これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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06/04
2018

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美食の街“サン・セバスチャン”の所以

このマリネ風のも食べてみたいし、
あの生ハムの乗っているやつも食べてみたい。
いや、こんなに食べれないかもしれない。
(これが美食の街のバルってこと)

人気の天才的シェフは自分のレシピや手法を
同業界の人に教えることなどないのが当たり前。

お客さまを独占したいし、
競合他社とも差をつけておきたいだろうし…それが普通。
ところが、サン・セバスチャンの
若いシェフたちは違ったのだ。
どんどん新しい料理を試行錯誤しながら追求し、
教え合ってもいた。

そう、常にオープンマインドの姿勢で
料理と対峙していたということ。
サン・セバスチャンの料理人たちは、切磋琢磨することで、
どんどん腕を上げ、
地球規模での口コミをつくり出すことになった。

だから繁盛店バルがずらりと並んでいて、
そのお客さまは店の外にまであふれているのだ。
そして、これだけ色鮮やかにピンチョスが並んでいたら、
そりゃどれも食べたくなるのが当然。
ついついピンチョスを2皿3皿と手に取り、
チャコリ(バスク地方の白ワイン)も思わず
おかわりしてしまうわけだ。

もちろん、このオープンマインドの姿勢だけが、
サン・セバスチャンを“美食の街”へとしたわけではなく、
この地が山あり、川あり、海ありの食材の宝庫であることも
重要なファクターと言える。

そして、1970年代にフランスで起きた
「ヌーベル・キュイジーヌ」が、
ここスペインのバスク地方にも大きな影響を与えたという。
(いや~美食の街“サン・セバスチャン”の所以を
語るには行数が足りない)

とにかく、飲食業と一次産業の連携であり、
料理人たちのパッションが美食の街
“世界のサン・セバスチャン”を演出したということ。

インターネットの世界でも、“オープンソース化”が
さまざまなソフト開発のスピードを早めたのは
間違いないわけで、私はこのサン・セバスチャンの
若い料理人たちの“オープンソース化”こそが立役者だと…

そういえば、サン・セバスチャンの
タパスでありピンチョスにはフレンチの影響もあり、
ほとんどの小皿にオープンソース(?)がかかっていたような…
(はははは…)

“美食の街の所以”の続きは、次週のビジ達で!

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Mr.セイージもご満悦

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どれもおいしそうだ!

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お店は大繁盛

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是非また味わいたいものだ

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先取りビジネストレンド

06/04
2018

tremain

詰め放題の効力

詰め放題…、皆さんは体験したことはあるだろうか。

先日、ある集まりで「こんにゃくパーク」を訪れた。
そこには、こんにゃくを活用したあらゆる種類の、
無料試食が用意されていたのだが…

しかし、それよりも盛り上がっているエリアがあったのだ。
それが、“500円”で行える詰め放題。
小さなビニールをめいっぱい押し広げて、
こんにゃくやデザートなどを一つでも多く入れようと、
皆が試行錯誤していた。
私も試しにと思い、挑戦してみたが確かにこれは面白い!

さて、この“詰め放題”、
全国のスーパーや道の駅でも展開されているようだ。
そこで、どんな“詰め放題”があるのか少し調べてみたのだが…

にんじん、ジャガイモなど、
やはり野菜の詰め放題が主流だが、他にも、
ウィンナー、信玄餅、パン、クッキー、牡蠣、
ソフトクリームの盛り放題、大福、鮮魚、狭山茶の詰め放題…

など、あらゆる種類が日本中で展開されていた。
それだけ詰め放題というのは、集客力があると言えるのだろう。
定期的に開催しているお店も少なくない。

例えば、2ヶ月に1回、
新聞折り込みに詰め放題の袋を入れてプロモーションをしているドラッグストアがある。
すると、
お客さまが定期的に店舗に足を運ぶ機会ができる。
2ヶ月に1回とはいえ、
続けているうちにより高頻度の顧客になってくれるのだという。
詰め放題には、
長期的な顧客育成になる側面もあるのだ。

また、楽天ランキングの詰め放題一位は、なんとクリーニングだという。
これは、7,296円という高単価であるものの、
袋のファスナーを壊さない限り、何を詰めて送っても良いそうだ。
普通なら特別料金になるような素材でも大丈夫だという。

すると、
「せっかくだから…」と押入れに眠っていた衣類もクリーニングに出してくれる。
一見安売りをしているように見える詰め放題だが、
それが結果的に売上アップに繋がるのだ。

このような事例を見ると、
“詰め放題”というのは今の時代のトレンドだと言える。
食べ物だけでなく、
あらゆる業界で詰め放題は集客力のきっかけとなっている。
詰め放題が、次の固定客を育成し売上に繋がっているのだ。

“詰め放題”が盛り上がってきたのは、この3年ほどのこと。
もし、詰め放題をやってみようかなと考えているお店の方がいれば、
そのタイミングはまさに“今”なのかもしれない。

(もう少し時間が経つと、飽きられてしまっているかも…)

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創意工夫が試されるのだ…!

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とにかく人、人、人!詰め放題の驚くべき集客力。

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ある程度のルールがあるから面白いのかも?

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選ばれる仕事道

06/04
2018

sgtmain

新井和宏流、投資の仕事道

鎌倉投信のファンドマネージャー、新井和宏氏。
(NHKの仕事の流儀にも登場された方である)
そんな新井氏を私も所属する経営者の集まりでゲスト講師として招聘。
「よい会社とは」をテーマにお話をしていただく予定なのだ。

新井氏によると、投資先は必ず
“よい会社”に決めているという。
そんな鎌倉投信を信頼し、
長期で投資しているお客さまは1万7000人!
なんと、300億円を超える運用額を持っているという。

しかし、“よい会社”とは一体なんなのか…!?

たとえば、鎌倉投信は例のミドリムシの会社
「ユーグレナ」にも投資を行っている。
ユーグレナはミドリムシにより世界の飢餓問題や、
エネルギー問題のソリューションに貢献しているのだ。
つまり、ここに投資することでそのお金を
未来の社会貢献に活用し、孫子の代によい影響を
与えられる企業支援をしているということ。

新井氏流にいうと、
収益という概念は「総合的付加価値の創造」と
考えることで言葉に幅がでてくる。
すなわち収益とは、「企業の財務的・社会的な価値の総合」
であると定義していくべきと語っている。
数字では表しにくいが、社会に与える“よい影響”も
収益の1つだと考え評価しているのである。

東日本大震災の時、世の中の多くの投資家は
リスクを避けるため株を売ったという。
しかし鎌倉投信の受益者たちは、
こんな時だからこそ“よい会社”の力になりたいと
いつも以上に入金してくれたのだとか。
(すばらしい!)

このような発想は、自分たちの社会的役割を
追求したその先にはじめて見えてくるものである。
お金だけでなく、情熱を注ぐことで
それがよいかたちでリターンとなるのだろう。

ちなみに、投資信託の会社として
その運用成績もかなり高いというからすごい。
これぞ、ファンドマネージャーの仕事道と
いえるのではないだろうか。

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鎌倉投信のファンドマネージャー、新井和宏氏!

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