これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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選ばれるビジネス

09/24
2024

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活躍する“マンションドクター”! 成熟化の先の、新たなビジネスの可能性?!

みなさんもご存知だと思うが…
「トイレ、キッチン、お風呂、洗面所などのトラブルは…」
という水回り専門の会社の磁石付きのステッカーは
度々わが家のポストに入っている。

そのお陰で、我が家の冷蔵庫はステッカーだらけ。
とはいえ、今回、床から水が染み出してきた時は、
さすがに意味が違うと思い、マンションの管理会社に
相談していたわけだが…

その結果、数日後“マンションドクター”が、
原因究明と応急処置のために駆けつけてくれた。
(へ~“マンションドクター”なる職業があるんだ?!)

この“マンションドクター”の原因究明の仕方に驚いた。
医療検査の場でしか見たことのない
あのケーブルの先についた内視鏡カメラをフル活用するのだ。

この内視鏡カメラにより、マンションの壁の内側の配管や
配線用の導線をスマホのようなモニターで
確認することができるという。

ということで原因は、エアコン活用時にでる水が
ドレンホースを通って本来の室外機横に
排出されていなかったということ。
この“マンションドクター”のお陰で原因も分かり
まずの対処もしてもらったわけだが…


【成熟化により社会課題は進化し、ビジネスも進化する!】

さてここで注目したいのは、このトラブルのお陰で知った
“マンションドクター”の存在。
この会社2012年創業というから、10年以上前からその需要は
次第に多くなり、営業所も全国に広がりつつあるという。

1964年の東京オリンピックが刺激となって、
東京集中が進み分譲マンションの供給が急速に進んだという。
その頃から約60年経過したことでマンションの数は増えに増え、
結果として建物の維持管理や老朽化、
住民間のトラブルといった複雑な問題が浮上。

そして資産としての価値を維持するためにも、
マンション管理会社が存在し、
専門的な知識や技術を持つ“マンションドクター”のような
専門家が求められるようになったのだ。
“マンションドクター”は、漏水・設備工事などの調査、
トラブル対応から、保険活用の対応も行ってくれるという。

このように社会の成熟化と共に課題の進化もあり、
それらへ対応する新たなビジネスが次々と生まれているわけだ。

環境問題への対策としての再生可能エネルギー事業の活性化も…
高齢化に対応した介護・医療サービスの進展も、
AI介護ロボット開発なども…
→もしかしたらAI自動運転もその流れ?!

健康維持のためのフィトネスクラブやヨガ教室なども…
→これら高齢化への対応は、世界に先駆けての
日本だからこその成熟化であり進化なのかもしれない。

↓ ↓ ↓

ということで、今後も社会の成熟化とともに
私たちのビジネスは更なる進化を遂げていくことだろう。
ビジネスを進化させていく役割の私たちとしては、
“すでに起こっている未来”を察知して、
どうビジネスに展開できるかということだ!

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内視鏡カメラをフル活用

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“マンションドクター”による原因究明&対処

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08/26
2024

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“いま選ばれるビジネス”から、 未来の人たちに選ばれるビジネスへ!

あなたは、この詩をどう感じる?!
ぜひ声に出して読んでほしい。

↓ ↓

あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し種を用意しておくのだ

あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ

あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ

あああとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ
自分で出来る何かをしてゆくのだ


この詩は坂村真民先生の
「あとからくる者のために」という詩。
鍵山秀三郎相談役であり、“日本を美しくする会”とも
関係の深い方の詩である。


【私たちの追求は、未来の人たちに選ばれるビジネスへ!】

このところ古稀を迎えたこともあり、
この坂村真民先生の“あとからくる者のために”の
ひと言一言がしっかり伝わってくる。

私たちのビジネスのそもそもは、自分や身近な人たちであり
限られた範囲の人たちのためだった。
ところが、時の流れと会社の成長とともに
その対象は少しずつ拡大され、
広い社会にも影響を与えることとなる。

