時代の流れを定点観測 時流観測所

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No. 3164

ハイパーカミオカンデ

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No.
3164

ハイパーカミオカンデ

ニュートリノの大規模観測装置
宇宙誕生の謎に迫る

岐阜県飛騨市で建設が進む『ハイパーカミオカンデ』の地下巨大空洞が公開された。高さ94メートル、直径69メートルという壮大な空間に、19万トンの水をため、2万本の高感度検出器を設置。宇宙から降り注ぐ“幽霊粒子”ニュートリノを捉えるための大規模な観測装置だ。ハイパーカミオカンデは、初代「カミオカンデ」が超新星爆発を、2代目「スーパーカミオカンデ」がニュートリノの質量を明らかにして、それぞれノーベル賞へとつながった実績を受け継ぐ3代目。観測開始は2028年予定で、「ビッグバンによって誕生した直後の宇宙ではなぜ物質が反物質に勝ったのか?」という宇宙誕生の謎の解明に向けて大きく前進することが期待されている。この実験装置が再び大きな発見をもたらすのか。ハイパーカミオカンデは地下深くで静かにその時を待っている。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250628/k10014847201000.html

No. 3163

ヤンマガUSA

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No.
3163

ヤンマガUSA

世界を狙う特別増刊号を発行
WEBサイトで公開中

著名な作品を数多く生み出してきた講談社の青年マンガ誌『ヤングマガジン』の特別増刊号『ヤングマガジンUSA』(英語版)が、8月に米国内で発行された。表紙は『攻殻機動隊』の原作者・士郎正宗氏による描き下ろし。ニューヨークで開催される「ANIME NYC 2025」で無料配布されるほか、紀伊國屋書店やWEBでも公開中だ。収録されているのは、北米でも人気を集める『頭文字D』のしげの秀一氏による『Subaru and Subaru/昴と彗星』や、『惡の華』などで知られる押見修造氏の『ME AND BOB DYLAN(AND MY FATHER)/ぼくとボブ・ディラン(と父)』を含む、多彩なジャンルの19作品。青年マンガが描く「葛藤や違和感」という生々しい感情に共鳴が広がるかが焦点だ。フィルターを通さない“UN-filtered MANGA”は、文化の壁を越えて米国読者の心に届くのか。講談社の挑戦に大きな期待が寄せられる。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/22e75c06f4493bbb4bf2ca1b4ca0bdc8dc7f518e

No. 3162

培養ウナギ

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3162

培養ウナギ

ウナギの培養肉をイスラエルの会社が開発
かば焼きやすしを試作

食糧問題が人類喫緊の課題となるなか、いわゆるサステナブルな食材として、遺伝子技術で培養したり、植物由来のタンパク質などで作る代替肉が実用化されつつある。そんななかイスラエルでは『培養ウナギ』が誕生した。イスラエル発のスタートアップ「Forsea Foods」は、ウナギの細胞を培養液で育て、脂肪や筋肉に分化させる技術を開発。かば焼きやすし用といったメニューの試作も進められており、2027年には商用化や日本での生産も視野に入れているという。絶滅危惧種に指定されたニホンウナギは、稚魚の乱獲や養殖コストの高さが課題となっており、培養技術はこうした資源問題の打開策となる可能性を秘めている。「土用の丑の日」に培養ウナギが並ぶ日も、そう遠くなさそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fcde31d5dabd11b1c6a9d0797a9ae9f13deb6a92

No. 3161

フィジカルAI

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フィジカルAI

AIが三次元世界を理解
日本初のイノベーションにも期待

『フィジカルAI』とは 重力や摩擦といった現実世界の物理法則をAIに学習させ、シミュレーションを通じてロボットが環境の変化に自律的に対応できるようにする技術のこと。生成AIの次のステップとも言われ、米国では倉庫での物流ロボットや家庭向けの水やりロボット、さらに自動運転など、幅広い分野での活用が進みつつある。一方、日本でも経産省とNEDOが205億円を投じ、製造や物流分野に適用可能なロボット基盤モデルの開発をスタート。米中に比べ投資規模では劣るものの、建設現場や土木といった適用領域を絞り、日本ならではの強みを模索する動きが見られる。単なる自動化を超え、社会変革の鍵となり得るフィジカルAI。日本発の挑戦が、どのように現場に根づいていくのかが今後の焦点だ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2025_0410.html

