No. 3157
No. 3156
AIの高性能化と利用拡大により、世界中でデータセンターと電力需要が急騰。そんな中、エネルギー効率の改善策として注目を集めているのが、従来のヒートシンクと風で演算パーツを冷やす空冷よりも冷却効率の高い、液体で冷やす『液冷(水冷)』だ。冷却効率の向上は消費電力の抑制に繋がり、国内の大手事業者が省電力化の切り札として本格導入を予定している。また、冷却効率の向上は面積当たりに詰め込めるGPUなどのチップが増えることになり、同じ施設規模でもより性能の高いデータセンターが実現できる。AIの環境負荷も懸念されるようになった昨今。AIの性能だけでなく、環境面をケアする技術も両輪として進んでいくことになりそうだ。
【参考URL】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02985/111200007/
No. 3155
2025年8月、OpenAIがChatGPTの新たなモデル『GPT-5』をリリース。ChatGPTの標準モデルとして全ユーザーに提供が開始された。これまではレスポンスが早い、長考するなどの特性はモデル毎に分かれていたが、GPT-5は聞かれた内容に応じてそれを自身で切り替えて適切な回答を行うようになった。性能面では、コーディング、計算、文章作成といった実務関連タスクでの正確性が大きく向上。これまで最も実務性能が高いとされていたo3を大きく上回るベンチマーク結果となっており、ハルシネーションも減少しているという。人間の作業をサポートするAIという立ち場をより強化したバージョンと言えそうだ。
【参考URL】
https://chatsense.jp/blog/chatgpt-openai-gpt5
No. 3154
パレスチナを国家として承認する動きが、国際社会で加速している。既に世界140カ国以上がパレスチナを国家として承認しているが、7月にフランスがG7初となる承認を行い、イギリスやカナダも条件付きで支持を表明。8月にはオーストラリアも承認する方針を表明し、ニュージランドも承認を検討すると発表した。2025年9月に開催される国連総会の場で国家承認に踏み切る動きとなった背景には、イスラエルによる攻撃によって悪化するガザ地区の人道状況がある。かねてより議論されてきた『パレスチナ国家』は、いまや単なる理念ではなく、実現への現実的な一歩となりつつある。国際社会の姿勢が変わることで、中東の未来も大きく動くかもしれない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250811/k10014891841000.html
No. 3153
アイドルや俳優など「推し」の活躍を応援する推し活が盛況だ。ライブやイベントのために全国を巡る“推し活遠征”も珍しくないが、急な体調不良やイベント中止によるキャンセルで、交通費や宿泊費を無駄にしてしまうケースも少なくない。実際、推し活遠征をキャンセルした経験がある人は5人に1人。そのうち3人に1人は3万円以上の損失があったという調査結果も。そんな中、注目されているのが『推し活キャンセル保険』だ。遠征キャンセル時に、一定額まで費用を補償してくれるサービスで、Web上で簡単に加入・請求が可能。一例として、遠征費用が3万円の場合、760円の保険料で最大全額のキャンセル保険金が戻ってくるという(※状況によって保険料が変動)。推し活を安心して楽しみたい人にとって心強いお守りになりそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/26f49fb8d8491419397e76a4483deed357d73cdb
No. 3152
水中や空気中に漂う『環境DNA』が、生物多様性の調査や外来種対策に役立つ技術として注目されている。生物は排せつ物や皮膚片などを通じてDNAを放出しており、水や空気を採取して分析すれば、生き物を捕まえずにその存在を特定できるという。希少種の発見や、生息範囲を可視化するほか、自然再生を目指す「ネイチャーポジティブ」の達成にも貢献する見込みだ。また東北大学が全国の研究機関と連携した「ANEMONE」プロジェクトによる、全国的な環境DNAのデータベース構築も進行中。ただ環境DNAは、誰でも簡単に採取できる反面、正確な評価には専門家の関与やルール整備も不可欠。専門家からは「データの解釈には専門家が関与しないといけないだろう」という声も上がる。水や空気が語る生態系の声に、科学の力で耳を澄ませる時代がやってきたようだ。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/46573
No. 3151
