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はなまるア・ラ・カルト

01/20
2025

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“平均年齢49.9歳”という超高齢化をどう突破するのか?!

「チョコまみれ」という商品を知っているだろうか。
テレビCMも“チョコまみれ”のチョコがキャラクター化され
シュールな絵で思わず注目してしまう。

2020年に発売された商品だが、大ヒット商品となり、
不二家の経営を支えるほどの商品になっているという。

ある定期購読の新聞(日本講演新聞)に登場した
不二家の河村社長(70歳)は…
「2020年に発売された“チョコまみれ”だが、
当時このネーミングを聞いた時、
“変わった名前だな”とかなりの違和感を感じ、
私のような年配者からは
絶対に出てこないネーミング」と思ったという。

とはいえ、当時河村社長はすでに
高齢者の仲間ということもあり
その若いメンバーの企画に委ねたという。
(河村社長は私と同い年、エライ!)


【日本の平均年齢49.9歳という高齢化の課題】

少し前のビジ達で
「若い世代こそ、変革者!今こそ、Change Leaders!」
という見出しでリーダーの早期changeを促した。
そして…

→世界の人口増加も続いているが、
平均年齢も年々上昇が続いていて
2024年の世界全体の平均年齢(中央値)は30.6歳。
日本の平均年齢は何と49.9歳で先進国の中では最高齢である。
なんとその差、19.3歳である。
人口世界1位のインドの平均年齢は、29.8歳。
日本とは約20歳の差である…と。

すなわち世界は、ミレニアル世代でありZ世代を中心に
その社会が構成され動いているというのに、
日本はその平均年齢が約50歳ということで、
いまだ団塊ジュニア世代を中心に社会が構成され
動いているということだ。

この地球規模で“すべてが加速する”時代には
さまざまな場面において後手に回る可能性が大きい。
その発想も、展開も、決断も、
少し遅れ気味になる可能性が大ということ。

日本が抱える高齢化の問題は、
社会全体の変革や新たなアイデアの創出において課題となる。


【この高齢化社会を克服するための対策として?!】

◆1. 多様性の受容と促進が重要

若い世代だけでなく、高齢者の知識や経験も活かしつつ、
異なる世代が協力し合うことで、
新たなアイデアや解決策を生み出す展開。

◆2. 起業支援や資金提供の仕組みの強化

若者が自らのアイディアを試みる環境を整えるため、
社内外での起業支援や資金提供の仕組みを強化。


◆3. デジタル技術の推進と活用

テクノロジーの進化を活かして、
リモートワークやオンライン教育を推進し、
地域や世代を超えた交流を促進。


◆4. 安心してチャレンジできる社会基盤を構築

国や自治体が高齢化問題に取り組む政策を積極的に進め、
若い世代が安心してチャレンジできる社会基盤をつくる。


最終的に、これらを背景に育成されたリーダーシップが
時代の変化に柔軟に対応できることが不可欠。
そして次世代を担う人材を持続的に育成することで、
日本が直面する課題に対応し、 
世界の変革の波に乗り遅れないことが重要なのだ。

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このネーミングがヒットのカギ

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