これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

07/22
2024

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NEW

α世代が、 “超スマート社会”を実装する?!

先にも紹介したα世代とは、上は14歳の中学生から
下は今年産まれた子供たちまでをを指すわけだが…

私が創業した“株式会社クオーターバック”の現社長の山田は
今42歳でまさにミレニアル世代。
そしてそのご息女はこのα世代である。

山田社長は、パソコンはもちろんスマートフォンなどの
デジタルデバイスを活用し、SNSを通じて
家族や友人と当たり前につながっている世代。
そして今やメールもほとんど見ないといい、
SNSやグループウェアで仕事のやり取りもしているという。

という背景からもα世代のご息女は、
幼い頃からSNSを身近に感じ、家の中にあるデジタルデバイスを
自然に使いこなしているはず。
ということからα世代は、その価値観であり特徴により
以下のようなビジネスへの影響が予想されるという。

【1】デジタルデバイスのリテラシーが高い
【2】学校や習い事で多様な学びを得ている
【3】社会問題に敏感である
【4】AIやメタバースへの順応が早い
【5】コスパよりタイパを大切にする

ということから…

↓ ↓ ↓

【α世代の5つの特性】

【1】AIとの親和性が高い
→アルゴリズムを使ったマーケティングとの相性がいい
Z世代以上のデジタルネイティブ

→ロボットやアバターとも違和感なくコミュニケーションが取れる

【2】リアルとバーチャルの境目なく生活する
→オンラインゲームの中で過ごす時間が長い
(3~10歳の幼少期をコロナ禍で過ごす)

【3】世界を描き出すクリエーター
→“マイクラ”と呼ばれるオンラインゲームなどで、
アタマに思い浮かぶ世界観を仮想空間につくり上げることに慣れている
→仮想空間は居心地のよい場所であり、仲間と楽しく過ごすコミュニティ

【4】答えありきで考える
→教材アプリなどでAIが編集した情報を当たり前に受け入れることが
身についていることで、調べるのに手間をかけない

【5】社会課題を解決する成果思考
→“社会に正しいことが正解”とシンプルに考えている
→まず答えを確認することから始まり、
アイデアや技術スキルを持っている仲間を募って協力し、
目的達成にもっていくという強い成果思考も

【このα世代を踏まえ、2030年を見据えバックキャスティング】

◆その1. デジタルスキルの重要性
生まれながらにしてデジタルテクノロジーに精通していることから、
デジタルスキルがますます重要に。
→現代の仕事市場では、テクノロジーの理解と活用が成功の鍵

◆その2. リモートワークと柔軟な働き方
デジタルネイティブである彼らは
リモートワークやフレックスタイムのような柔軟な働き方を求める

◆その3. 社会性の意識と文化資本経営
環境問題や社会的公平性に対して強い意識を持つ傾向が。
これが企業や社会の方針に大きな影響を与えることに。
→サステナビリティへの取り組み&多様性とインクルージョン

◆その4. イノベーションと起業精神
テクノロジーとグローバルな視点を持ち企業家精神に富んでいる。
→新しいアイデアやビジネスモデルづくりを応援

◆その5. メンタルヘルスの重要性
ソーシャルメディアの影響や高度なデジタル化に伴うストレスが増大。
→メンタルヘルスのケアがますます重要に

“超スマート社会”とは、Society5.0とも呼ばれる社会。
仮想空間と現実空間を高度に融合し、さまざまなニーズに対応して
誰もがイキイキと活躍できる社会のこと。

この“超スマート社会”の実現には、
このα世代が大きな役割を担うことになるだろう。
AIやロボット、IoTなどのテクノロジーを活かして
イノベーションにつなげ、社会的課題を解決することを
目指すことになる。
(超、期待!)

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『新消費をつくるα世代』

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07/08
2024

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原宿にオープンした“ハラカド”は、新たな文化発信拠点となれるのか?!

