時代の流れを定点観測 時流観測所

1988

出国税

国内外への出国の際に徴収

2019年1月から開始

2020年の東京五輪開催に向け、インバウンド客の増加はますます加速していくとみられている。そんな状況において、海外旅行や出張に行く日本人と、海外から来日する外国人が、日本を出国する際に課せられる税金『出国税』が、2019年1月から始まった。
出国税の金額は1,000円。ストレスフリーで快適に旅行できる環境の整備、日本の多様な魅力に関する情報の入手の容易化、地域固有の文化、自然等を活用した観光資源の整備等による地域での体験滞在の満足度向上などに使用される。すでに諸外国では類似の税制が展開されており、今回の出国税はそれらを参考に制定されたという。この出国税の制定が、国内外への旅行客数にどのような影響を与えるのか、注視していきたい。
【参考URL】
https://www.skyscanner.jp/news/departure-tax-japan

1987

インタラクティブドラマ

選択によって展開が変わるドラマ

インターネットのドラマ配信サービスで展開

定額見放題などで大きく成長を続けているストリーミングサービス。そんなストリーミングサービス大手のひとつNetflixが、視聴者の選択によって結末が変わるドラマ『インタラクティブドラマ』を展開し注目されている。
インタラクティブドラマによる作劇は、すでに数本のドラマで展開されており、賞を受賞している作品もあるという。Netflixは、週に一度新エピソードを披露するテレビ界の慣習を破り、1シーズンのすべてのエピソードを一挙配信するスタイルを確立したことで知られている。このインタラクティブドラマも、テレビドラマの構造自体を大きく変えるNetflixの「発明」ということができるだろう。インタラクティブドラマの成功を受け、このスタイルがドラマの主流になる可能性もありそうだ。
【参考URL】
https://eiga.com/news/20181009/4/

1986

IWC

国際捕鯨委員会

日本が脱退を表明

2018年12月に国際機関である『IWC』(国際捕鯨委員会)からの脱退を日本政府が表明し、物議を醸している。
1982年にクジラ資源の枯渇を理由に「商業捕鯨」の一時停止がIWCで決定され、日本も30年にわたり「商業捕鯨」を中断していた。今回日本政府が脱退を表明した背景には、「鯨類の資源は回復している」と商業捕鯨の再開を求めてきたにもかかわらず、要求が却下され続けたことがある。このことからIWCとの共存が不可能だと判断し、7月から商業捕鯨を再開するという。クジラの消費量自体が激減するなか、日本で商業捕鯨を続けることに疑問の声が上がっており、この決定に対しては国外のみならず国内でも波紋が広がりそうだ。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/posts/00410160HDK

1985

仲邑菫

囲碁界最年少プロ棋士

日本棋院の育成制度により選出

日本棋院が、海外の選手に対抗できるようなトップ棋士を育成しようと設けた「英才特別採用推薦棋士」制度。この第一号として迎えられたのが4月1日付、10歳で囲碁界最年少のプロ棋士となる『仲邑菫(なかむら すみれ)』さんだ。
中村さんは3歳で碁を覚え、7歳から両親とともに韓国・ソウルに渡り修業を開始。一昨年には現地の小学生低学年のチャンピオンに輝くなど、優秀な成績を収めているという。今後中村さんがプロ棋士としてさらに経験を積み、世界トップレベルの選手と戦う姿に期待したい。
【参考URL】
https://www.asahi.com/articles/ASM143607M14UCVL003.html/a>

1984

顔認証ATM

ATMで口座開設が可能に

ネット銀行などの口座開設代行も

セブン銀行が今秋以降に『顔認証ATM』を導入すると発表し、話題を呼んでいる。
これまで銀行で口座開設をする際には、窓口での手続きや書類郵送による本人確認が義務付けられてきた。しかし「顔認証ATM」の導入により、セブン銀行では従来の手続きなしにATMだけで口座開設が可能となる。スキャナーで本人確認書類を読み込み、高精細カメラで撮影した写真と照合することで、不正も防ぐことができるという。ネット銀行や地方銀行と提携し、口座開設の代行も視野にサービスを拡大していく「顔認証ATM」の今後に注目だ。
【参考URL】
http://news.livedoor.com/article/detail/15839036/

1983

ASMR

音フェチ動画

女子高生を中心に人気

今、動画配信サービスで、耳かきの音や食べ物を咀嚼する音などを記録した「音フェチ動画」と呼ばれる『ASMR』動画が女子中高生を中心に人気を呼んでいる。
「ASMR」は、Autonomous Sensory Meridian Responseの略で、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、頭がゾワゾワするといった反応・感覚のことを指す。最近では、人気YouTuberらがASMR動画に挑戦しており10代を中心に一気に認知度が高まった。もとはアメリカで流行したことをきっかけに、日本のみならず世界中で徐々に人気が拡大し、韓国でも睡眠導入に良いと大きなブームとなっている。いまやYouTuberならぬ「ASMRist」 なる職人も登場しているという。新たなトレンドとなりつつあるこの「音の癒し」がどのような形で広がっていくのかに注目したい。
【参考URL】
https://news.mynavi.jp/article/20190106-744234/


1982

ビオセボン

イオンのオーガニックスーパー

日本のオーガニック市場を牽引する存在に

近年、健康志向とともにオーガニックへの注目も高まっている。そんな中、イオンのオーガニックスーパー『ビオセボン』が出店地域を拡大し、注目されている。
「ビオセボン」は、ヨーロッパで140店舗以上を展開するフランスの有力オーガニックスーパー。イオンは2016年に提携し、合弁でビオセボン・ジャパンを設立した。欧米ではオーガニック商品が普通のスーパーでも手軽に入手できるのに対し、日本では、まだまだ一部に限られる。そのため、オーガニックスーパーであるイオンの「ビオセボン」はそうした状況において、徐々に売り上げと顧客を獲得しつつある。「ビオセボン」が果たす役割は極めて大きく、マーケットの拡大の推進力となるのは間違いないだろう。今後に動向に注目したい。
【参考URL】
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26156.html