No. 3094
JR西日本は和歌山県有田市の紀勢線初島駅にて、全国初となる3Dプリンターを活用した『3Dプリンター駅舎』の建設を発表した。3Dプリンターを活用した住宅を提供する「セレンディクス」の工場でパーツを製造し、終電後に約6時間で組み立てる計画だ。建設や維持管理コストに加え、潮風の影響を受けやすい立地で耐久性の検証も行い、その結果をもって他の駅への展開も見越している。同様に3Dプリンターは迅速な対応が求められる災害復旧にも活用が進んでおり、能登半島地震の被災地・輪島市では排水設備の建設に導入。従来1週間かかっていた工期が5時間に短縮され、強度も2倍以上になったという。一方で材料となるモルタルが高価で材料費は通常の約2倍となり、コスト面が課題となった。強度や信頼性が求められる構造物への3Dプリンター活用には不安の声もあるが、今後数多くの実証実験を経て、その工法も当たり前になっていきそうだ。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250312-OYT1T50063/
No. 3093
OpenAIが3月25日にChatGPT用の画像生成機能「4o Image Generator」をリリース。そのリリース告知に「ジブリ風の画像が作れる」とアピールし、CEOのサム・アルトマンもXのアイコンをジブリ風のイラストにしたことで、個人だけでなく世界中の政府機関などもジブリ風イラストを生成して投稿。『ジブリ風生成AI』として世界中で爆発的な話題となった。国内大手メディアなどは「著作権上の懸念がある」と報じたが、サム・アルトマンはクリエイティブの民主化のスタートとして現状をポジティブに捉えている。この話題は国会でも取り上げられ、文科省の文部科学戦略官は、最終的には司法で判断されるとの前置きのうえで、「作風やアイデアの類似のみであれば著作権侵害に当たらない」と答弁した。今後はツールの進化だけでなく、司法・立法の対応にも注目が集まることになりそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6b65ed31532204a023c893d01a3bf7d97ec26cf
No. 3092
東京大学は、創立150周年を迎える2027年9月に約70年ぶりとなる新学部、『UTokyo College of Design』を開設する。デザインを意匠などモノの見た目ではなく課題解決や価値創出の手法と捉え、気候変動や高齢化など複雑な社会課題に挑む国際的リーダーの育成を目指す。
すべての授業は英語で実施され、秋入学を採用するなど従来の日本の学校制度にとらわれず、多様な国際人材の受け入れを図る。AI支援や海外留学も活用可能など、ボーダーレスな取り組みでのイノベーション創出が見込まれ、どのような人材が育つか注目される。
【参考URL】
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400261860.pdf
No. 3091
2024年のノーベル文学賞に韓国の作家ハン・ガン氏が選ばれたことも後押しとなり、近年、世界的に注目を集めている韓国の文学。日本では『K文学』として親しまれ、大手書店でフェアが組まれるほどの人気ぶりだ。なかでも『82年生まれ、キム・ジヨン』『菜食主義者』に代表される、女性の不条理を描いたフェミニズム文学は、社会問題への関心が高まる今、日本でも多くの共感を集めている。ただし、その魅力はフェミニズム文学にとどまらない。エッセイやサスペンスなどジャンルも幅広く、今の気分にフィットする作品が必ず見つかるところも人気の理由だろう。いずれの作品にも、人間の感情の揺らぎと時代背景が力強く刻まれており、読者に静かな問いを投げかけてくる。国境を越えて共鳴を呼ぶK文学の広がりは、今後ますます加速していきそうだ。
【参考URL】
https://www.chunichi.co.jp/article/980304
No. 3090
米トランプ政権の『相互関税』施策が株式市場を揺さぶっている。対象国に対して関税を大幅に引き上げる方針を表明後、ダウ平均株価は急落。しかしその数日後には一転して追加分の関税を90日間停止すると発表し、市場は急反発した、一方で、中国への関税は125%に引き上げる意向を示し、米中の対立は激化。貿易摩擦の長期化によるサプライチェーンの混乱や景気後退リスクもくすぶっている。実際に米小売最大手のウォルマートは、2025年2~4月期の営業利益の伸び率見通しを取り下げるなど、企業の業績にも影響が及び始めた。方針が二転三転するトランプ関税に、世界の株価や経済は不透明性を増すばかり。トランプ関税の行方はどうなるのか。日本はもちろん世界中が神経をとがらせている。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cb412f434bc911ad227a947007553a182cfb469
