これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01/05
2015

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新年特別号 大きな意味を持つ2015年に期待!

新年あけましておめでとうございます。
21世紀も15年目です。早い!
私も生を受けて丸60年です。まだまだ若い!?
そしてこのビジネスの達人も、
13年目に入りました。スゴ!


「量は質に転化する」を信じて、
これからも継続します。
ビジ達共々、ナカジマも!
今年もよろしくお願いします。



さて、今年のテーマといえば“里山ビジネス”だ。
近頃、巷で起きているこんな現象。

なぜ迷ってしまうような山の中にある、
レストラン&ワイナリーに人が集まるのか!?
なぜ、街中でも民家レストランが流行るのか!?
なぜ、田舎にある、駅から遠い
不便な直売所に人が集まるのか!?
なぜ、富士山や高尾山に多くの人たちが登るのか!?
なぜ、クルマが売れなくなったのか!?

そう、2015年を中心にさまざまな面での
価値観が変わろうとしているのだ。
いまだにモノを欲しがる人、
お金ばかり追いかける人はいるけれど、
それは過ぎ去る時代にしがみついている人。
すなわち、その人たちは、次なる時代に
乗り遅れている人ということ。

昨年末も語っていたが、
今“パラダイムシフト75”の転換期として、
その流れは“経済効率”から
“ヒューマン効率”へ移行しようとしている。

戦争に突入した1940年頃が、ひとつ前の転換期。
それから、丁度75年を経た今年が2015年。
つまり、これまでの経済優先の社会から、
もっと人間本来の流れに基づいた社会へと
移行が始まっているのだ。

ここで私の役割!
それは、次なる時代に求められる
ビジネスのあり方を追求すると共に、発信すること。
インターFMの『BUSINESS LAB.』を通じて。
さまざまな講演会やセミナーを通して。
そして、このビジ達を通して…。

だから、これから注目されるビジネスや
必要な価値観をどんどん発信していく。
乞う、ご期待!

 
結果より“プロセス”、モノより“トキ”。

そこで、私たちに与えられている“時間”に着目!
人にとっての時間、すなわち何かに向けての
さまざまなトキでありプロセスにこそ、
人間としての存在理由があるように思えてならないのだ。

ついつい目先の利益ばかりを求めすぎてしまうと、
ビジネスは人間本来の存在理由を
脅かすような結果になってしまう。
すなわち、私たち人間は本末転倒に
ならないようにしないと、
人類の存在自体が揺らいでしまうということ。

60歳からの私の役割は、これまでの60年間より
大きな意味を持っている気がするのだ。
すなわち、これまでは“プロセス”だったというわけ。
さて、60歳のバースデイは、
どんな人とどんな夜を過ごそうか…。
うふふふふ。

えっ! すでにその日の夜には
「石門心学・実践講座」が入っているって…!?
うんうん、私らしい還暦のバースデイだこと…f^_^;)

 

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選ばれるビジネス

01/05
2015

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“やりたいこと”の仕事旅行

「この仕事は面白いですか?」と私が問いかけると、
「好きでやり始めた仕事ですから、楽しいですよ」。

そんな風に語ってくれたのは、
今話題の「仕事旅行」で事業展開をしている田中翼社長だ。

「仕事旅行」とは、株式会社仕事旅行社が提供する、
“旅”と称してさまざまな職場(仕事)を
体験できるサービスのこと。

用意されている旅の内容は、
機会がなければなかなか体験できないようなものばかり。
メンタルトレーナーになる旅、探偵になる旅、
作詞家になる旅…(神主になる旅まであったのはびっくり)。
こんなに幅広い職を体験できることは、
仕事旅行の最大の魅力なんだろうねぇ。

仕事旅行が誕生したきっかけは、
田中社長がサラリーマンだった頃にさかのぼる。
ひょんなことから、ある会社を見学する機会があったそうだ。

そこには、自分がこれまで“仕事”に対して
抱いていた価値観とは違う世界が広がっていた。
自分がやりたい仕事に生き生きと
取り組む人たちの姿を見て感動してしまったという。

考えてみると多くの人たちが、
生活のために仕事を選んでしまっている状況だ。

だが、どうせなら好きなことを仕事にしてみたい!
本当は自分もいろいろと職業体験してみたい!

そんな思いから、「転職を考えている人」や
「やりたいことをするために悩んでいる人」の
きっかけ作りとなる「仕事旅行」に行き着いたという。

うーん、すばらしいアイデアをカタチにする
この行動力に拍手したい!

