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はなまるア・ラ・カルト

09/07
2015

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組織内ミトコンドリアの法則!

最近“疲れやすい”と感じている人に朗報!
キーワードは体内にある「ミトコンドリア」!

先日、テレビでこんな番組が放送されていた。
体内の「ミトコンドリア」という細胞小器官によって
スタミナ切れを感じさせない、
持久力の高い体をつくるというものだ。

このミトコンドリアは、
体内のエネルギーを作り出す、
いわば人体のエンジン的役割がある。

年齢と共に減少し、疲労を感じやすくなる一方で、
増やすことができれば、持久力が増すというのだ。

面白いのが、その増殖方法だ。
それはずばり「あえてエネルギー不足の状態を作ること」。
例えば、歩く速度をいつもよりも少し速めたり、
食事を制限したりすることで、体に“負荷”をかける。

すると、細胞はエネルギー不足を察知し、
それを補うエネルギーを作るために
ミトコンドリアを増殖させるのだ。

ここで私が注目したのは、
この「負荷をかけることで増殖し、強い体を作る」という
“ミトコンドリアの法則(勝手ながら命名)”だ。

ビジネス視点で見れば、
この法則は企業の組織を
強くすることにもつながると思うからだ。

例えば、組織内のチームにおいて重要な役割を持つ人物が、
何かしらの理由で突然抜けたとする。
となると、他のメンバーにとっては当然、
精神的にも作業的にも大きな
“負荷(ストレス)”がかかるわけだが…。

実は、こんなときにこそ、
そのメンバーの中から
次なるリーダーとなる者が現れたり、
チームが一丸となることで、
プロジェクトを成功に導いたりするものなのだ。

そういえば、私の会社でも、
リーマンショックの際に
困難に直面したことがある。

だが、それを機に新たな
企業内戦略を打ち出したことによって、
窮地を乗り越え、事業収支も健全化し、
その後に続く足腰の強い会社とすることができたのだ。

このように、組織においても
あえて少し負荷をかけることは、
メンバーを成長させ、改善のきっかけともなり、
その後の組織の成長にもつながるということ。

困難に面したときこそ、
“組織のミトコンドリア(?)”は増殖し、
いままで以上の耐力とスタミナを
生み出してくれようとするのだ。

そのためにも、少し困難な道へチャレンジしたり、
あえてチーム編成を変えたりと、
組織内に成長するための
変化(ストレス)を与えることが
必要と言えるのだろう。

ミクロな存在であるミトコンドリアから、
組織にまつわるマクロな学びと
企業作りのヒントを得ることができた。
改めて、これを中島流の
“組織内ミトコンドリアの法則”と命名する!


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ミトコンドリア増殖が鍵!

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組織も“負荷”をかけて磨こう

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