No. 3010
10月2日、総務省が携帯電話で「060」から始まる『060番号』を使えるように検討していると発表した。現在の「090」「080」「070」分では容量が足りなくなる恐れが出てきたのが理由だ。しかし少子高齢化が叫ばれる日本でなぜ番号が足りなくなるのだろうか。その背景には固定電話の減少がある。店舗や事務所の代表番号が携帯電話だったり、内線電話代わりに社員一人ひとりに携帯電話を持たせる企業が増えたりと、ビジネスシーンで携帯電話の利用が当たり前になってきたことで、人口を遥かに超える携帯電話番号が必要になったのだ。しかし解放されたからといって、すぐに使えるようになるわけではなく、「070」のときも約2年程度の期間を要したという。ユーザーが「060」を使えるようになるのは、2026年以降と考えたほうがよさそうだ。
【参考URL】
https://japan.cnet.com/article/35224896/
No. 3009
ノルウェーのノーベル賞委員会は、2024年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会、通称『日本被団協』に授与すると発表した。日本被団協は広島と長崎の被爆者による全国組織。原爆投下から11年後の1956年に結成され、約70年にわたって核兵器の廃絶を世界に訴えてきた。ノーベル賞委員会は、授賞理由に「核兵器のない世界を実現するための被爆者の努力」を挙げ、「目撃証言を通じて核兵器が二度と使用されてはならないことを示した」とした。授賞発表を受け、日本被団協の箕牧智之代表委員は広島市役所で会見を実施。「引き続き核兵器廃絶、恒久平和の実現を世界の皆さんに訴えていきたい」と話した。授賞式は12月10日にオスロで開かれる。
【参考URL】
https://news.ntv.co.jp/category/international/4c98c6a6a397450489f3335854af2ac5
No. 3008
今年10月、丸亀製麺が新商品として「丸亀うどーなつ 焼いも味」と「丸亀うどーなつ ピザ味」の販売を開始した。『うどーなつ』は原材料にうどんを30%以上使用したドーナツで、うどん特有のもちもち食感が特長。“うどん店でドーナツ”という意外性が消費者にウケ、爆発的にヒットした。店頭では袋に入って販売され、その時点ではプレーン味。店内で用意されているパウダーを袋に入れ、よく振って完成させる一風変わった商品だ。定番は「きび糖味」と「やみつきカレー味」で、今回そのパウダーの種類に安納いもを100%使用した「焼いも味」と、濃厚なチーズの味が広がる「ピザ味」が加わった形だ。セブンイレブンの揚げたてドーナツが人気を博すなど、ドーナツブームが加速する今、次にヒットを飛ばすのはどんなドーナツだ!?
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f70555ecc1a89b43331f64dfd1ff699acc21a728
No. 3007
ビジネスの指標として使われる概念として、いま『顧客生涯価値(LTV)』が注目されている。 LTVとは「Life Time Value」の略語で、顧客が取引を始めてから関係が終了するまでにトータルで得られる利益を指す言葉。新規顧客の獲得ハードルやコストの高まりを背景に、既存顧客の維持が重要視されはじめたのが、顧客生涯価値が注目されている理由のようだ。一般的に、製品やサービスに対して抱いているロイヤリティ(愛着)が高い顧客ほど、繰り返し商品やサービスを購入してくれる可能性があり、顧客生涯価値が高くなるという。既存顧客だからこその特典の提供や、SNSでの密なコミュニケーションが、顧客生涯価値の向上に有効という話もある。顧客生涯価値を高めるためにどういう戦略を取るのか、各ブランドが真剣に考えるべきフェーズだろう。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/info/09/00070/090400073/
No. 3006
太陽の表面で起きる爆発『太陽フレア』の影響により、10月11日、普段は高緯度地域でしか観測されないオーロラが、北海道や関東を含む広い範囲で見られた。その様子はSNSなどでも多く投稿され、幻想的な景色にタイムラインが賑わった。
