメン1杯が破格の400円。
私と相席のおじさんはラーメンに半ライスを付けたが、
それでも1コインだという。

私がこの付近に居た頃は、
メルシーのラーメンは1杯280円? いや290円だった記憶が…
とにかく、その当時から安くて美味しい人気店だった。
漫画にもあるが、
煮干しともみじでだしを取っているラーメンで
その味はず~っと変わらない。

あるとき、ラーメンを注文し、弁当をそこで開いても
“どうぞどうぞ”と…。

常に学生や若者を意識し、リーズナブルでおやつ気分でも
食べられるラーメンを徹底してくれていたのだ。
残念なのは、その当時、土曜競馬をかけながら
手際よくラーメンの水切りをしていた小柄な店主が
居なくなったこと。
まあ~60年以上も経ったわけだからしかたないことなのだが…

あれっ! いつの間にか店頭には行列ができているではないか。

それにしても、このレトロな店づくりでも、
未だに多くのお客さまが来てくれるわけを知りたい。
時と共に常連客は変化しているわけだし…
安いから? 美味しいから? 変わらない味づくり…
おばちゃんの接客?
来店の度に“メルシー”ならではの徹底した何かを
いつも感ずるわけだが…

もしかしたら、来店する誰もが、
その存在意義を知り、この店は“その先にも残ってほしい”
という思いから長く通ってくれているのかもしれない。
このことを、中島流では
未来への投資から「Fine Choice」と呼んでいる。

すなわち、価格でもない、味でもない、接客でもない…
その店に“存在意義”があるかどうか、
すなわち“その先にも残ってほしい”かどうかということだ。
さて、あなたのお店は、あなたの会社は、
存在意義があると思えます!?

それにしてもメルシーのラーメンは懐かしく、美味しい!
自転車に乗りながら、白くなった口ひげを、
もう一度舐めてみた。

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この店、似ているぞ…!?

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漫画のラーメンとそっくりだ!

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古く長く愛されるラーメン屋

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店内は満員だ!

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先取りビジネストレンド

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シンギュラリティが近づくから“石門心学”

「シンギュラリティ」…いやぁ~難しい言葉だ。
これは「人工知能が人類の知能を超える転換点のこと」と説明されている。

簡単に言えば、
人間が作ったAIががさらに優秀なAIを作り出す
「AIがAIを生み出す時代」がやってくる、ということ。
その転換点を、シンギュラリティと呼ぶようだ。


先日のビジ達でも紹介した、
手塚治虫氏の60年以上前の作品、『火の鳥』。
その中に登場する多くの国は、
コンピュータの指示を受けて人間が動く、という社会になっていた。

その結果、コンピュータの指示によって、
人間の意志を無視して戦争を起こしてしまうというストーリーだ。
60年も前に発表された作品の中で、
手塚治虫氏はすでに、そんな未来を見据えていたのだろう。

また、
メディアアーティストとしても活躍しているあの落合陽一氏も
「ホワイトカラーの仕事のほとんどがなくなるだろう」と示唆している。
残念ではあるが、AIが今の私たちの仕事を吸収していくのは間違いない。

そんな風に次の時代のことを考えいてるとき、
私の頭にふと浮かんだのは、あの石田梅岩の『都鄙問答』であり“石門心学”だった。


私達が毎月1回開催している「石門心学・実践講座」は、現在57回目を迎える。
もうすぐ丸4年となるが、なぜいま“石門心学”なのか。

それは、どれだけテクノロジーが発展し、
新しい社会が作られようとも、
人間が生きている以上は「変わらない普遍的な価値観がある」と思うからだ。

約300年前の江戸時代ですら、
石田梅岩の元に多くの武士も商人も農民も集まって学んでいたのだから、
やはりここには立場を超えた普遍的な価値観があったということ。

『都鄙問答』は、あの松下幸之助氏も座右の書としていた書籍だという。

たとえば「正直・勤勉・倹約」、
そして「先義後利」などは人として常に意識しなければならない価値観だろう。

落合陽一氏の言葉に
「魔法をかける人になるか、魔法をかけられる側になるか」とあるが、
私はたとえ魔法をかけられる側になったとしても、
人間として忘れてはいけない価値観は保っていたい。

時代の流れを掴むためにどれだけ未来のことを学んでも、
ブレない軸が自分の中になければ、テクノロジーの先に築けるものはない。

だからこそ、今“石門心学”なのだ。

私達の「石門心学・実践講座」は、毎月第3月曜日(祝日の場合は火曜日)に開催中!

