これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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モバイルショット

12/08
2014

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六十にして学に志す!

ということで今号が「ビジ達」600号!!
12年間、3,000本のコンテンツを発信したということ。
(まだまだプロセスなのだが…)

先週、最後に孔子の話をさせていただいたが、
孔子は
「吾十五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順う……」
という言葉を残している。

三十にして自分の精神のよりどころを確立!?
残念だが、60歳になろうと
しているのに確立してないし…
「四十にして惑わず」は、悟りを開き、
人生に対して疑いをいだかない!
まだまだ惑うし、果たして悟りを
開くなんて時が来るのだろうか!?

「五十にして天命を知る」、
すなわち生涯における使命のこと。
あ~~、まだ何が私の使命なのかも
わかっていないのが実際。
スゴいねぇ~孔子殿は…
まぁ普通の人じゃないし、
だから、2,500年後の今も
名を残しているわけだし。

孔子と比較するから愕然とするわけで、
自分の1年前と比較すれば十分(幾らか?)前に
進んでいるわけで、それでいいと思うのだが…

とにかく、60歳をすぐそこにして、
いろいろと自分という人間を
再確認してみることが重要に思えてならないのだ。
だって、60歳は“折り返し地点”と思うから。

お陰様でまだまだ健康!
その健康を持続するための活動もしている。
(夏から6回も高尾山に登ったし…)
ついにもっと学びたいという
欲がいまさらながらでてきた…
(ちょっと遅いようだが…)

まさに「六十にして学に志す」というところなのだ。

そして、チャレンジ精神はまだまだ旺盛だし…
やっぱり、この還暦こそが、折り返し地点。

まずの学びテーマは、使命とも思える
“里山ビジネス”をどう極めるかだ!?

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6度目の高尾山登山は会社のメンバーと!

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今年もたくさんの人に支えてもらいました

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まだまだ健康!!!

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11月にも高尾山に!撮影:Mr.セイージ

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はなまるア・ラ・カルト

12/08
2014

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日本食の次は“掃除道”

ご存知の通り、「日本食」が世界遺産に登録され、
世界的に注目を集めている。

実際に、今では多くの海外都市で、
日本食を味わうことができる。

このように、日本独自の文化が
海外に息づいていることを思えば、
そのひとつに、「掃除道」が
入っていてもおかしくはない。

いや、むしろそうなるべきだろう!
「日本食」と同様に、「掃除道」にも
より視線が集まってよいはずだ!

なぜなら、10年ほど前から
「日本を美しくする会」の掃除が
中国を皮切りに、
注目されてきている。

そこから、ブラジル、ニューヨーク、
インド、ルーマニア、台湾、イタリアなど
様々な国が取り入れてきている。

特に、「日本を美しくする会」の鍵山相談役と、
田中会長が講演会と掃除実践のために
訪問したイタリアでは、
鍵山相談役の書籍「一日一話」が
イタリア語訳され、出版されているほどだ。

また、モバイルショットでも紹介したが、
日本での街頭清掃の際、マレーシアからの
自治体コンサル視察団20数名が、
街の活性化につなげるためにと、
掃除を学びにも来た。

しかし、こうして世界中から「掃除道」が
関心を集めているにもかかわらず、
日本の街はまだまだきれいとは言い切れない。
“街をきれいにする”という意識の底上げが
必要ではないだろうか。

そのためには、全国に127ヶ所ある
「掃除に学ぶ会」から
「掃除道」を発信していき、
もっと日本に浸透させるべきなのだ。

これを中島流“三角コーン力学”で
考えてみよう!

日本で「掃除道」を
浸透させるためには、
世界が日本の「掃除道」に注目し、
様々なメディアに扱われることが必要だ。

つまり、より大きなスケール(世界)を
起点とし、注目されることで
逆輸入効果を活かし、
本来の目的(日本での定着)を
達成し易くする。

世界中の人に「掃除道」が注目されることで、
それを見た日本人が日本食のすばらしさを
再認識したように、
「掃除道」に注目してもらうのだ。

そうすれば、「掃除道」の志を
持った日本人が増え、
みんなが掃除を徹底するようになるのではないか。

それこそが、より美しい日本を磨くために重要で、
世界に「掃除道」を発信していくことにも
繋がるのだろう。

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視察団も参加した街頭清掃

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掃除道を志す参加者たち

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鍵山相談役と視察団の記念撮影

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街頭清掃をする田中会長と鍵山相談役

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道具を駆使して隅々まできれいにする

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シナジースペシャル

12/08
2014

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第7回リーダーズセミナー フィナーレイベント

第7回目となるリーダーズセミナーの集大成である、
V&Tプレゼンテーション&アワードが
無事にフィナーレを迎えた!

