これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

モバイルショット

04/06
2020

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コボちゃんも、プロの粘り!?

コボちゃんとツーショット。
この二人の愛くるしい雰囲気が伝わっただろうか。

もうここにコボちゃん像ができて早5年。
赤いポストの脇で、小さいけど存在感はあるのだ。

雨の日はカッパを着て、
寒い日にはマフラーをしてたりする。
今日は春日和なので、オシャレなジャケット姿に。

ということで、きちんと世話を焼いてくれる人が
いるところがスゴい。
そういえば、たまたま神楽坂を歩いていて
このコボちゃん像の除幕式に出会した記憶が。

もちろんコボちゃんの作者、植田まさしさんも
いらしたようなのだが、神楽坂エリアに35年以上
住んでいる縁でこの像が制作されたと言う。

実は私は20代の頃から“フリテンくん”や”かりあげくん”を
好んで読んでいたのだ。
植田さんの漫画はギャンブルとかサラリーマンがテーマだったので
大人向けのギャグ漫画の部類。

そんな中の1982年に読売新聞の連載が始まったときは
え〜それは難しいんじゃ…と思っていた次第。

なんと連載から39年目に入り、今日で13,483話目だという。
これは素晴らしい。
34歳で始めた植田さんも、もう70代だという。

そういえばいろいろお世話になっている弘兼憲史さんも
同い年だったような…
いまだに「黄昏流星群」は楽しみに毎号読んでますからねぇ~。
とにかくみなさんまだまだ元気に活躍してるわけ。

今週のビジ達本編でも「プロの粘り」の話をしてるが、
植田まさしさんも、弘兼憲史さんもこの年齢にあっても、
あれこれ学び研究し、追求し続けているからの偉業なのだろう。
まさにプロの粘りを感ずる。

私も本来の粘りは、これからということだろう。
その粘りのYouTube「中島セイジのビジ達 7」はこちらから

https://www.youtube.com/results?search_query=中島セイジ

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コボちゃん像ができて早5年

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小さいけど存在感はある

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連載から39年目!

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先取りビジネストレンド

04/06
2020

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ユニクロの進出とインドの可能性

「19才の時にインドを旅し、51年後、ここに店舗を構える
ことが出来、心底嬉しく思う。当社にとって重要な市場。
これからの長きに渡るパートナーシップの第一歩だ。」
これはユニクロの柳井社長が2019年10月にインド初出店時の
オープニングセレモニーでの挨拶。
2019年5月の時点で、ユニクロは21カ国に1351店舗を展開
しているのだが、そこにインド市場が加えられたということ。
その後現在までに、インドにて3店舗オープンしたそうだ。

スペインのZARA、スェーデンのH&M
アメリカのGAP、良品計画も既にインド市場に入っている。
インドは国内生産・市場保護のために小売業の進出に規制が多く、
ユニクロが入るのに、2年間もの歳月を要したという。

インド進出計画中の日系企業は、
牛丼の吉野屋
(インド人は宗教上の理由で牛肉食べないのにねぇ~~~!)
CoCo壱
(カレーの本場なのにねぇ~~~!)
と多い。

このように企業がインドに進出する理由は、
なんと言っても市場規模!
13億の人口は10年以内に中国を抜く。
インドは「人口ボーナス期」と言われ、総人口に対しての働く人口の比率、
すなわち生産年齢人口比率が約70%。日本は60%を切ったという。
そもそも日本では生産年齢人口が今後減少していくのだが、
インドは増加していく。
日本と比較した市場規模がいかに大きいかわかるだろう。

さらに、2050年のGDPは日本を抜いて世界第3位となる予想。
インドの“シリコンバレー”と言われているのバンガロールは
グローバルなIT基地として今後の発展が期待されている。
英語圏でもあり、数学にも強く、インドは様々な要素で
今後有望だ。