原宿の神宮前交差点にオープンした東急プラザ原宿『ハラカド』。
表参道と明治通りが交わる交差点の原宿側にあり、
対角線上には、先行して2012年にオープンした
「東急プラザ表参道原宿」があり、今や人気プレイスとなっている。

私はこのところ、新しいコンセプトのビルやモールができても
ほとんど出向くことはなかったのだが、
今回の“ハラカド”には、ある期待があり足を向けてみた。

その期待というのは…
“ハラカド”のテーマは「新たな文化発信拠点」となること。
本当に“新たな文化発信拠点”となり得る
“ハラカド”となっているのか?!をこの目で確認したかったわけだ。

あーもしかしたら『ガイアの夜明け』で“ハラカド”が
特集されていたのを見たことで、
より期待をしていたのかもしれないのだが…


【これまでの“ファッションビル”とはちょっと違う?!】

“ハラカド”に足を運んでまず感じたのは、
従来の商業施設のように、ギッシリとテナントが入っていない。
地下1階から7階まで75店舗入っているというが、
たくさんの店が所狭しと営業している感じはない。

そのため、ショッピングを目的に流行のブランドを
期待していた人にとっては物足りなく映ることだろう。
実は近年の商業施設は、アパレル主体のファッションビルでは
維持できなくなっているという。

渋谷の「パルコ」でも、2019年のリニューアルオープン後は、
飲食街やゲーム・アニメなどのサブカルチャーの店に、
大きなスペースを用意しているというのだ。

◆建物自体は地上7FにグラウンドフロアとB1Fがある計9フロア
→B1Fに“小杉湯”があり
(午前中だったこともあり、まだオープンしてなかった)

→1F~3Fがショップやギャラリーなどのフロア

→4Fが広場空間
(こんなお金にならない広場を作っていて大丈夫かと…)

→5F~7Fには飲食フロアと屋上庭園がある
この屋上庭園は眺望もいいし当然緑も多いが、
たくさんのベンチやイス・テーブルが置かれていた。
若い人たちにとっては最高のデートスポットとなる可能性が?!
ショップや飲食フロアも、他の商業施設でよく見るような
“定番”ラインナップはあまりなく、
オリジナリティが重視されたテナント構成になっていた。

例えば、3Fはアートギャラリーやクリエイティブ・スペースが
大半を占めているし、5Fには鳥羽周作シェフがプロデュースする
<新時代のファミレス>と謳った「FAMiRES」などもあった。

ということで、カルチャーの中心地として、
他の商業施設との違いを見せてやろうという意気込みも感じたが、
これで採算が合うのだろうかと心配もした次第。

また、“ハラカド”ではイベントやワークショップも
頻繁に開催されており、訪れる人々に新たな刺激を提供している。
特に、地元のアーティストやクリエイターによる
展示やパフォーマンスは、地域コミュニティとのつながりも強化され、
単なる商業施設としてだけでなく、“文化交流の場”としても
機能しようとしているようだ。

これまでにない人気スポットでのチャレンジは評価するが、
果たして「新たな文化発信拠点」となり得るのだろうか。
今後が楽しみなので、また訪れようと思うのだが、
そのときは“小杉湯”がやってる時間帯にしたい。
ちなみに“小杉湯”には、残念ながらサウナはないという。

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オリジナリティが重視されたテナント構成

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緑の多い屋上庭園へと続く階段

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イベントやワークショップも 頻繁に開催

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07/01
2024

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“プロ人材の活用”による、 中小企業の競争力の強化!?

先日の月刊CDビジネス・イノベーションのゲストは、
株式会社Centurio Group 代表取締役社長の立花雄樹氏。
基本の事業は、“デジタル戦略の策定及び実行支援”
ということなのだが、一番力を入れているのは
“レンタルCMO”の展開だという。
わかりやすく言うと採用難易度の高い
いまどきのデジタルマーケティングのプロをアサインし、
よりレベルの高いマーケティング戦略を提示するというのだ。

確かにどんどん移り変わるデジタル時代のマーケティングは、
かなり難易度が高いのは間違いない。
であればヘタに自社で抱え込むより、いま第一線で活躍する
プロフェッショナルを活用する方が投資効果も高いのだと。
(うんうん、確かにそんな時代がやってきているのかも)

【本屋で目に飛び込んできた『“プロ”に外注』という書籍】

いつものように、アンテナを張りながら丸善本店を巡っていると
目に飛び込んできたのは“売上最大化、リスク最小化の新常識”
『“プロ”に外注』(大澤 亮著)という書籍。
そしてこの本はあの大澤 亮さんの本だったのだ。
(1年ほど前、弊社浅草オフィスにセミナーのゲストとして
登場してくれたNBCの仲間)
まさに、これからの人材不足時代、より効率的に事業を展開するなら
プロ人材を活用しようという。
せっかくなので、その書籍の狙いを紹介しよう。

