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時代の流れを定点観測 時流観測所

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No. 3122

資さんうどん

JIRYU
No.
3122

資さんうどん

福岡うどんが全国へ

業界2強に挑む

北九州発のうどんチェーン『資(すけ)さんうどん』が、日経MJ発表の2025年ヒット商品番付で西の小結となり注目されている。直近3年で売上高は80%程上昇し、九州を中心に店舗数は全国82店舗に急拡大。2024年にすかいらーくHDの完全子会社化されたことをきっかけにさらに勢いを増し、今年は東京や神奈川にも初出店を果たし、人気の行列店になっている。
うどんというと丸亀製麺、はなまるうどんの2大うどんチェーンに代表される讃岐ブランドが有名だが、実は福岡でもソウルフードと言われる位置づけで、いつでも誰でも食べられるようにと資さんうどんは24時間営業の店舗も多い。今や日本食ファーストフードとして牛丼と並ぶ市民権を得たうどんチェーンの今後の競争に注目だ。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC288UI0Y5A520C2000000/

No. 3121

夜の体育祭

JIRYU
No.
3121

夜の体育祭

締めくくりは花火大会

18時スタートの新スタイル体育祭

福岡市の福岡第一高校と第一薬科大学付属高校は、熱中症や紫外線対策などを目的に3年前から体育祭を18時から行う『夜の体育祭』を実施している。ライトや巨大スクリーンの映像演出、ペンライト応援など夜ならではの演出が好評で、生徒たちは「涼しくて楽しい」とコメント。2週間前から始めた練習も含め、熱中症は0人に抑えたという。
21時過ぎまで行われるため騒音を抑えるためにスピーカーの音量調整、終了後にはスクールバスで生徒たちを安全に送り届けるなど、夜ならではの対策もされている。イベントの締めくくりには花火85発が打ち上げられ、生徒にとって特別な思い出となるイベントになった。実利と参加者の利益を両立した注目の取り組みとなりそうだ。
【参考URL】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkb/1942398?display=1

No. 3120

シティポップ

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No.
3120

シティポップ

DJたちが火付け役となり世界でブーム

日本への逆輸入で若年ファンも増加

1970年代〜80年代にかけて日本で流行した、都会的でおしゃれなポップス『シティポップス』が、2020年頃から未だに続く息の長い世界的流行となっている。Youtubeや音楽系サブスクサービスでいつでも楽曲にアクセスできる状況を下地に、レトロモダンな楽曲をディグ(探して音楽にサンプリングなどで利用)していた海外DJを火付け役としてブームになった。代表的な曲は竹内まりや『プラスティック・ラブ』、松原みき『真夜中のドア〜Stay with me』などでYoutubeの同曲のコメント欄には英語のコメントが並ぶ。日本のファンは当時をリアルタイムで体験していた40〜60代なのに対し、海外ファンは現在の流行を体験している20代などの若年層だ。その海外のブームが日本に輸入されることで日本の若年層のファンも増えているという。
【参考URL】
https://at-living.press/culture/38569/

No. 3119

転売ヤー

JIRYU
No.
3119

転売ヤー

ジャンルを問わず出没

それほど儲かっていない可能性も

高騰する米価格を背景に、SNSでは「米まで転売か」と嘆く声が相次いでいる。人気商品が出るたびに現れる『転売ヤー』は、今や食や娯楽などジャンルを問わず出没。すっかり世間の“嫌われ者”だ。発売されたばかりの「Switch 2」も例外ではなく、任天堂は抽選販売などで対策を講じたが、メルカリには高値出品が続出した。ただし平均取引価格は6万5000円ほどで、本体価格(4万9980円)に対し、手数料や送料を差し引くと利益は1台あたり約7700円。入手のハードルも高く、大量仕入れも難しいことを考えれば、割に合うとは言いがたい。実際、売れ残りも見られており、任天堂の転売対策は一定の効果を上げたと言えるだろう。こうした流れが続けば、転売行為そのものが“割に合わない”存在として根づいていくかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2506/09/news079.html