近年、『墓じまい』を選ぶ人が増えている。2023年度には件数が過去最多となり、10年前の約2倍に。背景には、遠方で管理が難しい、後継者がいないといった現実的な事情がある。一般的に墓じまいとは、墓石を撤去して使用権を返還し、遺骨を共同墓や納骨堂へ移す手続きを指す。解体作業や行政手続きが必要で、費用は30~40万円ほどが目安だ。一方で、墓じまいの増加と比例し、継承者のいない「無縁墓」も増えており、荒廃や管理費の未納も問題になっている。そうしたなか選択肢をして注目されているのが、火葬後に遺骨を引き取らない「ゼロ葬」。墓を持たないことで費用や管理の負担が軽くなるのが利点だ。時代とともに変わる供養のかたち。自分や家族の「その後」にどんな形がふさわしいか、一度家族で話し合っておく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/295618b4dde955bdea188cdfe82e897c9b228842
No. 3150
今年の夏も猛暑日が続き、熱中症対策は日常の備えになりつつある。梅干しやみそ汁、経口補水液など食事での予防策が増える中、新たに注目されているのが『塩バナナ』だ。考案者は、山梨県の医師であり、日本トレイルランニング協会会長の福田六花医師。トレイルラン・レースの現場で、塩とバナナを別々に補給していた経験から「一緒に摂れたら効率的」と思い立ち、バナナに塩をふって提供したところ熱中症が減少したという。これはカリウムやマグネシウムを含むバナナに、塩でナトリウムを加えることで、水分がしっかり体に保たれるのが理由だと考えられている。建設現場でもすでに導入されており、厚労省の好事例としても紹介。まだ暑さが続く今夏、スポーツや外作業前に、手軽でおいしい塩バナナを試してみてはいかが。
【参考URL】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2001951?display=1
No. 3149
終電後の移動課題を解決する策として、近年『相乗りアプリ』が注目を集めている。その先駆けが、ソーシャルデザインカンパニー・株式会社NearMe(ニアミー)が2025年6月に始めた新サービス「ミッドナイトシャトル三鷹」だ。東京の三鷹駅を起点に、深夜0時〜1時半の間、最大3名までの“シェア乗り”で通常のタクシーより手頃に帰宅できるのが特長。発車時間(5分おきに運行)に合わせてスマホで予約し、同じ方向へ向かう他ユーザーとマッチングすれば、シェア乗りが成立する仕組みだ。現在は金・土曜限定で運行しており、料金はクレジットカード決済に対応している。三鷹でのトライアルは9月27日(土)まで。この機会に深夜移動の新しい可能性を体験してみてはいかがだろう。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000031733.html
No. 3148
『ガリウム』は電気自動車に欠かせないパワー半導体やLED(発光ダイオード)など幅広い製品に使われているレアメタルの一種。このガリウムの安定調達に向け日本が動き出した。世界生産の約96%を中国が占める中、輸出規制の影響で日本の輸入量も大幅に減少。これを受け、経済産業省や大手商社の双日、米アルミ大手アルコアなどが連携し、豪州に新たな生産設備を設置する計画を発表したのだ。アルミ精錬過程で抽出できる特性を活かし、2026年から本格稼働を目指すという。将来的には日本の対中輸入分と同量にあたる年55トン超の生産を視野に入れており、経済安全保障の要としての期待が高まる。資源確保が国家戦略となる今、脱・中国依存の動きがより現実味を帯びてきた。安定調達を実現するための大きな一歩として国際的にも関心が寄せられている。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250802-OYT1T50172/
No. 3147
牛丼チェーン「松屋」で知られる松屋フーズが、ラーメン専門店『松太郎』の1号店を新宿・小滝橋通りにオープンした。松太郎は「お手頃価格で、何回食べても飽きの来ない!『みんなの食卓でありたい』」をコンセプトにした店舗。醤油と塩ラーメンはいずれも税込680円とリーズナブルながら、北海道産小麦を使った自家製麺や、厳選素材で仕上げた本格スープを提供する。また青森県産の米と有明海産ののりを使ったおにぎりのほか、餃子やアルコールといったサイドメニューも充実。客席はパーテーションで区切られ、一人でも立ち寄りやすい設計にもこだわりが光る。“ラーメン激戦区”である小滝橋通りで松太郎がどう存在感を放っていくのか、今後の展開に注目が集まる。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4fbf538ebbe311f4b8e42361996c4ad6bfd9b14
No. 3146
「ハトはなぜ首をふって歩く?」「ビルの入口の定礎とは?」といった身近な疑問51本を、濃密なビジュアルと合わせて読み解く書籍、『大人も知らないみのまわりの謎大全』が1500円という定価ながら、「むしろ安すぎる」とも評価され発売5日で5万部を超えるヒットとなった。
制作には5年がかけられ、300ページを超える大ボリューム。編集担当者がSNSに投稿した動画が拡散され、児童書カテゴリではあるが大人から人気が広がった。「世界を見る目が変わる」という謳い文句通り、身の回りで見落としている不思議を普段と違う角度から面白く見せてくれる一冊となっている。