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何度学んでも、新たな気づきは絶えない

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まさに時代を超えて大切にしたいことである

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はなまるア・ラ・カルト

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2018

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禅は急げ

“善は急げ”
よいと思ったことは、ためらわずに実行に移せ!という言葉。
しかし、今回のテーマは“禅は急げ”。
この時代に“禅”と触れ合える機会があったら、
すぐに取り組んでみることが大切だ、という意味だ。

実は昨年のサンフランシスコ、
シリコンバレー研修ツアーのテーマが
「禅とシリコンバレー」だったのだ!

禅僧レス・ケイ氏のKANNONDO(観音堂)にお邪魔したり、
Yoshi’sというジャズレストランの創業者、
秋葉好江さんの好人庵禅堂で坐禅を組んだりと
禅とたくさん触れ合うことができた。

また、好江さんの夫である秋葉玄吾師と知り合い、
企画をお手伝いすることにもなった。
彼は曹洞宗・北アメリカ国際布教総監を務め、
アメリカの禅僧たちの学び・修業の場をつくる
「天平山禅堂プロジェクト」を行っているという。

さらには、ある仕事の取材で精神科医でありながら、
臨済宗の禅僧も務める川野泰周氏と知り合うこともできた。
川野氏は、『脳がクリアになるマインドフルネス仕事術』
という書籍も出版しており、ビジネスと禅と
マインドフルネスを上手く繋ぎ合わせて、
これからの時代に必要なものを発信してくれている。

このように多方面で注目度が上昇している禅だが、
なぜスティーブ・ジョブズをはじめとする、
一流のビジネスパーソンたちが禅に学び、
こぞって瞑想しているのか。

禅は、多忙ななかにあっても一時の時間を見つけて
心を鎮めることでいろいろな面から効果があると…。

つまり禅は、多忙なビジネスマンに
自分と向き合い正しい決断をするための
「心幹」を持つ大切さを教えてくれるということ。

他者への共感性を高めながら自分を保ち、
ストレスに左右されない安定した状態を維持する。
そうすることで、自分が持つ最大限の力を
発揮できるようになるという。

私がビジ達でよく語っているパラダイムシフト75において
今は過渡期でもあり、混沌の中にあっても
新しいベクトルを見つけ出さなくてはならないわけで…。
そんな渦中だからこそ、「心幹」を持ち
決断しなければならないのだ。

ビジネスにおいては、このような点で
マインドフルネスであり瞑想が役立つのである。
みなさんも禅を学んで、ぜひ日々の生活に
取り入れてみてほしい。
“禅は急げ”ということだ!

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シリコンバレー研修ツアーのしおり

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川野泰周師

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秋葉玄吾師

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手塚治虫『火の鳥』が語っていたこと

ダニューバー「私の計算はいつだって正しいのです。
   ハレルヤ、私にしたがいなさい」
ハレルヤ「私に、あなたにしたがえって!?
 あなたとは合わないわ。
 どっちかが消えるべきなのだわ」
ダニューバー「そうね戦争ね!」
ハレルヤ「私の計算では戦争以外にありません」

このやり取りは、約50年前に手塚治虫先生が描いた
『火の鳥No.2』の未来編にある1コマ。
なんと、設定は西暦3404年。
“ダニューバー”も“ハレルヤ”も、
それぞれの国(メガロポリス)を代表するコンピュータ(AI)であり、
権威を持った最終決断者(?)なのだ。
(このシーンを思い出し、
約10年ぶりに、書棚の『火の鳥』を捲ってみた)

それぞれの国は、秘密裡にすべてのメガロポリスに
核爆弾をしかけていたことで、
この2つのメガロポリスだけでなく地球上にあった
5つすべてのメガロポリスが破壊されることになった。
結果、地球は多量の放射能に覆われ、
あらゆる生命を消し去ることに…

手塚先生は、50年以上前に、コンピュータ(AI)が
次第に権威を持ち、人間ではなくコンピュータが
最終決断をする時代が来ると予想していたということ。
(マンガというメディだが、スゴい発想力? 創造力?)