経済的意味もあり、もっと多くの人たちに貢献できないのか?!
もっと相乗効果のある意味あるビジネスにできないかと…
会社の“存在理由”を考えるようになる。
これが“Why”であり、会社のパーパス。
そしてその思いは、今の社会や人々のためから、
未来の社会であり人々のためへと移行する。

そう「あとからあとからと続いてくる
あの可愛い者たちのために、未来を受け継ぐ者たちのために…」
となるのだ。

私たちは“今を共にする80億人”ではなく、
あとからあとからと続いてくる、“未来の80億人”のために
意味あるビジネスを展開する時代に差し掛かっている。

「ビジネスの達人」は“いま選ばれるビジネス”ではなく、
“これからの人たちに選ばれるビジネス”に
しなければならないということ。

パリ五輪でもセーヌ川の汚れの問題が取り沙汰されている。
「あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ」

解決しなければならない社会課題はたくさんある。


【念ずれば花ひらく】

念ずれば花ひらく 苦しいとき 母がいつも口にしていた
このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった

そうしてそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつ ひらいていった
(真民が46歳の時、片方の目が見えなくなり
絶望の底にあった時に生まれた詩)

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坂村真民先生の詩から思いを馳せる

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07/29
2024

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「パリ五輪」のブランディングと我らが“文化資本経営”のブランディング

この7月27日、第33回の“パリ五輪”が始まった。
セーヌ川を各国の選ばれし選手たちが
船に乗って入場行進するという初の“船上パレード”により
雨の中ではあったが華やかにスタートした。

オリンピック・シンボルが飾られた輝くエッフェル塔に向かって、
6,800人のアスリートを乗せた85隻の船が
セーヌ川を約6キロにわたって行進する光景は、パリ市民はもちろん、
世界の人々の記憶に残るパレードとなるに違いない。
(今後パリを訪れる人々は、船でそのコースを辿りたいはず!)

さて、この“ビジ達”の発信のタイミングには…
柔道では、すでに角田選手に続き阿部一二三選手が金メダルを獲得。
(So Good!私の中では予想通りの結果ではあったが…
まさか阿部 詩選手が泣くこととなるとは?!)

男子の永山選手は不可解な判定により準々決勝で負けたが、
敗者復活戦によりどうにか銅メダルを獲得した。
(私も柔道アスリートの現役時代は、この永山選手の60キロ級だった)

ということで、今日試合予定の選手たちが
どのような戦いを見せてくれるかワクワクしてしまう。

さて“ビジネスの達人”としては、
そんなメダル獲得の有無を取り上げ一喜一憂したいわけでなく、
今回のパリ五輪の主張するシンボルマークであり
ブランディング展開について発信したいのだ。

パレードも記憶に残るが、空中に浮かび上がる“バルーン聖火台”。
電気だけを用い五輪史上初めての燃料を使わない聖火台。
直径7メートルの台座から霧状にした水と光で
炎を演出しているという。
この意味を持っての幻想的演出も、私たちの記憶に残ることだろう。

ということで、さまざまな演出でありデザインにより、
パリ五輪はParisでありフランスのブランディングを意識した
展開がされているということ。


【パリ五輪の“マリアンヌマーク”によるブランディング!?】

そこで、私のお気に入りの大会の“マリアンヌマーク”について。
聖火の炎に口らしきものを入れるだけで
こんなにも雄弁なマークになるとは?!

パリ五輪組織委員会によると、このマリアンヌマークは
“シンプルでありパワフルである”
三つのシンボルによって構成されていると。

【その1】スポーツのシンボルとしての金メダル

【その2】五輪とパラリンピック運動の象徴である聖火

【その3】フランスのイメージであるマリアンヌ

これらのシンボルは、人々を五輪の中心に据えるという
われわれの思いを具現化する顔を示している。

ということで2024年パリ五輪のシンボルマークは、
その緻密なデザインと深い意味によって、
スポーツの祭典が持つ壮大なビジョンを映し出していという。

まず、“金メダル”は勝利のシンボルであるだけでなく、
アスリートたちが目指す頂点であり、その努力と献身の報酬。

次に“聖火”はオリンピックとパラリンピックの運動そのものの象徴。
聖火は古代オリンピックからの伝統を受け継ぎ、
平和、連携、共生の思想を表している。

そして、フランスの象徴である“マリアンヌ”は、
自由と平等、そして博愛の精神を表現している。
ちなみに私は、ドラクロアにより描かれたフランス国旗を掲げた
『民衆を導く自由の女神』を思い出すわけだが…

