これからの選ばれるビジネス!

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ファインスピリッツキーワード

08/19
2019

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“JAPANESEアップサイクル”

リユースでもリサイクルでもなく、“アップサイクル”??
これは既存のモノに新たな価値を付与し、
社会で働けるものにする というような意味なのだが、
お話したいのは、「日本の」「資本主義における」アップサイクル。

先日、『成長性M&A』についてのコラムを書いたけれど、
これも一つのアップサイクルの形だ。
つまり、今後日本の人口は先細りになっていく。
その中でも労働人口の割合減少は著しく、
一方で人のお世話にならなければならない
人たちの割合は増えていくだろう。

すなわち、介護に従事する人達は、
(あえての言い方なのでご勘弁いただきたいが)
生産性のない仕事に就いている、ということになる。
社会全体の負担がいよいよ重くなることは間違いない。

さらに今の日本は「高いものは売れないから、物の値段が下がる」
→「商品を生産している会社の売上が落ちる」
→「そこで働く人の給与が上がらないor下がる」」・・・
という良くない流れの中にいる。

これを抜本的に改善するためには、
AIやIot化を推進し、生産性を上げ、
同時に高付加価値のサービス・商品を開発していくことが必要になる。
高所得化もすすめることでのモチベーションアップも重要だろう。
そして、規模拡大のためであり、労働力確保のための
M&Aの推進ということになる。

すると生産性はもっと良くなるという中島流の
“JAPANESEアップサイクル”となるわけ。

つまりはM&Aによって企業規模も上げ、
これまでの企業規模ではできなかった
採用・設備投資・研究開発その他を推進しようということ。

日本の人材は世界でも4位の高評価を得ているのに、
生産性では28位。関係の逆転が起こっているのは、
日本で働く人の多くが構造的に生産性を
上げづらい規模の小さい企業で働いているからなのだ。

「鶏が先か、卵が先か」という話にもなるが、
投資の結果、生産性が上がれば高付加価値の商品も開発できるだろう。
商品の値段も上げられるし、
その収益は会社・従業員に還元されていく。

するとより生産性を上げるための投資ができ、
従業員の所得があがり、社会全体もが豊かになる…という展開。
まさにアップサイクル。
…と、こんな良い循環を生み出す“JAPANESEアップサイクル”。
私を含めた中小企業経営者の皆さん 、実現しましょう!!!

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まさにJAPANESE アップサイクル

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08/05
2019

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えっ、私が“脳梗塞治療”!?

えっ、10日間の入院!?
先生、1週間くらいではダメですか!?
「ダメです」

先生とのこんなやり取りの末、きっちり10日間の入院を覚悟。
そして、約2カ月先のすでに入っていたセミナーや収録予定をずらし、
10日間の入院予定を入れたのだ。

「すみません、急遽入院しなくてはならず…」
関係者の方々は急な投げかけにも、この“入院”の2文字が効き
あっさり変更に応じてくれる。
その日の午前中の病院で決断し、
その日のうちには10日間の入院日程を確保できたのだ。

まぁ、60代も半ばになってからの
“入院”の2文字はインパクトがあるようだ。

いや、今回の話はそこではなく、
10日間の入院を覚悟させてくれた先生の話。

病院に着くと早速、頭を固定され脳のMRI検査。
そしてこの道の権威、金澤先生が直々にそのMRI画像を観ながら診断。
「うんうん、この辺は綺麗で問題ねぇがぁねえ~。
このあだり(辺り)のすろい(白い)箇所が気にかかるかなあ~。
あ?そうねぇ、血管を観てもこのあだり(辺り)が少し繋がりの薄い部分が…」

ということであっさり「脳梗塞未病治療」10日間の結論。
(えっ、10日間の入院!?)

人体の血管の長さはおよそ10万キロ。
なんと地球を2周半する長さ。
血液は血管の中を時速216キロというものすごいスピードで
心臓から送り出されるという。

その圧力が血管にもろにかかってくるわけで、
60余年も経てばそりゃ血管の侵食、劣化も起こって当たり前。
そして、血管が詰まり(狭窄)、その先に血液が運ばれなくなると、
脳梗塞となるわけだ。

予兆としての症状から「未病状態」見つけ出し、
脳梗塞を未然に防ぐことはできるという。
もちろん詰まってしまった血管が戻ることはないが、
この点滴療法により、血管の脳全体の血流を良くし、
機能回復を導くことはできるというのだ。

さすがこの道の権威、金澤武道(たけみち)先生。
50年間に渡る臨床経験と6,000症例以上の実績からの
金澤流の「未病治療法」ということ。

海外での医療実績もある先生なのだが、
なぜか青森出身が伺われる津軽弁での診断トーク。
この訛りある優しい喋りが、
その経験と実績をより裏付けてくれたのだ。

これぞプロフェッショナル、
まさに“ビジネスの達人”である。
やっぱり、この領域をベンチマークとしなければ…

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えっ、私が脳梗塞!?

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気をつけねば…!