No. 3160

こねこフィルム

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3160

こねこフィルム

スマホ特化でタイパ重視
Z世代のニーズ直撃コンテンツ

SNSによる動画コンテンツの急速な一般化。さらに近年、YouTubeショートやTikTokを中心とした短い尺の縦型動画コンテンツ「縦型ショートドラマ」がエンタメコンテンツとマーケティング利用の両面で注目されている。デバイスに最適化して見やすく、かつ見どころが凝縮されたタイパ重視のコンテンツとしてZ世代を中心に影響力が強い。そんな縦型ショートドラマで大きなヒットを生み出す代表的な集団が『こねこフィルム』だ。2023年からTikTokを中心に作品を投稿し、フックとなるユニークな設定と魅力的な登場人物で瞬く間に人気を集め、SNSでの累計再生回数は18億回を突破。その人気とコンテンツのクオリティに企業も目をつけ、タイアップは35社を超えているという。百聞は一見にしかず。2〜3分程度で見れてしまうので、ぜひどのようなコンテンツかチェックしよう。
【参考URL】
https://conecofilm.com/

No. 3159

メロい

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3159

メロい

推しを称える新たな表現
SNSとの相性も良く利用が拡大

元々はアイドルファンやオタクと言われるような層で使われていた「メロメロになるほど◯◯(かわいい・魅力的・美しい など)」から生まれたスラング、『メロい』が若者を中心にSNSで広く使われるようになっている。推し活全盛とも言える現状と親和性が高く、利用が広がったと言えそうだ。
「メロい」に似た言葉には「尊い」「沼る」「しんどい」などがあり、いずれも自分が好きだったり応援したりする対象を、より強くかつオリジナリティを持って称えるために使用される。以前であれば「エモい」や「ヤバい」等もそうだが、汎用性の高いスラングはSNSとの相性がよく一気に広まる傾向がありそうだ。
【参考URL】
https://zexy.net/contents/lovenews/article.php?d=20250218

No. 3158

五季

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五季

日本の季節を再定義
猛暑の追加でビジネスも変容

春夏秋冬ではなく、近年の温暖化による猛暑も加えた『五季』という概念が注目されている。従来アパレルでは季節を少し先取りした商品展開をしていたが、8月・9月に秋物を販売しても消費者ニーズとのギャップが大きく、商品展開に五季制を取り入れニーズにマッチさせるメーカーが現れた。この動きは食品や観光など様々な業界に広がり、新たなビジネスチャンスとなっている。
その一方、過剰な暑さは熱中症をはじめとする健康リスクを高めており、2025年6月には職場での熱中症対策が義務化された。企業はリモートワークや猛暑シフトを導入し、従業員の安全を守りながら生産性を維持する取り組みにも追われている。ビジネスチャンスだけでなく、今後の働き方改革にも影響を与えそうだ。
【参考URL】
https://toyokeizai.net/articles/-/888738?display=b

ONE WEEK BEFORE

No. 3157

イカゆらりん

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3157

イカゆらりん

アンバランスでも倒れない
不思議な踊りのイカが話題に

音楽と光に合わせて触腕をゆらゆらさせながら踊るイカ型のおもちゃ『ダンシングイカゆらりん』が、くせになる不思議な動きとかわいらしさから、TikTokやXなどのSNSでバズっている。見た目のインパクトだけでなく、障害物回避センサーが搭載されており、壁にぶつかる前に進路を変更することができるという。奇抜だが中毒性のある動きと音楽で話題拡散、というパターンとなっているようだ。近年は海外製品がSNSでバズる→オンラインショップで購入→SNSに投稿→さらに拡散という、日本国内の従来メディアや小売などを一切介さない流行が大幅に増えているが、「イカゆらりん」もその典型的なパターンと言えそうだ。
【参考URL】
https://eriiphone.com/36772/
https://vt.tiktok.com/ZSAR3otHR/