No. 3118

医芸連携

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No.
3118

医芸連携

芸術の力で社会課題を解決

AIに代替されない能力を育成

大学の世界で『医芸連携』が注目を集めている。東京大学は2019年、芸術家と理系研究者が協働する「芸術創造連携研究機構」を設立。ダンサーの身体運動を分析するなど、芸術を“学術知”に組み込む挑戦が進んでいる。東京芸術大学は、手術室にイラストを施すなど医療現場にアートを取り入れる取り組みを展開。患者や医療スタッフの心を和らげる効果があるという。価値観が多様化し、感性が重視される現代では、「AIに代替されない能力」の育成が大学教育のテーマになっているようだ。実際、武蔵野美術大では、社会課題を発見し解決する力を育む「クリエイティブイノベーション学科」を創設。芸術家養成は主目的とせず、入試でもデッサンなどの実技は課さないという。芸術はいま、医療や科学とつながりながら活かされはじめている。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/20250527-OYT8T50133/

No. 3117

蔵人体験ホテル

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No.
3117

蔵人体験ホテル

本格的な日本酒造りを体験

世界中から参加者が続々

長野・佐久の老舗酒蔵で、実際に蔵人(くらびと)として酒造りを体験できる「蔵人体験ホテル」が注目を集めている。その名も「KURABITO STAY(クラビトステイ)」。かつて蔵人たちが寝泊まりしていた築100年の古民家に滞在し、1泊2日〜2泊3日で仕込み作業や麹づくりなど、本格的な日本酒造りに挑戦できるのが魅力だ。客室は2.5畳とコンパクトながら丁寧にリノベーションされ、ラウンジでは地元の酒や器を囲んで交流も楽しめる。2泊3日で1人8万9800円(税込)からと高額ながら、これまでに30カ国以上から700人超が参加し、満足度も高いという。体験型の観光、いわゆるクラフトツーリズムの新たなかたちを示す「蔵人体験ホテル」。他の地域にはどんな可能性があるのか、考えてみる価値はありそうだ。 
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00616/00029/?n_cid=nbpnxr_mled_feature_02

No. 3116

PoliFormer

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3116

PoliFormer

ナビゲーション技術に大転機

従来より自律性が向上

ロボットがカメラ映像を手がかりに自律的に動く。そんな「視覚ナビゲーション」を支える新技術『PoliFormer』に注目が集まっている。従来の主流はLiDAR(ライダー)や深度センサーを使った方式だったが、こうした手法は取得できる情報が限られ、複雑な環境では自己位置の把握や障害物回避が難しかった。一方でPoliFormerは、強化学習と深層視覚モデルを組み合わせることで、こうした制約を突破。カメラという安価なセンサーだけで、より柔軟かつ高精度な判断を可能にした。この技術の進化は、家庭用ロボットだけでなく、災害救助、物流、介護、自動運転など、あらゆる分野の自律移動を後押しし、人手不足や高齢化といった社会課題の解決にもつながる。今後、PoliFormerがどのように暮らしに広がっていくのか注目したい。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/technology/00007/00080/?n_cid=nbpnxr_mled_new

No. 3115

モフリン

JIRYU
No.
3115

モフリン

AIでペットロボ市場が再加熱

有料のアフターケアサービスも好調

カシオ計算機が、手のひらサイズでモルモットのような外見をした、撫でたり話しかけたりといったコミュニケーションを通して成長をするAIペットロボット『モフリン』を発売。2020年にクラウドファンディングで先行販売を行ったが、当初想定の30倍を上回る申込みから一般発売に踏み込んだ。価格は59,400円で昨年11月の発売からすでに7,000台以上を販売している。育て方次第で性格が形成されるため、飼い主との深い絆を築くことができるという。メンタルヘルスの不調が増加する昨今、ペットロボは日常の癒やしや他者との寄り添いという面での心のケアとしても注目されており、今後のさらなるAIの高度化などと合わせて市場の拡大が期待されている。
【参考URL】
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1630447.html

