時代の流れを定点観測 時流観測所

1911

香害

香りによる健康被害

誰にでも発症するリスクあり

近年、香り付きの柔軟剤や洗剤は珍しくなくなり、さまざまな香りがついた商品が次々と発売されている。ところがその普及に伴い、その香りによって吐き気や頭痛などの健康被害を受ける『香害』が増加しているという。
国民生活センターによると、10年ほど前に外国製の匂い付き柔軟剤が流行った頃から、香りによる体の不調を訴える相談が増えているという。においによる健康被害は、頭痛や吐き気、記憶力低下などといったもの。化学物質を一度に大量に浴びたり、少量を浴び続けることで体内の許容量を超え、突然発症し、誰でもなる可能性があるという。被害の増加とともに規制を求める声も年々高まっており、洗剤会社などは今後対応を迫られることになるだろう。

【参考URL】http://news.livedoor.com/article/detail/15089251/

1910

カラーX線写真

X線写真がカラーで撮影可能に

体内の構造を3D画像で再現

テクノロジーの進歩は近年、医療分野でも大きな影響を及ぼしている。スイスに本拠を置く欧州原子核研究機構(CERN)が発表した、スキャンした人体の内部構造をカラーの3D画像で再現する技術『カラーX線写真』もその一つだ。
従来のX線撮影は、X線が骨など密度の高い部分に吸収され、筋肉などの低密度の部分を通過する性質を利用している。通過したX線で写真フィルムなどを感光させることで、内部構造を可視化する。これに対しカラーX線写真は、医療用3Dスキャナーによって検出して得た体内の光情報を高度なアルゴリズムで組み合わせ、3D画像を生成する。脂肪、水、カルシウムといった成分や腫瘍などを判別し色をつけることができる。実用化はまだ先のようだが、この技術が医療現場に普及すれば、さらなる医療の進歩は間違いが無いだろう。
【参考URL】https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/07/post-10614.php

1909

パン飲み

お酒が飲めるパン屋さん

ちょい飲みブームのひとつ

近年、牛丼屋やラーメン屋など、従来飲み屋として認識していなかった場所でのちょい飲みが外食業界でのトレンドとなっている。そして今徐々にブームが広がりはじめているのが、お酒を楽しめるパン屋での『パン飲み』だという。
パン飲みを楽しめるのは、おもにレストランを兼ねたビストロ・ブーランジェリーと呼ばれる形態の店だ。従来からカフェ併設のパン屋や、料理人がパンも焼く店はあったが、ビストロ・ブーランジェリーは、パンを専門のパン職人が焼き、料理はプロの料理人が出す点。こうしたビストロ・ブーランジェリーで、昼食のパンを買うついでに夜の飲みの予約をする利用客が多いという。広がるちょい飲みのかたちのひとつとして、パン飲みが定着するか注目していきたい。
【参考URL】 https://toyokeizai.net/articles/-/230884

1908

健康増進型保険

「健康」がキーワードの保険

生命保険各社が投入

近年、少子化や晩婚化で生命保険に新規加入する人が伸び悩んでいる。そんな中、生命保険各社は、運動や禁煙などで生活習慣や健康状態が改善すると、保険料が安くなる『健康増進型保険』を次々投入している。
従来の保険商品は、加入時の審査を通れば保険料は性別や年齢で決まる。しかし長寿化による健康意識の高まりを受け、新たな顧客層を開拓するために投入されたのが「健康増進型保険」だ。健康状態が改善して病気を発症しない加入者が増えれば、保険金の支払額が少なくなるというメリットがある。契約者の健康増進の活動をサポートする商品となるこの保険が若年層の加入のきっかけになるか、今後に注目だ。


【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1808/02/news019.html

1907

置き配

玄関先に荷物を置いて配送完了

近年さまざまな企業が導入

ネットショップの利用者増加で、宅配便の「再配達」が深刻な社会問題になっている。そんな中、日本郵便が玄関前に置くだけで配達を完了するサービス『置き配』を本格的に始めると報じられ、注目が集まっている。
国土交通省によると、現在は宅配便の約2割が再配達になっているという。そこで来春から日本郵便が開始する「置き配」では、利用者が商品の発送連絡を受けた後、「置き配」か従来通りの配達かを選択できる。玄関先などに荷物を置く配送法はすでに海外では一般的で、日本でも近年さまざまな企業が導入している。今後、指定場所に置くだけで配達を完了するサービスが広まることにより、再配達をさらに削減でき、人手不足の解消やコスト削減へつながることに期待したい。

【参考URL】 https://irorio.jp/nagasawamaki/20180723/480504/

1906

ラベルレスボトル

ラベルがついていないペットボトル

消費者の環境意識を変化させる可能性も

環境負担の軽減を目指し、アサヒ飲料から『ラベルレスボトル』が発売された。「ラベルレスボトル」とは、ラベルがついていないペットボトルのこと。ラベルがついていなくても販売可能なインターネット通販で売り出しているという。
消費者はボトルを廃棄する際にラベルをはがす手間がなくなり、気軽に環境負担軽減に貢献できる。アサヒ飲料の親会社である「アサヒグループホールディングス」は2030年の温暖化ガス排出量を、2015年より30%減らす計画を打ち出している。このように、会社全体で環境に配慮した取り組みを行うことで、消費者の意識を少しずつ変えていくことができるのではないだろうか。

【参考URL】https://r.nikkei.com/article/DGXMZO29919980X20C18A4XQH000?s=2

1905

ジブリパーク

スタジオジブリの世界観を再現したテーマパーク

インバウンドの集客に期待

「となりのトトロ」や「もののけ姫」など、数々のアニメーション作品を生み出したスタジオジブリ。そんなスタジオジブリと愛知県が協力して、『ジブリパーク』オープンを目指している。
「ジブリパーク」とは、2022年に愛知県でオープン予定の、ジブリの世界を体感できるテーマパークのこと。13年前愛知県で行われた万博「愛・地球博」で、「サツキとメイの家」を展示したことがきっかけとなっている。敷地は、作品ごとの5つのエリアに分けられる予定。まるでジブリの世界に迷い込んだかのようなテーマパークを目指して、計画を進めていくという。世界初のジブリに特化したテーマパークができれば、インバウンドの集客にも期待できそうだ。

【参考URL】https://www.asahi.com/articles/ASL4S628ML4SOBJB009.html