これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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モバイルショット

02/03
2014

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“犬も歩けば、棒に当たる”

“犬も歩けば、棒に当たる”
これはよく耳にする諺。

“スマホで歩けば、人に当たる”
これはこのところ目にする光景。

当然だが、似てはいるがその意味は
かなり違う。

先日も前方からの歩きスマホの若者を確認し、
自転車を停車。

それでも若者は気づかず前進し、
私の自転車に当たることに。
オイオイ…。

とにかく駅も、歩道も“歩きスマホ”だらけ。
危険は向かうからやってくるのだ。

いやいや、今回はこんな“歩きスマホ”の
注意喚起をしたいのではなく、
本来の“犬も歩けば、棒に当たる”について
改めて共感したという話。

先日も紹介した、陸前高田の
被災地支援ツアーへの同行。

そこには、たくさんの出会いとリアリティのある情報があった。
そして、子供たちの無邪気な笑顔には感動をもらえた。

そして、今月19日に予定されている掃除の記念大会への協力。
そこではプロ棋士の羽生善治氏、作家の山本一力氏、
北原照久氏への取材が事前にあり、
思わぬいいお話をたくさん聴かせてもらった。

また、所属している会(ニュービジネス協議会など)の
ちょっとしたイベントにも、
どうにか時間を調整して参加してみると、
新しい出会いがあったり、面白い情報に出会えたりするのだ。

「犬も歩けば、棒に当たる」。
言い方を変えれば、“犬も歩かなくては、棒にも当たらない”
ということ。

自分で機会をつくらなくては、
新しい出会いもないし、チャンスも幸運も巡ってこないのだ。

毎朝の街頭清掃でも、道案内をすることがあったり出会いも多い。
そのつど、いろいろなことに気づかされている。

昔、野良犬たちは行く先で人々に
棒で追い払われたことから、この諺はきているという。

じゃ、歩くと災難がやってくるってこと?
もちろん、その意味もあるが…。
その事によって犬は、この人は棒で追う人か、
それとも優しくしてくれる人か、
人を見る目が育ぐまれていったとか…?

すなわち、幸運が来ようが災難が来ようが、
行動を起こせばいろいろな出会いがあったり、
学びがあるということだ。

さて、今日も何かの棒に当たりに行こうっと!

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お父さんも

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ハチ公も棒に当たるのか?

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チャンスをつかみに歩く!当たる!

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羽生さん

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シナジースペシャル

02/03
2014

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言霊(ことだま)はシナジーをつくる

「頑張って育ってね」
「おっ、今日は元気がいいね」

そう、林檎の木に話しかけるのは
「奇跡のリンゴ」でおなじみの木村秋則氏。
木村氏曰く、
このように木に声をかけるだけで
木の成長に大きな違いが出るという。

それは、まだ一度も林檎の木が花を咲かなかった頃。
木村氏は、なかなか花を咲かせない
林檎の木たちに、
「どうすれば花を咲かせてくれるの?」
「今までつらい思いをさせてごめんねぇ」
などと声をかけていったという。
すると、声をかけた木のほとんどが
花を咲かせてくれたという。

そして、意図的に
1本の林檎の木だけに声をかけず、様子を見た。
すると、周りで次々とリンゴが実っていく中、
その木だけはリンゴを実らせなかったという
驚きの結果を得た。

しかし翌年、この経験から、
木村氏は林檎の木だけではなく、
畑の野菜や他の植物にも
積極的に声をかけるようになったという。

以前から私は言霊という
存在があると思ってはいたが、
この木村氏の話を聞いて、
言葉に宿ると信じられた
霊的な存在“言霊(ことだま)”は
本当にあるのだと確信した。

また、木村氏は化学肥料を使わない、
無農薬の自然栽培の実践者。
そんな木村氏は、
「無農薬栽培では、自分の眼と手、
そして会話が肥料であり農薬である」
とも語っていた。

そういえば、私の家の出窓には
4年以上連れ添っているシクラメンの鉢がある。
毎年たくさんの花をつけてくれるのだ
(すご~いでしょ!)。

その度に私は、「お前、すごいなぁ」と声をかける。
これも言葉の力の作用があるように思えてならない
(もちろん、日頃のお世話と
出窓の日当たりの良さもあると思うけどね!)。

声をかけた植物たちが成長して
木村氏を驚かせたように、
言葉は、かけられた側だけではなく、
声をかけた側にもいい影響を与えるはず。

それはビジネスにおいても
同様ではないだろうか。

人との関わりの中で相手に良い言葉をかけると、
相手との間にシナジーが生まれ、
それが相乗効果となって
自分にもよい結果をもたらすのだ。

そんな木村氏の話を聞きながら、
自分の会社のスタッフのことをふと思い出す。
これからはもっとスタッフたちにも
声をかけていこうっと!
(と、心のなかで反省…)

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無農薬栽培の秘訣は“言霊”!

