これからの選ばれるビジネス!

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選ばれる仕事道

08/03
2015

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ラバーダックの仕事道

「わたしも何度か海外へ行った際には、
なかなかの吸引力を持っていたと思うけど…
しかし“ラバーダック”の吸引力には、
とてもじゃないけど敵わないなぁ」

多くの場所で活躍してきたMr.セイージ自ら(!?)
紹介してくれた、ラバーダック。
その名の通り、ゴム(=ラバー)のアヒルのことだ。

これは2007年にオランダ人アーティストである
フロレンティン・ホフマン氏によって制作された、
パブリックアート作品なのだが…。

よくお風呂の湯船に浮かんでいる、
黄色いアヒルを想像してもらいたい。
あのアヒルを、なんと12メートルもの大きさにしたものが、
今回お話させてもらう“ラバーダック”だ
(それぞれの国で制作されているため、
大きさや顔つきには違いがあるようだ) 。

実はこのラバーダック、世界中で大活躍しているそうだ。
この作品のコンセプトは、国境や人種に関係なく、
さまざまな人を癒し、喜ばせること。

作者の出身であるヨーロッパを始め、
南米、アジア、オセアニア、北米。
世界中の町の水辺で、その姿が披露されているのだ。

実際に子どもの頃、おもちゃのアヒルを
お風呂に浮かべたことがある人はもちろん、
映像や絵本でラバーダックの姿を知っている人も多いはず。
そしてなにより、マイナスのイメージを持つ人は少ないはず。
だからこそ、幸せや喜びの象徴として、あの黄色いアヒルを用いたそうだ。

わたしも自身をモチーフにした、
Mr.セイージという小さなぬいぐるみを各地に連れ立っている。
このMr.セイージでさえ、海外では思いがけない吸引力を発揮する。

「Oh! Looks like…(とても似ていますね)」
「What is this?(これ何ですか?)」

わたしを模したぬいぐるみのほうが、
わたしよりも注目の的になることが多いのだ。
その実体験をふまえてみると、
世界中を巡るラバーダックの吸引力は、絶大なのだろう。

日本でも2009年に大阪に登場し、一躍人気者となった。
そして今年、ついに東京にも訪れるかもしれない!
プロデューサーでありプランナーでもある
山名清隆氏とお話させていただく機会があったのだが、
その画策をされているそうだ。

人々の心の中でいつまでも生き続けてほしい、
そんな願いから常設展示はされていないものの、
世界のあちこちに出現する存在感は圧倒的だ。

これだけ多くの人を集め、
そして記憶に残り続けていく存在。
これぞ、ラバーダックの仕事道なのかもしれない!

そのラバーダック東京初登場を手がける
プロデューサー山名清隆氏がラジオに登場!
8/9・8/16放送の『BUSINESS LAB.』をお聴き逃しなく!

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InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝6時から好評放送中!

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Mr.セイージ自ら紹介してくれた“ラバーダック”とは?

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どこに行っても注目の的!?

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はなまるア・ラ・カルト

08/03
2015

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とかち天空カフェin芽室

「めむろ牛と芽室野菜のサンドウィッチ」

ん~、ボリュームもあって美味しい!

「芽室産ニジマスのスモークと十勝チーズのサンドウィッチ」

このニジマスもとても美味しい~!

そう舌鼓を打ったのは、北海道・芽室町の
「とかち天空カフェin芽室」に訪れたときのこと。

これは、芽室町にある新嵐山展望台に
特別に設置してつくられたカフェで、
10日間限定でオープンしているのだ。

冒頭で紹介したメニューは、
訪れた際に注文したもの(どれも本当に美味しい)。
メニュー名から分かるように、
このカフェでは地元の食材を
豊富に使用した料理を提供しており、
十勝平野の雄大な景色を眺めながら
“芽室ならでは”の味を堪能することができるのだ。

そんな天空カフェだが、
2013年に開催されてから今年で3年目。
カフェの運営は芽室町役場を中心に、
地元のボランティアスタッフなどが集まり、
地域ぐるみで行われている。

また、カフェに訪れる人も7割以上(?)が地元住民で、
芽室町の人にとっては
ちょっとした恒例行事になりつつあるようだ。

ここで、中島流ビジネスの視点!
この天空カフェの役割は、カフェの運営ではなく
「芽室町の魅力の再発信」にあるということ。

カフェの席数は30席余り。
オープン期間も限られていることから、
どんなに人気であろうと採算ベースには乗らないだろう。

しかし、カフェを訪れる人にとっては、
料理や景色などを通して“芽室ならでは”を体験し、
その魅力を再発見することができる。
これにより、地元住民は帰属意識が高まり、
また芽室町以外の人へは芽室町のアピールにもなるのだ。

ん~、この取り組み、
まさに以前にもビジ達で紹介した
「益はなくとも、意味がある」という
キーワードが当てはまるだろう。

たとえカフェで利益が得られずとも、
その活動を通して地元の魅力を誇りに思い、
地元のための活動・情報発信するようになり、
ひいては地域全体の活性化につながるのだ。

かくいう私も、芽室町上美生(かみびせい・
新嵐山よりもっと奥に進んだところにある)の出身で、
地域のブランディングを目的とした
ワイナリー計画をこの地で進めようとしている。

このワイナリーを中心に人が集まり、
ワインやイベントをきっかけに
地域の魅力を体験・発信することで、
相乗効果が生まれ、
地域活性化につながると見込んでいるのだ。

これまでのビジネスにおいては、
ついつい個人における目先の利益や
即物的なものに目が行ってしまう人が多かったことだろう。

だが、今後は、長期的視点で地域全体への利益を生む、
「益はなくとも、意味がある」的なビジネスこそが求められ、
結果として多くの人たちに支えられ、
継続していけることとなるのだろう。

いやぁ~、改めて十勝の、
そして芽室のビジネス的な広がりや可能性を
再発見することができた天空カフェだった。

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10日間限定オープン!

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芽室の魅力がいっぱい

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天候は曇りだが…訪れる人は多い

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ん~おいしーい!

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店内は大盛況

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自然に包まれた素敵なカフェだ

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