↓ ↓ ↓
現在、中小企業やスタートアップ、さらには大手企業まで、
多くの企業が優秀な人材の不足に悩んでいる。
日本の労働人口が減少するなか、特に知名度の低い企業は
この課題に対して厳しい状況に立たされているという。

プロ人材とは、起業家やフリーランスなどが
業務委託契約で仕事を請け負う人たちのこと。
単なるフリーランスではなく、多くは有名企業での経験や
MVP受賞経験といった輝かしい経歴を持っている人材。
そのため正社員としての採用は難しいかもしれないが、
業務委託という形であれば企業も気軽に利用できるということ。

ちなみに著者の大澤社長の会社は、プロ人材で企業の課題を解決する
“キャリーミー”というサービスを展開しているわけだが…
1.低コストでの優秀な人材の確保
正社員だと高額な年収が求められるが、
業務委託であればコストを抑えてが可能
2.迅速な採用
数ヶ月かかる社員採用と異なり、プロ人材は短期間で採用・稼働が可能
3.雇用リスクの軽減
業務委託契約のため、契約終了後にはコストやリスクが掛からない
4.ノウハウの共有
プロ人材が持つ専門知識やスキルを正社員にも共有できる
5.新しい分野への対応
知見のない分野であってもプロ人材を用いれば、即座に対応可能
6.外部視点の提供
プロ人材は企業外の視点から業務を見てくれる

令和は“プロ人材の活用”時代が到来していることが、伝わっただろうか。
企業の組織として、日々の運営には当然さまざまな部署は必要だが、
それぞれの部署がより高いレベルで機能しないことには、
競合に勝ち残ってはいけないのは間違いない。
すでにプロ人材の活用は必要不可欠な時代にきているのかもしれない。

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本屋で目に飛び込んできた書籍『“プロ”に外注』

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06/03
2024

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コンビニの進化と競争。 令和のマーケティングがそこにある!?

◆あのプロの料理人が合否で審査するテレビ番組“ジョブチューン”に
ローソンのスイーツが登場。
“ふわ濃チーズケーキ”は満場一致で合格。 
“くちどけショコラクレープ”も満場一致で合格。
GODIVAとコラボの“どらもっちショコラ”も合格。
なんて観てしまうと、次の日思わずローソンへ行ってしまう。

◆えっ、セブンプレミアムの餃子が美味しいって!?
フライパンも使わなくてできちゃう。
セブンのカレーパンの揚げたては本当に美味しい。
私は急いでいる時の昼食として、
このカレーパンに時々お世話になっている。
また、セブンで新発売の韓国コスメが可愛いという。
(私はそのよさは分かっていないが…)
コンビニの常識を覆すラインナップで800円台〜1300円台だと。

◆ファミマといえば、累計販売数700万足突破の
ファミマソックスだろうか。
多くの人たちがいつもあることをあてにするようになったという。
このところは処方箋に基づく医薬品の受け渡しを
24時間するようになったと。
ファミマの価値である店舗網と顧客接点に“無人決済店舗”
“デジタルサイネージの設置”など最新のデジタル技術を最大限に活用し、
次世代のコンビニエンスストアモデルを実現しようとしているという。

朝のコーヒー(私はカフェラテ)含めて、
日々いろいろとお世話になっているわけだが、
そのカウンターで販売する淹れたてコーヒーは3社とも伸びていて、
かなり業績に貢献していると聞く。
そして種類豊富で贅沢品も揃えたコンビニ“おにぎり”は、
あらゆる場面で誰もがお世話になっていることだろう。

【3社とも、2023年度の事業利益は過去最高!!】

1973年のセブンイレブンのスタートから50年。
私は後発のファミマやローソンは、セブンの“おでん”に対抗して
どんな差別化を提案してくるだろうと思っていたが、
コンビニ競争は、ここまではいいカタチで切磋琢磨(?)して
互いに進化してきたと言える。
その分、それぞれの地域の本屋さんやスーパー含めあらゆるお店は、
崖っぷちに追いやられたことだろうけど…

さて、ローソン、セブン、ファミマの3社とも、店舗数は横ばいだが
2023年度の事業利益が過去最高になったという。
コンビニ業界、ここまでは順調に成長してきたわけだが、
ある程度飽和状態になった国内での成長は難しいだろう?!
もっとコンビニの店舗網を活かした新たな展開が求められるということ。

