これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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07/25
2022

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インターネットの次の章“メタバース”の可能性!?

これからのビジネスに必ずや影響をもたらすだろう“メタバース”。
皆さんはどのくらい意識しているだろうか。

2021年10月26日、Facebookの
CEOマーク・ザッカーバーグ氏が
メタバース実現に向けたビジョンを
1時間半もかけて発表したのが記憶に新しい。

またFacebookの社名をMetaに変更するといった
発表は更なるインパクトを与えた。

この発表を受けて、世界中の企業やクリエイターが
メタバース構築に向けて本格的に動き始めたといってもいいだろう。

マーク・ザッカーバーグ氏はメタバースの可能性について
「インターネットの次の章」と位置付けている。

インターネットによるオンラインコミュニケーションの手段は、
必要最小限度のやりとりができる一方で、
リアルで対面したときに得られる副産物や、
相手の感情を受け取れる部分を考えると、
不足があると、コロナ禍で多くの人が実感しているはず。

そこを補うものとして、メタバースの世界は
今後、必要とされる可能性は広がっていると
ザッカーバーグ氏は語っている。

なお2022年現在、多くの企業が急速に歩みを進めつつある。
世界各社の取り組みを見てみると、
MetaはVRゴーグルを装着してバーチャル空間に入れる
“ホライゾンワールド”というメタバースの空間を作り上げた。
また、VRゴーグルを装着せずとも楽しめる
スマホやウェブ上でも見られる世界をつくろうとしている。

マイクロソフトもVRヘッドセットの規格に合わせて作った
ホロレンズや、2022年からはメタバースの
プラットフォームを作ろうと展開している。

そしてGoogleはというと、ARグラスの“Googleグラス”
を開発し、メタバースの世界に展開しようと模索している。

AppleもヘッドセットやARグラスを開発中と
なんらかの動きがみえることから、
少なくともGAFAMの中の4社は
メタバースに取り組んでいることがわかる。
アマゾンからはほとんど情報が得られてないようだ。

実はメタバースにおいては、
GAFAM以外の多くの企業が
次なる大きなプラットフォームづくりに参入するべく
用意しているのが実際だ。

ただし今後、インターネットが普及したように、
メタバースが広がっていくのかというと、疑問ではあるが
メタバースの世界にクリエイターが参入していくことや
投資家の目線が向くかどうかが鍵になってくるだろう。

ビジネス活用にはもう少し時間はかかりそうだが、
メタバースに対して“対岸の火事的”発想ではなく
常に“メタバース”は、自分たちのビジネスと
どういう接点があるのかということも意識する必要がありそうだ。

とはいえ、日本でもすでにそこに先駆けて、
多くの企業が取り組みをスタートしているのも実際なのだ。

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メタバースとビジネスの接点を意識せよ

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先取りビジネストレンド

07/25
2022

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2030年すべてが加速する時代の「ビジネスLABO」発進!

いま研究・実践しないで、いつするの?!
満を持して、“ビジ達”が主催する
「2030年すべてが加速する時代の研究&実践所」がスタートします。
その名も[2030 Business LABO]。

いまや“2030年すべてが加速する○○に備えよ!”と
まことしやかに言われています。
今後、ビジネスはどう変化していくのか?!
2030年からはどう加速するのか?!
どのビジネスも加速するのか?!
社会課題とはどう取り組めばいいのか?!
私たちはどう対応すればいいのか?!
これらを皆で考えていきましょう!との趣旨で
[2030 Business LABO]を毎月開催します。

参加希望の方はこちら↓までお問い合わせください。
https://labo.q-b.co.jp/?page=business-labo

[2030 Business LABO]の詳しい内容はこちら↓
https://labo.q-b.co.jp/pdf/biz_labo.pdf

私が広告の企画制作会社を起業してから40年。
そして経営者のための未来戦略研究会“アルファクラブ”を
スタートして約30年。
この間ビジネス環境はかなり変化してきた。
私は経営デザイナーとして、
その時その時の変化を読み解きながら、
何らかの提案を発信してきた。
ところが令和時代に入る頃から
ビジネス環境はより大きな変化を迎えようとしている。
このコロナによるパンデミックも変化を余儀なくさせる要因であった
ことは間違いない。

2030年には“弱いAIから強いAIへ”シフトする?
先進テクノロジーの融合によるイノベーションで変わる?
中心となる世代がミレニアル世代からZ世代へとシフト?

これらは未来の一端でしかないが、
“加速する未来”について、私が本を読んだり、
人から学んだだけでは限りがあると考えた。
そこで今、ビジネスの最前線で活躍する人たちと共に
研究所[2030 Business LABO]にて
研究・実践していこう! ということ。
業種業態や世代を超え集まった皆さんと
“加速する未来”研究をし、実践・チャレンジしていきたい。

[2030 Business LABO]展開施策は、
→ビジネスにおける分野ごとのチーム別研究&発表+ディスカッション
→ビジネスのトークセッション+ディスカッション
→ゲストスピーカーを招きセミナー+ディスカッション
等を考えている。

皆さん期待しますよね?
皆さんと共に情報を集め、知恵を出し合いやっていきましょう。
ぜひご協力ください!

