これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

はなまるア・ラ・カルト

10/30
2023

ara_1023_1

その世界自然遺産“屋久島“の記憶は、 中島オリジナル・ブレンドスプレーに?!

この10月、ついに“屋久島”に上陸。
一度は行きたかった屋久島。
できればあの縄文杉までたどり着きたかったのだが…
残念ながら雨。とにかく強い雨。
傘をさしていてもあれほど濡れるわけだから、
ほとんど20ミリ、いや30ミリを超すほどの雨だったのだろう。

あちこちに存在する屋久島ならではの滝、とにかくすべてが増量サービス。
“千人の大人が両手を広げたほどの大きさ”という例えから命名された
“千尋の滝(せんぴろのたき)”では、いつもの倍以上の水量だと
ガイドさんも驚いていた。
結果として、山を登っていた私たちを乗せたマイクロバスは、
目的地だったヤクスギランドまでも行けず、急遽引き返すことに。

ガイドさんは語る。
「雨が降ってますと、屋久島の猿も濡れるのを避けて出てこないんですよね〜」
その話から5分くらいだろうか、その激しい雨の中5〜6匹の猿の家族が
ガードレールのところで待っていてくれたのだ。
“屋久島へようこそ”ということで、
せめてもの歓迎の意味での登場だったのだろう。
屋久島の猿は本州の猿とは違って、ひとまわり小さいという。
だから雨の中より愛おしく見えたのだ。

【屋久島だからのオリジナル・ブレンドスプレーづくり!】
ということで、今回の“屋久島の記憶”は、猿の家族と「ブレンドスプレー」。
実はたどり着いたその日の夕方に設定されていたのはブレンドスプレーづくり。
(→ 島のかおり専門店“やわら香”)
https://yawaraca.jp/

屋久島をはじめ全国から集めた日本産精油10〜15種類ほどの中から
いくつか選んで、あなただけのブレンドスプレーをつくるという展開。
(天候に関係ない企画があってよかった〜)

私たちの前に置かれている香りの精油の小瓶は15種類。
屋久島たんかん、屋久島地スギ、屋久島くすのき、ラベンダー、はっか、
もみ、ひめこまつ、ティーツリー…etc.
これらから好きな香バランスを考えて4~6種類選び、
その小瓶から入れる滴下数をも自分なりに調整するというもの。
そして自分流の香りが整ったら最後にアルコール(?)を入れて仕上がり。
(まぁ細かい調整はともかく、おおよそこんな流れでのスプレーづくり)

そして中島オリジナルに仕上がったのが、写真のMr.セイジが持っている
“屋久島の記憶”というわけだ。
自画自賛するわけではないが、かなり使ってみたくなる香のスプレー
“屋久島の記憶”となっている。
思わずそんなネーミングとしたわけだが、まさにこのオリジナルの
ブレンドスプレーを使う度に、屋久島でのあれこれを思い出している。

そしてこのブレンドスプレーに使っているアロマは、
屋久島で育った杉やタンカンから抽出した国産アロマ。
安眠をサポートしてくれるだけでなく、癒しを求めている方や
リラックス気分を楽しみたい方にもおすすめだという。

すべてが加速する時代の私たちは、ついついストレスも溜まりがち。
そんな時こそ、この中島オリジナルの“屋久島の記憶”で
リラックスした私時間を送りたいもの。
そこで中島オリジナルのブレンドスプレーはいかがだろうか?!
ご希望の方が多い場合は、改めて“屋久島の記憶“by セイジを
その配合により大量生産したいと思うわけだがいかがだろうか
半年後には、ブレンドスプレー“屋久島の記憶”byセイジのECサイトが
できているかもしれない?!
乞うご期待!

さて話は戻るが、雨でない屋久島でしっかり5~6時間かけ
縄文杉までたどり着き、数千年の時の流れをリアルに受け止めてみたい。
縄文杉はまさに屋久島の主と言える。
推定樹齢は2,000年以上〜7,200年と屋久島一番の屋久杉のこと。
次の機会はいつになるか分からないが、まだ身体が自由に動くうちに
チャレンジしたいものだ。
天気のいい日に、あの屋久島猿の家族にも会いたいが…

ara_1023_2

国産アロマ

ara_1030_3

屋久島の自然に触れた

ページTOPへ
ファインスピリッツキーワード

10/30
2023

key_1030_1

なぜ人々は非合理な選択をするのか? 行動経済学の真実。

このところある生命保険会社のCMでも注目されている「行動経済学」。
そのCMの中では、“行動して後悔する”のと、“何もしないで後悔する”のでは、
後者の“何もしないで後悔する”方が、その後悔は大きくなる傾向にあると。
このことを、バナナマンの設楽さんと日村さんが、
“走ったか”“サボったか”という身近な話題で表現していた。

