これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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01/30
2017

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“美しい花”ばかり、求めちゃいけない理由。

なんと可憐なピンクの花。
真冬だというのに花をつけてくれたのだから、とにかく愛しい。
そして、ちょっといじけた花に見えるには、理由がある。
実は、この朝顔の花、F1種の3代目、すなわちF3 なのだ。

F1と言っても300キロのスピードで走るF1ではない。
メンデルの法則で言うところの、交配により優性が活かされた雑種の一代目ということ。

そのF1から、代々種を取り、3代目の朝顔がこの一輪のピンクの花をつけたのだ。

2014年7月、入谷の朝顔市で買ったときは、一つの鉢の中にも色の違う花がいくつも咲き乱れ、
さすが「恐れ入谷の鬼子母神」と言いたくなる程、美しい朝顔だった。

そして次の年の朝顔は、たくさん花をつけてくれたが、なぜかすべてピンク一色。
(あのブルーは? 団十郎は? どこへ!?)
でも、たくさん種をつけてくれたこともあり、
その意図に従って、昨年の春は6鉢にも種をまいたのだ。
(果たして、どんな花が咲くのか…)

ところが、夏になっても…一向に花が咲かない。
どの鉢も、ひょろひょろながらも朝顔の茎は成長するのだが、花は咲かない。
やっぱり、F1種の二代目三代目は、期待できないということか…。

と、あきらめかけていた秋。
ついにピンクの一輪の花をつけてくれた。
待ちに待った花を見ていると、思わず感動している自分に気づくのだ。
時間をかけ、苦難を乗り越えて、
ここまでたどり着いてくれたのかと思うと、その喜びはひとしお。
何と、花が咲くまで、4カ月以上かかったのだ。

そこから、この1月まで、給水さえ忘れずにしておくと、
葉を枯らしながらも、思い出したかのように、蕾をつけてくれる。

そして、満面の花とは言えないが、花を咲かせてくれるのだ。
彼女ら(彼ら?)は、この9カ月間、ず~っと花を咲かそうと、
試行錯誤してくれていたということ。

そして、この真冬まで、夏を代表する朝顔が花をつけてくれたのだ。
とにかく私が“愛しい”と思う気持ちが伝わっただろうか。
どんなに時間がかかろうが、手間がかかろうが、結果は満点でなくても、
ある目的に向けて進んでいる姿には、人は感動する。

その花は、ちょっといじけた状態であっても、
人はそのプロセスを察知し、心を動かしてくれるのだ。
比較論ばかり展開し、結果ばかり求めていると、
本来人として大切な“感動の素”に気づけない人となってしまうということ。

ところで、人にとって都合のいいF1種ばかりをつくって行くと、
当然本来の循環がなされなくなり、将来の土壌を劣化させるということにも。
やっぱり循環する摂理を人の都合で止めてしまうと、どこかに弊害が出て来る。

やっぱり、私たちの世界は、循環であり、
“回ってる”ことがいかに大切かということ。
花も人も、ビジネスも回ってないとだめなのだ。
回っていることが、順調に進んでいるということ。

実は、そんな3代目のF3朝顔から、少ないが種が採れている。
ふっふっふっ、もちろんF4をつくり、美しい花を咲かせますよ。
美しい朝顔の花を…。
(やっぱり、バーチャルではなく、生きているものとのやり取りは楽しい…)

我家では、7年目(?)のシクラメンが、なぜかこれから活躍する…。

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真冬だというのに花をつけてくれた朝顔!

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実は、F1種の3代目の朝顔なのだ。

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7年目(?)のシクラメンも楽しみに待っている

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はなまるア・ラ・カルト

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2017

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“リスク回避力”増強論


このところ、“リスク回避力”というキーワードに
私がこだわっている…というのは皆さんお気づきだろうか。
この概念、天動説の時代に地動説を唱えるのと同じくらい
革命的な発想ではと思っているのだが…。

書店でビジネス書の棚を探してみると
松下幸之助氏や本田宗一郎氏など、
「この経営者はこういった行動、考え方で成功した!」
という成功のための方法論に関する本が大多数を占めている。
確かに、ついそういった本を手に取ってしまうよねぇ…。

だがしかし! 私は、成功のための方法論よりも
彼らがそれまでの経験から
“リスク回避力”を高めていったプロセスに
注目すべきだと考えているのだ!

