これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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10/06
2014

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“市場規模”にだまされるな!

国内ゲーム市場は4,939億6,000万円で微減。
食品宅配市場は1兆5,844億円で宅配ニーズは高まっているよう。
ブライダル市場は2兆7,480億円で景気回復の遅れや
雇用不安が影響していると…
ソーシャルメディア市場は、2,005億円で
もっと規模は拡大すると予測されているけど…

ところで、今回のあなたの新規事業計画の市場規模は?
「……。」
市場規模がわからないでの事業計画は、
かなり無謀な計画だし、その可能性は
非常に低いと思われても…

なんて“ありきたりのコンサルタント”は言うんだろうねェ~。

先日、海外に日本の農機具を販売する若い経営者
(旺方トレーディング 幸田社長)と話をする機会があった。
「まずは、数十台の農機具をエジプトに
送ってくれって言うんですよ。
売れたらお金を払うと…いろいろと迷いましたが、
ここはその可能性に賭けてみようと決断しました」という。

彼が決断した時点では、
市場規模など存在しないといっていい。
過去の実績もほとんどないのだ。

ところが、それから10年。
80ヵ国を超える国々に農機具を輸出しているという。
まさに新たな市場がつくられていったのだ。

このところビジ達でよく登場する
耕作放棄地の有効活用を事業化する
“マイファーム(西辻社長)”。

いくらで土地を借り受け、どう貸すか?
それまでほとんど事例はなかっただろう。
そこに市場規模など計算できるはずもない。

でも、西辻社長はその売上げをどんどん伸ばしている。

さて、本当に“市場規模”は重要なのか?
それは、既に存在する業界に参入するときだけなのでは?
(中島的には、社会性ではなく、経済性だけでの参入と呼ぶ)

いまの時代背景は、新たなビジネスが
たくさん生まれてくるとき。
いや、生み出さなくてはならないときなのだ。

経済性を求めてだけの“市場規模”なんて
言っていては、新しいビジネスなんて生まれて来ない。

いろんなところに解決しなければならない
社会問題はたくさんある。
いろいろなニーズも新たに生まれてきている。

そこにビジネスの可能性がたくさんあるということ。
“ありきたりのコンサルタント”の
言葉にごまかされないよう自分を信じて
突き進もうではないか!!

けっこう、もっともらしく語る
“ありきたりのコンサルタント”が多いからねぇ~。

私!?“ありきたり”ではないと思うけど…
果たして…

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マイファームの西辻社長

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旺方トレーディングの幸田社長

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Mr.セイージはありきたりではありません

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シナジースペシャル

10/06
2014

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熊野三山、神々の体験

先日、経営者仲間と
「三尺三寸箸会議」のリトリートとして、
熊野出身の主催者(山本社長)が案内する形で
熊野三山と玉置神社を訪れた。

熊野三山とは、知っての通り(?)
熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社3つの神社の総称。
一通りまわったが、その中でも目を惹いたのは、熊野那智大社だ。

そこから見える「那智の滝」は荘厳で、
最上部から滝壺まで133mもある。
その高さは、一段の滝としては日本一の落差を誇るという。

せっかくだからと、滝壺の近くまで足を運んだ。
すると、遥か上空から水流が注がれることで発生した霧と、
風が辺りを包み、特別な空気を醸し出していた
(どこか神々のエナジーを感ずるのだ)。

その光景を10分~15分近く見ていたのだが、
不思議と飽きることがなく、
むしろ、見れば見る程集中力が研ぎ澄まされていく気分だった。

那智大社では、こうした神々の体験を経営者仲間と共有することができた
(こうして話すと那智大社には滝しかなく思われるかもしれないが、
段を上っていくと立派な社もある)。

日本の中心・発祥とまで言われる熊野の神々の力に触れる時間が、
自分の中で「ここが日本のベースなんだ」という思いを湧かせた。

そして、神々の体験のフィナーレは「玉置神社」。
実は「玉置神社」は二度目の体験。
玉置山の9合目にあるのだが、
この周辺一帯がパワースポットなのだ。

1000年を超す木々が立ち並ぶこともあり、
とにかく私たち人間が自然の中で
生かされている存在であることを気づかせてくれた。

今回は、経営者仲間と一緒に行ったことで、
互いに、巡った地についてどう感触を得たのかという会話ができ、
これまで以上の収穫を得ることができたのだ。
まさに相乗効果。

そして、今回の主催者が熊野出身で、
この地の歴史に造詣が深く、
その地の価値を理解してもらおうと努めてくれたことも大きい。

だからこそ、私たちは「日本の神々」の奥行を感じ、
「日本」という国のかけがえの無さを再認識できたのかもしれない。

熊野三山巡り。まさにこれこそ神々の体験?

