これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

はなまるア・ラ・カルト

03/19
2018

ara_main

“日本社会”もブレイクスルーの時

2018年3月11日。
千葉県東金市で行われた、
「あれから7年
 私たちは何を学んだか」
というチャリティーイベントに参加してきた。

3月11日で“あれから7年”といえば、
そう、東日本大震災のこと。
7年経った今、私たちはどう行動していくべきなのか?
あの経験をどう今後に活かしていくのか?
というテーマを掲げたイベントだった。

イベントの中で、白鳥哲さんが監督を務めた
『蘇生』という映画を観ることに。
これは、地球最古の生物である微生物たちの
力によって、目に見えない放射能汚染を分解し、
土地を蘇生していく可能性を追った映画。
なんと、微生物の力によって、
ある地域の放射線セシウムが75%も減ったのだという!

私はこの映画の詳細を知らずに観たのだが、
EM菌を発見した、あの比嘉照夫教授が出演していたのだ
(何度か取材や、お話をさせていただいた記憶がある)。
現在は、東南アジアやタイでもご活躍されているとか。

さらに、『蘇生』には他にも有識者が出演しているわけだが、
環境問題を専門とするジャーナリストで評論家の
船瀬俊介氏も登場。ベストセラー『買ってはいけない』の
著者の一人である
(船瀬氏には、αセミナーにゲスト講師で来てもらった)。
船瀬氏は度々、問題ある既存企業に対して指摘するとともに、
このままでは日本は世界から遅れをとると主張していた。

『蘇生』を観て、このお二方と似通ったものを感じたのが
無農薬・化学肥料なしの自然栽培でりんごをつくりあげた、
「奇跡のりんご」の木村秋則氏。
りんごができてから30年以上も経つにも関わらず、
国や社会は自然栽培の作物づくりに
真剣に取り組まないのである。

以前からビジ達で語っている通り、
パラダイムシフト75でいうところの
現在は過渡期…つまり、次のパラダイムに向け
変化していかなければならない時期。
ところが、既存の体制派であり既得権を持つ人々の
抵抗により、変化が妨げられているのである。

実はこのようなことは、さまざまな業界で
起こっていると言っていいだろう。
だから“ブレイクスルー”。

日本がよりよく変化していくために。
当たり前になっているビジネスを次へ転換しよう。
今こそ、ブレイクスルーの時。

ara_1

チャリティーイベントの展示

ara_2

東日本大震災から7年

ara_main

白鳥哲さん監督の 『蘇生』

ページTOPへ
モバイルショット

03/12
2018

mobamain

別府行くより、草津行こうぜ!

「今は、別府行くより、草津行こうぜ。」

“草津”が発信した広告なのか!?
いや、“別府”が発信したのか!?
いや、それとも…
果たして、誰が発信した広告なのか!?

答えは…“別府”。
別府市と西日本新聞が企画制作し、2月に掲出された広告だという。
このキャッチフレーズの横には小さめに
「元気があってこそライバル。」の一文が。

実は、1月末の噴火による風評被害に困っている
ライバル(?)の草津温泉を応援する広告だったのだ。
(お~粋な計らい企画だこと)
2016年4月に発生した熊本地震の影響で、
観光客は激減し、大きな風評被害を受けることになった別府温泉。
でも国や市など支援策を受けたことなどで、
年末年始にはほとんど客足は回復したという。

これら支援への感謝の意を込めて、
2017年から「別府温泉の恩返し」と称して47都道府県に
別府温泉の湯をトラックで運んで入浴してもらうという
企画を実施していた。
そんな中で、ライバルの草津温泉との交流もできていたことで、
今回の応援広告に至ったのだ。

うんうん、美しい。
この広告への注目によって、草津温泉はもちろん、
別府温泉にもいいリターンがあるように思えてならない。

そう言えば、「100万再生で本当にやります!」と言っていた
“湯~園地計画”も別府市長だった。
そして、あの100万回以上再生された
「シンフロ」も大分県の広報広聴課だし…。
(素晴らしい効果的な広報だこと!)
まさに、これからの広告活用とwebづくりが見えてくる展開。
広告とwebの連携がうまいのだ。

目先の利益しか考えず、我田引水の広告を展開する企業や
偽善的CSRを発信しアピールする企業がまだまだ存在するが、
時代の移り変わりとともに
“広告の役割”が変わって来ているように思えてならない。

そういう意味でも、“別府温泉”の広告から学ぶことは多い。
ぜひ「別府温泉の恩返し」ムービーを観て欲しい。
たぶん、別府温泉で心もカラダも温まってみたくなってくるはず。

mobamain

粋な計らい企画だこと!

image1

敵に塩を送るというが…

image2

前代未聞の企画だった

image3

行ってみたかったなあ~!