というのも彼らは、なにか1つ達成するごとに、
そこまでの経験と、
何らかの関係のあった人たちの助けを借りて、
より高いレベルへの挑戦を続け、成功していったのだ。
通常は挑戦のレベルの高さに
リスクの大きさも比例するわけだが、
そんな状況にあっても彼らは不思議とやりとげている。

それはなぜだったのか!?
彼らは、それまでの経験と
協力してくれる人たちの知識やノウハウにより、
“リスク回避力”を増強してきたからこそ、
次なる大きなチャレンジをより高いレベルで
克服できたに違いない!

そして、私がこれまでお話ししてきたさまざまな理論。
たとえば、結果ではなく“過程”が人を成長させる“プロセス主義”や
すぐには結果に結びつかなくても、
長い目で見てさまざまなスキルなどを蓄積していく
“ボディブロー仕事術”。
ビジネスにおいてあえて負荷をかけることで、
トラブルにも対処できるようにする“ビジネス筋トレ”に、
いまどきの“複雑系⇒積小為大”…。

これらすべてが “リスク回避力”を
身につけるための行動につながっているのだ。

人生の道のりで遭遇する小さな山、大きな山…。
たくさんの山にチャレンジし、
“リスク回避力”を増強していくことが
ビジネスをより面白くし、
次なる大きな山にチャレンジしたくなるのだろう。

人生のさまざまな山を克服し人生を謳歌するための秘訣は、
成功のための方法論よりも、
その過程にある“リスク回避力”の増強!
ううむ、やはりこの発想の転換は大発見ではないだろうか…!?

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革命的な発想“リスク回避力”

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これら理論は、すべて”リスク回避力”を身に付けるためのもの

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“リスク回避力”増強で人生の山を克服しよう!

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先取りビジネストレンド

01/30
2017

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次世代型“行動展示”へ

うわぁ! サメと戯れてる!

水槽に潜った飼育員と一緒に、目の前を悠々とエイやサメが泳ぐ。
先日、「池袋サンシャイン水族館」に行ったのだが…、
いまの水族館はここまでやっているとは!

ショーではなく、動物たちの自然の姿(生態)を見せてくれる
“行動展示”の工夫があちこちにみられたのだ。

こういった展示方法は、
話題となった「動物の本能を魅せる“行動展示”」を行う
北海道旭川市の「旭山動物園」がその先駆けだろう。

私も訪れた時は、かなりの驚きだった。
アザラシが筒状の縦型トンネルを泳ぎながら目の前を通り抜けていき、
ペンギンは集団で園内をお散歩していたのだ。
他にもさまざまな魅せ方の試みが功を奏し、
なんと、2004年の7月と8月の来園者数は
2ヵ月続いて上野動物園を抜き、日本一に輝いたという。

これは、従来の姿形を見せるだけの“形態展示”から、
自然の姿の行動や能力を魅せる“行動展示”という方法を、
日本中の動物園や水族館に意識させるきっかけとなった。

いやいや、私がここで語りたいのは、
動物園や水族館のことだけではなく、
ビジネスにおける“行動展示”のこと。
さて、ビジネスにおける行動展示とは!?

