これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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2019

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伝書鳩ならぬ「電車鳩」

東武伊勢崎線に乗り、春日部に向かっていたときである。

“鳩胸さん”が突然北千住で乗り込んできたのだ。
乗客のみなさんも“鳩胸さん”に注目!?

私はこの“鳩胸さん”が切符やSuicaを持っていないことを
すぐさま察知できたわけだが…
誰も注意しないし、係員も声をかけないようなのだ。

この“鳩胸さん”は自分が乗っていてはいけないことに気づいたようなのだが、
乗降したのは4つ先の西新井駅だった。

さて、この鳩胸さんはなぜ切符やSuicaもないのに乗車できたのか?

そしてなぜ隣の駅では降りずに4つも先の西新井駅だったのか?

答えは、解ったただろうか。

これもラテラルシンキングパズルと言っていいかもしれない。
まぁすなわち、このパズルを解くには水平思考が必要だってこと。

先日の“ビジ達”でも紹介したが、AIやICTがどんどん活用されてくる時代、
イノベーションを起こすには論理的分析的な垂直思考だけではなく
この“ラテラルシンキング”が必要ということ。

さて、写真を見れば“鳩胸さん”が誰なのかはすぐわかるわけだが、
なぜ、隣の駅ではなく4つ先の西新井駅となったのか?

ちなみに、“伝書鳩”なら4つ先の駅で降りても例の帰巣本能が働き、
本来の棲み家(?)北千住駅に戻れるわけだが、
あの“鳩胸さん”は無事戻れただろうか。
(私はなぜかそこが気になったわけ)

それとも、あの“鳩胸さん”たちにとっては
半径10キロ圏内は庭のようなものなのか。

これまでも電車に乗っていてセミや蜂が乗り込んできて
乗客の人たちが右往左往するシーンは見てきたが、
“鳩胸さん”が乗り込んできて降車まで見届けたのは初めて。

乗客のみなさんは目の前の派手なファッションのお姉さんや
剃り込みのオニイさんではなく、その視線は“鳩胸さん”に注がれていた。
それだけ存在感はあったということ。

あー降車が西新井駅だったわけは…

乗った電車が急行だったということ。
もっと“ラテラルシンキング”を鍛えなきゃね。

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鳩のお客さん

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思わぬ光景に社内もほっこり

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選ばれるビジネス

12/23
2019

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“美意識”時代のコンビニ「ナチュラルローソン」

先日流通新聞にナチュラルローソンが特集されていた。

現在143店舗あるナチュラルローソンはもうすぐ
最初の出店から20年になるそうだ。

ローソン約14000店舗と比較して数も少ないし、
飛躍的に店舗は増えてはいないが、
ここのところ30ヶ月は増収とのこと。
ようやく多くの人に認められつつあるようだ。

ビジ達でこのナチュラルローソンを以前紹介したのが
17~8年前(ビジ達も初期の頃)。
最初の店舗は東京の自由が丘。その後都心を中心に出店し、
その時から “美と健康をサポートする” をコンセプトに
健康特化型のコンビニとして営業してきている。

残念ながら約20年前は健康特化型のコンビニに
それほど多くの人が通う状況ではなかった。

では、何故このところ売上も伸び注目されてきたのかというと、
時代が“美意識”に注目しているからこそだと思っている。

改めて飯田橋のナチュラルローソンに行き、
291円の高知県吉本牛乳の“吉本牛乳最中アイス”を
買ってみた。
こだわりの牛乳を使い、滋賀県のもち米を使用した純国産
最中ということ。

これを筆頭にナチュラルローソンならではの品揃えを展開。
14000店舗あるローソンへの流通をも考えた、
ある意味パイロットショップ的な存在でもある。
ところが“吉本最中”のようにこだわって作っている商品は
全国展開の対象にはならない。
ここは痛し痒しのところではあるが・・・。

他に、グリーンスムージなどはナチュラルローソン発で、
その後全国展開されている。
野菜を多く取り入れた弁当、国産原料にこだわるデザート、
サラダの品揃えも多く、豆乳や大豆ミートを使用した
低糖質弁当もあった。

このような品揃えをした結果、
自分のライフスタイルを意識した女性・プチ富裕層が
集まるコンビニになりつつあるのだ。
パンも焼きたてを提供し、普通のコンビニにはない商品を
陳列。店員の服装もおしゃれでポップも手書き。