【参考URL】
https://diamond.jp/articles/-/363968
No. 3145
議事録作成や会議・商談の証跡のために活用されてきたボイスレコーダーにAIが搭載され、『AIボイスレコーダー』として飛躍的に進化。ノイズ除去などの録音品質の向上だけでなく、自動で「誰が話した言葉か」まで判別して文字起こしをしてくれる機種もある。
これだけ高機能に進化しながら、スマホにマグネット接着可能なカード型などサイズも小さく携帯性にも優れており、今後ビジネスパーソンの必須アイテムとなる気配が強い。議事録作成は新人が業務を覚える第一歩。なんていう習慣も、もはや過去の遺産となっていきそうだ。
【参考URL】
https://miralab.co.jp/media/ai_voice_recorders_transcription_top10/
No. 3144
自分のニックネームと性別、現在のパートナー状況などを入力しておみくじを選ぶことで、自分の恋愛占いをしてくれる『ネット恋みくじ』が女子中高生を中心にブームとなっている。2024年12月に発表された「JC・JK流行語大賞2024」では、モノ部門の1位に輝いた。
過去どの世代でも恋愛や占いは大人気のコンテンツだったが、ネット恋みくじはその手軽さと、結果をSNSでシェアしてみんなで楽しめるという特性から一気に利用が広まった。一過性の流行り廃りではなく、今後も末永く楽しまれていくコンテンツ形式となりそうだ。
【参考URL】
https://koi-mikuji.omikuji-do.com/draw/
No. 3143
生成AIが誤った情報や文脈と関係のない内容をもっともらしく回答する『ハルシネーション』。ChatGPTなど現在主流の大規模言語モデル(LLM)は、厳密には文意を理解しているのではなく、統計的に文章を把握し、確率で言葉を組み合わせた文章を作成する。そのため、一定の割合(現時点でおおよそ1〜2%)でハルシネーションが発生するという仕組みだ。対策としてはプロンプトに「生成する文章の整合性確認」「公的なデータを参照し出典を明示する」「回答の精度が低いと判断される場合は無理に回答しない」という内容を盛り込むことで、ハルシネーションを軽減できると言われている。精度を求められる場合に、自身が情報の正誤を判断できない領域でのAI活用は慎重さが求められる。
【参考URL】
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2303/30/news027.html
No. 3142
これまでのAIは質問に答えてくれる会話形式でサポートがメインだったが、指示に沿って様々なタスクを自律的に行い、ユーザーのアシスタントとなる『ChatGPTエージェント』が登場。情報収集だけでなく、データ整理や資料の作成などゴールを与えると、ゴールに向けて必要なステップを自身で組み、リアルタイムで進捗を共有しながら作業を進めてくれる。AIエージェントは2023年にGPT4をベースとした「Auto-GPT」の登場で大きな話題となり、AIの次のステップとして各社が実用化を進めていた。AIのトップランナーであるOpenAIによるサービスリリースは、AIエージェントをユーザーが広く取り入れることに繋がり、現実的にAIが次の段階に進んだと言えそうだ。
【参考URL】
https://www.notta.ai/blog/chatgpt-agent-guide
No. 3141
大きなブームが起きる際には、その周辺領域でのビジネスも活性化するもの。近年の「推し活」の盛り上がりを受け、推し活グッズの収納に特化した『推し活インテリア』が注目を集め、様々なメーカーが参入している。
35個ほどのぬいぐるみを省スペースで収納でき360度からぬいぐるみを愛でられる「ぬい収納タワー」、ペンライトやポスターなどを細かく収納でき祭壇としてひとりのときは楽しみつつ来客の際はさっと隠すこともできる収納棚「OSHITERU」など、「推し活ガチ勢」の心を掴む商品が続々と登場。推し活はもはやブームではなく文化として定着した感もあり、今後も市場として要注目だ。
【参考URL】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2054242?display=1
No. 3140
「7割弱」は70%未満か?それとも少し超えた数値か?今、世代間で意味が真逆になる『日本語ギャップ』がメディアを中心に話題になっている。「7割弱」や「10分前」、「ちょっと」などの曖昧な表現を、若い世代が従来と異なる意味で捉えるケースが増えているのだ。たとえば「8時10分前」を「8時10分の少し前」と誤解されたり、「1時間弱」が1時間超と解釈されたりと、コミュニケーションにズレが生じる場面も。こうしたズレは、ビジネスや日常生活での混乱にもつながりかねない。今後、こうした誤解を生まないためには、「7時50分集合」「55分程度」といった具体的な数字で伝えるのが賢明。また年齢が離れた相手とは、よくある日本語ギャップについて両者で確認しておくのもおすすめだ。