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玉置神社の社

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玉置神社への道中、記念撮影

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熊野本宮大社

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Mr.セイージも同行

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Mr.セイージも神々の体験

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ファインスピリッツキーワード

10/06
2014

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“里山主義”

『里山資本主義 日本経済は
「安心の原理」で動く』
という本が注目されている。

これは、日本の過疎地域と
呼ばれる場所で行われている、
自然資源の活用による
経済回復と問題解決の方法を、
事例を挙げて紹介しているものだ。

この本のタイトルにもある
「里山資本主義」とは、
お金の循環がすべてを決するという
「マネー資本主義」に、
お金に依存しない
「里山主義」という考えを取り入れたもの。

私が注目するのはこの
「里山主義(この言い方は誰も
していないようだけど…)」だ。

「里山主義」の特徴は、
人が住んでいる地域にある
山や海などの自然資源を、
大事に育てながら地域経済に
循環させるという考え方。
また、そのための
日本独自の知恵と技術だ。

これにより、
自然の再生サイクルに寄り添う生活になり、
山や海の保全や、
自然からの恩恵を主とした
生活にもつながるのだ。

自然と共に生き、
お金ではない「豊かさ」を手に入れる。
この「マネー資本主義」とは
正反対の考えだと言える「里山主義」は、
目先の利益ばかりを求める現代において、
重要視されるべき価値観なのではないだろうか。

自然と寄り添う生活といえば、
ビジ達でも紹介したビジネスの中にも、
「里山主義」を実践しているところが多い。

たとえば、民間経営の農産物直売所である
産直市場グリーンファーム。

直売店の棚(?)には、
生産者によって収穫された、
野菜やきのこなどの
里山の幸がずらりと並んでいる
(夏にはカブトムシも並ぶ!)。
新鮮な旬の幸のために、地域の人にかぎらず、
都会からも足を運ぶ人がいるという。

また、年輩の生産者は、
自分たちが手間暇かけた産物で喜ぶ人々を見て、
より生産作業に活気が出たという。
すなわち、高齢化に悩む地域の
活性化にもつながっているということ。

また、耕作放棄地の
再生ビジネスを展開している
マイファームにも
里山主義が流れているといえる。

都会の人達を対象に行っている農業体験は、
里山体験ビジネスとも
言えるのではないだろうか。

そして、この活動を通して
農学への興味や知識を伝えることで、
日本の農業と人々の生活を
より近づけることができるのだ。

そして、雑誌「自遊人」が運営する
旅館「里山十帖」では、
オーガニックをテーマとした、
美味しく豊かな“里山”を実体験できる。

古民家で過ごす時間や、
地域の自然の幸を使った料理などで、
自然と寄り添う
里山体験を提供しているのだ。

このように、「里山主義」の価値観は、
いまやさまざまな企業でも
取り入れられつつある。
その地域の人と自然とが共存しあう生活は、
人と地球の本来のあり方であり、
「マネー資本主義」では手に入れられない
豊かさでもあるだろう。

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key (1)

里山ビジネスで相乗効果!

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自遊人から“里山”を発信

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農業体験で“里山”体験!

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選ばれるビジネス

10/06
2014

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“赤福”の道のり

う、うま~~~~~~~~~い!!!

五十鈴川のせせらぎを聞きながら、
座敷で3切れのあんころ餅をほおばる。
さすがに御膝元での赤福餅はおいしい。
そう、三重県は伊勢市にある赤福本店に久々に立ち寄ったのだ。

その昔、弊社では金融機関の月刊情報誌を制作しており、
(1999年からスタートし、11年間継続した!)
発刊1年目に企業インタビューとして
赤福を取材させてもらったのだ。
はるばる伊勢へ赴き、あの時もこうやって
座敷で赤福餅をほおばった記憶が…。

赤福は老舗和菓子ブランドとして知れ渡っているが、
その長い歴史を振り返ってみると
さまざまな紆余曲折があったという。

赤福は創業300年以上
(創業の1707年にはなんと富士山が噴火!)。
たとえば戦中と戦後の約10年間は、
物資不足で小豆やもち米、砂糖が手に入らず、
やむなくのれんを下ろした。
しかし、いつ営業を再開できるか分からなくても、
従業員には給金を払っていたそうだ。