太陽フレアの発生により、地球の磁場や大気層のひとつである電離層が乱れたことで低い緯度でもオーロラが発生したとのこと。今回のようにオーロラが日本の広範囲で見られるのは異例で、もしかすると一生に一度出合えるかどうかの奇跡かもしれない。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/71926a0080524f5d3f049680b1543152b7f6cd51
No. 3005
リクルートが運営する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が、公園や屋外のイベントスペース、百貨店などで開催される食をテーマにしたイベント『グルメ・フードフェス』に関する調査を実施。全年代を通して60%超え、その中でも20、30代女性では70%以上が「フェスに行きたい」という高い興味を示した。
関心のあるテーマは料理では「肉」がトップで「ラーメン」「唐揚げ」が続き、エリアでは「北海道」がダントツの人気となった。また、海外では「台湾」「イタリア」「韓国」が人気となり、いずれも旅行先としても人気のエリアでただの食イベントとしてだけでなく、旅行の代替イベントとしても受け入れられているようだ。今後、地方創生の取り組みも加速の見込みが有り、それに合わせてご当地グルメをテーマとしたイベントもより活性化していくかもしれない。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002742.000011414.html
No. 3004
8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみでひっそりと公開がスタートした、安田淳一監督の自主制作映画『侍タイムスリッパー』。幕末の侍が現代にタイムスリップし、時代劇の「切られ役」として生きる物語で、監督が私財を投じて完成させたインディーズ映画だ。
公開後、SNSを中心に口コミでジワジワと話題となり、徐々に公開する劇場が増え、メディアなどでも取り上げられ出すことで人気が加速。複数の海外の映画賞でも人気を博したことで大手配給が参画し全国上映へと拡大し、10月第3週の動員ランキングではついに全映画のTOP5に入る快挙を成し遂げた。人生を賭けた一作が奇跡の大ヒットと、評価の高い作品内容に負けず劣らずの劇的ストーリーとなった。
【参考URL】
https://eiga.com/extra/komai_movie/73/
No. 3003
スポットワーク市場が今どんどん拡大している。古参の「タイミー」「シェアフル」に続き、2024年の春にはメルカリが参入し、『メルカリハロ』をスタートさせた。好きな時間に最短1時間から働けるサービスで、仕事を探す、働く、給与をもらう、のすべてがスマホで完結する手軽さが特徴だ。仕事内容は飲食店やコンビニ、配送、引っ越し、オフィスワークと幅広く用意されており、登録者は興味のある仕事を短時間から気軽に体験することができる。メルカリによるとサービス開始から1ヶ月で登録者数が250万人を突破、その後も好調なペースで登録者数が増加しているという。働き手不足を解消する切り札になるのか、スポットワークのこれからに期待したい。
【参考URL】
https://hallo.mercari.com/
No. 3002
アイドルのコンサートなどでファンが手に持っている応援うちわ。ひと昔前まではすべて手作り、手描きが当たり前だったが、推し活が多くの層へと広がった結果、あのうちわ作りをサポートするサービスが誕生した。それが『推し文字プリント』だ。推し文字とは、推しの名前やメッセージを彩るあのポップな文字のことで、推し文字プリントを利用すると、スマホアプリで作った推し文字の素材を、コンビニで簡単にプリントすることができる。プリントした推し文字をうちわに貼れば即完成、という手軽さが、忙しい人や手先が不器用な人にうけているようだ。もちろん推し活だけでなく、アルバムやメッセージボードで使用するのもあり。デザインで目立たせたいときにぜひ。
【参考URL】
https://www.fujifilm.com/fb/solution/multicopy/oshikatu
No. 3001