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はなまるア・ラ・カルト

08/05
2019

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定点観測から、すでに起こっている未来へ

“東京の空 
 灰色の空
 ほんとの空が見たいという~“

高村光太郎の「あどけない話」をもとに、
コロンビアローズがうたった「智恵子抄」。
懐かしい歌が頭に浮かぶ。
(東京にもこんな歌があるんだよねぇ~)

きっかけは毎日出向く飯田橋周辺の清掃活動だ。
飯田橋交差点の歩道橋からふと空を見上げると
梅雨の終わりの激しい雨の後だったせいか、
東京ではめったに見られないほどの青い空!

こんなことに気づけるのも、毎日ほぼ同じ時間に
“定点観測”を兼ねた清掃活動を行っているからだ。
マーケッターとして、この“定点観測”は
欠かすべからざるものだと思っている。

例えば、数年に一度訪れるアメリカでの“定点観測”。
私は必ずホールフーズやトレーダージョーという
スーパーマーケットを訪れるのだが、
訪れるときは大体2~3年ぶりとなる。
そして品揃えや売り場の変化をチェックするのだ。

大手スーパーマーケット『ホールフーズ』の場合は、
訪れるたびに惣菜とイートインコーナーが充実していった。
そのうち、お客さまが食べたい量だけとって
量り売りするスタイルになっていく。
この形式はすっかり定着したようで、その変化を見守れたのも、
スーパーマーケットからの定点観測のおかげだ。

あるいは、ノードストロームという百貨店の場合。
顧客満足度が極めて高いことや
返品対応の良さで有名だったのだが、
私の定点観測では「靴」がポイントになっていた。

もともと靴の品揃えの良さが知られていたノードストロームでは、
売り場で足の寸法を測ってくれ、
左右で足のサイズが違えば、サイズの違う靴を売ってくれる…など、
サービスも実に充実しており、靴売り場の面積も広かった。

ところが、最近ではその売り場面積がどんどん縮小している。

それは一体なぜかというと、
靴もネット通販での購入が多くなってしまったからだ。
もちろん、ノードストロームもネットによる販売もしているわけだが、
店舗における販売量は少なくなり、
それに伴って面積も縮小されてきたということ。

ここに、リアル店舗からネット通販へ…という
消費の動向がずばり表れているのだ。
定点観察をすることで、このような大きな変化も
気付けるというわけ。

別の言い方をすれば、「すでに起こっている未来」
が定点観察から見えてくるのだ。
“すでに起こっている未来”を察知することは、
自分たちのビジネスの行方を先取りできるということ。

あなたも定点観察することで、
「すでに起こっている未来」をみつけよう。

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東京ではめったに見られないほどの青い空!

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定点観測をやってみよう!

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ファインスピリッツキーワード

08/05
2019

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成長性M&Aのススメ

“日本は非常に生産性が低い”。

こんな風に言われて、ええっ!と思った方もいるのでは。

しかし、私の手元のデータでは日本の生産性は世界で28番目。
OECDの調べでも世界で21番目だったというから、
決して高いとは言えないだろう。
ところが同じ調査の「人材評価」部門では、
日本人は4位と高評価。う~ん、ギャップがありますねえ。

経済が停滞しがちな先進国、イタリアの例を見てみると、
人材評価は34位・生産性でも34位と、少なくとも数字は釣り合っている。
そして気になる経済超大国アメリカは、人材評価はアレレの24位。
それなのに生産性では9位となっていて、
これが日本のギャップとは完全に逆。
一体どうしてこうなるのだろうか?

その理由は、日本の経済の構造にある。
例えばアメリカの場合、働く人の半数は
従業員250人以上の企業に勤めている。
対して日本は、250人以上の企業で働く人の割合は全体の12.9%。
残りの人達は250人未満の中小企業に勤めているのだが、
これこそが生産性の低さに繋がっているというわけ。

中小企業では、研究開発に割けるリソースにも限度がある。
当然、採用にも苦労するため、
なかなかいい人材を確保することもできない。
少子高齢化でただでさえ労働人口の減少で働く人が少ないところ、
優秀な人材は取り合いになってしまう。

直近の大卒者求人倍率は1.88倍!
まさにひっぱりだこという状況で、
中小企業が大手に負けてしまうのもやむをえない。
そして、生産性をあげるための設備機器の導入もままならない。

その他まだあるだろうが、このような理由から、
労働人口の9割以上が働く日本の中小企業の生産性は
なかなか上がらず、ひいては
日本の生産性も低いままとなっているのだ。
(これは経済識者による客観的意見としてご勘弁を!)

では、どうすればよいのか?
現在の生産年齢人口は77,682万人。
これが2030年には6,900万人に減少し、
2040年には6,100万人と、ぐんぐん減少していくことが分かっている。

今以上に人材は取り合いになるだろう。
10人~30人程度の小さな会社では、
希望の半分程度取れれば良い方だろうと言われているそうで・・・。

そこで注目したいのがM&A。
企業統合により、企業規模を拡大して、
採用効率と生産性を向上させていくのだ。

日本全体の生産性や、会社で働く人たちの労働環境を考えれば、
ある程度の投資ができる環境を整えるべきなのだ。
今こそ、企業統合のとき。成長性あるM&Aを、強く推したい!!

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日本は生産性が低い!?

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