これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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09/27
2021

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スタバ直前で、転倒する!!

私ではなく、やかんのこと。
このやかん、いい表情出してるね。

できれば、このやかんで沸かしたお湯を使って
美味しいコーヒーを味わいたかったが…
ハワード・シュルツ氏はこんなことがないように、
あのコーヒーマシンでコーヒーを淹れるようになったとか?!
「やかん体、転倒する。」が、
このアートのタイトルだという。

金沢には“もてなしドーム”に“鼓門(つづみもん)”、
そして21世紀美術館はもちろん、兼六園周辺にも
さまざまなおもてなし現代アートが点在している。

私が注目したのが、
駅東口のスタバ直前で転倒し、つぶれたやかんアート。
今や多くの若者が、“じゃあ、やかんの前で”と
このアート周りに腰掛けながら待ち合わせをするという。

作者の三枝氏も狙っていた“街中のお茶の間感”が
素朴な雰囲気と安心感の演出につながっているのだろう。

スタバがここにできたタイミングは分からないが
今改めて注目する私にとっては、
そのやかんの向き含め、いい構図となっている。

かわいそうだが、彫刻ということもあり
このやかんは、永遠にスタバにはたどり着けないわけだ。
ご覧の潰れたやかんの反対側には
転倒の衝撃でやかんから離れてしまったフタもある。

聞くところによると、このところコロナ患者が減少したこのもあり、
多くの旅行者が街を行き来し出したという。
(これが今、この街にとって嬉しいことかどうか分からないが…)

それは加賀百万石の歴史の街ということだけに甘えず
伝統を守りながらも、新たな現代アートであり
次なるまちづくりへの挑戦が、
多くの人たちが繰り返し来たくなる理由になっているのだろう。

まさに“革新することで伝統が進化する”わけだ。

このところの記憶に残るCM、
「リスクを冒さないことこそ、最大のリスクだ!!」
グサっ!!である。

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金沢のスタバ前にある現代アート作品

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転倒してつぶれた"やかんアート”

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ファインスピリッツキーワード

09/27
2021

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“BIの可能性”と“AIの関係性”

少し前のモバイルショットで、
波頭亮氏著『AIとBIはいかに人間を変えるのか』
を紹介した。

既に皆さんご存知だろうが・・・、
AIは人工知能。
BI(正しくはUBI)はユニバーサルベーシンクインカムで、
全ての国民に対して、生活を賄えるだけの
一定額の金銭を無条件で無期限に給付する制度。
例えば1人に8万円の給付を仮定すると、
家族の人数分を掛けた金額が毎月必ずもらえる制度。
当然、“生活のために”あくせく働かなくてもよくなる。

BIは既に世界で実証実験がされている。
カナダ、マニトバ州では1974年に1万人のうち3千人を
対象にして給付した。
終了後、一定時期を経て、ある大学で“その後”を
検証したところいい結果が生まれていたという。
オランダのユトレヒト市も2016年、
フィンランドやカナダのオンタリオ州では2017年と
世界各地で実験が行われ、
アメリカでもある法人が独自のBI導入実験に着手しているという。

さてBIのメリットと言われていることを紹介しよう。
1、社会保障制度としてのメリット
→社会的弱者を支援
→格差の是正

2、消費性向の高い人たちにお金が渡ると・・・
→景気対策としても有効
→企業・産業界の活性化に

3、“働くことの意味や意義”が変わる
→社会とどう繋がり、どのような人生を送るかを考える

私が注目しているのは、“仕事のニーズ”が置き換わることだ。
すなわち、単に食べるため、生き延びるために
仕事に従事するのではなく、生活を豊かにするために、
仕事自体を楽しむために従事する方向へと
転換していくのではないかと考える。
マズローの欲求5段階説で言うと、BIにより
低次元の“生理的欲求”や“安全欲求”等は満たされることに。
人々は、“社会的欲求”“承認欲求”や“自己実現欲求”
といった高次元欲求段階へと
進むのではないかというのが中島の持論。
すなわち、人生の目的や価値観に応じた
仕事や働き方を選択していくということ。

そして現状の世の中を見てみると・・・
先進技術が発展し、第四次産業革命で生産性がどんどん上がっている。
そうすると今までの単純な仕事や作業は減っていく。
知的作業であっても、AIが替わりにやってくれる。
仕事そのものが減り、就労時間も減ってくる。
一方人が生活するための様々なモノはほとんど行き渡ってきている。

先に“新・パラレルワークの時代”で紹介したことだが、
お金になりにくい社会課題、環境問題を筆頭に
たくさん積み残されている。
そこでこれら社会課題の解決のために“働く意義”を見いだす人が
増えると期待したい。