ページTOPへ
選ばれるビジネス

03/12
2018

biji_social2

“社会起業家が発信” ソーシャルビジネスグランプリ2018

日本で“最初の”社会起業家育成に特化したビジネススクール、社会起業大学。
私たち経営者仲間の一人が、ここの理事長をしている。
そこで先日、社会起業大学が主宰する
「ソーシャルビジネスグランプリ2018」のイベントに私も参加してきた。

これはその名の通り、社会性の高いビジネスプランをプレゼンするというイベント。
(立案もあれば、既にスタートしているビジネスもある)
非常に現実味があり、且つ実績のあるビジネスモデルが発表されていた。
5名によるプレゼンがあったが、その中で私が面白いと思った2つを紹介したい。

まずは、理学療法士として活躍する小川さんの
「パーキンソン病の患者のためのPDカフェ」。
病院でのケアを終えた患者の多くは、日常生活に戻ってからは、
医療や福祉のフォローをほとんど受けられずにいるという。
患者がたった一人で改善に向かわなければならない現状を変えようと、
理学療法士の仲間と一緒にPDカフェを作った。
運動をしたり仲間と情報交換したりする「場」として、
既に存在価値が生まれているという。
これは、理学療法士として現場で生の声を得ているからこそ気づけた問題なのだろう。

そしてもう1つは…同志社大学の現役学生による、政治を変えるビジネスモデルだ。
これは「政治をもっと可視化しよう」ということ。
18歳から投票権を得たとしても、政治の実態が見えにくいままでは、
政治への参加率は増えてこない。
そこで、「Mielka(ミエルカ)ラボ」というWebサービスを立ち上げたところ、
公開してから1週間で300万PVに達したという。
今では25万人以上が利用するサービスとなった。

この2つのプレゼンに共通することは、問題提起をするだけでなく、
実践して「価値を生み出している」ということ。
その点でも、社会起業大学の「ソーシャルビジネスグランプリ」は、
非常に意味があるものだろう。

今回の基調講演で、名誉学長の田坂広志さんがこんなことを語っていた。

「ソーシャルビジネスという言葉が広がっているが、
これは“白い白鳥”のような言葉ではないか」

本来、日本人にとってビジネスは当たり前のように社会性の高いものだった。
それが、経済性を優先させ、海外に追いつけ追い越せと、
いつの間にか社会性よりも利益追及型のビジネスが大半になってしまったのだ。

今、ソーシャルビジネスというビジネス本来の考えが改めて注目されている。
この2名のプレゼンのように、日本人なればこその視点や、
問題意識を持ったビジネスがあれこれ発進されていくと、
ますます社会も変わっていくのではないだろうか。

自分でスタートできなくとも、
いろいろな角度からソーシャルビジネスを応援、支援することはできるはず。
通常のクラウドファンディングもあるし、
今回このビジ達で紹介している株式投資型のクラウドファンディングもあるし…。


私もさっそく、他にはどんな種類のソーシャルビジネスがあるのか調べてみよう~。

biji_social01

5名とも素晴らしい内容だった!

biji_social2

理学療法士ならではの視点に圧巻。

biji_social3

既にサービスを立ち上げているという。実践に勝るものはなし!

ページTOPへ
先取りビジネストレンド

03/12
2018

tre_main

株式投資型クラウドファンディングの出現

今となっては世の中に浸透しつつある
クラウドファンディング。
寄付型や購入型など、さまざまな種類があるが、
ついに“未上場会社の株が買える”
…そんな時代が訪れたという!