No. 3089
健康志向の高まりを背景に、世界各地でノンアルコールムーブメントが広がっている。その流れを汲んだトレンドの一つが、『モクテル』だ。モクテルとはノンアルコールカクテルのことで、「mock(模倣する)」と「cocktail(カクテル)」を組み合わせた造語。見た目や味わいはカクテルにそっくりだが、アルコールが含まれていないため、お酒が飲めない人でも楽しむことができる。最近では、カモミールやL-テアニンなどのリラックス成分を配合した「機能性モクテル」も登場。心と体にやさしい一杯として人気だ。また今年、リーガロイヤルホテル広島が瀬戸内をテーマに14種類のモクテルを提供する「モクテルフェア」を開催。モクテルは一過性のブームではなく、「お酒が飲めなくてもOK」時代の象徴として今後さらに定番化していきそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/d50e6e59860a239f686f7d927eb15cfdc2a68ca3?page=2
No. 3088
今年3月25日より、Osaka Metroがウォークスルー型の『顔認証改札』を本格導入した。このサービスは、今年開催の大阪・関西万博におけるキャッシュレス・チケットレスの取り組みの一環としてスタートしたもので、Osaka Metro全134駅中130駅に設置されている。利用者は、顔をかざすだけでスムーズに改札を通過できるという、未来的な交通体験が可能に。ただし利用には、e METROアプリで乗車券を購入し、顔画像を事前に登録する必要がある。プライバシー面が気になるところだが、顔認証用カメラは録画を行わず、取得した顔データは照合後に即時破棄されるため安心だ。非接触でストレスフリーな移動を実現する次世代改札は、大阪の地下鉄のみならず、今後は他の都市や交通機関にも広がっていく可能性を秘めている。
【参考URL】
https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20250311_walkthrough_kaisatsu.php
No. 3087
アニメ「エヴァンゲリオン」に登場する架空組織の名を冠した、SNSの防災情報アカウントが『特務機関NERV』だ。運営元のゲヒルン社は、災害通知を国内最速で提供するアプリ「NERV防災」も運営。気象庁やエヴァンゲリオンの版権元である株式会社カラーからの承認も得て、広告や課金は行わず運用費の一部を支援者で補いながら日々改良を重ねている。災害時は情報で救われる命がある。創設者の石森大貴氏が震災の無力感から「1ミリ秒でも早く情報を届ける」ことを目指して誕生した一連のサービスは、多くのSNS登録やアプリDLを成し遂げ、今や日本の防災インフラの一端を担っている。
【参考URL】
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202503nerv-team
No. 3086
1年以上無事故・無違反のドライバーが交付手数料670円を支払うことで取得できる『SD(セーフドライバー)カード』が注目を集めている。カードを提示すると、観光施設やガソリンスタンド、生活関連の小売店などで割引や優待が受けられるが、実際の利用はかなり少なく存在自体を知らない人が多いのが現状だ。しかし物価高も続くなか、生活の負担を少しでも軽減しようとカードの発行申請件数が伸びているという。カードを管理する自動車安全センターは、今後のさらなる活用を目指し、優待を利用可能な店舗の増加を進めている。安全運転を意識することに具体的なインセンティブがあるのは、社会的にも大きなメリットとなりそうだ。
【参考URL】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/900020160.html
No. 3085