No. 3156

液冷

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3156

液冷

熱伝導率の向上でより冷えるサーバー
AI利用の環境負荷を抑える

AIの高性能化と利用拡大により、世界中でデータセンターと電力需要が急騰。そんな中、エネルギー効率の改善策として注目を集めているのが、従来のヒートシンクと風で演算パーツを冷やす空冷よりも冷却効率の高い、液体で冷やす『液冷(水冷)』だ。冷却効率の向上は消費電力の抑制に繋がり、国内の大手事業者が省電力化の切り札として本格導入を予定している。また、冷却効率の向上は面積当たりに詰め込めるGPUなどのチップが増えることになり、同じ施設規模でもより性能の高いデータセンターが実現できる。AIの環境負荷も懸念されるようになった昨今。AIの性能だけでなく、環境面をケアする技術も両輪として進んでいくことになりそうだ。
【参考URL】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02985/111200007/

No. 3155

GPT-5

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3155

GPT-5

ChatGPTの最新モデル登場
実務サポート能力が大きく向上

2025年8月、OpenAIがChatGPTの新たなモデル『GPT-5』をリリース。ChatGPTの標準モデルとして全ユーザーに提供が開始された。これまではレスポンスが早い、長考するなどの特性はモデル毎に分かれていたが、GPT-5は聞かれた内容に応じてそれを自身で切り替えて適切な回答を行うようになった。性能面では、コーディング、計算、文章作成といった実務関連タスクでの正確性が大きく向上。これまで最も実務性能が高いとされていたo3を大きく上回るベンチマーク結果となっており、ハルシネーションも減少しているという。人間の作業をサポートするAIという立ち場をより強化したバージョンと言えそうだ。
【参考URL】
https://chatsense.jp/blog/chatgpt-openai-gpt5

No. 3154

パレスチナ国家

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3154

パレスチナ国家

欧州諸国を中心に承認の動き
ガザ地区の人道状況の悪化が背景に

パレスチナを国家として承認する動きが、国際社会で加速している。既に世界140カ国以上がパレスチナを国家として承認しているが、7月にフランスがG7初となる承認を行い、イギリスやカナダも条件付きで支持を表明。8月にはオーストラリアも承認する方針を表明し、ニュージランドも承認を検討すると発表した。2025年9月に開催される国連総会の場で国家承認に踏み切る動きとなった背景には、イスラエルによる攻撃によって悪化するガザ地区の人道状況がある。かねてより議論されてきた『パレスチナ国家』は、いまや単なる理念ではなく、実現への現実的な一歩となりつつある。国際社会の姿勢が変わることで、中東の未来も大きく動くかもしれない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250811/k10014891841000.html

No. 3153

推し活キャンセル保険

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3153

推し活キャンセル保険

遠征のキャンセル料を補償
推し活遠征のお守りに

アイドルや俳優など「推し」の活躍を応援する推し活が盛況だ。ライブやイベントのために全国を巡る“推し活遠征”も珍しくないが、急な体調不良やイベント中止によるキャンセルで、交通費や宿泊費を無駄にしてしまうケースも少なくない。実際、推し活遠征をキャンセルした経験がある人は5人に1人。そのうち3人に1人は3万円以上の損失があったという調査結果も。そんな中、注目されているのが『推し活キャンセル保険』だ。遠征キャンセル時に、一定額まで費用を補償してくれるサービスで、Web上で簡単に加入・請求が可能。一例として、遠征費用が3万円の場合、760円の保険料で最大全額のキャンセル保険金が戻ってくるという(※状況によって保険料が変動)。推し活を安心して楽しみたい人にとって心強いお守りになりそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/26f49fb8d8491419397e76a4483deed357d73cdb