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植物ともコミュニケーションが大切。

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今年も元気に咲いてくれた!

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はなまるア・ラ・カルト

02/03
2014

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五代目当主、生き方の真髄

「夏場は4時起き、
冬場も5時に起きてうなぎを割いている。
やらないと腕が落ちる怖さがあって…」

江戸時代に創業した
老舗うなぎ屋・野田岩の五代目当主である
金本兼次郎(かねもとかねじろう)氏は、
なんと86歳!

先にも紹介したように、
当主として常にそのワザを保つために、
毎朝5時に起きて仕込みをしている。

そして、野田岩ならではの味を保つために、
未だに自らうなぎを焼いているという。

今から40年前には既にパリへ出向き、
フランスの伝統文化に触れ、
和食の店としてはどこよりも早く
ワインとうなぎとのコラボレーションを実現。

車もオースチンやオペルなど、
左ハンドルの車にしか乗らないという。

趣味である登山では、
80歳の時にヒマラヤの高峰に登頂し、
昨年末にも2度目の登頂に挑戦したのだ。

また時々、
「寒くないんですか?」と、

信号待ちをしていると、
見知らぬ人にこう声をかけられるそうだが、
それもそのはず。

足元は、冬場も裸足に雪駄ばきなのだ。
そんな質問に、金本氏は「顔と同じだよ」
なんて江戸っ子らしい粋な返しをするという。

私たちが想像するいわゆる
老舗の当主“だんな衆”とは、
かなり違うタイプの金本氏。
しかし、それが長年愛され続ける
「野田岩」として成長させてきた
秘訣なのではないだろうか。

それにしても予想を上回る
元気でハイカラな86歳。
この金本氏の仕事以外への行動力と追求心が、
野田岩の「幅」と「奥行き」に
つながっているということだ。

まさに、
ここに金本氏の生き方の真髄がある。

様々なことにチャレンジし、
冒険し、追求する。
多くの方から選ばれる
野田岩の味やサービスの根本は、
実はそんな当主の生き方に
あるのかもしれない。

「人生をどう楽しく生きるか。
楽しむためには遊ばないとわからない。
遊ぶと何かがついてくる。
何かに気づくことができる。」

このように語る86歳の
金本氏の目は輝いているのだ。
いわゆる遊びも仕事も、
お店や己を保つために日頃から鍛錬を続ける。
それが、金本氏が70年を超える
職人生活の中で到達した
答えなのかもしれない。

2/9、16は、
そんな金本氏の粋な話に
是非とも耳を傾けてほしい。

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InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝 6時から好評放送中!
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守り続けられた伝統の味

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野田岩の選ばれる秘訣とは!?

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江戸っ子の粋な生き方を実践

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人生を楽しむには遊ぶことも大切!

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選ばれる仕事道

02/03
2014

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八木澤商店の「君子、時中す」

陸前高田市で醸造業を営んでいた、八木澤商店。
東日本大震災では、工場から事務所、
店舗のすべてを流失した。

一時は一関市に仮設オフィスを構えていたが、
2012年には、陸前高田市にある
建物を改装して本社屋に。
そして、工場も昨年末に無事竣工した。

河野 和義(こうの かずよし)会長と、
ご子息である通洋(みちひろ)社長は、
「2013年中にどうにか
ビジネスとして成立させられれば…」
と語っていたが、いろいろな協力も得られ、
予定よりも早く再稼働を実現させられたという。

陸前高田は震災で甚大な被害を受け、
復興まではまだまだと思える地域。

しかし八木澤商店は、
「地元でもう一度ビジネスを展開したい。
そして活気ある陸前高田を復興させたい」
という力強い思いを胸に、
自らリーダーシップをとることを決意した!