スケジュールはこちらです。
初回8月10日18:00より
第2回9月7日(水)
第3回9月28日(水)
第4回11月2日(水)
第5回11月30日(水)
第6回1月11日(水)
第7回2月1日(水)
第8回3月1日(水)

開催場所はQB浅草オフィス。
ちなみにQB浅草オフィスもこの8月にグランドオープン!
乞う、ご期待!

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[2030 Business LABO]2022年8月スタート

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選ばれるビジネス

07/19
2022

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M&Aキャピタルパートナーズの その“パーパス”が選ばれる理由

先日の動画番組“Business Today”に登場してもらった
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社の
代表取締役社長 中村 悟氏。
NBCのメンバーでもあるので会社が大変な時期も知ってはいるのだが…
なんとこのコロナ禍でも業績を伸ばしたという。

すでに1部上場企業なわけだが…
2021年9月決算では売上高 151億円、経常利益はなんと65億円。
成約件数 172件に及び、いずれも過去最高だという。

上場してからも順調(?)に成長し、
今やM&A仲介大手3社の一角だが
他2社とはM&Aとの向き合い方が違う。
M&A仲介会社の多くは、銀行、証券、会計事務所など
提携先からの案件が多い一方で、“M&Aキャピタルパートナーズ”は
そのほとんどが直接オーナーのところに通って関係を築く泥臭いスタイルだ。

先にビジ達でも語ったことだが、
日本においては中小企業のM&Aを進めることが
人材の確保や新規事業への取り組みなど
事業スピードを上げるためにも重要な展開なのだ。

そして、日本企業の9割以上を占める中小企業の2/3は
後継者がいないと言われていて、
経営者の高齢化による事業譲渡ニーズが増えているという。

さて中村社長だが…
1973年福岡生まれの49歳。
大手ハウスメーカーの営業をしていた時、
土地オーナーが所有する店舗や会社の譲渡について多く相談を受け、
次第にM&Aに関心を持つようになっていった。
そこで中堅・中小企業の後継者問題の解決と発展的事業承継を考え
M&A業界への転職を決断したが、金融未経験という壁が大きく、
なかなか採用してもらえる会社に出会えず、
結果として、起業の道へ進むことになったという。

そこで設立されたのがM&Aキャピタルパートナーズ。
金融機関を介さずに、中小企業にアプローチする形で
マンパワーを増やし営業活動をした結果、
人件費に対して案件獲得が追いつかず
倒産寸前まで追い込まれる事態にもなることが。
どうにか、ベンチャーキャピタルから資金調達によって
その難は逃れることができたという。 
当然のことだが、順風満帆に上場まで漕ぎ付けることはまず無いようだ。

“未来を見据えて目標や夢を持ち、愚直に実現を追求する”というのが
中村社長流のワークスタイル。
このワークスタイルが、まだ企業ブランドもできていなかった頃には
足かせとなり、厳しい環境を強いられることに。
だからこそ上場を目指し、信用とブランド力の獲得に向けて努力していくわけだ。

1部上場企業となってからは、例の擬人化したライオンのCMを発信し、
テレ東系の“ガイアの夜明け” “カンブリア宮殿” “WBS”など
中小企業の社長が見る時間帯に流して、ブランディングを試みている。

中村社長の創業の理由
“後継者のいない事業者の力になりたい”
言い換えると
“中堅・中小企業の後継者問題の解決と発展的事業承継への支援”ということ。
この“パーパス”こそが、多くの中小企業の経営者から選ばれる理由となっている。

“明確なパーパス”を持つことが信用につながり、
結果的に多くの人に選ばれる理由となるということだ。

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中村 悟氏@Business Today

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先取りビジネストレンド

07/19
2022

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書店から“文喫”へ、Chance to Challenge!

「書店がすごいことになっている。
入場料制を導入し、音楽が流れるおしゃれな空間では
本は読み放題、コーヒーも飲み放題。
コスパもいいと若者には人気だ」と
日経MJ一面に六本木の“文喫(ぶんきつ)”が取り上げられていた。
もともとの本屋さんを、
“文化を喫する、入場料のある本屋”というコンセプトにして
平日→1,650円、土日・祝日→1,980円を支払うシステムへ変えた。

この“文喫”が書籍を中心としたカフェに生まれ変わったのが
2018年暮れのこと。
新しいエンターテイメント施設として、
リモートワークのベースとして
若者の利用客にはコスパも含め人気があるという。
私も数度訪れたことがあり、
飲み放題のコーヒーやお茶を飲み、リラックスしながら本を読んだ。