No. 3114

MUSIC AWARDS JAPAN

JIRYU
No.
3114

MUSIC AWARDS JAPAN

日本の音楽を世界へ

音楽界の総力を上げたアワードが登場

「アジア版グラミー賞」を標榜し、音楽主要5団体が協力した国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』の第一回が5月21、22日に開催された。80年代シティポップの世界的ブームやアニメコンテンツを機にファンを増やしている日本の音楽を、世界に開かれたマーケットとする取り組みの一環となっている。ゲストとして細野晴臣(YMO)や矢沢永吉といった従来の日本の音楽シーンを牽引したミュージシャンが登場し、主要部門ではCreepy Nuts、YOASOBI、藤井風、Mrs.GREEN APPLEなど現在世界でも注目を浴びるミュージシャンがタイトルを獲得。近年のアジア音楽界ではK-POPの世界的ムーブメントが著しいが、日本市場からそれを上回るような曲やミュージシャンの登場にも期待したい。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01063/00010/

No. 3113

ダークウェブ

JIRYU
No.
3113

ダークウェブ

急増する証券口座の乗っ取り

ログイン情報はアンダーグラウンドで流通

ネット証券の口座乗っ取り被害が急増。フィッシング詐欺に加えて、ブラウザに保存されたIDやパスワードを盗み、第三者に送信するマルウエア「インフォスティーラー」が新たな脅威となっている。流出した情報は通常の検索エンジンではアクセスできない匿名性の高いネット領域で、違法取引の温床となることもあるダークウェブで売買されていることが判明した。調査では、10万件超の証券関連情報がダークウェブで流通していることが確認され、ログイン情報や暗証番号まで含まれており、証券会社は二段階認証の緊急徹底を行うなど対応を急いでいる。個人だけでなく企業でも社員の端末感染から情報が流出する恐れがあり、ネットセキュリティの抜本的な見直しが企業個人を問わず求められている。
【参考URL】
https://www.asahi.com/articles/AST5Q2BWWT5QULFA00SM.html

No. 3112

ミッドライフ・クライシス

JIRYU
No.
3112

ミッドライフ・クライシス

40代前後に訪れる「中年の危機」

カウンセリングも有効

40代前後になると、自分の人生を振り返り、「このままでいいのだろうか」と不安を感じる人が多い。こうした心の揺れは『ミッドライフ・クライシス』と呼ばれ、直訳すると「中年の危機」。自然に自分の中で整理がつき、また前向きになれる人がほとんどだが、なかには一人で悩み続けるうちに不安が深まり、うつ病などの心の病につながってしまう人やアルコール依存症になってしまう人もいるという。40代に差し掛かり、モヤモヤを感じはじめたら、運動や新しい学びを取り入れたり、カウンセリングを活用したりするのもひとつの方法。焦らず、騒がず、今の自分と丁寧に向き合おうことが大切だ。「ミッドライフ・クライシス」を乗り越えた先に、人生の後半をより豊かに過ごすためのヒントが見つかるかもしれない。
【参考URL】
https://www.uraraka-soudan.com/column/92

No. 3111

デジタルアドレス

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3111

デジタルアドレス

7桁の英数字だけで荷物が届く

面倒な住所入力が不要に

日本郵便が新たに導入する『デジタルアドレス』は、7桁の英数字で荷物の届け先を指定できるインターネット向けサービスだ。たとえば「ABC-1234」のような番号を入力するだけで、自宅に荷物が届く仕組みで、住所や郵便番号の入力ミスを防げるのが大きな特長。この番号は個人にひも付けられ、引っ越しても番号は変わらない。「ゆうID」に登録した住所を更新すれば、同じ番号で荷物の受け取りが可能になる。ネット通販やフリマアプリなどでの利便性が格段に高まるため、今後の普及が注目されているが、まずは今月中に郵便局の専用アプリから運用がスタートする予定。面倒な住所入力の手間が省けるこの仕組み、今後のスタンダードになっていきそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/13d768f399f9103091c13d760c1f00ff42f29902

