これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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12/03
2012

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“エネルギーの流”の演出

いつも活用させてもらっているわりには、
よくけなすカフェ。
さすがに申し訳なく思い、今回は、少しだけヨイショ。

私のようなノマドワーカーにとっては、
仕事に集中できるカフェの存在はかなり重要。

とはいえ、1日に2度、3度と活用することもあるので、
当然安価であることも大切な要素。

そこで、チェーン店のカフェになってしまうのだが…。

このカフェチェーン、店によっては絶対行きたくない店も存在する。
(全て喫煙スペースという店もあるのだ)

ところが、いつも行くこの店には、
中央に動く地球儀がある。

この地球儀がなかったら、
こんなに利用することはなかっただろう。
直径150㎝はあるだろう、この地球儀。

これを見ているだけでも、アタマの中は、
ワールドワイドに。
もちろん、そんな直接的なメリットを
言いたいわけではなく、
100人は入れるだろうカフェの中心に、地球儀が回転していることで、
“力のモーメント”がその場に出現する。

わかりやすく言えば、その広い空間にベクトルが…
いや、エネルギーの流れが、創りだされるということ。

“エネルギーの流れ”を感ずる空間は、
自分の中にも流れを創りだすことができ、
新しいコトを創造しやすいのだ。

実は、カフェの空間だけでなく、オフィス空間でも、
イベント空間でも、
“エネルギーの流れ”を創りだすことは、
そこにいる人の満足度にも影響する。

1日の中でも、1週間の中でも、
流れの演出は重要だ。

そして、もっと視点をマクロにすると…
そう“志”や“使命感”を持つことも人生に流れを創る大きな要素だろう。

さて、時代の過渡期と言われるいま、
この動く地球儀のような“エネルギーの流れ”を
演出する何かが
必要な頃のようだが、果たして…。

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ワールド空間

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向こう側はさえぎられるほど!

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私のクリエイティブに欠かせない

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ファインスピリッツキーワード

12/03
2012

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中島流“養生と定体観測”

連日の懇親会ラッシュの中、1つ予定をキャンセルしてまで向かったのは
いつものフィットネスクラブ
(週2回は行かなくては…)。

なぜか通い続けることが、“自分を保つこと”と思えてならないのだ。
周りの人たちはこんな私のことをストイックと言うが、
実は、走り続ける理由は、千葉県の山武市で開催され、毎年参加している“さんむロードレース大会”。

5kmのトライアルが、初回は23分台だったのだが、
ここ数年、5kmが24分、25分…と、毎年1分ずつタイムが落ちてきていた。

そこで昨年は、「このままじゃいけない!」と奮起し、
23分台までタイム短縮に成功! キツかった~…が、
年齢に逆らってタイムを縮めることができたのだ、はっはっはっ!
(今年は残念ながら登録が間に合わず、参加できなかったのだが…ホッ! )

最近は、私が目指しているのは“養生”なのだと思うようになった。
というのも、先日、五木寛之氏のインタビュー記事に書かれていた
「養生とは自らの生を養うこと」という言葉を読んでから。

今は自らの身体に何かあれば、医者に頼ればいいと考えている人が多いだろう。
しかし、自分の身体から発せられているメッセージを自分で読み取ることが
できなければ、自分自身の身体に責任を持つことはできないのだ。
まずは大事に至る前に自分で察知しなければ…。

さて、そんなことが重なり私の中で生まれたのが
“定体(ていたい)観測”という考え方だ。

マーケティングの世界では定“点”観測や
定“物”観測といった言葉が使われているが、
中島流・定体観測とは、文字通り身体の観測を定期的に行うこと。

定期的に健康診断をしなさいと
言っているわけではない。
つまり、自身の身体の変化や
体調の変化が分かるように、
定期的に自分の身体と交信しておくべきということ。

だから、定期的に走ることや、
色々な筋トレをすることで、
自分の体調の変化が読み取れるのだ。
大病を患う人は、普段自分の身体から発せられている信号を
しっかり読み取ることができていない典型だろう。

定体観測をすることは、変化の察知はもちろん、
各細胞の活性化や耐力までも身につけることができる。
それは、今80歳を迎えた五木寛之氏の語る“養生”にもつながるのである。

私もまだまだ学生期(がくしょうき)。
身体をしっかり鍛えつつ、自分のこれからと向き合っていきたい。

まだまだ、ストイックに!