ただし、
・貧しい子どもや身体の不自由な人々のイメージ
・不衛生な家屋
・カースト制度による理不尽な差別
・ヒンドゥー至上主義
・時間にルーズ
という負のイメージは拭えないのだが、それでも可能性が
大きいと敢えて言いたい。

13億人のうち、中間層といえる人たちは5割としても約7億人。
日本の7倍の市場がそこにあるわけだ。
これだけ大きな市場規模ゆえ、
日本の中小企業もインドに対してのアプローチも
お互いにwin win の取引ができる相手として
視野に入れておくべきだろう。

先日もビジ達でお話した“超マクロ思考マトリックス”を
思い返して欲しい。
私達はその先のビジネスを“超マクロ思考で”考えるべき時期なのだ。
中小企業もビジネスを地球規模で拡げていくべきだと、
ユニクロのインド進出で考えさせられたわけ。

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ユニクロがインドへ…!?

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ユニクロは21カ国に1351店舗を展開

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超マクロ思考マトリックス!

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選ばれる仕事道

04/06
2020

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隈研吾氏のConnecting the dots

先週もビジ達モバイルで紹介したのだが、
隈研吾氏の設計した建築は様々な場所で出会える。
先日も九州を旅した時に泊まらせてもらった
長崎のガーデンテラス長崎ホテル&リゾートの建物が
偶然、隈研吾氏の設計だった。

ホテルのパンフレットには、
「長崎らしい街並みを活かし、現地からの眺望や周囲の自然を
窓という『額縁』で切り取ることをイメージした」
と記されてあった。
長崎は昼は昼の良さがあるのだが、夜の町を部屋から
眺めた景色は素晴らしく、それが多くの観光客を集める要因だ。

実は、隈研吾氏も私の同級生。スティーブ・ジョブズ氏も同級生。
だからと言って特別なものがあるわけではないのだが、
同級生は何故か意識する。

そこで、隈研吾氏がこのようなデザインをするようになった
経緯に着目した。
隈氏が好きな建築家はフランク・ロイド・ライト氏。
ライト氏の語った、
「建物ができることで、その景色が前よりも良く感じられるような設計」
を隈氏も意識していることは、歌舞伎座、新国立競技場等を
見てもよくわかる。

隈氏は、1980年代中頃にコロンビア大学に留学。
留学前までは、コンクリートの壮大な造形美にあこがれていた
“熱狂的なコンクリートファン”だったのだ。
ところが留学先で木材を使った建築美に目覚めた。
このdotsがなければ現在のデザインには至らなかっただろう。

帰国し、1990年独立し、設計事務所設立。
ところが、バブル崩壊により都会での仕事がなくなり、
地方を回り、地域に溶け込む設計に注力した。
さらに、阪神淡路大震災、東日本大震災を経験し、
人工物で自然に立ち向かおうとする思想の破綻を感じた。
そして、森林を手入れして生み出された木材こそが、
“人間と地球をつなぎとめる存在”として、
木材を活かす、隈氏独自の“自然と調和した“設計が確立された。

その後、「負ける建築」という発想に行き着いた。
周囲を威圧する高層建築ではなく、
地域の風土に溶け込み、時には施主の経済状況にも歩み寄り、
多岐にわたる条件を受容する建築を名付けてのこと。
ここに隈研吾氏ならではの価値観が見いだせる。

隈研吾氏曰く、「建築というのは才能ではなく、粘り!」
クライアントの意向や予算も含め、
何度も試行錯誤を重ねやっていくうちに、
自分でも気づかない何かその地域にあったものが
できてくるというのだ。

実は私も仕事を継続していく上で、大事なのは“粘り”だと
思っている。(まぁ~~私はしつこいからねぇ~~~)
もしかしたら、ず~っと長くその仕事を継続して来た人たちの
結論は“粘り勝ち”なのかもしれない。
日本を美しくする会の鍵山相談役も“粘り”で、
習慣の徹底を身を持って教えてくれている。

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隈氏の洗練された建築

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隈氏曰く「建築というのは才能ではなく、粘り!」

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結論は“粘り勝ち”!?

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