これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

はなまるア・ラ・カルト

04/15
2013

ARA (3)

“踏み絵的採用”のオススメ

4月入社の新入社員も少しずつ馴染んできた頃だろうか。
晴れて会社の一員となったからには、
同じベクトルで前に進んでもらいたい
(まぁ、なかなかそううまくもいかないのが現実の厳しいところ…)。

江戸時代から続く老舗くず餅店・船橋屋の
経営理念は、“くず餅ひと筋真っ直ぐに”。
創業以来、作り方も理念も徹底して変えていないという。

さて、そんな船橋屋の会社説明会には
年間トータル数千人の学生が訪れるそうだ。
しかし実際に入社できるのは5~6人程度。

精鋭を決めるには、船橋屋の理念や家訓を
しっかり理解してくれて、なおかつ価値観を
共有できる人材かどうかを見極めなくてはならない。

そのために、会社説明会では必ず
「皆さん、船橋屋のくず餅は食べてきましたか?」と尋ねるそうだ。
確かに、本当に情熱があるのなら誰かに言われなくても能動的に
船橋屋について知ろうとするはず。

つまり、価値観を共有し同じ方向を目指して
共に歩んでいけるような人材を選ぶには、企業風土や価値観に対する
共感度を確認できる機会(イベント)が必要となる。
これを中島流に言うと“踏み絵的採用”というわけ。

その昔、踏み絵によって
キリスト教徒であることを見分けていたように、
採用の際にしっかりと踏み絵のような
確認をしておかないと、のちのち困ることに繋がるのだ。

弊社クオーターバックでも価値観を共有する大切さを実感している。
クリエイティブな会社なのでその方向性と質、
そして全員が日々成長を目指してもらわないと
会社の成長も継続も難しい。

有名な大学を卒業しているから優秀な人材というわけではないからねぇ~。
これからの時代、組織の一員として
共に歩んでいけるような人材を選ぶためには、
船橋屋のような(?)“踏み絵的採用”が必要だ。

そのためには企業も
“何を目指しどう社会に貢献できているか”を
もっと明確に発信していかないとね!

そうそう、採用される側も
「入社できるならどこでもいい」という気持ちじゃだめ。
継続して勤めていくためには、
やはり自分とベクトルの合う企業を選ばなくては!


ARA (1)

船橋屋の会社説明会

ARA (2)

果たして誰が選ばれるのか!?

ARA (3)

1人1人が誇りを持った会社に

BACKNUMBER

ページTOPへ