No. 3152

環境DNA

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環境DNA

生き物を捕まえずに存在を特定
ネイチャーポジティブの達成に貢献

水中や空気中に漂う『環境DNA』が、生物多様性の調査や外来種対策に役立つ技術として注目されている。生物は排せつ物や皮膚片などを通じてDNAを放出しており、水や空気を採取して分析すれば、生き物を捕まえずにその存在を特定できるという。希少種の発見や、生息範囲を可視化するほか、自然再生を目指す「ネイチャーポジティブ」の達成にも貢献する見込みだ。また東北大学が全国の研究機関と連携した「ANEMONE」プロジェクトによる、全国的な環境DNAのデータベース構築も進行中。ただ環境DNAは、誰でも簡単に採取できる反面、正確な評価には専門家の関与やルール整備も不可欠。専門家からは「データの解釈には専門家が関与しないといけないだろう」という声も上がる。水や空気が語る生態系の声に、科学の力で耳を澄ませる時代がやってきたようだ。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/46573

No. 3151

墓じまい

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3151

墓じまい

墓じまい
新たな選択肢「ゼロ葬」に注目

近年、『墓じまい』を選ぶ人が増えている。2023年度には件数が過去最多となり、10年前の約2倍に。背景には、遠方で管理が難しい、後継者がいないといった現実的な事情がある。一般的に墓じまいとは、墓石を撤去して使用権を返還し、遺骨を共同墓や納骨堂へ移す手続きを指す。解体作業や行政手続きが必要で、費用は30~40万円ほどが目安だ。一方で、墓じまいの増加と比例し、継承者のいない「無縁墓」も増えており、荒廃や管理費の未納も問題になっている。そうしたなか選択肢をして注目されているのが、火葬後に遺骨を引き取らない「ゼロ葬」。墓を持たないことで費用や管理の負担が軽くなるのが利点だ。時代とともに変わる供養のかたち。自分や家族の「その後」にどんな形がふさわしいか、一度家族で話し合っておく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/295618b4dde955bdea188cdfe82e897c9b228842

TWO WEEK BEFORE

No. 3150

塩バナナ

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No.
3150

塩バナナ

医師が考案した熱中症対策
建設現場でも実践

今年の夏も猛暑日が続き、熱中症対策は日常の備えになりつつある。梅干しやみそ汁、経口補水液など食事での予防策が増える中、新たに注目されているのが『塩バナナ』だ。考案者は、山梨県の医師であり、日本トレイルランニング協会会長の福田六花医師。トレイルラン・レースの現場で、塩とバナナを別々に補給していた経験から「一緒に摂れたら効率的」と思い立ち、バナナに塩をふって提供したところ熱中症が減少したという。これはカリウムやマグネシウムを含むバナナに、塩でナトリウムを加えることで、水分がしっかり体に保たれるのが理由だと考えられている。建設現場でもすでに導入されており、厚労省の好事例としても紹介。まだ暑さが続く今夏、スポーツや外作業前に、手軽でおいしい塩バナナを試してみてはいかが。
【参考URL】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2001951?display=1

No. 3149

相乗りアプリ

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3149

相乗りアプリ

タクシーのシェア乗りサービスが拡大中
終電後の移動を安心・快適に

終電後の移動課題を解決する策として、近年『相乗りアプリ』が注目を集めている。その先駆けが、ソーシャルデザインカンパニー・株式会社NearMe(ニアミー)が2025年6月に始めた新サービス「ミッドナイトシャトル三鷹」だ。東京の三鷹駅を起点に、深夜0時〜1時半の間、最大3名までの“シェア乗り”で通常のタクシーより手頃に帰宅できるのが特長。発車時間(5分おきに運行)に合わせてスマホで予約し、同じ方向へ向かう他ユーザーとマッチングすれば、シェア乗りが成立する仕組みだ。現在は金・土曜限定で運行しており、料金はクレジットカード決済に対応している。三鷹でのトライアルは9月27日(土)まで。この機会に深夜移動の新しい可能性を体験してみてはいかがだろう。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000031733.html