↓ ↓ ↓

というように、シンボルマークはもちろんだが
パリ五輪はさまざま意味でブランディングを意識した展開が 
されているということ。

オリンピックはまさに“文化資本経営”の
象徴のようなものなのかもしれない。
これからの時代、“文化資本経営”を実践することも重要だが、
それをどう表現して発信していくのかも重要ということだ。

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パリ五輪の“マリアンヌマーク”

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06/10
2024

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ユーグレナ出雲社長は、“陽のベクトル”ビジネスで企業文化を創る!?

日経MJの恒例の“2024年上期ヒット商品番付”を眺めていると
その脇にユーグレナの出雲社長が登場する写真があったのだ。
なぜ、出雲社長が?!
その写真の見出しには「バングラデシュで“クッキー給食”10年」と。

出雲社長は学生時代に、グラミン銀行のインターンとして
バングラデシュを訪れ、子どもたちの貧困や飢餓を目の当たりにした。
帰国後、子どもたちが栄養を手軽に取れる食べ物はないかと
あれこれ考え続けた。

仲間とともに描いたイメージは、
あのドラゴンボールに出てくる“仙豆(せんず)。
(一粒食べれば10日間は何も食べなくても平気)
その“仙豆”に値する栄養価の高いものとして
行き着いたのがミドリムシだった。

ところがこの栄養価の高いミドリムシは、
なかなか大量につくれないことが判明。
出雲氏は大手銀行に一度は就職したが、退職して
ミドリムシの大量生産をテーマに大学時代の仲間とともに会社を設立。

社名はミドリムシの学名から“ユーグレナ”とした。
そして試行錯誤の末、ついに世界で初めて
食用の野外大量培養に成功したのだ。

【“人と地球を健康にする”をテーマにマザーズに上場!】

ユーグレナは、ミドリムシ入りの健康食品や化粧品の開発販売、
バイオ燃料の研究・製造等をビジネスとし、
東証プライム市場への上場も果たしている。
そして2014年より、バングラデシュでの食料支援などを行う
ソーシャルビジネスを展開し、
社会課題の解決やSDGs達成への貢献を目指している。

バングラデシュにおいては、ユーグレナをどういうカタチで
提供するかで試行錯誤したが、
イスラム教徒の多いバングラデシュに適応できるよう
ハラル認証も取得し、ユーグレナ入りのクッキーとして配布している。

クッキーならユーグレナ粉末も混ぜやすく保存がきき
子どもたちも食べやすいとしている。
→私が小学生の頃、毎日配られていた“肝油ドロップ”を思い出すが…

【地球規模の課題解決には、“陽のベクトル”が働く】

出雲社長は20数年前の“学生時代の思い”を追求し、
そして今も実践し続けているということ。
おそらく、ユーグレナのスタッフも関係会社も、
そして多くの株主たちも、この出雲社長の思いに共鳴感を抱いて
関わり協力することになったのだろう。
(私も何人かの関係者を知っているが、その思いは同じベクトルだった)

なかなか自分では行動や実践が難しい“社会的課題解決”に対して、
強い思いのあるリーダーがいるところには、
多くの人たちが参加支援したくなるということ。
このような応援したくなる前向きビジネスを
私は“陽のベクトル”ビジネスと呼んでいる。

という私も、あるとき出雲社長の“ミドリムシの量産”に至る話を聴き、
そのブレイクスルーまでのストーリーに感動し、
オフィスが近くだったこともあり取材をさせてもらったのだ。