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こうして鍛えているのだ!

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まだまだやるぞ~!

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フィットネスクラブセット!

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シナジースペシャル

12/03
2012

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生き方と職人の技

「私は今年で85歳になりますが、これまで民家は一軒も造りませんでした。
自分の家もよそさんに造ってもらいましたのや。
民家は造ると、どうしてもいくらで何日までに上げねばならないと考えますし、
儲けということを考えな、やっていけませんやろ。」

『木のいのち木のこころ』(西岡常一/小川三夫/塩野米松著)より

この本に描かれているのは、今は亡き「20世紀最後の宮大工」
棟梁 西岡常一氏(享年86歳)。
彼は1400年以上もの歴史を持つ、世界最古の木造建造物・法隆寺の
修繕作業を祖父の代から行っていた。

この本を読むと、日本が世界に誇るべき
「宮大工」の心構えと技にいつも感動してしまう…。

冒頭の引用にあるように、西岡氏は人生で一度も民家を造らなかった。
そのことは、師匠である祖父の代から厳しく言われていたそうだ。

多くの需要がある民家造りは、正直儲かるだろう。
それに比べると、お寺の修繕や改装は、しょっちゅうあるものではない。
(新築はもちろんだが…)
よく考えると、宮大工には継続的な仕事がないのだ。

「言葉が悪い言い方ですが、儲け仕事に走りましたら
心が汚れるというようなことでした。
そのために私らは田畑を持っておりました。」という。

儲けようという歪んだ価値観では、
本当に「良いもの」「良い仕事」ができなくなる。
仕事がなければ、依頼があるまで自分たちの田畑で食をつなげばいい。

目先のことに惑わされない、
まさに徹底した「職人」としての生き方である。

これは以前、ビジ達で紹介した「秋山木工」にも似ている。
入社してから4年間は丁稚として働き、
人(職人)としての価値観・ものの考え方を養う。
「人」をつくらずして、本当に良いものづくりはできないという考え方だ。

また、奇跡のりんごの木村秋則氏も、
まずは「根づくり」が重要だと語っている。
大切な今(根)を怠っては、本当に良い仕事(実)はできないのだ。

彼らに共通して言えることは、
目先の結果を優先するのではなく、
物事をロングレンジでとらえるということだろう。

5年、10年、ひょっとしたら100年先の社会、
また未来に生きる人のことを想えるからこそ、「今」を大切にできるのだ。
そして、その考え方は生きていくうえで、多くの相乗効果を生む。

今の時代、つい目先のことに惑わされて
しまう人が多い。
(私も時々そうなってしまうが…)
こんな時代だからこそ、未来を見据え、
目の前にある「今」をしっかり生きることが}
大切なのだ。

(だから、「できるけど、しない」!)

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「木のいのち木のこころ」

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まずはしっかり土台作り!

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選ばれるビジネス

12/03
2012

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吉田カバンの“できるけど、しない”

何度かビジ達に登場している吉田カバン(吉は「土」の下に「口」)。
1935年、吉田吉蔵(よしだきちぞう)氏により創業された。

「一針入魂(いっしんにゅうこん)」という信念を掲げ、
確かな職人の技術で一つひとつの鞄を丹精込めてつくっている鞄メーカーだ。
(ちなみに、私のビジネスバッグも吉田カバン製!)

実は、吉田カバンもしっかり
「できるけど、しない」という勇気ある決断をしていた!