ビジ達でも何度かご紹介した池袋にある「天狼院書店」。
ここではただ本を販売するだけでなく、
お客さま自身が体感できるユニークな企画をたくさん打ち出している。
たとえば、好評の正体を隠したおすすめ本
「天狼院秘本」の販売企画もそのひとつ。
(最近は、他の書店でもイチ押しの一冊を
覆面で売る『文庫X』が話題になっていた)

そして、ある趣味の本を求める人たちを集めての
体験活動の実施イベントである「部活」など、
天狼院書店は「体験」までを提供する
次世代型の“行動展示”を行っている書店と言えるのではないだろうか。

そう考えると、たとえば私の北海道のワイナリー事業でも
たくさんの“行動展示”的展開ができるのではと…。

ぶどう畑やワイナリーがある…というだけではなく、
たとえば「ヒグマといっしょにぶどう狩り」(!)だとか、
それとも畑の中で活動している農家のおじさんを捕まえると、
農業についてのお話が聞ける「ぶどう畑でおじさん狩り」
なんていうのもいいかも?!
「ホルスタインと2人3脚(?)50メートル走」なんかも面白いよねぇ~。
(これは、ちょっとふざけた企画だが…)

ふっふっふっ、
他にもいろいろな“行動展示”の企画が出来そう!

とにかく、インターネットの活用は当たり前の今、
業界における革命的な展示や販売のし方を考えていくことが
ビジネスにも新たな広がりを作るということ!

このプラスαなくして、
今後のビジネスの可能性を高めることはできないのだ。

さて、自分たちの業界における、次世代型“行動展示”とは何か!?

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サメと戯れてる!

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初めて、池袋サンシャイン水族館に行ったのだ

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真近で動物の生態を見ることができる“行動展示”

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私以外のお客さまたちもとっても楽しんでいた

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天狼院書店は次世代型の“行動展示”を行っている書店と言えるだろう

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この書店ではお客さまを巻き込んだユニークな企画がたくさん!

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「天狼院秘本」の販売企画もそのひとつ

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2017

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62歳、次なる山登りにチャレンジ!

とにかく62年間、いろいろな山に登って来たねぇ。
小さな山も多く登ったが、かなり険しい山もあった。
山を下るときも、気をつけないと危ないからねぇ。

いや、高尾山とか富士山という山ではなく、“人生における山”の話。
本当に62年の間には、大小いろいろな山があり、
とにかくどんどんチャレンジしてきた記憶が…。

もしかしたら、旅行を計画し実行することも、ひ
とつの山登りのチャレンジだろうし、
新たな事業に取り組むのもそのひとつ。
そう考えると、人生には、とにかくたくさんの山がいっぱい。

裁判所から突如訴状が届いて、その相手を強いられたのも、
人生におけるちょっと険し目の山。(無事下山したけど…)
もちろん、27歳で起業に踏み切ったのも、ビジネスにおける大きな山へのチャレンジ。
いまだにその山は途上なわけだけど…。(もう下山に入ってる!?)

38歳の頃、経営者のための勉強会をつくろうとしたのも
ビジネスの山の中の山。
自分がパーソナリティを務めるラジオ番組をスタートさせたのも、
新しい山へのチャレンジだったということ。

そして還暦と同時にチャレンジする決断をした
北海道・十勝での“ワイナリー構想”も、
これまでのビジネスの山とはちょっと違う山なのだ。
自分がやりたいかどうかで山が現われるだけでもなく、
準備がなくても、求めていなくても山は目の前に出現する。
その山にチャレンジするか、避けるかもあなた次第。

とにかく人生には、数え切れない程の山があるわけで、
その山とどう向き合うかがその後に大きく影響するのは間違いない。
そして一番大きいのが“自分の人生の山”ということ。

このところ「ビジ達」の中で私的ブームのキーワードが“リスク回避力”。
私は、この“リスク回避力”こそが、
いろいろなチャレンジを成功に導く要素だと思っている。

このさまざまな山登りを通して、どう自分の“リスク回避力”を高めるかが、
次なる山へのチャレンジを意味あるものにできるかにかかっているのだ。
もちろんそれだけではない、“自分の人生の山”の充実にも
大きく影響するということ。

