時代の流れを定点観測 時流観測所

3227

メンパ

コスパ・タイパに続く第3の消費傾向

買い物はAIにお任せ

買い物で悩んだり比較したりすることで消耗する精神的負荷を減らすことを重視する、『メンパ(メンタル+パフォーマンス)』が新しい消費トレンドとして注目されている。これまであらゆるマーケティング活動は、最終的に消費者にどのような態度変容を起こしてもらうかがベースで組まれていた。しかし、「メンパ」時代では商品検索・比較・購入までをAIが代替することで、人が消費の選択を行わない時代が来る可能性が示唆される。AI前世代としては「悩むから買い物は楽しいのでは?」と思いつつも、そのような思考自体がすぐに古くなる可能性は十分にありそうだ。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/02750/

3226

パペットスンスン

ゆるかわで癒やしと笑いを提供

じわりと人気を広げるキャラクター

青くてふわふわしたからだが特徴のキャラクター・スンスンを主人公とした、いま大注目のコンテンツ『パペットスンスン』がZ世代を中心に人気を集めている。その愛らしいビジュアルと、見るだけで思わず癒される動画が話題を呼び、SNSの総フォロワー数は200万人を超え(2025年中旬時点)。また、カフェ、回転ずしチェーンやファッションブランド(GU)とのコラボ、YOASOBIなどのアーティストとM出演など、キャラクターの枠を超えて幅広く活躍を続けている。さらに、ファンによる二次創作も活発化するなど多様な広がりを見せている。今後、IPとして発展・定着するか注目だ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9810e8b419882717bd117d3cf714cd6ce94eb99

3225

ゼロクリック検索

サイトを訪れる必要なし

検索結果画面で疑問解消

各種検索エンジンへのAIの実装により、検索結果ページでユーザーの疑問への答え(概要)が表示され、個別のサイトを訪れる必要がなくなる『ゼロクリック検索』時代が到来。
従来のSEO手法が根本から変更を迫られることになり、これまでの「表示順位」「クリック数」だけでなく、AIによる概要に引用されるかが重要となるとされる。一方でこれまでウェブコンテンツは多くの人に門戸を開く方向で進化してきたが、AIにより利用されない、そこでしか見ることができないことに価値があるクローズドなメディアも登場してきそうだ。
【参考URL】
https://www.geo-code.co.jp/seo/mag/zero-click-seo-strategy/

3224

シン・不易流行

ビジネスは聖域なき刷新の時代

変化に対応せず、乗りこなす覚悟を

『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』。近年よく耳にする“シン”という言葉は、単なる「新しさ」ではなく、本質を問い直し再構築する姿勢を意味する。文化資本経営コンサルタントの中島氏が提唱する『シン・不易流行』も、その延長線上にある考え方だ。松尾芭蕉の“不易流行”を土台にしつつ、「変えてはならないもの」さえ聖域とせず、時代に合わせて再定義していく覚悟を求めている。たとえば富士フィルムは写真フィルムに固執せず、自社技術の価値を問い直し事業転換に成功した。Netflixもまた、自らの収益モデルを壊し、変化を乗りこなした企業だ。AIをはじめ変化が加速する時代、対応に追われるだけでは生き残れない。「変わらないために変わり続ける」。その矛盾を引き受け、聖域なき刷新に踏み出せるかどうかが、2026年以降の企業価値を左右するのだろう。
【参考URL】
https://bt.q-b.co.jp/date/2026/01/13/#20995

3223

ポニーテールリング

近未来的なヘアスタイルに

洋服はもちろん、和装にもフィット

短い髪でも時にはポニーテールヘアを楽しみたい。そんな発想から生まれたアクセサリーが『ポニーテールリング』だ。エクステの先に付いたメタル素材のリングを自毛に装着することで、ポニーテールのようなシルエットをつくることができ、まるで映画やドラマに登場する未来人のようなルックスがSNSを中心に話題を集めている。このアレンジの原点は、2015年春のChristian Diorのコレクションで披露されたリング使いのヘアスタイル。ショーに衝撃を受けたヘアメイクアーティストのrina氏が、日常でも取り入れやすい形としてハンドメイドしたのがポニーテールリングだという。洋服はもちろん、和装にも映え、結婚式などの特別な場でも活躍してくれる。髪の長さという制約を超えて、アレンジの可能性を広げてくれる新しいヘアアクセサリーからファッションのトレンドを感じてみては。
【参考URL】
https://nlab.itmedia.co.jp/cont/articles/3331691/amp/

3222

監獄ミュージアム

旧奈良監獄を新たな観光拠点に

文化財を使いながら守る

明治時代に建てられた「旧奈良監獄」が、いま新たな観光拠点として生まれ変わろうとしている。手がけるのは星野リゾート。同社が奈良で挑むのは、単なるホテル開業ではなく、文化財を“使いながら守る”という試みだ。2026年春に先行オープンする『奈良監獄ミュージアム』は、同社初のミュージアム。重厚な赤れんが建築や、放射状に広がる監獄構造を活かしながら、「美しき監獄からの問いかけ」をテーマに、自分自身の生き方や時間の使い方を見つめ直す場を目指すという。世界遺産や自然に恵まれながら、観光の“通過点”になりがちだった奈良。星野リゾートはその文脈に、監獄という異色の歴史資産を重ねた。過去を保存するだけでなく、体験として未来につなぐ。そんな観光の新しい可能性が、奈良で動き出した。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/01744/?i_cid=nbpnxr_parent

3221

ドンロー主義

トランプ式モンロー主義

日本も危機感を

ドナルド・トランプ大統領が口にした『ドンロー主義』という言葉が、国際社会で注目を集めている。これは、19世紀にジェームズ・モンロー大統領が掲げた「モンロー主義」を下敷きに、トランプ流に読み替えた外交姿勢を示す造語だ。モンロー主義は「欧州は米州に干渉せず、米国も欧州に関与しない」という不干渉が基本だった。一方ドンロー主義は、「アメリカ第一」を掲げ、西半球の安定と主導権に力を注ぐ姿勢がよりはっきりしている。この動きは、中国にとって米中間の駆け引きを広げる余地を生み、台湾問題などの緊張を高めかねない。結果として影響を受けやすいのが日本だ。国際秩序が揺らぐ今、同盟に頼るだけでなく、自ら考え動く外交と安全保障が、これまで以上に求められている。
【参考URL】
https://news.ntv.co.jp/category/international/5c7008a6cd254de6a1d505df52cc374e