このお話を伺いながら、
私の頭の中に強く残ったキーワードは、
やはり“好きだから”。

生活するために妥協していまの職に就いていたのでは、
ストレスも溜まるし、何よりも“やりがい”が少ないだろう。
そんな状態の人に、仕事旅行は
新たなチャレンジをする場を与えてくれるのだ。

定年退職するまでに、人は平均で
40年以上も働くだろう(今後はもっと年月が増えるかも…?)
だからこそ、しっかり働き続けられる理由を
自分で作り出し、選ぶことが大切なのではないか。

ある情報誌には、「仕事旅行」のことを
“大人のキッザニア”と紹介していたという。
わくわくしながら、やってみたかった職業体験ができるのは、
やはり大人でも楽しいものなのだ。

そう、やっぱりビジネスの原点は
「好き」「楽しい」「やりがい」!
そのシンプルな気持ちを忘れないことが、
“選ばれるビジネス”につながっていくのだろう。

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仕事旅行社のハンドブック

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仕事旅行の丁寧な説明

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目からウロコのおすすめ本

01/05
2015

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『里山ビジネス』 玉村豊男著

北海道の芽室の大自然の中で育った私には、
昔から里山が馴染み深いものだった。
今でこそ新宿区に会社を構えているが、
私の原点はあの里山にある風景だ。

そして2014年の海外研修ツアーで訪れた、
エジンバラのクレイジンズファームでは、
理想的な“6次産業”を目の当たりにした。

大手流通に頼らず、その地域や人のための
農業を確立している。
そうだ! 地域とともに生きることこそ、
これからの日本が目指すべきものだ!

…と思った私は、さっそくこれを
中島流『里山ビジネス』と命名。
ふと思いついて検索をかけてみたら、
エエーーッ? 全く同じタイトルの本がある!!

それが、今回ご紹介する「里山ビジネス」なのだ。

著者の玉村豊男氏は、
カラダを壊したことを機に長野の里山に引っ越した。
畑をやりながら、静かに暮らしたい。
そう思ったのがきっかけなので、
始めは隠遁的な生活が目的だったという。

しかし、今ではワイナリーとレストランを経営し、
年間4万人もの人たちが訪れるところになっている。
玉村氏は一体どのようにして、
多くの人から選ばれるビジネスを実現できたのだろうか?

実は、玉村氏は儲けようとしてワイナリーを始めたわけではないのだ。

里山の環境を生かしたうえで、
夫婦二人が食べていける手段として考えたものだという。
奥さんと二人で生活できれば良いのだから、
当然儲けは度外視してのスタート。

しかし、地域に根付いた「里山ビジネス」によって
じわじわとお客様を増やしていったのだ。

日本本来の、自然の恵みを活かした農業。
そして、その収穫物を地元で味わえるレストラン。
玉村氏の作るワインや、レストランの料理が美味しいことはもちろんだが、
こうしたスタイル自体が支持されたとも言えるだろう。

一方で、都会で売られている野菜の多くは
農薬をばらまき、大量に生産して大手流通に乗せたものだ。

現代日本の病理の一端は、
こうした農業の構造が担っているのでは?

それに対する有効な処方箋が、この「里山ビジネス」!
地域社会に根付いた農業と、それを活かしたビジネスだ。

私の考えていたことを改めて裏付けてくれたこの本は、
これからの日本社会にとっても意味のある新たな風となるだろう。

いや~とにかく“里山”はこれからの社会の
重要なキーワードになることは間違いない!

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ズバリこれだ!

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シナジースペシャル

01/05
2015

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先取りシナジー効果の到来

祝! 先取り19年!

何が19年かというと、私が主催する
年1回の経営者たちと行く海外研修ツアーのこと。

様々な国や地域を実際に訪問し、
日本だけでは得られない、
社会システムやビジネスを「先取り」して、
見て・聞いて・体験しているのだ。

もちろん、海外研修で得た情報の中には
すぐ役に立つ情報も多いが、
それ以上に重視しているのは、
「先取り」としての情報だ。

これらを知ることで、目先だけでない、
俯瞰的視点でビジネスを捉えることができるのだ。

そういえば最近、様々な経営者たちとの会話の中で、
海外研修で経験したことを話すことが多くなっていた。
というのも、これまでの海外研修で得た情報が、
今のビジネスにいろいろな角度で役に立っているからだ。