マイナンバーカードと運転免許証を一体化させた『マイナ免許証』の運用が、来年の3月からスタートする。警視庁によるとマイナンバーカードのICチップに、運転免許証の番号、有効期限、免許の種類、顔写真などの情報を記録する手続きを行うと、マイナ免許証として利用できるとのこと。取得はあくまで選択制で、引き続き従来の運転免許証を使用することもできる。しかし住所や氏名に変更があった際に自治体だけで書き換えができたり、優良運転者に限って免許更新の講習がオンラインで受けられたりと、マイナ免許証にしかないメリットもある。背景にはマイナンバーカードの普及を急ぐ政府の狙いがあるようだが、個人情報の漏洩など国民の心配事が払しょくされたとは言い切れない。メリットとデメリットを理解したうえで選択したいものだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240912/k10014579351000.html
No. 3000
今、町の中華料理屋に熱い視線が注がれている。『町中華ブーム』の一端を担ったのが、玉袋筋太郎が町の中華料理店で食べて飲んでおしゃべりする番組BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」の存在だ。この番組のヒットから「町中華」が一躍ホットワードとなり、テレビで町中華の特集が組まれ、町中華を扱う雑誌が並び、町中華をテーマにした動画がYouTubeに多数アップされるようになった。ブームの背景にあるのは昨今の昭和レトロブームだとされているが、一方で「多くの人の生活が苦しくなったことが、安くてうまい町中華が再評価された理由では」と見る人もいる。理由はどうあれ、コスパが良くておいしい料理店が支持されるのは健全なこと。ブームであろうがなかろうが、町の中華料理店はいつの時代も庶民の味方だ。
【参考URL】
https://otonanswer.jp/post/202671/
No. 2999
アメリカのアマゾン・コムがリモートワークを廃止し、来年1月から全従業員に週5日の出社を求める方針を発表。コロナ禍で普及したリモートワークから、徐々に出社へのシフトが進み、『週5出社回帰』の動きが加速しつつある。リモートワークを一時的な特例と捉えていた中堅以上の社員と、リモートワークが当たり前の働き方となっている若手社員の間でも、反応に大きな差があるという。日本ではリモートワークの普及により東京や首都圏一極集中の是正が期待されたが、東京都の人口増加は2020年、21年はやや緩和されたが、それ以降再び加速。また、リモートワークの実践率も2021年をピークに減少傾向となっている。アメリカのように日本でも今後出社回帰が加速するか重要な転換期が訪れようとしている。
【参考URL】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/355271
No. 2998
生成AIの研究者であるデイビッド・ハ氏とライオン・ジョーンズ氏が日本で設立したAIベンチャー『サカナAI』。その社名は、小さな生物が組織をつくって動作する自然界のシステムを見習い、たくさんの小さなAIが協力して働くことで、全体として柔軟で効率的なAIとなる優れたシステムを目指すという開発手法に由来している。すでに国内外の大企業にも注目されており、2024年9月時点で300億円を超える資金を調達。スタートアップの拠点に日本を選んだ要因は、現在AI開発が集中するアメリカや中国に依存しないAI技術の発展促進と、人材面でも優れた才能が集められることにあるという。世界的にAI研究は人材獲得競争が加熱し人件費が高騰中だ。日本人は高い能力を持ちながら未だ市場価値が低い状態にあるため、日本のポテンシャルは今後のAI開発において期待されていると言えるだろう。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231106/k10014245731000.html
No. 2997
9月にiPhone向けに配信されたiOS 18で、『気をそらすものコントロール』機能が新たに導入された。この機能により、safariでのウェブサイト閲覧中に表示される不要なサインインポップアップや広告など、煩わしい要素を指定して非表示にするほか、自動的にブロックすることができる。ユーザーは目的外の気をそらす要素の干渉を受けず、より集中して必要な情報を閲覧することができるようになる機能だ。
近年iOSでは広告によるトラッキングやサイトを横断した追跡を防ぐ機能なども実装しており、ウェブメディアと広告コンテンツのあり方も見直しを迫られている。無料で見られるサイトが存続するために広告モデルが有効なことは間違いないが、それが過剰になりつつある現状にソフトウェアメーカー側が対策をしている状態だ。適切なメディア、ユーザー、広告のあり方は今後ますます研究されていくこととなりそうだ。
【参考URL】
