これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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11/02
2020

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多様化時代のデータドリブン! 小阪裕司のヒューマンドリブン!

「データドリブン経営」
「イシューから始めよ、イシュードリブン」
「原体験ドリブン」

そして…
「多様化時代の“データドリブン”という手法」
「小阪裕司の“ヒューマンドリブンの可能性”」

後の2つは私が名付けたタイトルなのだが…
使ってみると使い勝手のよい言葉なわけだ。

いまや本屋に行けば“ドリブン”のついた表紙がいっぱい。
とにかくこのところ多く目にする「ドリブン」。
私はこの“DRIVENドリブン”を知って1年も経っていないはず。

本屋でやたら見るようになったので知ったわけだが、
調べてみると“drive の過去分詞”だという。
ほ~、だから意味が“突き動かされた”となるわけだ。

さて、ここで取り上げたいのは小阪裕司氏の“ヒューマンドリブン”。

デジタル化、オンライン化、そしてAI化よって
ビジネスは大きく変わり、
その対応が遅れると命取りに…

なんて、あちこちで言われているわけだが、
小阪裕司さんは、
「いやいやそれらは手段であってビジネスの決め手は
その人に価値を創れるかどうか」なのだと。

売る側も受け手側も人間であることには変わりがないので、
人と人とのいとなみという意味では、
その手段が変わってもその価値観は変わらないという。

そこで“ヒューマンドリブン”という言葉が浮かんだわけだ。

小阪さんはこの30年間、人間の感性と行動にこだわり
小阪流の“ヒューマン情報学”をつくり上げて
さまざまなビジネスにおいてその論を実証してきたわけだ。

ほらほら”小阪裕司のヒューマンドリブン”って
ぴったりハマってるでしょう!?

というわけで、Business Today 動画サイトの第二弾は
小阪裕司さんをゲストにお迎しての
「小阪流ヒューマンドリブンの可能性」。

もうすぐ“ビジ達 7”にもその内容が登場するよ!
お楽しみに!

気になる動画は…こちら!
https://www.youtube.com/watch?v=nMk9PG-vlxE

多様化時代の“データドリブン”という手法

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Business Today 動画版

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小阪裕司さんがゲスト!

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選ばれる仕事道

11/02
2020

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石川家ならではの“先義後利のM&A”

少し前に“JAPANESEアップサイクイル”というテーマで
これからはM&Aが増加すると発信した。
今、世界から遅れをとってしまった日本の生産性を
上げていくためにも、後継者不足問題解消のためにも、
M&A(企業統合・企業買収)を進めことも有効な手段と
語った。
そして、“誰が企業を買うのか”が、これからは
大切なテーマであると。
そんなおり、石川酒造の当主石川彌八郎(やはちろう)氏が
“大多摩ハム”M&Aを実行した。

何故M&Aを実行したか?
当主から頂いた資料には、
「大多摩ハムの敷地は約1000坪、JR青梅線福生駅より
徒歩3分の好立地にある。それゆえ、伝統的ハムづくりに
興味を持たない者が購入した場合、
ハム事業は継続せず不動産活用だけを行う心配があった。
これは福生の街の魅力にも影響していくと懸念された。
また、大手ハムメーカーが購入した場合は、
ドイツ式ハムづくりは継承されず、
大手の下請けとなり廉価なハムの製造を強いられる懸念があった。
石川酒造の“酒づくり”と大多摩ハムの“ハムづくり”の精神には
共通点があると古くから考えていた小生にとって、
大多摩ハムの“ハムづくりの精神”が途絶えることは
耐えがたい事であった」と。

要点は、
1.ドイツ式ハムづくりの承継
→ 高価格だがこのハムづくりを絶やしてはいけない。
2.駅前の好立地を活かした活用
3.街づくりの観点
→ 福生にあける2軒の酒蔵と二軒のハム工場からなる
“街の魅力”の承継
4.石川ブルワリービールとの好相性
  →ハムとビールの相乗効果
このような事情から石川さんは、M&Aを決断した。