“健康と美”にこだわるナチュラルローソンは、
他のコンビニと比べてかなり違うのだ。
すなわち、20年の歳月を経て時代環境もナチュラルローソンに
ようやく合ってきたということ。
そしてある限られた人達にとっては
なくてはならない存在になりつつあるのだ。

親的存在のローソンがあり、テストマーケティングが
できる環境であったからこそ、約20年の試行錯誤を経て、
今のナチュラルローソンになって来たわけだ。

まさに“美意識”時代に適ったコンビニと言えるだろう。

 

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存在感を大きく増したナチュラルローソン

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“美意識”時代に適ったコンビニだ

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はなまるア・ラ・カルト

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2019

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NHKの“UP-CYCLEチャレンジ”

NHK「新銀河紀行~驚異の地球文明~」。

何だこの番組は!?
(24時を回った頃、その番組は始まった!)

NHKの元大物アナウンサー石澤典夫アナと
草野満代アナ二人が司会を務める。
石澤アナは紫の山型頭、そして草野アナは巨大な茶色の玉ねぎ頭で登場。
服装もちょっと変わっていて、イソギンチャク風の突起物が
ウニョウニョとあるなんとも目を見張る宇宙人ファッションなのだ。

番組のコンセプトは、「宇宙のある星の公共放送にてオンエアー
されている人気番組」。
地球の生命は滅んでしまい、残されたアーカイブ資料から
地球文明を紹介するという設定で、
ゲストに地球人類の数少ない生き残りを迎えるというもの。

こんな素朴な疑問が投げかけられていた。

1.なぜ、地球人類はあまり上手だとは思えないゴッホの
『ひまわり』に心を奪われるのか?
2.なぜ、水分とカテキンの摂取にわざわざルールを設けて
『茶の湯』を楽しんだのか?
3.なぜ、穴にボールを入れる『ゴルフ』なるものが地球で
人気だったのか?

ほほ~、テーマも面白い。

低迷する民放、低予算でお笑い芸人を連れてきて番組
づくりをしているクリエイティビティのない民放に
比べると最近のNHKは攻めている!と思えてならない。

NHKの番組については以前ビジ達でも紹介した。
「みんなで筋肉体操」は2018年8月に第1回目が
放送されたのだが、腕立て伏せだけでも
なんとYouTubeで600万回も視聴されている。
このところの大人気番組「チコちゃんに叱られる!」も
2018年4月からの放送だ。

さて、NHKに「おや?」と思い始めたのは、2006年の
「サラリーマンNEO」の頃からだ。
生瀬勝久やセクシー部長の沢村一樹が独特なキャラクターで出演。
(特にセクシー部長はNHKとは思えないシュールな感覚があったが・・・)

そして「ブラタモリ」や「サラメシ」がオンエアーされた。
しかしそれまではNHKの番組としては“予測の範囲内”であった。

ところが、「みんなで筋肉体操」「チコちゃんに叱られる」
そしてこの「新銀河紀行」を観たときに、
これはある意味での“革命”が起ころうとしているのでは!?・・・。
NHKはこれまでの“NHK”からブランドスイッチしようと
しているということ。
(NHK内で誰かが頑張っているんだろうね)

これにより若い人達がNHKを観るか?というよりは、
民放を観なくなるだろう。

タイトルにある“UP-CYCLE”とはこれまでのものを
利用しつつもアイデアを活かし“付加価値の高いものづくり”を
することだ。
すなわち「新銀河紀行」はNHKの元大物アナウンサー
を起用し、これまでのデータアーカイブを利用して、
新たなアイデアを盛り込んだことにより
新しく面白い番組づくりをしているのだ。
まさにNHKがUP-CYCLEしているわけ!

このところのNHKは攻めているし、興味深い番組を提供している!
これからのNHKに期待したい!

 

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NHKもアップサイクル!