No. 3110

マチの本屋さん

JIRYU
No.
3110

マチの本屋さん

ローソンの書店併設型店舗

雑誌のみならず幅広く展開

ローソンがトーハンと連携して展開する書店併設型店舗『マチの本屋さん』は、書店のない地域に本を届ける新たな取り組みだ。食品や日用品といった通常の品ぞろえに加えて、約20坪のスペースに約7000タイトルの書籍を展開。雑誌中心だった従来のコンビニとは異なり、文庫、小説、ビジネス書、児童書など幅広く取りそろえているのが特長だ。さらに各地の特色を活かした「ご当地本コーナー」も設置されており、地域に根ざしたラインナップも魅力。利用客からは「思った以上に書店部分が広い」「本の多さに驚いた」「近隣に本屋がなくて助かる」といった声が上がり、地域の反応も上々のようだ。書店の閉店が続くなか、読書文化を支える新たな存在として注目を集めているコンビニ。ローソンは全国100店舗の展開を目指しており、今後の広がりが期待されている。  
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2505/19/news010.html

No. 3109

ゼネコンがつくったしおゼリー

JIRYU
No.
3109

ゼネコンがつくったしおゼリー

必要な塩分をおいしく補給

要望が寄せられ一般販売を開始

三和建設と岩瀬コスファが共同開発した『ゼネコンがつくったしおゼリー』は、建設現場の熱中症対策から生まれた機能性ゼリーだ。炎天下でも「つい食べたくなる」を目指し、マスカットやライチなど全5種の味を展開。スティック形状で携帯しやすく、1日4回の休憩にあわせて塩分が補給できるように設計されている。必要な塩分とともに、美容成分や紫外線ストレスに配慮した成分も配合。ニューアルでは疲労回復に役立つBCAAも追加され、さらにパワーアップした。まさに、工場建設の現場から生まれた商品である「ゼネコンがつくったしおゼリー」。一般販売を機に、業界の枠を超えて幅広いユーザーから夏の“お守りアイテム”として静かな支持を集めている。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000041672.html

No. 3108

Sakurako

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No.
3108

Sakurako

日本の伝統的なお菓子を定期便でお届け

伝統や文化も世界に発信

日本のお菓子を楽しみたいという海外ユーザーに向けて、毎月中身が変わる“お菓子の詰め合わせ”を届けるサブスクサービスが注目を集めている。なかでも話題なのが、2021年にスタートした『Sakuraco(サクラコ)』。コンビニ菓子ではなく、毎月、選び抜いた伝統的な日本の和菓子やお茶の詰め合わせを丁寧に届けるのが特長だ。ふろしきや箸といった伝統工芸品も添えられ、各アイテムに関する情報を載せた冊子も同封。単なるグルメ体験で終わらず、日本文化への理解を深める工夫が好評を得ている。地方発のサービスが、世界中にニッポンの魅力を届ける時代。次にヒットする海外向けサブスクサービスは何なのか。各企業が知恵とアイデアを出し合うべきテーマだろう。
【参考URL】
https://ysandpartners.com/jp/blog/japanese-snackbox-subscription-services/

No. 3107

ユーズド・イン・ジャパン

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3107

ユーズド・イン・ジャパン

日本の中品がタイで争奪戦に

世界からバイヤーが続々

高い品質や丁寧な扱いが感じられるとして、日本で使われていた中古品、すなわち『ユーズド・イン・ジャパン』が、いまタイを中心に各国で注目されている。再販業者によれば、海外バイヤーに人気なのはブランド品や時計といった高級品に限らないという。実は、タイでは日本食ブームの影響で和食店が急増中。インテリアとして日本のリユース品が重宝され、たぬきの置物や道路標識、仏壇といったユニークな品々にも思わぬ需要があるそうだ。こうした背景を受けて、日本のリユース店による海外出店も加速。ブックオフグループなどが次々と販路を広げ、現地でも人気を集めている。世界が注目する日本のリユース品。あなたの家の不用品も、海外ではお宝になるかもしれない。
【参考URL】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900005696.html