広島県は共働きが増加している昨今にあっても、家庭内の家事育児の負担が女性に偏っている現状を受け、男性の家事育児への参加を促すための『男性活躍推進条例』の制定を表明。家庭生活での男性の活躍推進についての基本理念を定め、県、県民、事業者それぞれの役割も明確にし、男女問わず社会全体で協力して子育てを行う「共育て」の推進を目指す。1月に行われたアンケートでは家事育児の分担に「満足」していると回答した割合は男性9割に対し、女性は6割にとどまったという。なお、都道府県レベルでこのような条例が制定されるのは初とのことで、自治体レベルからも子育て支援や男女平等の実現に向けた動きが盛り上がっていくきっかけとしても期待したい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250210/k10014718671000.html
No. 3084
4月13日(日)から開催される2025年日本国際博覧会(略称「大阪万博」)では、言語の壁を超える新たな試みとして、TOPPANホールディングスが提供する多言語自動翻訳システム『EXPOホンヤク™』が導入される。スマートフォンなどの端末に「EXPOホンヤク™」アプリをインストールすると、音声やテキストをリアルタイムで翻訳可能に。約30言語に対応し、会場内のデジタルサイネージや案内表示とも連携することで、外国語が分からなくてもスムーズに情報が得られる仕組みだ。さらに、AI技術を活用することで、専門用語や関西特有の表現も自然に翻訳が可能。海外からの来場者との言語・文化を超えた交流の促進も期待できそうだ。「EXPOホンヤク™」は現在、App StoreおよびGoogle Playで公開中。精度や使い勝手が気になる人は、試してみては。
【参考URL】
https://www.expo2025.or.jp/future-index/digital/auto-translation/
No. 3083
2023年11月30日の「絵本の日」に、絵本雑誌『さがるまーた』が講談社から創刊された。はじめて絵本に触れる子どもから、絵本が好きでたまらない大人まで、幅広い世代を対象としたオムニバス絵本雑誌。創刊号となるVOL.1には、第一線で活躍を続ける作家やアーティスト15名が集結し、描き下ろし絵本や記事、とじこみ付録など、多彩な表現が一冊に詰め込まれている。誌名である「さがるまーた」はエベレストのネパール語名で、直訳すると「海の頭」という意味。深い創作の海から、長い時間をかけて生まれる「頭」、つまり作品を、山脈のように連ねたいという編集者の想いを込めたそう。切ったり、シールを貼ったりといった紙の雑誌ならではの楽しみも満載で、まさにコンセプト通りの、「絵本を“体感”する雑誌」になっている。現在はVOL.2まで発刊中。
【参考URL】
https://cocreco.kodansha.co.jp/special/sagarmatha
No. 3082
『呼吸するクッション』の「fufuly(フフリー)」は、「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げるユカイ工学株式会社が開発・発売した、抱きかかえて使う新感覚のクッションだ。見た目は真っ白い雲のような、不思議でかわいいデザイン。しかし実は内部に呼吸誘導型のロボットを内蔵しており、独自の技術で膨らんだりしぼんだりしながら、まるで生き物のように呼吸する機能を持つ。このクッションを抱きかかえ、リズムに合わせて呼吸すると、自然と呼吸が深くなり、リラックス状態に導かれるという。ちょっと一息つきたいときはもちろん、呼吸が浅くなりがちな仕事中や、寝つきにくい夜にも効果的だとか。ストレスが溜まりやすい現代社会。癒しをくれる新感覚のクッションはギフトにしても喜ばれそうだ。
【参考URL】
https://fufuly.jp/
No. 3081
今年3月、政府はすべての企業に『ストレスチェックを義務化』する方針を打ち出し、「労働安全衛生法」の改正案を閣議決定した。これまでは従業員50人以上の事務所のみが対象だったが、今後は小規模事業所にも対象を拡大。年に1回、質問票への回答を通じて心理的な負担を測定し、高ストレスと判定された従業員には、産業医との面談を促す。小規模事業所ではプライバシー配慮などが課題とされていたが、精神疾患による労災が増加傾向にあることから、対策強化が求められていた。施行予定は、法改正の成立から3年以内。施行はまだ少し先の話だが、自分の心の声に耳を傾けることは今すぐに始めたいもの。心が疲れたと感じたら、一人で抱え込まず、まずは医師などの専門家に相談しよう。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e8b37ef269271be526ad6b89ce669e1d904d831