【参考URL】
https://radichubu.jp/makozuba/contents/id=57930?mobileapp=1
No. 3139
デザイン初心者でもプロ並みのデザインに仕上がる。そんな夢を叶えるのが、今話題のデザインツール『canva(キャンバ)』だ。テンプレートを選んで、文字や画像を差し替えるだけで、驚くほど簡単に高品質なデザインが完成。しかも動画編集やWebサイト作成、SNS予約投稿まで対応し、もはや「画像編集ツール」の枠を超えた存在となっている。さらにcanvaは最新の AI機能も搭載。背景を一瞬で消したり、テキストや構成案を自動生成したりと、これまで専門的なスキルが必要だった作業も簡単にこなせてしまう。デザインは一部のプロだけができるもの、そんな常識はもう過去の話。canvaの登場によって、誰もが自分のアイデアを視覚化し、発信できる時代が始まっている。無料プランでも多くの機能が使えるので、まずはその実力を確かめてみては。
【参考URL】
https://dxaccount.co.jp/canva-merit/
No. 3138
人材獲得競争が激化するなか、企業にとって深刻な課題となっているのが「人材流出」。優秀な人材が社外へ流れることを防ぐには、社員が社内に可能性を見いだせる環境づくりが欠かせない。そこで注目されているのが、採用プラットフォーム「ビズリーチ」と人材活用システム「HRMOS」を統合したタレントマネジメントサービス『社内版ビズリーチ』だ。社内人材のスキルや経歴、部署の求人情報を可視化し、リアルタイムでマッチング。社員自ら希望ポジションに応募できるほか、人事や他部署からのスカウトも可能になる。働き続けたいと思える環境づくりの一環として、こうした社内流動性の促進は、今後ますます重要になるだろう。これからの企業が目指すべきは、「中で挑戦し続けられる会社」だ。
【参考URL】
https://hrmos.co/landing/hr/06_biz.html
No. 3137
サントリー食品インターナショナル(株)の『おうちドリンクバー』が好調だ。「C.C.レモン」や「デカビタC」、「ペプシコーラ」など定番炭酸飲料の原液を家庭用に販売したもので、ファミレスのドリンクバーのように、好みの味に調整できるのが特長。しかし同商品、じつは開発時の調査では、「手間がかかる」と否定的な声も多かったという。そこで発想を転換し、手巻き寿司やタコパのように、アレンジの手間を楽しむスタイルを打ち出したところ流れが一変した。公式SNSでのアレンジ提案も火付け役となり、ユーザーによる創作メニューが続々登場。楽しみ方の幅が広がったことが、ヒットにつながったと見られている。手間をエンタメ化するこの発想、今後、新たな商品を開発する際のヒントになりそうだ。
【参考URL】
https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXR/25/suntory0704/
No. 3136
ブラジル・リオデジャネイロで新興国グループ「BRICS」の首脳会議が開催され、『多国間主義』の死守を打ち出す宣言が採択された。人口・GDPともに世界の約半分を占める存在に成長した今、国際秩序への影響力を高めようという意思の表れと見られる。声明では、機能不全が指摘される国連安保理の改革にも言及し、アフリカや中南米諸国の常任理事国入りを後押し。一方で、反米一色には染まらず、インドなど親米国への配慮もにじむ。トランプ米政権が世界を振り回す中、中ロにも米国との対立激化を避けたい事情があったのだろう。グループ拡大により意見の違いが目立つが、それでも“多国間”という共通項を軸に結束を保とうとする姿勢は鮮明。分断が広がる世界において、対立ではなく調整を選ぶこの柔軟さが、新しい国際関係のモデルとなるかもしれない。
【参考URL】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025070700545&g=int&utm_source=piano&utm_medium=email&utm_campaign=8697&pnespid=4.6LwpYE47mW8LLrrhCtvqdM.xVIui54ihE3H1ovuFeVp94H0N3Yb50sXrWolLkGTAPun27v
No. 3135
2026年の4月から自転車の交通違反にも『自転車青切符』での反則金制度が導入されることが決定した。信号無視や逆走、ながら運転など、危険行為には最大1万2000円の反則金が科されることになる。歩道通行などの通行区分違反は6000円と決定したが、パブリックコメントで「車道を走るのが危険なので歩道を走行している」といった意見が多数寄せられたことから、基本的な考え方を整理して公表。自転車は原則として車道通行とする一方、13歳未満や70歳以上が運転する場合や、車道の交通量が多く事故の危険性が高い場合は歩道も通行できるというルールを示した。ただし、猛スピードで歩道を走るなどの“悪質行為”は青切符の対象になる。自転車ユーザーの安全への意識が問われる中、制度導入はマナー向上の一手となるか。まずはルールの周知が重要だ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250617/k10014837111000.html