お陰様でこのところは、60年を超す経験であり、
さまざまなノウハウ、そして人的ネットワークのお陰で、
その若い頃と違って、意外に山登りが上手くなったような気がする。
これが、これまでのたくさんの山を前にして
逃げずにしっかりチャレンジして来たことからなのかもしれない。
(よかったよかった)

人生は長~い。62歳までは、いつの間にか来てしまったように思うが、
やっぱり長丁場。
だから、目の前の山からは逃げずに登り、
この“リスク回避力”を自分の中にしっかり蓄積しないことには、
いい“自分の人生の山”は登り切れないということ。

まさに人生、“挑めばチャンス、逃げればピンチ”。

さて、この“ワイナリー構想”の山をどう登るか。
そして、また次なる山は目の前に現われるはず。
なぜか62歳にして、まだまだワクワクする。

応援してねぇ~。

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北海道・十勝での“ワイナリー構想”は、 これまでとはちょっと違う山

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さて、この“ワイナリー構想”の山をどう登るか

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準備がなくても求めていなくても山は出現するのだ

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"リスク回避力"を高めてチャレンジを意味あるものにしよう!

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中島セイジ、62歳。チャレンジするからワクワクする1

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シナジースペシャル

01/23
2017

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“リスク回避力”こそが人間力に!

その18歳の少年は、渋谷の歩道橋を何往復もし、
ビクビクしながら今日の宿泊場所を探していた。
東京の友人を訪ねたものの、当人は引っ越しており、
宿のあてがなくなってしまったのだ。
なんとか交番の助けを借りて、宿を見つけたのだった…。

実はこれ、44年前の私のこと。(なんと!)
今では渋谷を堂々と歩くどころか、
道玄坂で早朝のごみ拾いまでしている。
なぜここまで堂々とできるようになったのか、
当時と今の違いはなんだろうか?

思えばこの44年間、実にさまざまな体験をしてきた。

若い頃は、なかなかハードなことも多かった。
理不尽な理由で訴えられたときには弁護士を雇い、
最終的には高等裁判所の被告という立場も経験させてもらった。
(もちろん、勝つこととなるわけだが…)
株に詳しくなかった頃には、
仕事関係の人から投資の話を持ち掛けられ、
100万円余りの現金を持ち逃げされる詐欺にもあった。
会社の運営が軌道に乗ってから、
会社を大きくするため優秀な人材が必要だ!
と始めた中途採用でも昔は色々な目にあった…。

そう、44年間のこうした経験とそれに対処するノウハウ、
そして人とのネットワークが今の私には備わっているのだ。

そして、ビジ達でご紹介した『善の循環』や
『海賊とよばれた男』など、苦難にあいながらも、
それらを突破し成長していった
経営者たちを描いた書籍を読み気づいたことがある。

彼ら偉大な経営者たちは、
次々とチャレンジすることによって、
多種多様なリスクへの対処や回避の仕方を自分のものにしていった。
すなわち“リスク回避力”を備えていったということ。

中島流として“リスク回避力”の要素を整理すると
以下の7つになる。
「リスク回避力 7つのファクター」
1.人を観る目がある
2.危険・危機を察知できる
3.対処・手立てがわかる
4.引き返す勇気がある
5.人的ネットワークが充実している
6.リーダーシップがある
7.大局が見れる

いずれも色々な経験やチャレンジによって身につくもので、
この“リスク回避力”を持つ経営者たちは、
今まで築いてきた人とのつながりによって
リスクをより回避できるということになる。

すなわち、究極の“リスク回避力”とは、
人間力や成長力につながるのだ。
もしかしたら、長期的に見て成功するかどうかは、
この人間力であり、“リスク回避力”
にかかっているのかもしれない。

これからの不確実性の時代にこそ、
“リスク回避力”は重要になってくるだろう。
私も究極の“リスク回避力”を目指し、
人間力を高めていきたい!

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“リスク回避力”はさまざまなチャレンジで得られる

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“リスク回避力”の要素を整理すると 7つのファクターに

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『善の循環』の主人公であるYKKの吉田氏も苦難を突破し、成長していった

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