No. 3148

ガリウム

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3148

ガリウム

半導体の生産に欠かせない重要鉱物
脱・中国依存で独自の調達体制を構築

『ガリウム』は電気自動車に欠かせないパワー半導体やLED(発光ダイオード)など幅広い製品に使われているレアメタルの一種。このガリウムの安定調達に向け日本が動き出した。世界生産の約96%を中国が占める中、輸出規制の影響で日本の輸入量も大幅に減少。これを受け、経済産業省や大手商社の双日、米アルミ大手アルコアなどが連携し、豪州に新たな生産設備を設置する計画を発表したのだ。アルミ精錬過程で抽出できる特性を活かし、2026年から本格稼働を目指すという。将来的には日本の対中輸入分と同量にあたる年55トン超の生産を視野に入れており、経済安全保障の要としての期待が高まる。資源確保が国家戦略となる今、脱・中国依存の動きがより現実味を帯びてきた。安定調達を実現するための大きな一歩として国際的にも関心が寄せられている。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250802-OYT1T50172/

No. 3147

松太郎

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3147

松太郎

「松屋」がラーメン専門店をオープン
餃子などサイドメニューも充実

牛丼チェーン「松屋」で知られる松屋フーズが、ラーメン専門店『松太郎』の1号店を新宿・小滝橋通りにオープンした。松太郎は「お手頃価格で、何回食べても飽きの来ない!『みんなの食卓でありたい』」をコンセプトにした店舗。醤油と塩ラーメンはいずれも税込680円とリーズナブルながら、北海道産小麦を使った自家製麺や、厳選素材で仕上げた本格スープを提供する。また青森県産の米と有明海産ののりを使ったおにぎりのほか、餃子やアルコールといったサイドメニューも充実。客席はパーテーションで区切られ、一人でも立ち寄りやすい設計にもこだわりが光る。“ラーメン激戦区”である小滝橋通りで松太郎がどう存在感を放っていくのか、今後の展開に注目が集まる。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4fbf538ebbe311f4b8e42361996c4ad6bfd9b14

No. 3146

みのまわりの謎大全

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No.
3146

みのまわりの謎大全

そういえばなんでだろう?の宝庫
作者が5年かけて調べた渾身の一冊

「ハトはなぜ首をふって歩く?」「ビルの入口の定礎とは?」といった身近な疑問51本を、濃密なビジュアルと合わせて読み解く書籍、『大人も知らないみのまわりの謎大全』が1500円という定価ながら、「むしろ安すぎる」とも評価され発売5日で5万部を超えるヒットとなった。
制作には5年がかけられ、300ページを超える大ボリューム。編集担当者がSNSに投稿した動画が拡散され、児童書カテゴリではあるが大人から人気が広がった。「世界を見る目が変わる」という謳い文句通り、身の回りで見落としている不思議を普段と違う角度から面白く見せてくれる一冊となっている。
【参考URL】
https://diamond.jp/articles/-/363968

No. 3145

AIボイスレコーダー

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3145

AIボイスレコーダー

録音と同時に自動で文字起こし
新人の恒例業務はAIの仕事へ

議事録作成や会議・商談の証跡のために活用されてきたボイスレコーダーにAIが搭載され、『AIボイスレコーダー』として飛躍的に進化。ノイズ除去などの録音品質の向上だけでなく、自動で「誰が話した言葉か」まで判別して文字起こしをしてくれる機種もある。
これだけ高機能に進化しながら、スマホにマグネット接着可能なカード型などサイズも小さく携帯性にも優れており、今後ビジネスパーソンの必須アイテムとなる気配が強い。議事録作成は新人が業務を覚える第一歩。なんていう習慣も、もはや過去の遺産となっていきそうだ。
【参考URL】
https://miralab.co.jp/media/ai_voice_recorders_transcription_top10/