そして、2007年の消費期限および製造日、原材料表示偽装事件は
記憶に新しい方も多いだろう。
また、このところ社長交代でも一悶着あったとか…。

私個人の意見ではあるが、長く続けば企業は
一度や二度は寄り道をしてしまうものだろう
(私も30数年間経営に携わる中で、
 つい目先を追ったビジネスに寄っていったこともある…)。
重要なのは、壁にぶつかっても立ち直り、
本来のその企業らしい商売をしていくことではないだろうか。

たとえ自分たちで蒔いた種で
大変な状況に追いやられたとしても、
赤福は復活を遂げようと努力しているところがいい
(時間は必要だろうが…)。
中には、一度壁にぶつかったら
そのまま傾いてしまう企業もたくさんあるのだから。

こうした老舗企業が紆余曲折を経ながらも
今日まで継続してきたのは、
やはり“先義後利”がキーワードとなるのではないだろうか。

目先の利益よりも、人としてあるべき道を優先する
“先義後利”を徹底することで、
多くのお客さまから長く愛され、
大変な時には周りの人が支えてくれるということ。

おいしそうに赤福餅をほおばる
たくさんのお客さまの姿を見ると、
そんなことを実感するのだ。


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多くの人で賑わう赤福本店

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Mr.セイージもご満悦!

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はなまるア・ラ・カルト

10/06
2014

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北海道の“里山体験”

ワーイ、ラフティング!
ついにラフティング初体験。

そう、この夏、十勝川で私はラフティングを体験してきたのだ。
ラフティングというのは、ゴムボート
(これをラフトと呼ぶらしい!)にのって
急流下りをする、自然を利用した遊びだ。

しかし当日、行ってみたら
インストラクターの人がこんなことを言うではないか。

「皆さん、朗報です。
今日は昨日の雨で川が増水しています。
いつもの2倍は水量がありますよ!」
エーッ、そんなこと言われても…(危険じゃないの?)。

ところが、始まってみたら
これが本当に「朗報」だったのだ。
増水しているおかげで川の流れが速く、
ものすごいスリルを体験できた。

私は十勝川を見ながら育った
北海道の人間なのだが、上流とは言え、
十勝川にこんな速い流れがあるなんて! と驚いたほど。

インストラクターに加え、7、8人で
ボートに乗ったのだが、二往復する間に
半分くらいの人は川に落っこちただろうか。

もちろん、落ちても安全な装備はしているし、
「落ち方」まで教わっているので、危険なことはない。
インストラクターの方が責任を持って対処してくれるのだ。

それでも大変なスリルと興奮で、
非常に楽しむことができた。
北海道の大自然を利用した、
里山ならではの遊び方だと言えるだろう。

北海道での遊びと言えば、
これまでもいろいろな体験をしてきた。

自然を利用した村の中でのアトラクション
(千葉のターザニアのように、
大自然のなかでのびのびと体を動かせる!)や、
冬の森での乗馬体験、凍った湖を見ながらの露天風呂など、
北海道ならではの楽しみは色々とある。

「十勝千年の森」
(まだ10年くらいしか経っていないが…)で私が体験した
セグウェイでの散策なども、
豊かな自然を利用したアクティビティーだ。

こうした自然=里山を利用した体験型ビジネスは、
全国各地に散らばっている。

そして、それらの経営をする人たちは里山を活かし、
長く楽しんでもらおうといろいろな努力をしている。
私たちにできることは、
それを気持ちよく利用し、楽しむことだ。
もちろん自然を守るためのマナーは必須!

里山体験ビジネスを企画運営することで、
里山は程よく整備され、良い状態を保ちやすくなる。
そして、私たちは里山体験をすることで、
その土地ならではの自然を楽しむことができる。
すなわち、里山の価値も理解することができるのだ。

このような関係が長く続く
=サステイナブルな関係を築くことで、
日本の美しい里山が保たれていくのだ。

里山を体験しよう。
もっともっと日本の良さを体験しよう。
そして、この美しい里山を次の世代にも引き継ごうではないか。

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落ちても大丈夫!

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同じボートに乗った人たちと盛り上がる!

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大迫力の急流だった

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そういえば冬の乗馬体験も…

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