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12/16
2024

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“IOWN構想”って?! 100分の1のエネルギー効率を実現!

これまでの電気信号を光信号に置き換えることで…
→これまで以上のデジタルネットワークにおける
さまざまな機能を実現!

→さらに情報処理にかかる電力消費を100分の1に!
そして、今後の社会を低消費電力、
サステナビリティへと導く切り札になるという。

先日、いつもの大手町“丸善本店”を物色していると
『IOWNの正体(The true identity of IOWN)』
という書籍が、私に何かを発信していたのだ。
ちなみに“IOWN”は“アイオン”と読むようだ。


【持続可能な社会の実現には、欠かせない技術?!】

近年のデジタル化の進行で
世界の電力消費が急減に増えているという。
これまで様々な省電力化の取り組みがなされてきたものの
処理すべきデータ量が急増。

さらに大量の情報処理を必要とする“生成AI”の登場が
電力消費の増加に拍車を掛け、対応が追いついていない状態。
こうした状況の中でいかに省電力化を進めるかは、
いまや大きな社会課題なのだ。

この課題を解決しようとしている技術が
“IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)”。
2020年には、NTT、米インテル、ソニーグループと共同で
推進団体“IOWN Global Forum”を立ち上げたという。

↓ ↓ ↓

“光”の技術をベースとした、新たなネットワークと
コンピューティングのための技術基盤。
従来は電気信号を用いていた通信や演算処理を
光信号に置き換えていくことで、
これまでは不可能だった様々な機能を実現可能にする。
さらに、通信や演算など情報処理にかかる電力消費を、
将来的には現在の100分の1程度まで抑えることを可能にする。

そのカバー範囲は幅広く、
国と国をつなぐような長距離のネットワークから、
コンピュータ内部の数ナノといった配線まで
すべてが“IOWN”の対象領域。

こうした領域で電力消費を劇的に低減していくには、
従来型の電気信号を用いた半導体技術の延長線上では
工夫を続けても限界がある。

“IOWN”によってネットワークとコンピューティングの世界を
電気から光へと抜本的に置き換えていくことこそが、
今後の社会を低消費電力、サステナビリティへと導く
切り札になると考えたようだ。


【切り札となる“IOWN構想”の見通し】

◆地球規模での協力の必要性

世界のテクノロジープラットフォーマーや
通信事業者が協力することで、
IOWNの実現の可能性を高めることができる。
グローバルな標準化の動きや共同研究開発プロジェクトは、
IOWNの促進には必須の要素。


◆具体的な活動のタイミング

NTTが具体的な製品やサービスを市場に投入する
正確な時期はまだ明らかにはされてはいないが、
通常、大規模な通信技術の展開には数年の準備と実証実験が必要。
したがって2030年にかけて、
段階的な実用化により進行されると考えられる。


◆今後の可能性

IOWNは、IoTや5G以降の通信技術と連携することで、
次世代のデジタルインフラを支える基盤技術となる。
この技術革新は、さまざまな産業や日常生活に
影響を与えると予想できる。
IOWNのようなプロジェクトは、時間と共に進化していくため
定期的にアップデート情報を確認する必要がある。


2030年はすぐそこ。
私たちの地球を維持するためにも、
ビジネスをよりスマートなものにしていくためにも、
ここからは“IOWN”のアップデート情報を
能動的に仕入れていこう。

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“IOWN(アイオン)”は切り札となるか?!

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選ばれる仕事道

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2024

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鍵山掃除道による “掃除の意義と効用”について

2024年12月1日の「鍵山秀三郎一日一話」は
“掃除の意義と効用”。

「掃除にはさまざまな意義と効用があります。
そのなかで、とくに私が感じるのは次の三つです」
とあり

(1)掃除は自己を確立することができる。

  目の前の問題を受け止め、自分で考えて行動するようになる。

(2)掃除は周囲の人に配慮して、

  いつも先のことを考えるようになる。

(3)掃除は人と時間・行動を共にするため、

  目標と価値観を共有できる。

(鍵山秀三郎著『凡事徹底』「一日一話」PHP研究所刊)


ここで鍵山相談役が語る“掃除”は、
「日本を美しくする会」であり
全国の“掃除に学ぶ会”などが実施する、
複数の掃除人が集まって行う掃除のこと。


【この12月の“関西ブロック大会in滋賀”に参加!】

12月7・8日と滋賀県大津市の三井寺にて
関西ブロックの掃除大会があったのだ。
コロナパンデミック以後、
関東以外の掃除イベントに参加したのは初めてかもしれない。

参加してみると、多くの掃除関係者であり知人に会え、
多くのコミュニケーションに出会えるのだ。

“掃除”というテーマであり
“鍵山掃除道”に集い関わるもの同士として
そこには共通の価値観が存在する。
この価値観によるコミュニケーションが
私たちが集う意味なのかも知れない。


【鍵山相談役の語る“掃除の意義と効用”について】

そこで、この関西ブロック大会で体験した
久々のやり甲斐ある“小便器の清掃”も含め
鍵山相談役の語る“掃除の意義と効用”について考えてみたい。


その1◆
目の前の問題を受け止め、
自分で考えて行動するようになる。

→その目の前の尿石であり水垢をどう取り除くか?!
そのための手段として、ときにはマイナスドライバーや
スクレパーを使い、またナイロンタワシだけでなく
金属メッシュをも使い、
研磨剤入りの“カネヨン”で汚れを落とす。
(すべての道具がすでに揃っているところがスゴい!)

その2 ◆
掃除は周囲の人に配慮して、
いつも先のことを考えるようになる。

→掃除の大会には、老若男女、ベテランから初心者まで
さまざまな人たちが参加する。
ということから、それぞれのチームには
リーダーとサブリーダーが存在する。
この人たちが必要と予想される道具をシート上に揃え、
その使い方であり手順をも指導してくれるのだ。
(リーダー、サブリーダーは、
すでにリーダー研修を受けている掃除人)

その3◆
掃除は人と時間・行動を共にするため、
目標と価値観を共有できる。

→掃除大会の冒頭では、主催者がそのテーマを語り
その背景や趣旨も共有する。
そしてそれぞれのチームに分かれてからも、
それぞれの参加の意味を共有してから始まり、
体験後のコメントも共有する。

鍵山相談役の言う“掃除の意義と効用“を
理解していただけただろうか。

2023年に“掃除に学ぶ会”は30周年を迎えたわけだが、
この30年の間、より意義あるものとするために
試行錯誤しながらも、そのシステムとルールが
出来上がってきたのだ。

実は、私は“日本を美しくする会”の広報担当理事ということもあり、
これを発信しているのかも知れないのだが…

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自分で考えて行動する手段としての道具

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やり甲斐ある清掃活動

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