時代の流れを定点観測 時流観測所

1841

ドリーマー

幼少期に親と米国に不法入国した若い移民

救済制度が撤廃され不安定な立場に

アメリカ・ファーストを掲げて移民排斥政策を打ち出し批判を呼んでいる、ドナルド・トランプ米大統領。そんなトランプ氏の移民排斥政策によって窮地に追い込まれているのが『ドリーマー』という若者たちだ。
ドリーマーとは、幼少期に親に連れられて米国へ不法入国した若い移民のこと。永住権を持っていないため、幼いころから米国で育っても強制送還される恐れがある不安定な立場の若者たちだ。だが、前米大統領オバマ氏が発表したのが、彼らに対する国外強制退去の延期措置(DACA)だ。これによりドリーマーは強制退去に怯えることなく進学と就労が可能となった。ところが現米大統領トランプ氏がDACAの廃止を発表し、ドリーマーたちは再び不安定な立場に追い込まれている。この措置について米国各地でデモが起こっており、今後も波紋を呼びそうだ。

【参考URL】
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10172.php

1840

キャンピングオフィス

野外テントを使った業務スペース

都心での設置計画すすむ

働き方改革推進の影響もあり、東京都心のオフィス街に野外テントを使った業務スペース『キャンピングオフィス』を設置する動きが活発化している。
「キャンピングオフィス」は、東京急行電鉄とアウトドア用品の会社「スノーピーク」が企画した、渋谷の広場にキャンプ用テントを使ったオフィスを貸し出すサービスだ。国内初の試みとして、まず渋谷の広場に2か所が用意された。1つのテントは、最大12人まで利用可能で、外の空気を吸いながらリラックスした雰囲気で打ち合わせなどにも適しているという。本サービス開始までに具体的な料金プランなどを検討していき、一般向けには8月に公表予定だ。今後は、品川や丸の内でも設置される予定のこの「キャンピングオフィス」による非日常の環境で、さらなるイノベーションを誘発する効果も期待できそうだ。

【参考URL】
https://mainichi.jp/articles/20180517/k00/00m/020/055000c

1839

透明ノンアルビール

サントリー発売の「透明なオールフリー」

日中のオンタイムの需要を狙う

フレーバーウォーターなどの需要の高まりから新しい透明飲料が続々と登場する中、ついに『透明ノンアルビール』が発売開始すると話題になっている。
サントリーが来月から全国のコンビニエンスストア限定で発売する透明なノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリーオールタイム」。これは「大人がいつでも手軽にリフレッシュできるビールテイスト炭酸」をコンセプトに、オフィスで働く20~40代が日中のオンタイムに飲用するシーンを想定した飲料だ。オールフリーといえば「ビールの代わり」というイメージが強いが、近年市場が拡大している無糖炭酸としての潜在的ニーズもある。ターゲットを無糖炭酸市場まで広げることで「日中のオンタイム需要」を獲得できるのか、今後の展開に注目したい。

【参考URL】
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/11/news107.html

1838

WEMO

腕に巻きつけるメモ

現場最前線のワーカーがターゲット

腕にまきつけるウェアラブルメモ『WEMO(ウェモ)』が話題を呼んでいる。
これは、板状のシリコンを手首に軽く当て、丸めて腕に装着させて使用するというもの。シリコンバンドに油性ペンやボールペンで直接メモを取り、指や消しゴムで消せるので、繰り返し使うことが可能だという。「いつでも どこでも かける おもいだせる」がコンセプトで、災害や救急、農業に水産業、製造、建設、公共交通、宅配など、様々な“現場最前線のワーカー”をターゲットに開発されている。メモを落とすことなく、すぐに確認できる「WEMO」は、忙しい現場で重宝されることだろう。
【参考URL】https://www.wemo.tokyo/

1837

キットカット梅酒

梅酒を使用したキットカット

訪日観光客をターゲットに据えた新商品

ネスレ日本から、和歌山・平和酒造の銘酒「梅酒 鶴梅」を使用したキットカットの新商品『キットカット梅酒』が発売される。
近年海外で梅酒の需要は急激に拡大しており、「プラムワイン」や「UMESHU」と呼ばれ親しまれているという。そこで、中田英寿がプロデュースを行い、訪日客含む海外からの需要獲得に向けて開発されたのがこの「キットカット梅酒 鶴梅」。濃厚な味わいの大粒完熟梅を厳選し、仕込みを繰り返した銘酒「梅酒 鶴梅すっぱい」をベースとした粉末酒を使用している。パッケージも、海外からの観光客に満足してもらえるよう、高級感溢れるデザインとなっている。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、今後訪日観光客をターゲットにした商品は増加していきそうだ。

【参考URL】
https://www.sankei.com/west/news/180425/wst1804250075-n1.html

1836

歩容認証

歩き姿で個人を特定する

セキュリティ技術として注目

画像認識、映像解析の技術が進む中で、人の歩く姿を解析し、個人を特定する技術『歩容認証』が話題を呼んでいる。
これは、大阪大学の八木康史教授らが中心になって行なっている研究だ。これまで約4000人の歩く姿をデータにし、解析。今やその認証率は99%だという。歩く姿をベースに、身長や頭部、肌のテクスチャーなどあらゆる情報を掛け合わせて個人を特定することができる。これらの技術は、歩容鑑定として犯罪操作に応用されることが多い。具体的には防犯カメラの映像と比較し、同一人物の候補者を洗い出すというものだ。顔認証では10メートル以内の映像が必要となるが、歩容であれば40〜50メートル離れていても判別可能だという。今後の技術展開だけでなく、DNAの採取ができずに未解決となっている過去事件への早期アプローチなどにも期待したい。

【参考URL】http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47148

1835

介護犬aibo

介護付き有料老人ホームに導入

介護施設の顔となれるか

2018年1月の新型発売以来、入手困難となるほどの人気となっているソニーのロボット犬aiboが『介護犬aibo』として、施設のレクリエーション補助や高齢者の余暇時間を支える存在に採用され、ソニー・ライフケアの介護付き有料老人ホームに導入された。
効果検証はこれから始める予定だが、すでに、自室にこもりがちだった利用者がロビーに積極的に顔を見せる、笑顔が増えるなど、利用者に前向きな変化が見られているという。コミュニケーションロボットはこれまでも様々なメーカーが発売しており、医療や介護現場に導入されてきた。だが「介護犬aibo」は、限りなく本物の犬に近い動きや反応をみせるため、アニマルセラピーの効果も同時に期待できるという。実証された場合は、怪我や感染症の恐れのないアニマルセラピーの手段として、導入拡大が推進されるだろう。
【参考URL】http://diamond.jp/articles/-/169340?page=2