No. 3134
ホテルや旅館に宿泊せず、自家用車の車中で寝泊まりしながら旅行する「車中泊」が数年前から静かなブームとなっている。自由さと手軽さが人気の理由だが、悩ましいのが宿泊場所だ。道の駅などを利用する人が大半だが、マナー違反によりトラブルが起きた施設も少なくない。そんななかコンビニ大手のローソンが、店舗の駐車場を活用した『ローソン車中泊サービス』開始した。今回は実証実験というカタチだが、千葉県内6店舗にて1泊2,500円から予約が可能に。冷たい飲み物や食事、トイレも24時間使える環境は、道の駅以上に快適と言えるだろう 加えて電源やゴミ処理サービスも完備されており、キャンピングカー利用者にも嬉しい仕様だ。車中泊に安心と利便性をプラスするこの取り組み。今後の全国展開に期待が高まる。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/a129b82c027c38a66b6acbd32cca221f06719389
No. 3133
毎年記録的な暑さが続くなか、手持ちできる扇風機の「ハンディファン」はすっかり夏の定番アイテムになっている。ハンディファンのなかでも、とくにZ世代から人気を集めているのが『ペルチェハンディファン』。「ペルチェ素子」を搭載した冷却プレート付きのハンディファンで、スイッチを入れるとプレートが氷のように冷え、風と同時に肌を直接冷やすことができる優れものだ。首筋にあてるだけで一気にクールダウンができ、熱中症対策にも効果的だという。置き型やUSB充電に対応しているメーカーもあるので、外出先だけでなくデスクまわり使用する人も多いそうだ。風だけじゃない、新時代の涼しさを体感できる一台。Z世代にあやかって、暑がりのミドル世代も取り入れてはいかがだろう。
【参考URL】
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/iine/1525293.html
No. 3132
バドミントンのコートほどの広さで、穴開きのプラスチックボールをパドルというラケットでテニスのように打ち合うアメリカ発祥の新興スポーツ、『ピックルボール』の人気が凄まじい。初心者でもラリーを楽しめる競技性で若年層から高齢者まで幅広くプレーし、年1回以上のプレーヤー数は4,800万人を超えアメリカのスポーツ人口ランキングでバイク、ランニングに次ぐ3位に。
全米各地でコート整備やコミュニティの立ち上げが進み、プロリーグも活性化。その勢いを受け、アメリカ最大級のピックルボール施設ブランドである「The Picklr」の日本市場進出も発表された。今後日本でも多くの人が楽しむメジャースポーツになるかもしれない。
【参考URL】
https://nipponpickleball.com/articles/the-picklr-japan-announcement-2025
No. 3131
2023年10月にラスベガスにオープンした、内外の壁面がLEDディスプレイで覆われた世界最大の球状劇場『MSG SPHERE(スフィア)』。高さ112メートル、幅157メートルの巨大な建築は約3,400億円を投じて建設され、16K映像と16万個以上のスピーカーによる圧倒的な没入体験が評判となっている。
開業1年半を過ぎ、これまでにライブや映画、スポーツ、カンファレンスなど多様なイベントを開催し、ラスベガスの象徴的な施設として定着しつつある。その一方、2万人未満という少なめの収容人数から、観客が埋まっても興行的に赤字という状況も発生してしまっており、経営面の課題が出てきているという。各種映像で見るだけでも圧倒的な体験が得られそうな期待感を抱かせてくれる施設だけに、継続可能なモデルとなり、各国に水平展開することも期待したい。
【参考URL】
https://www.tiktok.com/@audrahigbie/video/7290399630771195166
No. 3130
お正月のちょっと贅沢な楽しみである福袋が、この時期に『夏の福袋』としても人気を集め、牛角やココス、モスバーガー、UCC上島珈琲などの飲食チェーンや高島屋など大手が続々と参入している。
お中元より手軽な価格設定で、ギフトだけでなく自分へのご褒美需要を満たすことで販売を伸ばしている。物価高で日常的な出費は極力削ろうという意識が高まる一方、「福袋」という分かりやすい形で特別感とお得感を訴求することが、消費意欲を高めているようだ。
【参考URL】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/900168544.html