例えば、廃棄物のリサイクルや処理事業を行っている
石坂産業株式会社の石坂典子社長とお会いした時のこと。

そこで私が話題に上げたのが、
10年前に海外研修で視察した
ドイツのBMW(ビー・エム・ダブリュー株式会社)
のリサイクル工場の話。

車の解体過程で取り外された
高価値部品を再利用するシステムや、
現場の工程についての話は、
石坂社長にも興味を持ってもらうことができた。

また、石坂産業では
ビオトープ(生物生息空間)に取り組んでおり、
そこで得た発見や知識を、
豊かな自然環境を持続させるための
学習塾「くぬぎの森環境塾」の活動にも活かしている。

このビオトープも、当時のドイツ研修で訪れた小学校で、
すでに目にしていた。

いや~、やっぱり先に見て
体験しているということは意味がある。

他にも、4年ほど前にイタリアで体験したものの中に
“アグリツーリズム”がある。

ビジ達でも紹介した、レストラン「カルミネ」の
イタリア人オーナーシェフのカルミネ・コッツォリーノ氏。

カルミネ氏は、料理人として日本で約40年活躍してきたが、
次なるテーマは、日本人のための農業体験プロジェクト
「アグリツーリズム」なのだ。

私が実際にアグリツーリズムを体験していたこともあり、
カルミネ氏に協力できる展開となったのだ。

このように、過去19年の間に海外研修で
「先取り」として得た情報が、
これから求められるビジネスに活かされようとしているのだ。

また、これらの情報はただ知識として知っているのではなく、
実際に現地に足を運んで、見て・聞いて・体験している。
そのため、自身の経験としての厚みを持った情報として
発信・共有することができ、
より高い相乗効果を生み出すことにつながるのだ。

ちなみに、今年の海外研修は、
先にも紹介したカルミネ氏が、
イタリアでスタートしたという
「アグリツーリズム」を体験するツアーだ。
フィレンツェ郊外に体験用の施設があることもあり、
イタリアの歴史と文化も同時に体験できる企画となっている。
そして、この経験は必ず「先取り」として、
その先の日本の社会やビジネスに活用できること間違いないだろう。

今年は、その後に相乗効果をもたらせてくれる
“先取り”を実践してみてはいかがだろうか。

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クレイジングファームで農業体験!

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広大な自然を体感!

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イタリア流“食”ビジネスとは?

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情報も味も二度美味しい!

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選ばれる仕事道

01/05
2015

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石坂産業の“推し知る仕事道”

「推して知るべし」ということばがある。
細部を見れば、他の部分も容易に推察できるという意味だ。
例えばお店のトイレを見るだけで、
その店の考え方や状況を推し量ることができる。

このように、細部を見るだけで、
その“仕事道”ぶりを窺える仕事こそ、
“推して知る仕事道”=“推し知る仕事道”なのだ。

先日のビジ達「犬も歩けば里山に当たる」で
ご紹介した産業廃棄物処理の会社、
石坂産業は、まさにこの
“推し知る仕事道”を実践していた。

縁あって二代目社長・石坂典子氏(この方がとっても美人!)に、
石坂産業の産廃処理施設を
見学させていただく機会があった。
まずは産業廃棄物処理の会社イメージを裏切る、
全天候型の処理施設にビックリ!!
周辺に粉塵を撒き散らさないように
室内で行っているとのこと。

また、出入りするトラックのタイヤをも、
毎週清掃するシステムが備わっているのだ。
これも、施設外に迷惑をかけない配慮の一つ。

また、処理する機器は研究され、充実しているのだが、
ポイントは、手作業によって分別作業を行っているという点。
人の目と手がしっかり働いている現場なのだ。

見学者に対する気配りも万全で、
見学ルートは緑色に分けられ、
ガラス窓を通して工程作業を
見学できるよう工夫されている。

さらにおおっ!と思ったのは、
窓越しであろうと、気がつけばスタッフの方が
見学者に挨拶してくれること。
うーん、これはスゴイ!
(作業中なのに申し訳ないと思ってしまう)

一つひとつは小さなことかもしれないが、
こんな気配りができる会社のレベルは
まさに「推して知るべし」。

こうした姿勢が評価され、
石坂産業は経済産業省の
おもてなし企業選にも選出されている。

産業廃棄物処理の会社では異例のことだけに、
現在では注目度もぐっと高まり、
視察希望者が続出!

処理場を視察すれば、
この石坂産業という企業の姿勢を
ほとんど知ることができると言っても過言ではない。

一を聞いて十を知る、ではないが
「処理場の一を見て石坂産業を知る」。
“推して知る”=“推し知る仕事道”を
実践されている石坂産業は、
これからますます注目されていくに違いない。


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石坂産業の美人社長・石坂典子氏

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石坂産業敷地内風景

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処理中の風景

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石坂産業の全体写真

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洗浄を徹底!

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