AIなどの先端技術の発展がきっかけとなり、BIが後押しをして
人々の働く意義や目的が、社会課題解決のためのものと
なっていくのが中島流の“BIとAIの関係性!”
このBI,私たちが生きているうちにGOが出るかもしれませんよ!
そのぐらい切羽詰まっているはずなんだけど・・・。

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波頭亮氏の著書

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“新・パラレルワークの時代”

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選ばれる仕事道

09/27
2021

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“風が吹けば、ビックカメラが儲かる”

誰もが一度は聞いたことがある諺、
“風が吹けば、桶屋が儲かる”
「ある事象の発生により、一見すると全く関係ないと思われる
場所とか物事に影響が及ぶ」というたとえだが、
今回は正確に言うと、
“SIMなし表示が出れば、ビックカメラが儲かる”お話だ。

私のiPadの左スミに“SIMなし”表示が出るようになった。
“え~、SIMは入っているのに・・・?これが今回のお話の発端。

まず、この問題を解決するために、
新宿の“アップル”へ出向き、SIMの問題だと聞く。
SIMはDocomo回線を利用しているので、
飯田橋のDocomoへ行き、SIM自体はNifmo(@nifty)製と判明。
そこで、Nifmoに連絡をし、(ここでもいろいろあったが割愛)
数日後新しいSIMが届いた。
SIMの交換を試みるが、自分でやるのに不安がよぎり
再度、新宿のアップルに出向く。
平日だったが混雑していて対応してもらえず、
何故か表参道のアップルを紹介された。
ようやく新しいSIMが私のiPadに入ったのだが、
なんと回線がつながらない!

これはiPadの問題か?購入して5年も経過しているし・・・?!
ということで、結局新しいiPad Proを14万円ほどで
購入するはめに・・・!
ところが、買ったばかりの新しいiPadに
届いたばかりの新しいNifmoのSIMを入れても回線が通じない!
そこで、表参道のアップルにて、DocomoのiPhoneを
すでに利用しているなら併用割引きがあるということで
Docomoの利用を薦められ
翌日の朝一で再度Docomoへ行くことになった。
Docomoでもトラブルがあり、(その顛末は割愛)
結果として、3日連続で飯田橋Docomoへ足を運び
ようやく解決した。

私も疲れたが、ここまで読んでくれた皆さんも疲れたことだろう。
今回、SIMなし表示が出てから3週間、
行動をしてから2週間も費やした。
回線がつながっている表示の4本の棒が立つまで
本当に長かった。
(4本の棒が立ったとき、思わずうっとりしてしまった)

さて、ここでようやく本題になるのだが、
新しいiPadはタイプC。
今まで使用していたイヤホンは使えず(イヤホンジャックがない!)、
充電コードも使えず、HDMIや15ピンにつなぐアダプターも違い
周辺アクセサリーは全交換となったのだ。
だから、タイトルにあるように“ビックカメラが儲かる”というワケ。

今回、わかったことがたくさんあった。
今までのイヤホンをどうにか使おうと試みたのだが
なかなか合致するツールがみつからない。
ということから、そこにこだわるより、
“ブルートゥースを使いコードレス化を進めなさい”
と受け取ったのだ。
新しい技術はどんどん試してみるべきだということ。

やはり、問題が発生したら、自分の知識と自分の行動で
コミュニケーションを図り、解決して行こう!
先週も“パーソナルDX”をおすすめしたが
このパーソナルコミュニュケーション時代、
いい仕事をするためにも、自分の知識と行動で突破
(ブレイクスルー)することが、次なる世界が見えてくるってこと!
分かりますよねぇ~。

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新宿のapple shop

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ワイヤレスイヤホン

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09/21
2021

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これが“McLean オールドバーガースタンド”のこだわり

見るからに存在感あるハンバーガー。
私が味わったのが、人気の“ベーコンチーズバーガー”だ。
しっかりしたバンズに、ベーコン、チーズ、肉厚のパテ、
そして新鮮なトマトにレタス。

その価格は1,430円。
(ここも存在感がある)
これまで私が食べたハンバーガーの中では最高級クラス。

ただ、ここまで選りすぐりの材料を使い、
これだけ精魂込めてつくってくれるなら
“決して高くはない”と思ってしまう。

そうなんです、Z世代の価値観では
根本的に高価なものには手を出さないが、
ちょっとだけムリすれば“楽しめるコト”にはお金を出すということ。

“McLean(マクレーン)のオーナー店長が狙っていたのは、
まさにこの味とボリューム感。
そしてNYのブルックリンにいるかのようなお洒落な空間演出。
(少し違うところは、そこから見える水面がイーストリバーでなく
隅田川ということくらい)