【次のステージでの競合に入ったコンビニの新たな展開とは?!】

先日の石丸市長の安芸高田市もその中に入っていたが、
消滅の可能性自治体は、全体の4割にあたる744の自治体。
ということで、国内での新規出店による成長が見込めなくなり、
閉店に追い込まれるコンビニも出てくる。
ということで、3社とも海外事業に水面下で力を入れているわけだが…
今回注目したいのは、この海外戦略でなく、
顧客1人当たりの購買単価や来店頻度を上げていくアプローチ。
そして、これまでコンビニを頻繁に利用していなかった層の獲得。
まさに次のステージに上がっての競合といえる。

→例えば、ローソンは健康をサポートする食品に力を入れ、
健康に関心のある顧客を獲得することに注力しているという。
→セブンでは先程の餃子のように“プライベートブランド”を開発して、
他のコンビニとの差別化を図っている。
一流の料理人や、食の専門家が携わって商品の開発をしており、
顧客がセブンに足を運ぶ理由を作っているということ。
→ファミマは先程紹介したデジタル化の推進で
“ファミペイ”という電子決済サービスを導入。
ポイントやクーポンによって、顧客のロイヤリティを
高めることを目指している。

いかがだろうか?!
私たちの身近なコンビニがどんどん進化している。
コンビニを日々体験し比較するだけでも、
これからのマーケティング戦略が見えてくる。

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累計販売数700万足突破ファミマソックス

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05/20
2024

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“経済新聞”から“文化新聞”時代へ! そして“石坂産業”が改めて注目される理由。

ついに“日本経済新聞”は“日本文化新聞”へ!

まさかこうはならないだろうが、“日本文化経済新聞”なら
今後の検討の余地はあるのでは?!
あの新聞社がまさか名前を変えることはしないだろうが、
そのくらいの時代背景ではないだろうか。

ちなみに日本経済新聞(中外物価新報)の創刊は1876年
明治9年だというからなんと148年目である。
“経済”の意味も分からない時代から、長く活躍してきたということ。
そして歴史があり業界の大手ほど、パラダイムシフトへの決断が遅れ
変化に対応できなくなる可能性が高くなるわけだ。
(思わず決めつけてしまった)

そして“日本文化新聞”の検索で行き着いたのが…
「我が国はもう経済大国ではない。
これからは文化大国を目指すべき!なのに
どうして“日本経済新聞”はあるのに、なぜその文化版の新聞はないんだ!」
というX(旧Twitter)の記事。
(うんうん、やっぱり似たような発想の人はいるようだ)

あの昭和の時代はモノが足りてなくて
誰もが経済的裏付けが欲しかったわけだ。
ところが、平成そして令和になると、物質的な豊かさが十分に得られ
数十年前と比較すると、多くの人々にとって
“働く意義”が大きく変化してきている。
だから“経済資本経営”ではなく、“文化資本経営”が
これからは注目されると発信しているわけだ。

【あの産業廃棄物処理の“石坂産業”は、文化資本経営のお手本?!】

先日もセミナーで“文化資本経営”を語っているときに、
いつの間にか“石坂産業”を事例に紹介していたのだ。
もちろん事例として用意しての紹介ではなかったということ。
“石坂産業”はバックキャスティング思考でも紹介したように
以下のようなテーマを持って取り組んでいたという。

1.地域から愛され自慢してもらえる会社とするためには、
どうあればいいのか?!
2.この産業廃棄物の業界にあっても、選ばれる会社となるには、
どうあればいいのか?!
3.今後が期待される会社となるには、どうあればいいのか?!
4.日本社会に貢献できる会社となるには、どうあればいいのか?!

ということから…
→近隣の道路や雑木林の定期的清掃
→近隣の森を活かしての公園化の実践
→作業場の完全室内化と見学通路の設置
→ Zero Waste Design をテーマに98%のリサイクル率の実践
→年間6万人を超える来場者の受け入れ
まさに“石坂産業”の文化づくりを20数年かけコツコツと実践してきた。
そしていまや「循環をデザインする会社」として廃棄物の資源循環事業、
里山再生事業、循環社会を問う体験環境教育事業等も展開。

これらの企業としての取り組みが、業界はもちろん地域であり
県、国からも評価され、そして”石坂産業の企業文化”ともなり、
人事採用や集客の面でも奏功し、
ひいては売り上げにも大きく貢献しているという。
“いい企業文化”は「資本」になるということだ。

うんうん、やっぱり“企業文化”をコンセプトにした新聞が欲しい!
いや、新聞というペーパーの時代でもないのか?!

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石坂産業の企業文化とは

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