https://xenospectrum.com/apple-officially-releases-ios-18/
No. 2996
11月5日に投票が行われるアメリカ大統領選。当初はバイデン現大統領とトランプ前大統領の対決でスタートしたが、バイデン陣営の苦戦が明確になると民主党は大統領候補を『カマラ・ハリス』に変更。支持率では巻き返しに成功し、現在は接戦ながらもハリス陣営が優勢と見られている。ハリスはジャマイカ出身の父とインド出身の母を持つ移民2世で、検察官からキャリアを開始し2011年に州の司法長官に就任。その後2017年には上院議員となり、バイデン政権下では副大統領を務めている。大統領就任となればアメリカ初の女性、そしてアジア系大統領となり、その出自や活動からトランプ陣営とは対照的に多様性を象徴する存在となっており、分断が叫ばれるアメリカで今最も注目されている人物と言える。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/us-election/presidential-election/2024/profile/kamala-harris.html
No. 2995
8月8日〜13日の間に日本の南海上で台風5~8号が相次いで発生。その要因と見られているのが渦状の低気圧『モンスーン・ジャイア』だ。このエリアでは南西からのモンスーンと東からの貿易風がぶつかり反時計回りに渦状の気圧の谷を作ることで、上昇気流が起こり台風の卵となる積乱雲を次々と生み出すという。
モンスーン・ジャイアの寿命は2週間程度とされ短いものの、今年は例年より海域の海水温が2度程高く、より多くの熱帯低気圧や台風が発生した。ゲリラ豪雨ももはや夏の風物詩となってしまっているが、気温上昇や海水温上昇により劇的な天候の変化は今後も増えていくのかもしれない。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/science/20240815-OYT1T50203/
No. 2994
『バズマーケティング』とは、SNSやインフルエンサーを活用し、口コミを通じて短期間で話題を広げる手法。メーカー発信ではなくユーザー発信の情報として伝わるため受け手側の受容度も高く、特に若年層をターゲットとする場合に強い効果を発揮すると考えられており、代表的な事例としては製品レビューやハッシュタグキャンペーン、バイラル動画などが挙げられる。
しかしその一方でネガティブな情報が広がるリスクもあり、ブランドイメージを損なう可能性もある。炎上を避けるためには、発信するメッセージのコントロールなど適切なリスク管理が必須となり、バズだけに頼らない他施策も組み合わせた長期的な視点での計画性も求められる。
【参考URL】
https://www.torihada.co.jp/media/1735/
No. 2993
『RFID』が私たちの生活に大きな変化をもたらしている。RFIDとは、「Radio Frequency Indentification」の略で、電波を用いて専用タグのデータを読み書きするシステムのこと。このRFIDを採用したシステムのうち、身近な例の1つがJRの「Suica(スイカ)」や「ICOCA(イコカ)」などの交通系ICカードだ。改札機がスキャナの役割を果たし、電波による無線の通信だけでデータの読み書きを行っている。またRFIDの波は小売業界にも。あの一瞬で会計ができるユニクロの無人レジの仕組みもRFIDによるものだ。海外ではウォルマートなどの流通業、BMWといった製造業、デルタ航空などの航空業にまでRFIDが幅広く活用されているという。さまざまな場面で業務効率化・デジタルシフトの期待を背負うRFID。これからさらに社会での重要度を増していくだろう。
【参考URL】
https://blog.rflocus.com/rfid-uniqlo/
No. 2992
アメリカのテレビ界で最高の栄誉とされる第76回エミー賞の授賞式が行われ、真田広之さんが主演、プロデューサーを務めた配信ドラマ『SHOGUN 将軍』が作品賞を獲得した。非英語の作品が作品賞に選ばれたのは今回が初。作品賞の他、真田広之が主演男優賞を、アンナ・サワイさんが主演女優賞をそれぞれ獲得した。同作品はアメリカの作家ジェームズ・クラベル氏の小説が原作で、戦国時代が舞台。徳川家康がモデルの武将を演じた真田さんは、受賞後の挨拶の中で「先人たちから受け継いだ情熱と夢が海を渡り、国境を超えた」と日本語で語り、その様子は日本でも大きな話題となった。早くも動画配信に登場している。機会があれば観てみるとよいだろう。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/00e099ba77ec12c719518c5d63aaff613bfc6f9a
