これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

モバイルショット

09/19
2017

“神の雫”への妄想

これが私たちの3年目のワインぶどう。
お陰さまでここまでたわわに実をつけてくれたのだ。
あとは、次なる工程を待つばかりって感じ!?

とにかく、いいワインぶどうができないことには、
美味しいワインにはならないからねぇ~。

今年こんなに実をつけてくれたのは、
「山幸」という十勝ワインオリジナルの品種。
あとは、ヨーロッパ品種のメルローやピノノワールが
順調に育ってくれれば、いつかはそのワインが
“神の雫(しずく)”と呼ばれるときが来るかも…
ふっふっふっ。

そう、“神の雫”と言えばワインをテーマにして
大ヒットした漫画だ。
テレビドラマにもなったし、ワインの本場フランスでも
「フランス人も知らなかった知識が出てくるマンガ」と
絶賛され、なんと2012年にはフランスの
農事功労賞シュヴァリエを受賞した。
(すばらしい)

そのワイン漫画の原作者(実は二人だが)は、
ソムリエでもなく醸造関係者でもないが、
とにかくワインが好きな二人だという。

元々ノンフィクション作家であり、
小説家、脚本も手掛けていたというから、
物語をつくるのはプロだったようだが…

それにしても、ここまで多くの人たちを
ワインの世界に引き込んでしまったのだから
すばらしい功績。

そして、この原作者の二人には、
物語を創る中での哲学があるという。

それは、ワインに対して“おいしくない”
“これはダメだ”などの表現は決して使わないという。
ワインは嗜好品だから自分が美味しくないと思っても
他の人はそう思わないこともある。
だから、必ずやいい部分であり、
その特徴を表現するのだという。

この価値観にこそ“神の雫”がここまで
注目される理由が存在するのかもしれない。

よし、ならば私たちが創ろうとしているワインをその先で
この二人にぜひコメントして欲しい。
3年経てば、まずの私たちオリジナルの
“土と太陽のブレンド”はでき上るわけで、
そのとき、ぜひ日本の山ぶどう系とヨーロッパ系品種による
マリアージュを神の雫流の表現でコメントして欲しいのだ。

もしかしたら、十勝で育まれた食材による
料理とのマリアージュの方がよりその奥行きを
引き出してくれるのかもしれない。
うんうん…

おっと、このぶどうの房を見ているだけで、
妄想はワインを通り越し、“神の雫”から
物語のキーワード“マリアージュ”まで拡大してしまった。
これぞ“神の雫”への妄想。

私たちのワインが“神の雫”でなく、
“紙に描いた雫”にならないようにその先に向かって
どんどんチャレンジしていかなければ!

“神の雫”になる日まで

_DSC0850

たわわになったぶどう達

_DSC0884

ヨーロッパ系品種たちも頑張ってくれ

_DSC0790

妄想は膨らむばかり

_DSC0773

_DSC0789

_DSC0850

_DSC0789

BACKNUMBER

ページTOPへ