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選ばれる仕事道

10/21
2024

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NEW

石丸伸二氏が提唱する、 日本の人口危機と地方自治の未来

2024年の東京都知事選挙は、盛り上がった。
そう、前安芸高田市長の石丸伸二氏が立候補したからだ。

安芸高田市の市政を変え、給食費無料化や教育現場の改善など
市民に寄り添った施策も実施しつつ、
市の財政赤字からの脱却を果たした。

旧体制の考え方で停滞にあぐらを書いていた市議会と戦い、
議会と首長という二限代表制としてあるべき議論を推進しつつ、
着実に成果を上げた。
多くの方々がこのプロセスをYouTubeを通じて観たはず。

安芸高田市の公式YouTube登録者数は、
なんと20万人を超し自治体ナンバー1だという。
(このSNSの使い方は、これまでにない政治のオープン化!)

この都知事選に立候補する少し前に
東京NBCと安芸高田市による“包括連携協定”を結ぶこととなり、
私もその締結記念対談のファシリを手伝わせてもらったのだ。

◆石丸伸二市長が語る、包括連携協定締結の理由
https://youtu.be/P2F4kCxrDe8?si=KltPzsZMyd-sZ3mX

ということで、石丸氏とは
何度かやり取りさせていただいていることで
その人となりであり、
ミレニアル世代としてのこれからへの責任、
そして発想の根本もある程度理解させてもらっていたということ。
(これからは未来を見据えた地球規模での発想が重要で、
ミレニアル世代くらいの若きリーダーが求められている!)


【石丸伸二流、日本の人口危機への警鐘】

(『シン・日本列島改造論』解説より)
石丸伸二は語る“このままでは、日本は死ぬ!”と。
この日本の危機感を共有し、
一人一人が政治に関心を持ち、動き出そうと。

彼が危惧する危機感は、人口減少。
このままでは日本の人口は1300万人減る。
“国土の長期展望”中間とりまとめ概要によると、
現状12,693万人から、2030年には11,522万人、
2050年には9,515万人と大幅な減少が予測されている。
20年で1300万人、人口が減少する。

すなわち十人に一人が、あなたの隣から消えてしまうこと。
この減少は止められないのか。
1300万人、人口が減れば、何が起こるのか。
この減少にはどういう意味があるのか。
そして、そうなってしまわないためには、
日本をどうすればいいのか。

間違いなく言えるのは、地方から衰退が始まるということ。
そして、若い人口が20年で4割も減る。
人口戦略会議の報告によれば、
46都道府県の多くが消滅に向かっている。
地方の衰退は東京都の衰退につながり、日本の衰退につながる。

そこをなんとかするためには、
一番大きな力を持つ東京都から動かす必要がある。
そのためには、東京都と他の道府県知事との緊密な連携が必要。
弱いものが集まっても何も進められない。
一番強い東京都が推進せねばならない。


【自治体にも“アジリティマネジメント”が求められている!】

自治体のクビ長に求められる
“住みたいまち、訪れたいまち”へ向けての
“アジリティマネジメント”
すなわち、“迅速なまちづくり経営”である。

日本には約1700の地方自治体が存在し、
その多くが人口減少や高齢化といった深刻な課題に直面している。
私たちのビジネスも“時間を買う”をテーマに
“ビジネスアジリティ”の大切さ発信してきたが、
1700を超す地方自治体も一緒。

2050年までに存続の危機にある自治体は40%と言われている。
存続のためには、意味ある施策をあれこれ展開し、
他の自治体より魅力あるまちとして発信することが大切なのだ。

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石丸氏著書『シン・日本列島改造論』

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選ばれる仕事道

09/17
2024

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“この秋は雨か嵐か知らねども…” 200年前も今も普遍の価値観かも?!

この9月の土曜日、いい天気に恵まれ、
汗だくだくでの稲刈りとなったわけだが…

小学校のころの北の大地での
“いなきび刈り”や“豆刈り”を思い出す。
もちろんこれらの作業は朝一から取り組むわけだが、
北海道十勝の農家の畑は広く、そして暑い時期の農作業となり、
毎日がハードで“汗だく”の日々が続く。
豆刈りの時期はみんな通常より
3~5キロくらいは痩せていたような…

ということで今年も“日本企画”さんに
稲刈り体験をさせてもらった。
(今年は田植えから稲刈りまで、ありがとうございました)
この田んぼは、自然栽培ということで
小動物たちが大量に出現する。

