12/02
2024
サイボウズ青野慶久社長が語る 令和に通用する“企業文化づくり”
「ここまで来るのに15年ほどかかりました」
と青野社長は語った。
先輩から社長を引き継いだときの離職率はなんと28%!!
離職率28%から3.6%までの道のりであり、
売上も改革とともに右肩上がりとなり、
2023年度の売り上げは250億円を超えたのだ。
もしかしたら2024年度の決算では300億円いくかも?!
先日ある講演会でグループウェア“kintone”で注目の
サイボウズ株式会社の青野慶久社長の話を聞く機会が…
(TOMAコンサルタントの藤間さん、ありがとうございます)
【これからの中小企業に求められる働き方?!】
青野社長は、現代の働き方や企業文化の改革について
非常に重要なことを語ってくれていたのだ。
離職率が28%という危機に直面したことで、
社員がどんな働き方を望んでいるかを真剣に考えたという。
そこで、社内を見ていて辞めそうな人には
“給料上げるよ”の投げかけも。
ところが、ほとんどの人は予定通り退社の流れに。
ということで、いろいろと調べてみると…
給与だけではなく、労働時間や家庭の事情も
大切な要因であることに気づいたという。
企業側が社員の声にしっかり耳を傾け、
柔軟な働き方を実現することが必要だと教えてくれた。
◆こんな要望が集まったという。
→残業したくない…
→副業の自由化
→場所と時間を選べる働き方
→短時間就業
→週一回の在宅勤務
→子連れ出勤
青野社長の本音は、“ITベンチャー”に務めといて
そんなこという?!”と言いたかったと!
【この働き方であり“企業文化づくり”が、企業を支える!】
青野社長が掲げた“5つのサイボウズの文化”
1. 理想の共感
2. 多様な個性を重視
3. 公明正大
4. 自主自律
5. 対話と議論
この3の“公明正大”の実質として青野社長は、
「アホはいいけど、ウソは駄目」を強調していた。
まさにこの価値観は、
企業としての“風土づくり”には重要なのだろう。
これら会社としてのシステム化でありルールづくりが、
サイボウズの働き方であり多様性を活かし
成長を担保しているということ。
↓ ↓ ↓
私たちも、この令和時代の働く人たちのニーズを理解し、
自社の状況に合った改革を進めていくとき。
例えば、リモートワークやフレックス制度、
副業を認めることなど、働き方の選択肢を増やすことで、
社員が自分のライフスタイルに合った働き方を
選べるようにすることがポイント。
もちろんこうした制度を支えるツールも必要となる。
(→サイボウズのkintoneがいい?!)
改革を進めるためには、経営陣がしっかりした決意を持ち、
自社に合致した価値観をテーマに、
システムを交えルールをつくりながら
企業としての“文化づくり”をすることが重要となる。
青野社長が強調する“対話と議論”の考え方は、
組織内の透明性を高め、
社員が自ら考えて行動することを促している。
やっぱりこれからは、“経済資本経営”ではなく、
“人と文化の資本経営”が求められるということ。