拙著『儲けないがいい』や、講演会でも度々紹介している
第16代当主の終戦直後の日記には、
“終戦直後、多くが儲けるために“闇取引”に向かったのに対し、
石川家は“多摩の名主”として、社会性を優先しての
“まちの役割”を担わなければならない“記されている。
16代目は迷いながらも、“闇に手を染めてはいけない”としたのだ。
目先にとらわれ、闇商売に走ると、
16代続いた石川家の考え方・価値観が失われると思い
踏ん張ったのだ。

幕末維新期のリーダー像を記した『多摩の名主たち』にも
熊川村名主、石川家のことが書かれているほど。
その第18当主は地域のことを考え、後継者のいない
大多摩ハムを承継することで、福生の街の未来をも見据え、
M&Aを実行することとしたのだ。

石門心学実践講座にて学んでいる
“正直に道徳心をもって経営に当たることが、
結果として関係者及びお客様からの支援も多くなり
いい経営に結びつく“という“先義後利”。
デジタル化も大事だが、地域のこと、社会のことを
考えての経営も大切ということ。
まさに18代目当主石川彌八郎氏は“先義後利”の価値観を
M&Aを通して実践しようとしているのだ!

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石川酒造の当主石川氏

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“大多摩ハム”M&Aを実行!?

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先義後利”の価値観を M&Aを通して実践

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先取りビジネストレンド

11/02
2020

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“サクラマス降海理論”の実践

2ヶ月前に“サクラマス降海理論”として、
“陸封型ビジネスから降海型ビジネスへ”
“LocalビジネスからGlobalビジネスへ“
と発信した。

私のふるさと“美生川”にいる15センチほどの
“ヤマメ”たちの一部は海へ行き、
戻ってくる時は30センチから60センチの
“サクラマス”になる。
“陸封型”とは、海に行かず淡水で一生を終えるヤマメたち。
“降海型”は海に降り、大海原を1~2年泳ぎ、
大きく成長しサクラマスとなり戻ってくる魚たち、
と捉えてほしい。
このことに準え、“陸封型ビジネスから降海型ビジネスへ”
としたわけだ。

さて、“サクラマス降海理論”をビジネスにどう活かすかだが
ここで“降海型”の企業を紹介する。
今回、ビジネスイノベーションに登場していただいたのが、
株式会社モンスター・ラボ、代表取締役CEOの
鮄川 宏樹(いながわ ひろき)氏。
“モンスター・ラボ”は、デジタルコンサルティング事業・
企画設計から開発・運用までを請負い、
RPA(ロボティスク・プロセス・オートメーション)ツール開発も
しているという。

すなわち、メガプラットフォーマーや次なるプラットフォーマー達
(ZOOM、ショピファイ、ドキュサイン等)や
さまざまなIT技術を活用し、それぞれの地域それぞれの
ビジネスにあわせたデジタル化、オンライン化を進めていく
事業をしているのだ。

現在、世界15カ国、26都市の拠点で展開しているという。
アジア・太平洋地域、ヨーロッパ全域から中東を対象とし、
北米においてもニューヨークに本社を置く会社と
提携し事業を展開しているという。
とにかくグローバル企業である。

“モンスター・ラボ”のような会社が、
世界のエンジニアやクリエイターを採用し、
地球規模でデジタル化・オンライン化を進めていくことは、
まさに地球規模で“事実上の標準”と言われる
ビジネスが推し進められているということ。
言い換えれば、世界的“ディファクトスタンダート”の進展なのだ。
そしてこのディファクトスタンダード化は
コロナ禍によりスピードが早まったわけ。

さて、ヤマメの話に戻るが、
ヤマメが淡水から海水へ適用する期間を
“銀毛化→スモルト化”という。
この時代においては、“モンスター・ラボ”のような会社が現れ、
地球規模で“スモルト化”をお手伝いしているわけだ。
ということで、私たちのビジネスを大きく成長させるためにも、
新しい時代のビジネスに適応するためにも、
“スモルト化”をどんどん進めて
いかねばならない時期ということ。

AI技術も取り入れプラットフォームも活かし、
日々の働き方から、商品やサービスも
デジタル化オンライン化を進めていく時期ということ。
さて…今まさに“スモルト化”の時で、
これを“今”どんどん進めていかないと、
やがてくる“ディファクトスタンダード”に
適応できなくなりますよ。


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“サクラマス降海理論”

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株式会社モンスター・ラボの 鮄川氏

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