カマキリもコオロギも、蜘蛛やバッタたちも
ここを棲み家としていたのだろう。
そしてその虫たちのサイズは、通常の1.5倍くらいの大きさ。
この田んぼは居心地も良く、虫たちの健康にも良かったのだろう。
ここで獲れた米は、私たち人間にとっても美味しく
そして身体にいいことは間違いないだろう。

今年は温暖化の影響で台風が度々上陸して
日本列島はさまざまな影響を受けたわけだが、
この田んぼの稲穂はたわわに実っていたのだ。
そこでアタマに浮かんだ言葉が、
“この秋は雨か嵐かしらねども、今日のつとめに田草取るなり”。

【農業に精通した二宮尊徳翁の普遍の価値観!!】

みなさんも耳にしたことがあるだろうこの言葉は、
約200年前の江戸時代後半に活躍した二宮尊徳翁の言葉。

“この秋は雨か嵐かしらねども、今日のつとめに田草取るなり”。
秋になると雨が降ったり、嵐が来たりで、
稲がどうなってしまうか不安だけれど…
うんうん、今年の夏は台風が何度も上陸し、
甚大な被害を日本中にもたらした。
ところが、ここ習志野の畑の稲穂は元気に育っていた。
多分この田んぼの関係者が、“今日のつとめ”を
怠らなかったからだろう。

私たちはさまざまな問題や不安に対して、こうすれば大丈夫だとか、
こうしておけば安心だろうかという思いもあるだろうが、
さまざまな不安を募るより、秋を見据えて今やるべきことを
きちんとやっておくことこそが重要だという。

私たちのビジネスにおいても…
この先の世界情勢やVUCAの時代に対して
不安や大きな課題にぶつかっている今こそ、
その先を見据えて足下のことに全力で取り組むことが大切。
予測不可能な出来事や不安要素に惑わされることなく、
今できることを着実に実行することが、
企業や個人の成長に直結するということ。

そういえば、二宮尊徳翁は「積小為大」の言葉も残してくれている。
積小為大(せきしょういだい)“小を積んで大と為す”。
小さな努力をこつこつと積み重ねていけば、
いずれは大きな収穫や発展に結びつくという考え。
大事を成し遂げようと思うなら、
まず小さなことを怠らず努めることが大切だと。

「この秋はVUCAの時代で、円安か円高かしらねども、
今日のつとめに“ビジ達コラム”を書くなり」

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今年も稲刈り体験

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選ばれる仕事道

08/19
2024

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芸能の世界も、ビジネスも 変化に敏感なものだけが生き残る!

久々にこの夏、浅草演芸ホールへ。

残念ながら私の知っている芸人は出演していなかったが、
思っていた以上に盛況で、ほとんどの席は埋まっていた。
そして十分に“寄席”を楽しむことができ、
思った以上に学びにもなったのだ。
(3,500円で土曜日の昼の部を4時間ほど楽しむことができた)

出し物は講談、落語、紙切り、漫才、マジックと
次から次へと続き、私が体験したのはトータルで19の出し物。
今回の私の最優秀賞は、“二楽・八楽”による紙切り。
(紙切りって、二人でやるものだっけ?!)

二人の最初のやり取りで、“二楽(林家二楽)”の話を受け
若い方の“八楽(林家八楽・はちらく)”が一言
「今のは小さなパワハラですね」とお客さまの笑いをとる。
そしてまずはお客さまからのリクエストから
“桃太郎と浦島太郎”を切り始める。

今どきの話を二人でキャッチボールしながらも
ほんの1~2分で紙切りを完成させるわけだが…
ほとんど同時に仕上がるのだ。
そして会場のお客さまに、この切り絵の欲しい方と投げかける。
すぐに一人のお客さまが手を上げ、“二楽”からもらっていく。
ところが“八楽”の桃太郎の切り絵には手が上がらない。
すると“八楽”は拗ねて見せ、切り絵を舞台の袖に放り投げる。
(笑いをとる)
結果的には1人の客が手を上げ、プレゼントするわけだが…

次は「キツネの嫁入り」「雷門」のリクエスト。
続いて「えーちゃん」のリクエスト。
“二楽”は、“えーちゃん”って誰だ?
ということから、“えーちゃん”の担当は“八楽”に。
“二楽”はもう一つのリクエストの“ゾウさん”を担当することに。