No. 3106

人間認証サービス

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No.
3106

人間認証サービス

瞳の虹彩を読み取りIDを発行

ベーシックインカム構想が背景に

AIが生成したコンテンツがあふれる今、「これは本当に人の手によるものか」が問われる場面が増えている。そんな未来を見据えて、OpenAIのサム・アルトマン氏が進めているのが『人間認証サービス』の「World ID」だ。ユーザーの瞳の虹彩を読み取って「本物の人間かどうか」を認証し、IDを発行する仕組みで、専用アプリでは暗号資産のやりとりも可能になる。背景には、AIが労働を代替する未来に備えた「ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)」の構想があるという。本人性を証明できることが、給付対象として認められるための前提条件になるからだ。すでに日本を含む160の国や地域でサービスを展開しており、2600万人がアプリを入手し、そのうちの1200万人が認証済み。いよいよ「人であること」そのものに価値が生まれる時代が来ているのかもしれない。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00109/00205/?n_cid=nbpnxr_mled_new

No. 3105

風邪5類

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3105

風邪5類

新たな感染症発生への備え

出席・出勤停止期間などの定めはなし

2025年4月から急性呼吸器感染症、いわゆる「風邪」もインフルエンザや新型コロナウイルス感染症と同じく、感染症法上の「5類感染症」に分類されるようになり、全国約3000の定点医療機関で患者数の報告がスタートした。これは、新たな感染症の流行を早期に察知し、迅速に対応するための仕組みづくりの一環。検体分析や情報の集約体制も強化され、新たな流行を見据えた備えが進められている。『風邪5類』と聞いて戸惑う声もあるが、今回の変更はあくまで見守りの目を増やすためのものであり、私たちの生活に大きな影響があるわけではない。インフルエンザや新型コロナのように出勤や登校が制限されることはなく、医療費負担も今まで通り。誤解が広がらないよう、制度の背景や目的について、わかりやすい説明が求められる。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250419-OYT1T50157/

No. 3104

嵐ロス

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No.
3104

嵐ロス

平成を代表するアイドルグループが解散

悲喜こもごものファンがSNSで心境を吐露

2020年から活動を休止していた人気グループの嵐が、約4年半ぶりにメンバー5人揃って動画に登場。2026年春のコンサートツアーをもって活動を終了することを発表した。発表直後からSNSでは「活動終了」や「私の青春」などのワードがトレンド入りし、『嵐ロス』の声が広まった。
発表の翌日には、電車内で突然泣き出してしまうファンや、ファンたちがよく訪れるという埼玉県の大野神社を訪れるファンの姿も見られた。「フェードアウトせずに最後まで誠実な姿を見せてくれた」と嵐の対応に感謝する声もあり、5人の「嵐でした!」という言葉に多くのファンが喜びと悲しみを同時に感じるなど、その影響力の大きさが改めて明らかになった。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dcb7c07ddafe1431b33daa263bbbd1cf9346141

No. 3103

コンクラーベ

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3103

コンクラーベ

新ローマ教皇に初のアメリカ出身者

分断が進む世界の融和のきっかけとなるか

次のローマ教皇を決める選挙『コンクラーベ』が5月7日からバチカンで開始され、133人の枢機卿が新教皇選出に臨んだ。フランシスコ教皇の改革路線継承か、保守派の巻き返しかが焦点とされたが、4回目の投票でアメリカ出身のロバート・フランシス・プレヴォスト枢機卿が選出され、「教皇レオ14世」を名乗ることとなった。アメリカ出身の教皇は史上初となる。
レオ14世は保守寄りではあるが改革とのバランスを取れる人物と評価され、教会内の融和を重視した選択と言われている。教皇として初めて臨んだ祈りの集いでは、ウクライナやガザ地区の停戦と人道支援、人質解放を呼びかけ、「二度と戦争を起こしてはならない」と世界の指導者たちに訴えた。様々な分断が叫ばれる昨今の世界で、融和を象徴する存在としての期待が集まることになりそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250506/k10014797751000.html