No. 2991
住民サービスの向上や、職員の業務効率化を目指し、いま『スマホ市役所』を採用する自治体が増えている。スマホ市役所とは官公庁専用対話型アプリケーション「GovTec Express」をベースにしたサービスで、これまで役所に足を運ぶ必要があった面倒な行政手続きを、スマホ一つで完結させるもの。住民票など証明書の請求や給付金手続き、一時保育の予約などを1問1答の対話型で進めることができる。住民側からは新しいアプリなどをダウンロードする必要がないこと、そして自治体側からは追加開発がしやすいプラットフォームが評価され、「GovTec Express」を導入した自治体はすでに190以上。デジタルを活用することで、行政サービスと住民の暮らしをアップデートするスマホ市役所は、今後も増えていくだろう。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2311/30/news085.html
No. 2990
新型コロナウイルス禍における離職や高齢化の影響を受け、バスガイドの減少傾向が続いている。そんななか生まれたのが『バスに乗らないバスガイド』だ。ガイドがバスに乗車せずにリモートで案内する方法で、カメラにガイドが話しかけると、映像がインターネット経由でバスに送信される仕組み。リモートであればこれまでのバスツアーでは当たり前だった“1人1台”ではなく、複数のバスを同時にガイドできるため、会社としてのメリットは大きい。リモートでも楽しんでもらえるよう、クイズ大会を行ったり、観光地にゆかりのあるわらべ歌を歌ったりと、各社工夫をこらしているという。今後は学生向け、インバウンド向け、神社仏閣マニア向けなど、多様なバスガイドが生まれてくるのかもしれない。
【参考URL】
https://www.mbs.jp/news/feature/kansai/article/2024/06/100920.shtml
No. 2989
『WEBREEN(ウェブリーン)』は、TikTokやYouTubeショートなどの縦型動画プラットフォームで配信されるショートドラマを指す、「WEB」と「SCREEN」を組み合わせた造語。タイパを重視する若年層に対し、広告的ではなく物語をキーに短い尺でいかに興味を惹きつけ、メッセージを訴求するかという面で有効なコンテンツとして注目を集めている。企業が注目する理由として、スマホ一台から制作することもできるため制作コストを抑えられ参入障壁が低い点も大きい。若者のテレビ離れが進み広告接点がWEB中心になる中、WEBREENは広告よりも視聴されやすく、オーガニックで視聴者を集めることが可能とされている。特に広告予算勝負では勝ち目のない中小企業の新たなPR手法として、要注目だ。
【参考URL】
https://nokid.jp/blog/8784/
No. 2988
大谷翔平の異次元の活躍が、今年もメディアをにぎわわせている。MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が日本時間8月24日の試合で、今季40個目の盗塁を成功。さらに同点で迎えた9回裏の打席では、今季40本目となる劇的なサヨナラ満塁ホームランを放ち、同一シーズンに40ホームランと40盗塁をする40-40を達成した。40-40の達成は史上6人目の快挙で、史上最速の試合数での達成となった。そんな大谷翔平に今期待されているのが前人未到の『50-50』だ。40-40からさらにホームランと盗塁を10積み重ねた50-50はメジャーの長い歴史でも未だに一人の達成者も現れていない偉業だ。9月16日時点では47ホームラン、48盗塁と記録を伸ばしており、残り13試合で達成が現実味を帯びてきている。二刀流でメジャーの歴史に新たなページを加えた大谷翔平が、また新たな金字塔を打ち立てるのも間近だ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6512302
No. 2987