No. 3144

ネット恋みくじ

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3144

ネット恋みくじ

女子中高生に大人気
恋と占いをSNSがブースト

自分のニックネームと性別、現在のパートナー状況などを入力しておみくじを選ぶことで、自分の恋愛占いをしてくれる『ネット恋みくじ』が女子中高生を中心にブームとなっている。2024年12月に発表された「JC・JK流行語大賞2024」では、モノ部門の1位に輝いた。
過去どの世代でも恋愛や占いは大人気のコンテンツだったが、ネット恋みくじはその手軽さと、結果をSNSでシェアしてみんなで楽しめるという特性から一気に利用が広まった。一過性の流行り廃りではなく、今後も末永く楽しまれていくコンテンツ形式となりそうだ。
【参考URL】
https://koi-mikuji.omikuji-do.com/draw/

THREE WEEK BEFORE

No. 3143

ハルシネーション

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No.
3143

ハルシネーション

大規模言語モデルの宿命
AIのウソ

生成AIが誤った情報や文脈と関係のない内容をもっともらしく回答する『ハルシネーション』。ChatGPTなど現在主流の大規模言語モデル(LLM)は、厳密には文意を理解しているのではなく、統計的に文章を把握し、確率で言葉を組み合わせた文章を作成する。そのため、一定の割合(現時点でおおよそ1〜2%)でハルシネーションが発生するという仕組みだ。対策としてはプロンプトに「生成する文章の整合性確認」「公的なデータを参照し出典を明示する」「回答の精度が低いと判断される場合は無理に回答しない」という内容を盛り込むことで、ハルシネーションを軽減できると言われている。精度を求められる場合に、自身が情報の正誤を判断できない領域でのAI活用は慎重さが求められる。
【参考URL】
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2303/30/news027.html

No. 3142

ChatGPT エージェント

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3142

ChatGPT エージェント

会話サポートから次の段階へ
AIがあなたの業務をアシスト

これまでのAIは質問に答えてくれる会話形式でサポートがメインだったが、指示に沿って様々なタスクを自律的に行い、ユーザーのアシスタントとなる『ChatGPTエージェント』が登場。情報収集だけでなく、データ整理や資料の作成などゴールを与えると、ゴールに向けて必要なステップを自身で組み、リアルタイムで進捗を共有しながら作業を進めてくれる。AIエージェントは2023年にGPT4をベースとした「Auto-GPT」の登場で大きな話題となり、AIの次のステップとして各社が実用化を進めていた。AIのトップランナーであるOpenAIによるサービスリリースは、AIエージェントをユーザーが広く取り入れることに繋がり、現実的にAIが次の段階に進んだと言えそうだ。
【参考URL】
https://www.notta.ai/blog/chatgpt-agent-guide

No. 3141

推し活インテリア

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3141

推し活インテリア

ファンの心を掴む
推し活サポートアイテム

大きなブームが起きる際には、その周辺領域でのビジネスも活性化するもの。近年の「推し活」の盛り上がりを受け、推し活グッズの収納に特化した『推し活インテリア』が注目を集め、様々なメーカーが参入している。
35個ほどのぬいぐるみを省スペースで収納でき360度からぬいぐるみを愛でられる「ぬい収納タワー」、ペンライトやポスターなどを細かく収納でき祭壇としてひとりのときは楽しみつつ来客の際はさっと隠すこともできる収納棚「OSHITERU」など、「推し活ガチ勢」の心を掴む商品が続々と登場。推し活はもはやブームではなく文化として定着した感もあり、今後も市場として要注目だ。
【参考URL】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2054242?display=1