No. 3102

大沢たかお祭り

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3102

大沢たかお祭り

女性あるあるを王騎将軍がユーモラスに昇華

SNSで大ブームのネットミーム

映画「キングダム」で大沢たかおが演じた王騎将軍の画像を使い、家事や育児のあるあるをユーモラスにSNSに投稿する『大沢たかお祭り』が大バズリ中。本人も認知してInstagramで反応を示し、芸人のキンタロー。もモノマネ投稿するなど、さらに話題が広がっている。
多くの人が楽しめるミームとなっている一方で、映画の画像をスクリーンショットして投稿する行為に著作権上の懸念も指摘されている。大沢たかお自身は肯定的な態度を示しているものの、映画の権利者がいつまでも黙認しているとは限らないため、「言われなければ大丈夫」という綱渡りの状態でもある。気軽に情報発信ができるSNSを利用する際は、権利についても留意が必要だ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/41926f661f438d63a34276cb0652039b0f8752a9

No. 3101

3Dプリンター駅舎

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3101

3Dプリンター駅舎

6時間で駅舎が完成

進む建設への3Dプリンター活用

JR西日本は、和歌山県有田市の紀勢線初島駅で全国初となる3Dプリンターを活用した『3Dプリンター駅舎』の建設を発表した。3Dプリンターを活用した住宅を提供する「セレンディクス」の工場でパーツを製造し、終電後に約6時間で組み立てる予定。建設や維持管理コストに加え、潮風の影響を受けやすい立地で耐久性の検証も行い、他の駅への展開も検討している。3Dプリンターは迅速な対応が求められる災害復旧にも活用が進んでおり、能登半島地震の被災地・輪島市では排水設備の建設に導入。従来1週間かかっていた工期が5時間に短縮され、強度も2倍以上になったという。一方で、材料となるモルタルの材料費は通常の約2倍となり、コスト面が課題だ。強度や信頼性が求められる構造物への3Dプリンター活用には不安の声もあるが、今後多くの実証実験を経て、その工法も当たり前になっていきそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20250217/3020023236.html

No. 3100

ジブリ風生成AI

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No.
3100

ジブリ風生成AI

誰でも手軽にジブリ風イラストを生成

著作権の崩壊かクリエイティブの民主化か

OpenAIが3月25日にChatGPT用の画像生成機能「4o Image Generator」をリリース。そのリリース告知に「ジブリ風の画像が作れる」とアピールし、CEOのサム・アルトマンもXのアイコンをジブリ風のイラストにしたことで、個人だけでなく世界中の政府機関などもジブリ風イラストを生成して投稿。『ジブリ風生成AI』として世界中で爆発的な話題となった。国内大手メディアなどは「著作権上の懸念がある」と報じたが、サム・アルトマンはクリエイティブの民主化のスタートとして現状をポジティブに捉えている。この話題は国会でも取り上げられ、文科省の文部科学戦略官は、最終的には司法で判断されるとの前置きのうえで、「作風やアイデアの類似のみであれば著作権侵害に当たらない」と答弁した。今後はツールの進化だけでなく、司法・立法の対応にも注目が集まることになりそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6b65ed31532204a023c893d01a3bf7d97ec26cf

No. 3099

東京大学カレッジオブデザイン

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3099

東京大学カレッジオブデザイン

東大70年ぶりの新学部

デザイン思考で国際的リーダーを育成

東京大学は、創立150周年を迎える2027年9月に約70年ぶりとなる新学部、『UTokyo College of Design』を開設。東京大学が持つ幅広い学術知に、デザインの力を掛け合わせ、その実現に取り組むという。デザインを意匠などモノの見た目ではなく課題解決や価値創出の手法と捉え、気候変動や高齢化など複雑な社会課題に挑む国際的リーダーの育成を目指す。すべての授業は英語で実施され、秋入学を採用するなど従来の日本の学校制度にとらわれず、多様な国際人材の受け入れを図る。AI支援や海外留学も活用可能など、ボーダーレスな取り組みでのイノベーション創出が見込まれ、どのような人材が育つか注目される。
【参考URL】
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400261860.pdf