“八楽”は、マイクスタンドをもって歌う“矢沢永吉”を切り上げた。
(拍手が!)
“二楽”はどんな“ゾウさん”を創りあげるのだろうと
思っていたのだが、仕上がったゾウの鼻先には、
やっぱりマイクスタンドを持った“矢沢永吉”も切り上げられていた。
(もっと大きな拍手!)
あとで調べて分かったことだが、
この“二楽”と“八楽”は実の親子だったのだ。
→なんと“二楽”は団塊Jr.世代、そして“八楽”はZ世代。

【“変化に敏感なものだけが生き残る”は今も活きている!】

今回の寄席を観て気づいたことは、
古典的な“話や技”に、“今どき”をどう加えていくのか?!
どう織り込んでいくのか?!ということ。
落語であれば“まくら”をどう展開するかである。

この“二楽・八楽”が二人での紙切り芸とすることで
比較されることを覚悟し、お客さまの反応にアドリブを効かし、
“今どき”をその芸に織り込んでいく。
その辺の漫才師よりそのやり取りはずっと面白かったのだ。
(Z世代の“八楽”のちょっとした対応が、時代を反映させている)

古典を古典に終わらせない、
“今どきの芸”にできる芸人だけが生き残っていく。
実は私たちのビジネスも芸能の世界も同じで、
ターゲットも注目の話題も変化しているわけだ。
“モノからコトへ、コトから意味へ”と変化しているということ。

ダーウィンの「最も強いものが生き残るのではない。
最も変化に敏感なものが生き残る」という言葉は、
芸能の世界も、私たちビジネスでも一緒である。

私たちもこの変化の時代の風を読み、
お客さまはもちろん、社内外に関わらず
さまざまなニーズに敏感に対応していこうではないか。

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にぎわう浅草演芸ホール前

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当日のプログラム

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08/05
2024

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若い世代にも引き継いで欲しい “石門心学”的価値観

先日の「石門心学・実践講座」に30代の若いカメラマンが参加した。
彼は私のYouTubeチャンネル「ビジ達 7」の石門心学に関する
動画コンテンツを観て連絡をくれ参加したという。
これまでの講座参加者は、“アラ還”から“アラ古稀”
(すなわち60歳前後から70歳前後)の人たちが多く
若い世代の参加に思わず期待が高まったわけだが…

その若いカメラマン曰く…
カメラマンをしながらも、いろいろな仕事にも関わりながら、
自分として“仕事の意味”をあれこれ考えていたという。
そんな矢先での“石門心学”の情報は、何か得られるのではと
期待感が出てきて連絡に至ったという。
(うんうん、私の“ビジ達 7 ”というところが素直ですねぇ〜)
とはいえ、その“石門心学”的価値観を、
自分のモノにできるかは、その人次第ということなんだけど…。

→「石門心学・実践講座」へのお問い合わせは以下まで
https://bt.q-b.co.jp/wp-content/themes/qb/pdf/sekimon_230711.pdf

【“石田梅岩先生”と“石門心学”を学ぶ意味】
ということで改めて“石門心学”であり“石田梅岩先生”について
ビジ達流におさらいすると…

◆“石門心学”の開祖である石田梅岩先生は、
江戸時代の思想家であり倫理学者。
石田梅岩先生は儒教思想をベースに商売人や市民に
“人としての在り方”であり“商売の在り方”を説いた。
→→人としての在り方とビジネスの在り方は、
深く関係しているし、根っこは一緒ってことを教えてくれている。

◆1739年に『都鄙問答』を出版し、
1744年には彼の主張の中核である「倹約」を説いた『斉家論』を出版。
その後、残念ながら梅岩先生は亡くなったわけだが、
多くの教え子たちにより“石門心学”として日本中に広まったという。
→→江戸時代の後半には、藩校より“石門心学”関連の塾の方が
多かったとも聞く。
私たちの「石門心学・実践講座」のメンバーからも
全国の“石門心学”関連の塾を調査、訪問して、
今もその“心学”活動が続いていることを確認している。

◆石田梅岩先生が商売の在り方と経済の仕組みについて発信したのは、
スコットランドのアダム・スミスが1776年に出版した
『国富論』よりも30年以上早かったという。
そうあの“見えざる神の手”の『国富論』である。
→いかに石田梅岩先生が、世界に先駆けて“商売と経済”の考え方を
発信していたかということ。