近年、インターネット上での誹謗中傷や著名人のなりすまし広告が深刻な社会問題となっている。そこで、インターネット上での誹謗中傷や権利侵害の増加を背景に、被害の発生防止や被害者保護を目的とした従来の「プロバイダ責任制限法」から、より迅速な対応と事業者への義務を盛り込んだ『情報流通プラットフォーム対処法』への法改正が、2024年通常国会で可決・公布された。SNSや掲示板などの運営を行う大規模プラットフォーム事業者に対して、削除基準の策定・公表、侵害情報の調査義務、発信者への通知義務などが加えられた。誹謗中傷を行う人物が悪いのは大前提だが、当然プラットフォーム事業者が果たすべき社会的責任も今以上に大きくなっていくことは間違いなさそうだ。
【参考URL】
https://keiyaku-watch.jp/media/hourei/joho-platform-2024/
No. 2986
正社員や契約社員雇用以外の新たな選択肢として、『プロ人材』が注目を集めている。プロ人材とはプロフェッショナル人材の略で、各企業の成長戦略をドライブするのに必要なスキルやノウハウを有する人材を指す言葉。役員経験者などミドル層やシニア層が多いものの、なかにはデジタル化での販路を広げるためのIT専門家や、ブランディング強化のための広告マンなど、若くして活躍するプロ人材も増えている。企業側のメリットはもちろん、課題解決に最適な人材を活用できることと、直接雇用に比べるとコストがかからないこと。最近ではプロ人材を紹介する派遣サービスも登場し、プロ人材市場は今後拡大することが予想されている。成長を後押しする人材は社内ではなく、意外と外部にいるのかもしれない。
【参考URL】
https://pasona-jobhub.co.jp/column/professional-human-resources/
No. 2985
映画やテーマパークといったエンターテインメント業界で『イマーシブ体験』がホットなワードとなっている。イマーシブとは英語で「没入感」。つまり、リアリティあふれる映像や音響を駆使することで、その世界に入り込む体験が今人気を集めているのだ。その人気ぶりを象徴するのが、2024年3月にお台場にオープンした「イマーシブ・フォート東京」。ここでは多くのアトラクションが観客も舞台の構成員として参加する手法を用いており、没入感のあるリアルな体験でファンを獲得している。また映画館やコンサートホールなど、臨場感の高い状態で音を楽しめる「イマーシブオーディオ」を採用する施設も増加中だという。どれほどの没入感があり、どれほど心が躍るものなのか、機会があれば一度体験してみては。
【参考URL】
https://www.trans.co.jp/column/oshikatsu/immersive/
No. 2984
セブン-イレブン・ジャパンが今月3日から東京都、千葉県、埼玉県の一部店舗で『お店で揚げたドーナツ』の販売をスタートした。工場で生地から作ったドーナツを急速冷凍して店舗に納品し、店内で揚げて提供される。同社広報担当者によると、7月に行われた埼玉県のテスト販売で想定を上回る売れ行きとなったため、販売店舗を拡大したという。2022年に発売した「お店で揚げたカレーパン」のノウハウはもちろん、工場のパン生地製造設備や急速冷凍設備なども、そのままドーナツに活用されている。メープル(140円)とカスタード(140円)、チョコ(160円)の3種類が販売中。セブン-イレブンでは、「淹れたて」、「焼きたて」、「揚げたて」などの‟出来たて”に対するニーズの高まりから、ニーズに応えた質の高い商品を展開するとしている。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2409/02/news136.html
No. 2983
ケアファームとは近年ヨーロッパを中心に急速に発展している農園付きの福祉施設のことだ。農作業にはメンタルヘルス面での症状の緩和や、癒しの効果があるとして、認知症患者の治療施設として機能するケースもあるという。欧州での発展を背景に、日本でも『日本型ケアファーム』を普及させようと動き出した企業もある。都市緑地株式会社が運営するケアファーム ジャパンだ。具体的な取り組みとしては、都市近隣地に農場併設の低層木造高齢者住宅を作り、その農園で障がい者に就労してもらうと同時に、市民農園を併設してコミュニティの場をつくるというもの。同社は埼玉県所沢市に「狭山ヶ丘ケアファーマーズ」を設立し、ケアファームの体現の場としている。さまざまな社会課題を一挙に解決する日本型ケアファーム。今後の発展を期待したい。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2408/23/news138.html