“文喫”のたしなみ方は、
1、総合受付で入場バッジを受け取る
2、飲食受付で珈琲・煎茶(おかわり自由)を受け取る
3、じっくりと本を選び、好きな席で過ごす
4、意中の一冊と出会うかもしれない
5、店内の全ての本が購入可能
6、お帰りの際は入場バッジを受付に返す

人文科学や自然科学からデザイン・アートに至るまで
約三万冊の書籍を販売。
本屋というより、洗練されたブックカフェ的感覚だ。

注目したいのが“選書サービス”。
プロが本を選んでくれる有料のサービスで、決して低価格ではないが、
すぐに予約が埋まり、リピート率も3〜4割と高い。
新しい本との出会いのために利用する人も多いし、
ちょっとした占いのような気分で利用する人も多いという。

また、著者をお呼びしてのセミナー等も定期的に開催したりと
さまざまな仕掛けがあり、このアプローチが上手くいくと
収益性の高いビジネスとなるわけだ。

数年前、池袋にある“天狼院書店”というユニークな書店を
ビジ達で紹介したことがある。
小さなお店をベースにゼミや部活、読書会も開催している。
“天狼院クラブ”という会員クラブが活躍しているようだ。
“天狼院本”というどのような本だか明かさずに売る手法と
“文喫”は少し違うが感覚的には似ている。

2000年には全国に21,000軒あった書店は、
2020年にはほとんど半分になったという厳しい業界。
旧態依然とした本の販売だけではうまくいかないと
判断した上での展開を“文喫”も“天狼院書店”もしている。

あらゆる業種業態で同じようなことが起きている。
と言っていいだろう。
今までと同じやり方のビジネスは淘汰されていく。
新時代にあったビジネスにチャレンジしていかないと
チャンスは訪れないですよ!
それは、あなたの業種・業態でも同じということ!

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六本木の“文喫(ぶんきつ)”

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リモートワークの利用も多い

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選ばれる仕事道

07/11
2022

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90歳のアイアンマンへ!稲田弘選手の“善循環”

今、89歳のアイアンマンチャンピオンが、
私たちの前で、90歳でのチャンピオンの可能性を語ってくれた。
その方の名は稲田弘(ひろむ)選手。
もうすぐ90歳になるとは思えないようなスクッとした人だった。

アイアンマンレースはフルトライアスロンと呼ばれ、
スイムが3.8km、バイクが180km、
ランが42.195kmのフルマラソンを17時間以内に
走りきる過酷な競技。
このレースに、稲田弘選手は何度も出場して完走をし、
年代別のチャンピオンにもなっている。

稲田氏は69歳で奥様を亡くし、
やることがなくなりトライアスロンを始めた。
奥様存命中に内緒でロードバイクを購入していたこともあり、
2002年70歳でトライアスロンに初挑戦。
年に3回ほどトライアスロンの大会に出場。
出場する度に、最高齢の完走者として
表彰してもらったことが“くせ”になっていったという。

2008年、76歳でついに“アイアンマンジャパン”に初出場。
この時は完走できず、挫折を味わい、
そこからトレーニングセンターへ通い始める。
そしてついに、2011年に79歳で世界選手権KONA大会に初出場
2012年には80歳で世界チャンピオンになり、
しかも80歳以上でのコースレコード、15時間38分を打ち立てる。

2015年、ハワイでのアイアンマン世界選手権では、
完走タイムが16時間50分に制限されていた。
この時、稲田選手は調子が悪く、
16時間50分5秒となり失格。
わすか5秒のオーバーに、世界中から稲田選手のフェイスブックに
多くのメッセージが届いたという。
これを機に、自分のためではなく
世界中の人の期待があって走れていると思い、
トレーニングや大会参加への覚悟が変わったという。

そして、2016年、2018年、当時84歳と86歳で
世界チャンピオンに!
その後、コロナにより走る機会は奪われてしまったが、
90歳でアイアンマン大会に出るべく、
今トレーニングを重ねているという。

中島流で稲田選手をまとめると“稲田弘流善循環”だ。
アイアンマンレースに出場
→ 高齢もあり注目される
→ 応援の声、支援者の協力
→ モチベーションアップ
→ フィジカルトレーニングに励む
→ 日々の節度ある生活が当たり前に
→ アイアンマンとしての体力と精神力の充実
そしてアイアンマンレースに出場

この善循環なのだ。この流れがあるからこそ
シャープな肉体と人前で堂々と喋れる稲田弘選手になったのだろう

そんな稲田選手に質問してみた。 
「多くの応援者がいらっしゃるが
やはり女性の応援はうれしいですか?」と。
すると、間髪入れずに
「もちろんです。私は女性大好きです!」と。
さて、89歳でもオトコは女性を意識するし、大好きなことも理解できた。
私は現在67歳。稲田選手は69歳から始めてアイアンマンのチャンピオンに。
え~~まずは泳ぎから訓練しないと・・・果して!?

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稲田弘(ひろむ)選手と

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