安価な中国製品が増え、多くの企業が中国に生産工場を移した頃でも、
吉田カバンは決して海外生産に手を出さなかった。

確かに、生産工場を海外に置けばコスト削減や大量生産は可能だが、
一度手を出してしまえば今度はベトナムやミャンマーで…と続いていくだろう。
結果的に、一針に魂を込めて鞄をつくっている職人の技術を失ってしまう。

だから、日本に伝わる職人の技術を守るために吉蔵氏は「職人さんを絶やすことは決してしない。
だから“メイドインジャパン”を貫くんだ。海外生産には手を出すな」
と言い続けたのだ。

もう1つ、吉田カバンのその昔の大ヒット商品として知られる「エレガントバッグ」。
ファスナーの開閉によってマチ部分を調整できる革新的な鞄だ。

当然海外からもライセンスの話がたくさん来たが、
吉蔵氏は「会社の顔が見えなくなる」と徹底して受けなかったという。

ライセンス契約をすれば、鞄はさらに売れ
会社の規模も大きくなったかもしれない。
しかし、吉田カバンならではのクリエイティブや存在意義を守るために、
吉蔵氏は利益を優先せずに「できるけど、しない」決断をしたのだ。

できることをすべてやっていけば、
一時のお金や規模は手に入るかもしれないが、長期的に見れば
それは必ずしも会社やステークホルダーにとっていい影響を及ぼすとは言えない。

吉田カバンの「できるけど、しない」のように、どれほど商品が売れていても、
目先の儲けや自分たちの都合を優先せずに本質を見極めることこそが、
今の日本に必要な価値観ではないだろうか!?

さすが、私が15年以上も愛用している吉田カバンの価値観だ!
これからも、こだわりのものづくりを続けてほしいなぁ~。

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今も愛され続ける吉田カバン

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私も15年以上お世話になっている!

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吉蔵氏と妻・千香氏の名前を繋いで   誕生した「KURA CHIKA」

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有名な「PORTER」

dekiru コピー

吉田カバンでも 「できるけど、しない」!

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はなまるア・ラ・カルト

12/03
2012

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捨てても、残るもの

“No.262”と“33年”。

これは、私にとってとても大切な数字だ…いや、「だった」というべきか。
“No.262”は私が今使っているメモ帳のナンバー、
そして、“33年”は手帳を貯め続けてきた年数だ。

先日私の会社では、クリーンプロジェクトと題した社内の大改装を決行。
デスクや椅子を一新すると同時に、
様々な不要と思われる資料や什器、備品を捨てた。
そこで私の手帳やメモ帳も処分することに。

改めて掘り返すと、一番古い手帳はなんと
1979年(33年前!)で、
メモ帳は262冊分。
この量を一冊もなくさずに保管して
きたのだから、我ながらスゴイ!

特に262冊のメモ帳は、日常での気になる出来事や、
浮かんだアイデアがたくさん詰まっている。
…しかし、昔の手帳やメモ帳を見返す機会なんてそうあるわけもないので、
ここは思い切ってゴミ箱へ。

すると、愛着があったモノを捨てたというのに、なんだか気分が良い…
そう、捨ててはじめて、自分が物に執着していたことを知ったのだ。

同時に、「モノを捨てた後に何が自分に残るのか?」という発想も湧いてきた。
大切にしなければならないのは、
そこで捨てても残るもの…
いや、残さなければいけないものとして次の5つが思い浮かんだ。

1.記憶(記憶がないと何も活用していけない)
2.スキルやノウハウ(学んできた自分の能力を発揮)
3.健全な体(やっぱり体が資本!)
4.人的ネットワーク(人とのキズナは
自分を助けてくれる)
5.人間性(人として誠実に生きるため)

特に、最後の2つ、人的ネットワークと人間性は深い関わりがある。
人間性が深ければ人的ネットワークが広がるし、
その人達のおかげで自分がもっと磨かれることもあるのだ。

人は最終的にモノや財産も捨て、地位も捨てても“何が残るか”なのだ。
様々なモノを捨てた時、本当の自分の価値が見えてくるかもしれない。

30年も前からの手帳やメモ帳、そして写真なども捨てたわけだし…
さて、次は何を捨ててみようかな?

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33年分をゴミ袋へ…

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多くのアイデアを生んだメモ帳たち

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歩んできた道のりを感じる

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会社を立ち上げるより前!

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