V&Tプレゼンテーションとは、
Visionを語り、それを実現するために明日(Tomorrow)から
具体的に何を実践するかをプレゼンテーションするイベントだ。

今年参加の十数名のリーダーズたちが、
12名の経営者陣にプレゼンテーションを行い、
優秀者には賞が与えられるという流れ。

今年もこれまで以上の
プレゼンテーションが展開された。
よかったよかった。

それぞれのV&Tを聞きながら、改めて感じたこと。
それは立場や年齢、業界によって
プレゼンテーションする内容がまるで違うという点だ。

やはりこの違いこそが面白い!
自分にない視点だからこそ、
刺激となる瞬間がたくさんあるのだ。

そしてこのリーダーズセミナーの
一番の売りといえば、ディスカッション。

社外や業界外の分野の人の元へ
足を運び、視察をして話を聞く。

そこで気づいたこと、
今後への活かし方をそれぞれの視点で
ディスカッションするのだ。

違いがあるからこそ、
そこにシナジー(=相乗効果)が生まれる。

新しい場所や人との出会いが、
参加者たちにさまざまな産物をもたらしてくれる。

そして、それこそが次なる時代を
“見通す”ための材料になるのだ。

世の中は、日々とてつもないスピードで変化している。
そんな中で、目先のビジネスや
自分たちの業界だけを見つめていては、
時代の変化に置いていかれてしまうだろう。

だからこそ、これからの自分や
会社の在り方を再確認するためには、
広い視野と、“相乗効果”を生み出せる
コミュニケーションが大切なのだ。

このリーダーズセミナーを始めて早くも7年。

そして、今年のリーダーズたちも緊張しながらも
素晴らしいV&Tプレゼンテーションを行ってくれた。

今後はこの体験を活かした、
それぞれの活躍を期待するだけだ。

さて、私も次のステージへ向かって、
活躍の場を拡大して行かなければ!

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真剣なまなざしの経営者陣

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一年間の成果を存分に発揮しています

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それぞれがいろんな話をしていて面白い

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本年度の優秀者と記念撮影!

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選ばれるビジネス

12/08
2014

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「庭のホテル」の上質な日常

そのホテルに広がるのは、
日常からかけ離れた非日常空間…ではない。
なぜなら、ホテルのコンセプトは
「上質な日常を提供する和の空間」だからだ。

そんな上質な日常を提供するのは、
水道橋にある「庭のホテル 東京(以下「庭のホテル」)」だ
(銀座でも台場でもなく、水道橋!?)。

2009年に開業以来、ミシュランガイドのホテル部門で
5年連続2つ星を獲得。
利用者からは、「朝、目が覚めた瞬間から、
日本にいることを実感できる」
「第二の我が家に帰ってきた気持ちになれる」
など高い評価を得ているという。

その特徴は、ビジネスホテルとも、
高級ホテルともいえない独特の和の空間だ。

中庭には緑が茂り、ちょっとした庭のようになっている。
外観からもホテルの雰囲気のよさが伝わってくる。
また、内装の程よい和の雰囲気が演出するくつろぎの空間を、
手ごろな宿泊料で楽しむことができるというのだ。

さて、冒頭でも紹介したが、
「庭のホテル」のコンセプトは
「上質な日常を提供する和の空間」。

多くのホテルが「非日常」を演出することに努めているなか、
あえて「上質な“日常”」の提供を
コンセプトにするホテルは珍しい。

その理由は、総支配人であり、
株式会社UHMの代表取締役である
木下彩(きのした・あや)氏にあった。

木下氏曰く、自分自身が泊まりたいホテルを追求したことが、
「庭のホテル」の開業へとつながったそうだ。
というのも、ホテルの改装に伴い、
どんなホテルが求められるか、
さまざまなホテルの調査などを行ったという。

