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01/05
2015

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石坂産業の“推し知る仕事道”

「推して知るべし」ということばがある。
細部を見れば、他の部分も容易に推察できるという意味だ。
例えばお店のトイレを見るだけで、
その店の考え方や状況を推し量ることができる。

このように、細部を見るだけで、
その“仕事道”ぶりを窺える仕事こそ、
“推して知る仕事道”=“推し知る仕事道”なのだ。

先日のビジ達「犬も歩けば里山に当たる」で
ご紹介した産業廃棄物処理の会社、
石坂産業は、まさにこの
“推し知る仕事道”を実践していた。

縁あって二代目社長・石坂典子氏(この方がとっても美人!)に、
石坂産業の産廃処理施設を
見学させていただく機会があった。
まずは産業廃棄物処理の会社イメージを裏切る、
全天候型の処理施設にビックリ!!
周辺に粉塵を撒き散らさないように
室内で行っているとのこと。

また、出入りするトラックのタイヤをも、
毎週清掃するシステムが備わっているのだ。
これも、施設外に迷惑をかけない配慮の一つ。

また、処理する機器は研究され、充実しているのだが、
ポイントは、手作業によって分別作業を行っているという点。
人の目と手がしっかり働いている現場なのだ。

見学者に対する気配りも万全で、
見学ルートは緑色に分けられ、
ガラス窓を通して工程作業を
見学できるよう工夫されている。

さらにおおっ!と思ったのは、
窓越しであろうと、気がつけばスタッフの方が
見学者に挨拶してくれること。
うーん、これはスゴイ!
(作業中なのに申し訳ないと思ってしまう)

一つひとつは小さなことかもしれないが、
こんな気配りができる会社のレベルは
まさに「推して知るべし」。

こうした姿勢が評価され、
石坂産業は経済産業省の
おもてなし企業選にも選出されている。

産業廃棄物処理の会社では異例のことだけに、
現在では注目度もぐっと高まり、
視察希望者が続出!

処理場を視察すれば、
この石坂産業という企業の姿勢を
ほとんど知ることができると言っても過言ではない。

一を聞いて十を知る、ではないが
「処理場の一を見て石坂産業を知る」。
“推して知る”=“推し知る仕事道”を
実践されている石坂産業は、
これからますます注目されていくに違いない。


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石坂産業の美人社長・石坂典子氏

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石坂産業敷地内風景

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処理中の風景

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石坂産業の全体写真

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洗浄を徹底!

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