No. 3098

魚雷バット

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3098

魚雷バット

先が細くなっている独特の形状のバット

道具の新たな可能性が開かれた

今季、ヤンキースの開幕シリーズでは、1試合9本塁打を記録するなど爆発的な打撃が話題になった。ここで一部の選手が使っていたことで注目を集めたのが『魚雷バット』だ。先端が細く、芯と言われる部分がややグリップ寄りで、その形が「魚雷」に似ていることからこの名が付いた。先端を細くすることで操作性が増し、スイングや打球精度を高められるという触れ込みもあり、いまや日本のプロ野球界にも広がりつつある。内角球に強くなるメリットが期待されているが、長打力に直結するかは現段階では不明。ただ「技術革新の余地はまだある」と気づかせてくれた意味は大きいだろう。フォーム改善だけでなく道具の最適化でパフォーマンスを引き上げる時代へ。今後はスパイクなど他の道具でも、改良の動きが進むかもしれない。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH167NJ0W5A410C2000000/

No. 3097

カワラボ

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3097

カワラボ

個性や欠点も「かわいい」で全肯定

SNSで楽曲をバズらせる戦略

「きゃりーぱみゅぱみゅ」や「新しい学校のリーダーズ」を輩出したアソビシステム。この芸能プロダクションが「原宿から世界へ」をコンセプトに手掛けたアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.(カワイイラボ)」、通称『カワラボ』が今、脚光を浴びている。若い世代の共感を呼んでいるのは、メンバー一人ひとりの個性や弱点すら「かわいい」と肯定し、全員が主役になれるスタイル。SNSでバズを生み出す戦略も特徴的で、第1弾「FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)」はシングル「わたしの一番かわいいところ」がTikTok再生28億回を突破。2024年デビューの「CUTIE STREET(キューティーストリート)」も「かわいいだけじゃだめですか?」が50億回を超えた。日本発の新しい「かわいい」は今後、どのように世界へ広がっていくのか。カワラボの挑戦に今後も注目したい。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH167NJ0W5A410C2000000/

No. 3096

オンラインカジノ

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オンラインカジノ

日本国内からの利用は「賭博罪」に

借金や依存症に陥るケースも

お笑い芸人が『オンラインカジノ』利用による賭博の疑いで活動自粛を発表し、注目が集まっている。気軽にスマホやPCからアクセスできるオンラインカジノだが、日本国内からの利用は、たとえ海外で合法運営されている場合でも「賭博罪」に該当し、違法となる。警察庁によると、2024年にはオンラインカジノ関連で過去最多となる279人が検挙された。とくに若年層を中心に利用が広がっており、平均賭額は月約5.2万円にものぼる。なかには一発逆転を狙うあまり、依存症に陥り借金を重ねるケースも多いという。政府もこの事態を重く受け止め、法規制を検討している。無料版サイトを入口に利用を促す手口もあるため、違法性を知らずに巻き込まれないよう、正しい知識を持っておきたい。
【参考URL】
https://ascii.jp/elem/000/004/257/4257460/

No. 3095

デジタル・フォレンジック

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3095

デジタル・フォレンジック

デジタル版の鑑識活動

削除されたデータも復元が可能

フジテレビ第三者委員会で注目されたデジタルフォレンジック調査。2000年代以降、企業内の不正調査にも活用されるようになり、専門業者によるサービスも登場している。『デジタルフォレンジック』とはPCやスマートフォンなどの電子機器に残る記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術の総称のことで、いわばデジタル版の鑑識活動のようなもの。スマホ上で削除されたデータでも、専門技術を使えば復元が可能とのことで、近年ではサイバー犯罪捜査や企業調査において欠かせない手法となっている。ただし端末そのものが必要であり、依頼者側が勝手に調査することもできないため、あらゆる情報が無制限に暴かれるというわけではなさそうだ。情報社会における「証拠」のあり方を大きく変えつつあるデジタル・フォレンジックは、今後さらに広く活用されていくだろう。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2504/02/news146.html

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