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2017
沈魚落雁 閉月羞花とは!?
私は“美しさ”にはダマされない。
けっして惑わされもしない。
あくまで、ちょっと顔が緩むだけ。
先日、私たちの前に
ミスインターナショナル世界大会での上位5人の美女が登場。
うんうん、やっぱり美しい。
美女が並ぶだけで、こんなに絵になるとは…
その顔カタチもスタイルも、そのオーラまでも美しい。
でも、私はその“美しさ”にはダマされないのだ。
(はっはっはっ…)
ところでなぜ、人は美女に引きつけられるのだろう。
(もとい)
いや、男はなぜ美女に引きつけられるのだろう。
これが男の“サガ”と言われれば、
それで終わってしまう話なのはわかっているが…
ところで、中国四大美人を知っているだろうか。
春秋時代の西施(せいし)、漢の時代の王昭君(おうしょうくん)、
後漢時代の貂蝉(ちょうせん)、
そしてみなさん何度も耳にしたことがある唐の時代の楊貴妃である。
すなわち、紀元前の春秋時代からず~っと
国のまつりごとにも“美女”の存在が影響してきたということ。
これらの絶世の美女を表わす四字熟語があるという。
それぞれ「沈魚(ちんぎょ)美人」「落雁(らくがん)美人」
「閉月(へいげつ)美人」「羞花(しゅうか)美人」だ。
「沈魚落雁 閉月羞花」とも言うようだが…
その大げさ加減が面白い。
あまりの美しさに、
魚が見とれ泳ぐのを忘れてしまい沈み、
雁は飛ぶことを忘れ落ち、
月は恥じて姿を隠してしまい、
咲いた花は恥じてしぼんでしまったということ。
その昔の詩人たちもその美しさを後世に伝えるために
いろいろと言葉を駆使して表現したのだろう。
とにかく、時代は変われども、美女の存在は常に意識され、
この時代まで続いてきているということだ。
ここまで、あれほど“美しさ”には
ダマされまいとしてきた私だが…
そろそろ“美しさ”にダマされてもいいのかもしれない。
ところで“美しさにダマされる”ってどういうことだろう!?
美女のためにたくさんお金を使っちゃうこと!?
(そんなお金ないし…)
地位を利用して、美女を登用して…
(そんな地位も立場もない。
そして、もうヤンチャする若さもないし…)
え~っ、ダマされる前の美女を引きつけるモノが何もないのだ。
これじゃ、ダマされようがないということ。
なさけない…(- -;)