しかし、最終的に決め手となったのは、
「こんな日常があったらいいな」という
自分自身の思いの具現化だったのだ。

そんな木村氏の理想を追求したホテルは、
開業当初こそ稼働率はあまりよくなかったものの、
徐々に評価され、現在では平均90%以上を誇っている。

また、国内外問わず多くの観光客が利用するばかりでなく、
上質な日常を求めて、
都内からも利用する人も絶えないという。

「庭のホテル」には、
民宿のような、和を全面に出した雰囲気も、
高級ホテルにありがちな、ラグジュアリーな内装もない。
しかし、マーケティングを駆使したものよりも、
提供する側が一番欲しいと思う空間を追求したことが、
多くの人に選ばれることに繋がったのだろう。

私は、成熟時代における
“お客様から選ばれる”ポイントは
ここにあるように思えてならない。

つまり、すでに多くの人が求めそうなホテルは多く存在する。
だからこそ、最終的に重要なのは
“自分が欲しい”というということだ。

過去のデータからではなく、お客様の声からでもなく、
“自分が欲しい”という究極のテーマなのだ。

こんな感覚と価値観を持って、
これからの“選ばれるビジネス”を追求したいものだ。

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雰囲気の良い入り口に魅せられる。

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宿泊客の半分は外国人観光客だという!

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水のせせらぎも和の演出の1つ。

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選ばれる仕事道

12/08
2014

sgt

「久保工」の地域と共に仕事道

東京・神田に「株式会社久保工」という会社がある。
宮大工店から出発した建設会社だ。
神田だけでも500棟(スゴ~イ!)の
ビルを建てたというこの会社では、
現在ビル建設はもちろん、メンテナンス含めた
幅広いアフターフォロー業務を行っている。

私も所属していた青年会議所の先輩、
久保金司氏は、この会社の二代目社長を務めていた方だ。
青年会議所に31歳のときに参加され、
そこで社会奉仕活動に出会ったのだとか。
久保氏はその活動に深い感銘を受け、
その価値観はその後の久保工の経営にも
大いに生かされていったという。
その価値観とは、ずばり「地域と共に」というもの。

例えば、神田の小松川では交通事故が非常に多かった。
特に、幼児の痛ましい事故が多かったのだという。
そこで、地域のため、子どもたちのため、
久保氏を含むメンバーたちは立ち上がり、
様々な働きかけをした。
結果、小松川に交通少年団ができ、
事故件数を大幅に減らすことに貢献したという。

また、河川の公害問題に取り組み、
「多摩川をふたたびメダカの泳ぐ美しい川に!」
という思いから「ラブ・リバーキャンペーン」を
5年間にわたって行ったのも、社会貢献活動の一つだ。

こうした地域貢献、地域奉仕の姿勢は、
ボランティア活動だけにはとどまらない。

「神田ルネッサンス」というタウン誌作りを
主宰されていた久保氏は、そこで学んだこと、
出会った人をきっかけに、
「街づくり」を考えた建設業であり仕事のあり方を
考えるまでになった。
これは「神田学会」という、神田地域を盛り立て、
発展させるための勉強会の結成に結びつき、
現在も盛んな活動が行われている。

こうした地域貢献活動に対する久保氏の思いは一つ。
「地域が良くならないと、久保工も良くならない」。
地域を活性化させ、そこに暮らす人を幸せにし、
働く人にやりがいをもってもらい、
地域と共に会社を発展させる。
地域貢献の姿勢がない限り、
その会社は発展しないというのだ。

まさにまさに!
サステイナブルなビジネスを築き上げるためには、
自分の会社のことだけを考えていてはダメなのだ。
地域に貢献し、その地域と共に生きる会社でなくては!
そこで働く人、そこで関わる会社、
全てによくできる会社こそが、
結果として継続できるビジネスを展開できる会社になるだろう。

そんな久保氏の仕事道がたっぷり聞けるラジオ
BUSINESS LAB.は12月14日、21日(日)それぞれ朝6:00から!
ぜひぜひ聴いていただきたい!!

sgt

久保金司氏とツーショット

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