No. 3080
2024年に全国の警察が摘発した悪質リフォーム業者による『点検商法』事件が66件、検挙者は130人に達し、統計開始以来最多となった。突然家を訪問し、屋根や水道の無料点検を装って高額契約を結ばせる手法で、屋根を故意に破損させるような悪質な例も確認されている。
点検商法や訪問販売は特に高齢者をターゲットとして行われており、警察庁は「突然訪問した業者には無料と言われても点検をさせず、不安を感じたら警察に相談してほしい」と注意喚起している。また、訪問販売は契約をしてしまっても早期であればクーリングオフでの契約解除も可能なため、冷静な対応を心がけたい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250306/k10014741301000.html
No. 3079
ミツカンは自社の定番商品「味ぽん」を液体から粉へと変えた『粉末味ぽん』となる新商品、「無限さっぱりスパイスby味ぽん」をドン・キホーテなどでの期間限定の先行販売を行った。胡椒・ガーリック・唐辛子を加えたさっぱりとした味わいに加え、液体調味料の欠点だった「ベタつき」を克服してパリパリ・サクサクな揚げ物や焼き物に適した調味料とのこと。
粉末化の開発は「食感を損なわずに味ぽんを活用できる」点に着目し進められたが、ただ粉末になっただけでは商品としても弱いと考え、従来よりも幅広いメニューに使ってもらえる味を目指したという。今年60周年を迎える味ぽんブランドの、さらなる発展を目指した挑戦となっている。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000517.000065533.html
No. 3078
メイドカフェを運営するインフィニアは、落合陽一氏が経営するピクシーダストテクノロジーズが提供する同時翻訳ディスプレイを活用した『メイドカフェ翻訳機』でインバウンド需要の獲得を狙う。秋葉原の「あっとほぉーむカフェ」で会話をリアルタイムで翻訳し字幕表示する仕組みを3月末まで実証実験中だ。
インフィニアは、訪日外国人への対応強化を目的にこれまでも翻訳デバイスを導入してきたが、会話のテンポが合わない問題を抱えていた。今回の実証実験では、翻訳精度や接客のしやすさを検証し今後の本格導入を検討するという。観光立国が進む中、訪日目的の一つが「メイド」になることもあるのかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2502/25/news144.html
No. 3077
冬場の天気予報で『JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)』という言葉を耳にすることがある。これは「Japan-sea Polar airmass Convergence Zone」の頭文字をとったもので、日本海で発生する雪雲が帯状に連なる現象を指す。新潟県や北陸地方、山陰地方といった日本海側の地域で発生しやすく、局地的な大雪をもたらす恐れがあるため、「ドカ雪のサイン」とも呼ばれることもある。 JPCZは、夏の大雨をもたらす線状降水帯のように、強い降雪を伴う「線状の降雪帯」を形成するのが特徴だ。これにより短時間で積雪が急増し、交通機関の混乱や大規模な停電といった雪害につながる可能性がある。生活エリアでJPCZが発生した際は、最新の気象情報をこまめに確認し、早めの雪対策を心がけよう。
【参考URL】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900018003.html
No. 3076
成長著しいリユース市場に、最近『リファービッシュ品』という新たな概念の中古商品が登場していることをご存知だろうか。リファービッシュ品とは、返品や初期不良で回収された製品を、メーカーや専門業者が修理・再整備し、新品同様に仕上げた再生製品のこと。一般的にパソコンやスマートフォン、家電製品などで多く扱われている。新品よりも価格が抑えられることに加え、メーカー保証が付くことが多いため、品質面でも安心感がある点が魅力だ。一方で、新品と比べると在庫が限られ、スペックやモデルの選択肢が少ない場合もあるため、購入時には注意が必要。とはいえ、高品質な製品を手頃な価格で手に入れたい人や、環境意識の高い消費者にとって、リファービッシュ品は賢い選択肢の一つと言えるだろう。