というCMでも注目されている「行動経済学」。
2002年には、ダニエル・カーネマンがノーベル経済学賞を受賞し、
2017年にもリチャード・セイラーも行動経済学でノーベル賞を受賞している。
いまや、人の心理や感情の動きと経済学のミックスにより、
この行動経済学はビジネスやマーケティングに取り入れられているということ。

【さて、あなたはAの瓶とBの瓶のどちらのガラス瓶から引きますか?】
(『行動経済学は最強の学問である』に紹介されていた事例クイズ)

ジェリービーンズが入ったガラス瓶が2つあります。
それぞれ白色のジェリービーンズと赤色のジェリービーンズが入っていて、
Aの瓶には合計100粒、うち91が白で9粒が赤。
Bの瓶には合計10粒、うち9粒が白で1粒が赤のジェリービーンズが入っています。
目隠しをしながら一人一粒ずつジェリービーンズを引き、
“先に赤色のジェリービーンズを引いたら、お金がもらえる”というゲームです。
ガラス瓶AとBのどちらを引いてもかまいません。
あなたが一番最初に引くことになりました。
さて…

→あなたはAを選んだ?それともB?

Aのガラス瓶…赤の割合は100分の9だから9%
Bのガラス瓶…赤の割合は10分の1だから10%

ということで、Bを選んだ方が高確率であり、合理的といえる。
にもかかわらず、6割以上の人がAを選んでしまうという実験結果が出ている。
それは人間が“確率”よりも、赤色のジェリービーンズの“数”そのものに
目が行ってしまい、合理的確率を基準に選ばないため
“赤のジェリービーンズが多くある方が赤を引ける感じがする”と、
9粒あるAを選んでしまうという。

冷静に考えると分かることなのに、つい判断を誤る。
これが実際の人間というものだという。
このように人間とは“非合理な行動”であり“意思決定”をしてしまう生き物。
では人間はなぜ、非合理な行動をしてしまうのか?!を
解明研究するのが“行動経済学”だという。

人間は常に“合理的に行動する”というのが、これまでの経済学。
“人間は非合理な生き物である”という前提があるのが行動経済学。
その違いが分かっていただけただろうか。

【ビジネスパーソンが今、最も身につけるべき教養が“行動経済学”!】

私が先日、手に取った本は『行動経済学は最強の学問である』相良奈実香著。
相良奈美香(さがらなみか)氏は日本人として数少ない行動経済学の博士であり、
行動経済学コンサルタントでもある。
もう20数年前に学業のためにアメリカに渡ってからは、
アメリカをベースにこの“行動経済学”を中心に研究、体系化し、
教育活動はもちろん、コンサルティング会社の社長をもやったりしている。
ということで、相良氏は今や考える時は英語の方がスピーディだという。

この本の“はじめに”には…
「ビジネスパーソンにとって、行動経済学ほど“イケてる学問”はない。
現に世界のビジネス界では、その影響力はますます強まっている。
今、世界の名だたるトップ企業で、“行動経済学を学んだ人材”の
争奪戦が繰り広げられている。
1人の人材獲得に何千万円もの資金が動き、
企業には“行動経済学チーム”まで設けられている。
さらに、ビジネス界の要請を受けた世界のトップ大学が、
“行動経済学部”を設け始めている。
MBAのように、一度社会に出たビジネスパーソンが行動経済学を学んでいる。
もはや行動経済学は、
“ビジネスパーソンが今、最も身につけるべき教養”になっているのだ」と。
それほど注目に値する“行動経済学”だと言い切っている。

今回、私がこの“行動経済学”を取り上げた理由が理解してもらえただろうか。
私もマーケッターであり、いろいろ情報を発信する立場の者として
この行動経済学は知っておかなければならないテーマなのだ。
そして“人間は非合理な生き物である”という前提が面白い。
ちなみに、彼女と歩きながらも、向かいからくるちょっと素敵な女性に
つい目が行ってしまうのも、やはり“非合理な生き物である”から?!

key_1030_2

著者は日本人として数少ない行動経済学の博士

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