そして自分たちの会社の復興だけではなく、
地域の雇用を支える街づくりも
展開するべく設立したのが
「なつかしい未来創造株式会社」。

それは、人々が共感する事業をたくさん生み出し、
みんなが笑顔になれる地域をつくる。
そして50社の設立と500人の雇用を目指し、
新たな“陸前高田”をつくっていくのだというものだ。

そこには、八木澤商店の前向きな姿勢に感化され、
1人また1人と、復興に向けた一歩を
踏み出す人たちが参画している。

まだ時間はかかるが、
彼らは決して希望を忘れず、
多くの人たちが行き交う新たな街を
頭の中に明確に描いているのだ。

被災地の人たちの前向きな姿を見ると、
もしかしたら都会に住む私たちの方が
元気がないのでは? と思わされる。

河野会長と社長の姿を見て
思い浮かべた言葉が、「君子、時中す」。
君子とは、人格者や人の上に立つ人のことを指す。

立派なリーダーは、そのときその場に
ふさわしい手を打ち、あらゆる矛盾や
相克を克服してどこまでも
進歩・向上していくということなのだ。

そしてさらに、前に進もうとする
エネルギーに引き寄せられて、
多くの人が支援に加わる。

陸前高田は、客観的に見ると
ブレイクスルーするには
まだまだの環境だろう。

しかし、たとえ一歩ずつでも、
前を向いて歩もうとしたときに、
多くの人が相乗効果を生み出し、
物事が好転することに改めて気づかされた。

私たちは被災地に比べれば、
まだ恵まれた環境でビジネスを
展開できるわけで…。

だからこそ、もっとリキを入れて
“君子、時中す”を徹底しなければ!

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再出発する八木澤商店

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着実に一歩を踏み出している

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陸前高田の味を支えてきた

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親子で力を合わせる会長・社長

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選ばれるビジネス

02/03
2014

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東北「福幸(ふっこう)」パンプロジェクト

“復興”ではなく、福に幸せと書いて“ふっこう”と読ませる。
これは、大手デパートの高島屋と、ビジ達でもおなじみの
株式会社パン・アキモトが共同で企画したプロジェクトだ
(正しくは『東北「福幸」パンの缶詰プロジェクト』という)。

その中身は、高島屋の通信販売限定で発売された
13缶セットのパンの缶詰。価格は5,985円だ。
通常のパンの缶詰セットとの違いは、
13缶のうち12缶は自宅の備蓄用、
残りの1缶が東北の被災地へ届けられるという点。
備蓄をしながら、被災地復興の支援活動に参加できるのだ
(私も先日、陸前高田に届けに同行してきた!)。

当初社内では、200セット売れればいい方だと言われていたにも関わらず、
なんと4,000セットを超える売り上げを達成した
大ヒット商品になっているそうだ。
数ある支援活動の中でも、成功事例と言えるだろう。

この支援活動の特徴から思い起こすと、
いくつかのボランティアプロジェクトが思い浮かんだ。
まずひとつは、「TABLE FOR TWO」である。
それは、カロリーを抑えた栄養バランスのよいメニューを
社員食堂などで提供。その1食分の金額のうち、
アフリカの給食の1食分の金額にあたる20円が寄付されるというものだ。

もうひとつが、初めから1ピース分足りない
ホールケーキを通常の価格で販売。
その1ピース分の金額がアフリカの子ども達に寄付されるという、
「ラブケーキプロジェクト」もある。

これらの支援プロジェクトの成功例を中島流に考察すると、
どのプロジェクトも“四方良し”だということに気づく。

支援する人は自分のために購入しながら支援もできる。
そして、販売する側もメーカーも
たくさん売れれば当然利益にもつながるし、
それほどの労力も必要としない。
もちろん、支援を受ける人たちは、
多くの人たちの気持ちももらえ、うれしいわけだ。

イエローハットの創業者である鍵山相談役がよくこんな言葉を口にする。
「1人の100歩より100人の1歩」。
つまり、1人のたくさんの努力よりも、
100人の少しの努力のほうが1人の負担は少ないし、
今後に相乗効果が期待できるということ。

まさに先に紹介した3つのプロジェクトは、
これに当てはまるのではないだろうか。

1人ではできることが限られていても、
多くの人が少しずつ力を合わせることで、大きなことを成せる。
さらに、それに関わるみんなに相乗効果がある。
これは、これからの支援活動、ひいてはビジネスなど、
いろいろなところに応用できる考え方ではないだろうか。

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支援する側もされる側もうれしそう!

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子どもも喜んでくれた!

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プロジェクトの様子が新聞にも!

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あなたも始めてみませんか?

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