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2019

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“挑めばチャンス”と「リスク回避力」の関係

「挑めばチャンス、逃げればピンチ」

これはアサヒビール再建の立役者、
樋口廣太郎氏の著作のタイトル。

この本が出版されたのが2001年。
そのすぐ後くらいに樋口さんに情報誌の取材を受けてもらい、
住友銀行から来た樋口さんがさまざまな逆境の中、
社長としてそれまでの常識ではあり得ない“挑み”を実践し
アサヒビールの今があることを伺ったのだ。

「前例がない、だからやる!」
こんな話を聴いているだけで、
今どきの池井戸潤氏のドラマの筋書きのようでワクワクした記憶がある。

まさに樋口廣太郎氏は「挑めばチャンス、逃げればピンチ」を
実践してきた人ということ。

私はその取材以来、このフレーズをセミナーや講演会ではもちろん
この“ビジ達”でも何度も発信させてもらっているわけだ。
(もちろん私自身も常にチャレンジを心がけてきたつもりだ)

さて、樋口さんが活躍していた時代とは
そのビジネス環境は大きく変わってきているわけだが、
それでもこの「挑めばチャンス」は重要なキーワードなのでは?

“VUCAの時代”と言われる不安定で不確実で、曖昧な時代
だからこそ「挑む」ことに意味があると思えるのだ。

やっぱり挑めばチャンスは巡ってくる。
挑まなければ、結果としてチャンスが来ないだけでなく、
世の中の動きも掴むことが出来ず、
ビジネスを取り巻く環境も悪化していくということ。

しばらく前に「リスク回避力」というキーワードを発信し、
今後はこの力が大切になってくると言ってきた。
いろいろチャレンジして、大小さまざまな成功や失敗を経験するから
“リスク回避力”も身につき、新たなチャレンジがしやすい体質となると。

すなわち、“リスク回避力”を身につけることが、
“チャレンジ力”もアップするのだ。

これまでなら現役を退く年頃と私もなったわけだが、
なぜか、次なるチャレンジをしたくてたまらないのだ。

もしかしたら、これまでの失敗の積み重ねで
“リスク回避力”が身についたからなのかもしれない。
ふっふっふっふ…

“逃げればピンチ”となるなら、ここはやっぱり挑む!?

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アサヒビール再建の立役者、 樋口廣太郎氏

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リスク回避力とは?

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リスクを取るほど成長する!

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先取りビジネストレンド

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2019

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マイクロドローン撮影が動画時代を牽引する

このところ、マイクロドローン撮影が私たちの間で主流になってきている。

先日も石川酒造で撮影したのだが、ほぼカメラが
入ることのできない麹づくりする室(ムロ)へも
入り撮影をした。
他にも酒蔵・お客様のいる売店、レストラン、イベント広場等も
ドローンで撮影をした。
やっぱりドローン撮影ならではの、ワクワクもしインパクト
のある動画なのだ。

さて、マイクロドローン撮影とは、これまでのカメラ撮影
と何が違い、今後の動画にどんな影響を与えていくのか・・・。

▶ このマイクロドローン撮影の“長所と条件”は、
1.カメラの存在が極小
2.動きが速く小回りが効く
3.縦横無尽の動き
→ 皆で作った手の輪をくぐり抜けるような曲芸飛行
4.カメラ性能の向上
→ 4Kカメラが搭載されている
5.操縦士のテクニックが高い
→ 私達がお願いしているドローンカメラマンは
ドローンレーサーでも活躍し、撮影用の
マイクロドローンも自社で製作している。

▶それによる、“撮影メリット”は、
1.被写体になる人達に緊張感がない
(リラックスして撮影・自然な笑顔)
2.これまでの動画にない視点とスピード感
3.奇抜な動き
4.撮影時間の短縮
→ カメラのセット等が不要。
5.集約撮影の実現
私が最も強調したいのがこれだ。
つまりビジュアルストーリーテリング。
動画であることだけでも、これまでより短時間で
伝わるわけだが、マイクロドローンの自在な
視点とスピードがより集約された撮影を可能に
している。

▶ドローン動画による“発信メリット”は、
1.視聴者に斬新さとインパクトを与えられる
2.次の画面への期待の演出
→ 興味を持って観てくれる
3.視聴時間の延長が可能に
→ 飽きることなく最後まで観てくれる率が高くなる
4.ビジュアルストーリーテリングの実現
→ ストーリーを短時間で集約的に伝えられる

これからは、ドローン撮影と通常ムービー撮影のセットでの
撮影が当たり前になってくるだろう。

そして5G通信時代に突入するわけで、動画がより
活性化してくるのは間違いない。
すなわちこれからの動画時代を牽引するのは
マイクロドローン撮影となり、それがビジネストレンドに
なっていく!

 

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これが、マイクロドローン

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小回りがきく!

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ビジュアルのインパクト抜群!

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