50年前って、1967~8年の頃。
ベトナム戦争真っ只中で、中国が初の水爆実験。
まだまだ“コンピュータ”という言葉ですらポピュラーでなく、
インターネットはまだ歴史を刻みはじめてはいない頃なのだ。

今、私は落合陽一氏の本を手にして、
コンピュータであり、インターネットにより、
これからの社会が、ビジネスがどう変わっていくかを
研究しているわけだが…
ホワイトカラーと言われている人たちのその多くは、
コンピュータに取って代わられ、
コンピュータがさまざまなシーンで必要な指示を
出すことになるのだと。
(うんうん、そうなるのは必至かも…)

先日観た「ブレードランナー2049」もそうだったが、
かなりの部分で50年前に描かれた
『火の鳥』とオーバーラップするのだ。

私たちが望むと望まないに関わらず、
コンピュータの社会はさまざまなテクノロジーと共に
どんどん進化していくのは間違いない。
人間とコンピュータのそれぞれの得意な分野により
棲み分けが進み、新たな社会システムやビジネスが
次第に構築されていくことだろう。

これがまさにパラダイムシフトの
過渡期なればこその変化ということ。

さて、社会システムやビジネスがどのようなレベルで
変化していくか、もっともっと研究しなければ…

手塚先生の『火の鳥』の設定は、西暦3404年だったが…
もしかしたら、1000年早い2404年くらいに
その時は来るのかもしれない。
いや、もっと早いかも…

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『火の鳥No.2』の未来編

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手塚先生の先見性には驚くばかりだ

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手塚先生の漫画と落合氏の著書

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シナジースペシャル

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2018

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東奔西走のシナジー

東へ西へとあちこちに走り回るという意味の、
“東奔西走(とうほんせいそう)”。

2017年、私はどんなところへ行って、
どんな出会いがあり、どんな体験をしてきたのか?
改めて振り返ってみた!

まずは海外。
4月はカンボジア・プノンペン。
5月はサンフランシスコ&
シリコンバレー&ナパバレー。
11月にはタイのバンコクと、
さまざまな国に行かせてもらった。

そして国内。
定期的に訪問する北海道・帯広や、
静岡、千葉を抜いて考えると…

1つ目は、ユニークな街づくりを
している北海道の東川町。
2つ目は、掃除の会で伺った兵庫県の播磨市。
3つ目は、多田屋という旅館のある石川県の七尾市。
4つ目は、「銀の森」の会長とお会いした岐阜県の恵那市。
5つ目は、里山にある劇場「わらび座」のある秋田県仙北市。
6つ目は、大沢悠里さんをお連れした北海道函館市。
7つ目は、奥田シェフの寿司バルを訪れた山形県鶴岡市。
8つ目は、スギ製菓の掃除の徹底を視察に行った愛知県碧南市。
9つ目は、日本神話で“天孫降臨”の地とされている宮崎県高千穂町。
最後は、富岡製糸場のある群馬県富岡市。

ご覧いただいてわかるように、日本だけでも
1年のなかで10か所以上の地域に足を運んだのである!
(もっとあったかもしれないが…?)
これだけ全国津々浦々へ足を運ぶと、
それぞれの土地の違いや魅力を知ることができる。

海外も含め東へ西へと奔走してさまざまな
文化や価値観に触れると、ものの見方、
考え方に相乗効果が起こって行く。
その結果、どのように違いをとらえ
どう発信することが日本であり世界に
アピールすることができるのかに行きつくのだ。

もちろん、私もまだまだではあるが、
こんな視点と発想を持っていないと
活きた情報は得られない。

そして“東奔西走”するだけでなく、
それをビジネスに活かせる情報に整理することが
さらなるシナジーを生み出す第一歩ではないだろうか。

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鶴岡市、奥田シェフの寿司バル

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東川町、北の住まい設計社

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実にたくさんの場所に行ってきたものだ

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