No. 3140

日本語ギャップ

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3140

日本語ギャップ

曖昧な日本語が世代間ギャップを生む
数字は具体的に伝えるのがコツ

「7割弱」は70%未満か?それとも少し超えた数値か?今、世代間で意味が真逆になる『日本語ギャップ』がメディアを中心に話題になっている。「7割弱」や「10分前」、「ちょっと」などの曖昧な表現を、若い世代が従来と異なる意味で捉えるケースが増えているのだ。たとえば「8時10分前」を「8時10分の少し前」と誤解されたり、「1時間弱」が1時間超と解釈されたりと、コミュニケーションにズレが生じる場面も。こうしたズレは、ビジネスや日常生活での混乱にもつながりかねない。今後、こうした誤解を生まないためには、「7時50分集合」「55分程度」といった具体的な数字で伝えるのが賢明。また年齢が離れた相手とは、よくある日本語ギャップについて両者で確認しておくのもおすすめだ。
【参考URL】
https://radichubu.jp/makozuba/contents/id=57930?mobileapp=1

No. 3139

canva

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No.
3139

canva

初心者でもプロ並みのデザインが可能に
写真やイラスト、音楽などの素材が豊富

デザイン初心者でもプロ並みのデザインに仕上がる。そんな夢を叶えるのが、今話題のデザインツール『canva(キャンバ)』だ。テンプレートを選んで、文字や画像を差し替えるだけで、驚くほど簡単に高品質なデザインが完成。しかも動画編集やWebサイト作成、SNS予約投稿まで対応し、もはや「画像編集ツール」の枠を超えた存在となっている。さらにcanvaは最新の AI機能も搭載。背景を一瞬で消したり、テキストや構成案を自動生成したりと、これまで専門的なスキルが必要だった作業も簡単にこなせてしまう。デザインは一部のプロだけができるもの、そんな常識はもう過去の話。canvaの登場によって、誰もが自分のアイデアを視覚化し、発信できる時代が始まっている。無料プランでも多くの機能が使えるので、まずはその実力を確かめてみては。
【参考URL】
https://dxaccount.co.jp/canva-merit/

No. 3138

社内版ビズリーチ

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3138

社内版ビズリーチ

社内マッチングにより人材流出を防止
社員のキャリア形成を後押し

人材獲得競争が激化するなか、企業にとって深刻な課題となっているのが「人材流出」。優秀な人材が社外へ流れることを防ぐには、社員が社内に可能性を見いだせる環境づくりが欠かせない。そこで注目されているのが、採用プラットフォーム「ビズリーチ」と人材活用システム「HRMOS」を統合したタレントマネジメントサービス『社内版ビズリーチ』だ。社内人材のスキルや経歴、部署の求人情報を可視化し、リアルタイムでマッチング。社員自ら希望ポジションに応募できるほか、人事や他部署からのスカウトも可能になる。働き続けたいと思える環境づくりの一環として、こうした社内流動性の促進は、今後ますます重要になるだろう。これからの企業が目指すべきは、「中で挑戦し続けられる会社」だ。
【参考URL】
https://hrmos.co/landing/hr/06_biz.html

No. 3137

おうちドリンクバー

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No.
3137

おうちドリンクバー

希釈用飲料が大ヒット
ワクワク感のある楽しさを商品価値に

サントリー食品インターナショナル(株)の『おうちドリンクバー』が好調だ。「C.C.レモン」や「デカビタC」、「ペプシコーラ」など定番炭酸飲料の原液を家庭用に販売したもので、ファミレスのドリンクバーのように、好みの味に調整できるのが特長。しかし同商品、じつは開発時の調査では、「手間がかかる」と否定的な声も多かったという。そこで発想を転換し、手巻き寿司やタコパのように、アレンジの手間を楽しむスタイルを打ち出したところ流れが一変した。公式SNSでのアレンジ提案も火付け役となり、ユーザーによる創作メニューが続々登場。楽しみ方の幅が広がったことが、ヒットにつながったと見られている。手間をエンタメ化するこの発想、今後、新たな商品を開発する際のヒントになりそうだ。
【参考URL】
https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXR/25/suntory0704/

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