【参考URL】
https://business.ntt-east.co.jp/bizdrive/column/post_368.html
No. 3075
子ども向けの職業・社会体験施設として知られる「キッザニア」が、今年2月に約6年ぶりとなる大人向けイベント『大人のキッザニア』を開催し、大きな話題を呼んだ。チケットは即完売し、多くの参加者がゲーム開発やピザ作り、銀行業務などの“お仕事アクティビティ”に熱中した。人気の背景には、リスキリングや転職が一般化し、新たな職業を体験することへの関心が高まっているのでは、という見方もある。実際、普段の仕事では経験できない分野を試すことで、新たなキャリアの可能性を見出したり、自分に合った職業を探すきっかけになった人も多いそうだ。遊び感覚で仕事を学びながら、未来の働き方を考える。「大人のキッザニア」は、そんな貴重な機会を提供しているのかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2502/23/news061.html
No. 3074
旅行業界は今、大きな変革期を迎えている。大手旅行代理店のJTBが進める『脱・旅行代理店』は、単なるチケットや旅行パックの提供から、地域の観光開発そのものに関与する方向へとシフトする戦略だ。小豆島での自動運転ボートの実証実験や、ホテル・交通インフラの整備などの施策は、まさに「脱・旅行代理店」の象徴的な例と言える。この背景には、オーバーツーリズムの問題や地方の人手不足、宿泊施設の廃業といった、従来のビジネスモデルでは対応しきれない課題がある。企業が地域と連携し、交通・宿泊・観光体験を一体化した「観光地づくり」へシフトする流れは、今後も加速していくと考えられる。JTBの取り組みは、地域社会との共創による新たな価値創出の先駆けであり、観光業界全体の方向性を示すモデルケースになりそうだ。
【参考URL】
https://webmagazine-vamos.com/blog/2025/02/17/jtb-travel-myself/
No. 3073
ポケモンカードをスマホアプリ化した「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケモン・トレーディング・カードゲーム・ポケット)」、通称『ポケポケ』が中高生の間で流行している。カードのコレクションや対戦という従来のポケモンカードの魅力がオンラインでより手軽に楽しめるアプリとして人気となっている。人気を集める一方でアプリ内には様々な課金要素があり、のめり込みすぎには注意が必要なアプリでもあるようだ。まだリリースされて半年程度しか経っていないため、今後はよりユーザーフレンドリーな仕組みで利用を伸ばしていくことが期待されている、注目のゲームだ。
【参考URL】
https://school-guardian.jp/useful/popular-app/?doing_wp_cron=1739781194.2388920783996582031250
No. 3072
埼玉県八潮市の道路陥没事故から大きな注目を集めることとなった水道管の老朽化。今後全国でも同様の事態が起こると言われる中、水道管の老朽化リスクを衛星データで可視化する『宇宙水道局』が注目されている。
従来の点検作業は人手に頼る必要があったが、衛星データとAIを活用することで劣化リスクを解析し、問題の発生しそうな水道管を特定することができるという。それにより、リスクの高い箇所から優先的に対応し、リスクの低い管については無駄な交換を避けることで、限られた予算内での効率的な管理にもつながる。自治体や水道関連企業からの問い合わせが急増し、点検の労力やコスト削減によるインフラ維持への貢献が期待されている。
【参考URL】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900018316.html
No. 3071