先日、私どもの経営者の集まりに
ゲスト講師として来てくださったのが、
株式会社日本クラウドキャピタルの取締役。
株式投資型クラウドファンディングの概要や、
企業の選定基準など私たちの疑問点に対し
明確に答えてくれた。

株式投資型クラウドファンディングとは、
個人投資家が1社あたり年間50万円を上限として、
インターネットで企業の未公開株を購入できるというもの。
イギリスやアメリカでは既に始まっていたが、
2015年に金融商品取引法が改正されたことで
ようやく日本へやってきたのだ。

どんなにビジネスモデルがよいとしても、
残念ながら資金が足りず、
思いきった展開ができないこともある。
そんなときに、株式投資型クラウドファンディングは
存在理由を発揮するのではないだろうか?

この流れはまさに、ビジ達で何度もご紹介している
“パラダイムシフト75”そのもの!
過渡期である今、さまざまな技術とインフラを駆使して、
次から次へと新しい商品やビジネスモデルが
生まれてくるということ。

日本クラウドキャピタルの管理のもと
可能性を感じたベンチャー企業やビジネスに、
多くの人たちが投資をする。
今後このような支援システムが増えていけば、
新たなビジネスがどんどんと生まれてくるのではないか…!?

とにかく新しいビジネスの支援環境は
次第に備えられつつあるということ。
なんだか私も、クラウドファンディングを
使ってみたくなってきた…!

みなさんも、自分のビジネスモデルに自信があり
ビジネスを加速させたい! と思ったら
株式投資型クラウドファンディングに
参加してみてはいかがだろうか?

tre_1

株式投資型クラウドファンディングの仕組み

tre_main

株式投資型クラウドファンディングサービスだ!

ページTOPへ
モバイルショット

03/05
2018

moba01

里山“志本”主義の実践

なまこで、さざえで、きのこと小松菜の和えもの、
そしてじゃこ天…
見た目も美しいし、美味しい。

この後も、つぼ鯛の焼きものに金目の煮つけ、
ごぼうと竹の子の揚げ物と続く。

神楽坂の裏路地には、こんなこだわりの店があるのだ。
こだわりのキーワードは“宇和島”。
これらほとんどのものが宇和島から直送されている。
そして、ここの店主でもある板長さんも宇和島産。

だから、四国とかかわりの深い人にとっては、
この店で“じゃこ天”に出会っただけでも一家言あるようなのだ。
(先日も、一緒に来店した仲間が“じゃこ天”を語っていた記憶が...)

そう、“じゃこ天”と言うと愛媛の南予地方であり宇和島の特産品として有名。
ところがだ、この“じゃこ天”、もともとは初代伊予宇和島藩主の伊達秀宗が
故郷仙台をしのんで職人を連れてきて生産させたのが始まりだという。

あの仙台藩藩主の伊達政宗の長男である。
その時代、秀吉であり家康の権力争いの波にのまれて、
行きついた先が四国の宇和島だったということ。

約 400 年前、この伊達秀宗が仙台から職人を呼び寄せなければ、
この“じゃこ天”の存在もなかったのだ。
(文化とはこんなきっかけもあって形づくられていくということ)

日本は歴史と里山文化が深く結びついて今に続き、
その見た目の美しさもあるが、奥行きも備えた国なのだ。

この神楽坂にある“季彩やひで”もそうだが、
“志”を持って立ち上げ、徹底したこだわりでお客さまをもてなす。
こんなこだわったお店こそが、
日本の文化や里山もその先に繋いでいってくれるのだと思う。

だから私たちは“Fine Choice の実践”。
すなわち、こだわりの贔屓の店を選ぼうってこと。
安さやポイントにごまかされるな。
こだわりで勝負できないから、
価格やサービスに重きを置いているだけ。

次の世代に日本の文化や価値観、そして里山を残すなら、
こだわりの店を選ぼうではないか。
こんな志を持ったこだわりの店づくりであり、意味ある“Fine Choice の実践”を
“里山志本主義”と呼ぶことにしよう!

藻谷浩介さん、次回のイベントでは
里山資本主義でなく、里山“志本”主義でよろしく!

moba01

宇和島直送の食材ばかり!

moba03

金目の煮つけ

moba04

こぼうとたけのこの揚げ物

moba05

こだわりの店を選ぼうではないか

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