石垣島にある生産技術研究所には、経営者仲間とお邪魔し、
生産プールも含め視察させていただいた。
そして、あのパンの缶詰“救缶鳥”の“パン・アキモト”との提携も
お手伝いをさせてもらい、「みどりの救缶鳥」を生み出すことができた。

上場していることもあり、バングラデシュの子どもたち支援については、
“業績に悪影響を及ぼすのでやめて欲しい”
という意見も寄せられるという。

それに対して出雲社長は…
「これをやめてしまっては、何の会社なのかわからなくなってしまう」
と言い、創業の意志を貫くことを当たり前としている。

この出雲社長の“陽のベクトル”をなくしてしまっては、
ユーグレナは羅針盤を失った船になってしまうと思うのだが…

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ユーグレナの“社会的課題解決”に注目!

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05/27
2024

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やっぱり温故知新ならぬ“温新知故”。 会社の“慢性的な姿勢やクセ”をどう修正する?!

長年の経営で知らず知らずに“慢性的なクセ”があちこちに。
会社の体質を改善・修正する整骨院が欲しい!!

朝起きても何故か肩が凝っている状態。
この“ビジネスの達人”をiPadを使い毎回書いていることもあり、
ストレートネックなのか分からないが、慢性的な肩こりに陥ってしまった。
とにかく肩のあたりは毎日パンパンで、
上を観ようと首を反らせても真上の天井が見えないのだ。

ということで、知り合いの経営者の整骨院に通うことに。
もう通い始めて4カ月になろうとしている。
本来の肩の痛みも無くなったし、
身体の歪みも修正しつつあるということだろうか。
そして“楽トレ”を毎回受けインナーマッスルをも鍛えている。

根本的に不調を取り除くには、
ある程度の期間通って少しずつ治療する必要があるようだ。
慢性的な痛みや凝りは、骨格や姿勢のゆがみ、
日常の重い荷物の負荷やその人のクセなどによって起こるという。

こうした日常を治すには継続的な治療が必要…
ということで、ゆがみを正常な位置に戻すためにも、
定期的に整骨院に通うのが大事だと。
(別に整骨院の回し者となったわけではないのだが…)


【私たちのビジネスも“経営”のクセにより歪みが?!】

さてここからが“ビジ達”らしい解釈。
もしかしたら私たちの展開するビジネスであり経営も
同様の問題がたくさん起こっているのでは?!

多くの会社が20世紀後半にスタートしたこともあり、
30年~50年の中小企業が多い。
そのくらい長くやってくると、会社の運営やビジネス展開に対して
“慢性的な姿勢やクセ”がついていて、
これからの時代のビジネスには
合わない体制になっている場合が多いという。

このすべてが加速する時代のビジネスは、
その提供するサービスや商品はもちろん、
Webサイトの対応やマーケティングも、働き方も、採用や人事も、
グループウェア含めたコミュニケーションの仕方も
ことごとく変化してきている。
だから目に見える課題をとり除いたとしても、根本的な解決には至らない。

そして残念ながら、私たちの身体を診てくれるような
“ビジネスの整骨院”はないと言っていいだろう。
強いて言えば、私が主宰する経営者が参加する「三尺三寸箸会議」は、
その役割かもしれない。


【だから温故知新ならぬ“温新知故”!】

もう気づいていただけただろうか?!
厳しい言い方をすると…
昭和や平成に活躍した過去の成功体験を持っている人たちは、
これからのビジネスの中枢には不要ということ。

過去のビジネスのさまざまな体験であり記憶が、邪魔になるわけだ。
だから温故知新ならぬ、“温新知故”。
中島流だが、新しきを温ねて、自分・自社の故さを知ろうということ。

ちなみに、私は創業から30年やっていた社長の役を
9年前に28歳若いミレニアル世代に交代した。
今思えば素晴らしいタイミングで交代したと思う。
もちろん今も大株主ではあるが、交代の2年後には
役員会にも参加しないことにしたのだ。

ということで、我が社は新しい時代に選ばれる会社に
なりつつあるということ。
(ふっふっふっ…)


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新しきを温ねて、自分・自社の故さを知ろう

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