日本で最も多くの恐竜化石が発掘され、「恐竜王国」としてブランディングを進める福井県の福井県立大学が、2025年4月に国内初となる『恐竜学部』を開設する。それに合わせて学生向けマンション「白亜紀ダイナ荘」も建設予定で、各部屋には「ティラノサウルス」などの恐竜の名前が付けられるという。キャンパス近くに発掘現場があり、1年次から実際の発掘作業に参加することができる予定だ。カリキュラムは恐竜に関する内容だけでなく、その基礎となる古生物学や地学、地層学、さらにはCTスキャンやドローンの活用など最新のデジタル機器も活用し、卒業後は多様な分野で活躍可能な人材の育成を狙う。地域起こしと学びが結びついたユニークな事例と言えそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/06acee2dc251e6efec32d39e651bd1ba2dbf8627
No. 3070
『グリーンスローモビリティ(グリスロ)』が今、時速20キロ未満で走行する低速電気自動車(EV)を活用した、新しい交通手段として注目されている。とくに公共交通が不足する地域や高齢化が進むエリアの移動支援として期待されているほか、観光地や商店街など徒歩での移動が多いエリアでも活用が進めば、地域経済の活性化に繋がる可能性がある。さらにグリスロは自動運転技術との相性が良く、ドライバー不足の解消や運行コストの削減にも期待ができる。導入には充電インフラの整備や交通ネットワークの再構築が不可欠だが、自治体・企業・住民が協力しながらモデルを確立することで、持続可能な地域づくりを促進する鍵となってくれそうだ。
【参考URL】
https://spaceshipearth.jp/green_slow_mobility/
No. 3069
『ティラノサウルスレース』は、ティラノサウルスの着ぐるみを着て走るユニークなレースで、近年、日本各地で開催されるようになっている。発祥はアメリカとされ、国内では「日本ティラノサウルス保存会」が初めて開催した。このレースの最大の特徴は、明確なルールがないこと。走る距離やスピードに制限はなく、歩いても、ゴミ拾いをしながらでもOK。つまり速さを競うのではなく、楽しむことが目的のレースなのだ。実際に日本各地でさまざまなスタイルのレースが誕生している。たとえば北海道ではジャガイモをおたまに乗せて運ぶレースが、沖縄では砂浜をコースにして走りづらさを楽しむレースが開催された。誰もが気軽に楽しめるティラノサウルスレースは、人と人とを繋げる新しいエンターテインメントの形と言えるだろう。
【参考URL】
https://www.parasapo.tokyo/topics/111247/amp
No. 3068
働き方が多様化するなかで、休暇制度も進化を遂げている。その一例が『二日酔い休暇制度』。飲み過ぎた翌日に休める制度で、当日の朝に申請できるという柔軟さが特徴だ。また個人の事情に配慮した休暇として「失恋休暇」や「推し休暇」を採用する企業も。失恋休暇は年齢によって取得日数が異なるユニークな仕組みで、精神的なリフレッシュを目的としているという。一方、推し休暇はアイドルのライブのために休みが取れる制度で、なかには遠征費の補助を出す企業もあるというのだから驚きだ。さらに社会の動きに対応した「ワクチン休暇」も広がりつつあり、従業員の健康を守りたいという企業の意図が伺える。あらゆる業界で人材不足が叫ばれている昨今。優秀な人材を獲得したいのなら、こうした休暇制度を柔軟に作らざるを得ないのかもしれない。
【参考URL】
https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/202107060650/detail/
No. 3067
AIPCとは、AI(人工知能)専用のプロセッサ(NPU: Neural Processing Unit)を搭載し、AI処理に最適化されたPCのこと。従来のPCと比べて、処理の高速化や省電力化が実現され、よりスマートな使い方が可能になるという。たとえばAIPCはオンライン会議でのノイズキャンセリング、リアルタイム翻訳、画像や動画の自動補正といったAI処理をローカルで実行できるため、クラウドを介す必要がなく、動作の快適性やプライバシー保護の面で優れている。すでにIntelの「Core Ultra」やAMDの「Ryzen AI」などのプロセッサがAIPC向けに開発され、今後はOSやアプリにおいてもAI機能を活かした最適化が進むと予想される。つまりAIPCは単なる高性能PCではなく、AIによってユーザーの作業を効率化する次世代のPC。パソコンは今、AIとともに新たな進化の時代を迎えている。
【参考URL】
https://www.yec.ne.jp/column/trivia/lcm_20250205