↓ ↓ ↓

つまり、“石門心学”を学ぶことは、
日本人としての“ビジネスの在り方”及び
“人としての生き方”を学ぶことにつながる。
そして石田梅岩先生の思想を学ぶことは、
グローバルなビジネス展開においても
日本人特有の価値観を持ち続けることを可能にする。
そしてそれは、意義のあるビジネス規範の確立にもつながるのだ。

若い世代が“石門心学”に関心を持ち、その思想を実践に移すことが
日本のビジネス倫理が未来に向けてさらに
強固なものとなることと期待する。
また、現代のビジネス環境は急速に変化しており、
利便性と効率性の中にも、
サスティナブルな価値観が求められる中で、
“石門心学”による“正直”と“勤勉”そして“倹約”の思想が
見直されつつあることは間違いない。

「石門心学・実践講座」は、みんなで楽しく学べて
自分とビジネスの倫理観も磨けるはず?!

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「石門心学・実践講座」の様子

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07/16
2024

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“ChatGPT4o”が提案する能登震災の復興に向けたアプローチ

ついに震災地石川県であり“能登島”を訪問。
メディアを通じて震災情報は仕入れてはいたのだが、
実際に訪問し目で見ると、その震災のリアリティであり、 
被災した人たちの“非日常の生活”が飛び込んでくる。
友人が“能登島の不動産屋”を事業展開していることもあり
能登島を訪問してみた。

石川県能登半島の東側に位置する七尾市能登島。
震災被害もかなり大きく、
半年経った今も、全壊、半壊の家々がそのまま立ち並び、
分断された道路もいまだに手をつけられてない状態。
もちろん、必要最低限のインフラとしての道路は
修復されてはいるのだが…
このところやっと仮説住宅ができたことで、
家を失った多くの住民たちがそこに住まいを移したという。
今回の能登島訪問では、その仮説住宅の生活も覗かせてもらった。

少し前に“ChatGPT4o”をインストールしたこともあって
上記現状を語り、今後の復興に向けてのアプローチについて
“ChatGPT4o”にアドバイスをもらってみた。

【“ChatGPT4o”による能登島復興へのアプローチ】

能登島のように震災被害を受けた地域の復興には、
様々な角度からの対応が求められます。

【1. インフラの復旧と再建】
道路や橋の修復→分断された道路は物流や通勤、
通学に重大な影響を及ぼします。
まずはこれを修復するための緊急支援を確保します。
公共施設の再建→学校、病院、役所などの公共施設を再建し、
住民が基本的なサービスを利用できるようにします。
住宅の再建→仮設住宅に加え、恒久的な住宅の再建計画を進め、
住民が安心して暮らせる住居を提供します。

【2. 経済的支援】
補助金や融資→被害を受けた家庭や企業に対して、
政府や非政府組織からの補助金や低利融資を提供します。
地元産業の支援→漁業や観光業など、
地元の主要産業を支えるための支援策を講じます。
これは雇用の維持と地域経済の回復に貢献します。

【3. 精神的・心理的サポート】
カウンセリング→被災者のメンタルヘルスをサポートするための
カウンセリングサービスを提供します。
コミュニティの再構築→地域コミュニティの再構築を支援し、
人々が相互にサポートし合える環境を整えます。

【4. 長期的な復興計画】
防災計画の見直し→再び災害に見舞われることがないように、
防災計画を見直し、避難訓練や新たなインフラの設計を行います。
教育とトレーニング→地元の人々に防災教育を提供し…
(一部省略)

【5. 外部からの支援】
ボランティア活動→外部からのボランティアの参加を呼びかけ、
復旧作業や支援活動に従事してもらいます。
国際的な援助→必要に応じて国際的な援助を受け入れ、
資金や物資、人材の支援を得ます。
(一部省略)

↓ ↓ ↓
うんうん“ChatGPT4o”素晴らしい!
プロンプトの半分は文字で、 
あと半分はマイクから投げかけたのだが、
基本的な震災復興に向けたアプローチはしっかりおさえられている。

私たちがあまり経験のない“震災の復興”に関する
アプローチについても、ここまで提案してもらえるなら、
私たち人間は“ChatGPT4o”の提案を基にして、
その地なればこその条件や特徴を踏まえて
プラスアルファすればいいということ。
私たちのビジネスにおいても、
“ChatGPT4o”でありAIをうまく活かすことこそ、
その施策の高いパフォーマンスでありタイパにもつながるということ。

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七尾市能登島。半年経った今も被害は深刻

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