私がお店に入ったのはお昼どきを過ぎた14時頃。
1階でベーコンチーズバーガーとウーロン茶を注文し
2階に上がってみると、お客さま一人だけ。

ところが、私がベーコンチーズバーガーを頬張る頃には
2階の5つのテーブルは全て埋まってしまった。

英語で会話するカップルと、
ほとんど話をしないでスマホと睨めっこするカップル。
そして驚いたのは、このこだわりのハンバーガーショップに
一見見合わない近所のオバチャン風の2人連れ。
ところがこの2人連れも、まるで食べ慣れているかのように
あのバーガー袋をピックアップして
手慣れた風にバーガーを挟み食べ始めたではないか。
(これが地域に認められた理由だろうか)

さて、今回の“温新知故”による気付きは、
これらハンバーガーなど競合の多い業態では“振り切る”こと。
やるなら徹底して演出し、価格も徹底する時代。

ちなみに、食通でもない私がなぜ“McLean”を知ったのか?!
(ふっふっふっ、これがマーケッターとしてのセンスというか…)

なんのことはない。
浅草今戸にオフィスが移転したことで、この“McLean”の
目と鼻の先の厩橋(うまやばし)駐輪場に自転車を止めているからなのだ。

オフィスに向かうたびに
そのアメリカナイズされたお洒落な“McLean”バーガーの
建屋を見ていたわけ。

そう、建屋の徹底した演出やデザインからも、
提供する商品へのこだわりをアピールできるということ。

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お洒落な外観

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NYブルックリンを思わせる

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シナジースペシャル

09/21
2021

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“この秋は、雨か嵐か知らねども・・・”非効率な稲刈体験

「この秋は、雨か嵐か知らねども、
今日のつとめの田草取るなり」
二宮尊徳の詩であるとか、ないとか・・・?
(それは置いといて・・・)

どれほど働いたら、どれだけの収穫を得られるのかを問わず、
まずは目の前のことに骨身を惜しまず取り組む姿を歌っている。
この姿勢が日本の本来の姿だったのではないか?
私も高校までは北海道の農家で育ったので、
この姿はあたりまえだった。

今回、日本企画、利社長のお誘いで千葉県習志野市の
有機栽培の田んぼで稲刈りを体験させていただき、
そんなことを思い出していた。
(利社長、いい体験の機会をありがとうございます!)

日も差したり、雨も降ったりのはっきりしない天気の中、
約30~40人で田んぼの稲刈りをした。
有機栽培の田んぼのため、バッタやかまきり、カエルなどの
小動物がいっぱい!
本来は、稲刈りの前には、数日田んぼの水抜きをし、
足元は泥濘んだりはしないものなのだが・・・。
日本企画さんの田んぼは湧き水の影響もあり、
水はけが悪く、田植えの時と変わらない程の水があり、
その高さは、私のふくらはぎあたりまで・・・!
そんなわけで40人が“どろんこ”になって稲刈りを楽しんだ。
本当にいい汗をかかせてもらいました。

稲刈りは4グループに分かれ、田んぼの縁から中央に
向かい刈っていく。
小動物達は稲がある方に逃げていくので、中央には
たくさんの小動物が集まりうごめきこれが面白かった。

この日は準備の段階も含め4時間ほどの作業だった。
田植えから、夏の間の草取り等の手入れ、そしてこの稲刈りと、
今後の採れる米の量を考えたら、生産性の面では
間違いなく非効率だ。
ただ、非効率ではあるが、この非効率なプロセスの中で、
“人への思いやり”や “(小動物までも含めた)周囲への配慮”、に
つながっていくのではないか・・・?
まさに、冒頭の詩の、
「秋に、雨・嵐により収穫できるか確約されていないが、
それでも日々の勤めとしての田の草取りに意味がある」という教えは、
私たちのビジネスや日常に通ずることがあるように思えたのだ。

鍵山相談役も、この詩を引き合いにして
非効率なことから何かを得ていたのが昔の人だと言っている。
「小さな努力で大きな成果ではなく
大きな努力で小さな成果でいい」と。
確実な成果が約束されていないと
取り組まないのでは、弱い人間しか育たないと。

ここで思い出したのは、
「非効率な会社がうまくいく理由」という拙著。
効率ばかり追っている会社が
うまくいくのか?というとそうではなく、
一見、非効率な日々を送っている会社の方が、
ステークホルダーであり、地域との関係性もよく
いい会社になっている事例が多いという内容。

40人もがどろんこになってする稲刈りは
本当に非効率だ。
でもここで採れたお米は最高に美味しいことだろう。
昨今の環境問題、格差問題などの社会課題は、
便利さや効率の追求の結果なのかもしれない。
そう考えると、非効率から得られるものを大切にしなければいけないと
改めて感じた稲刈り体験だった。

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有機栽培の田んぼ

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約40人でどろんこ稲刈り体験

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