これからの選ばれるビジネス!

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選ばれる仕事道

08/11
2020

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石坂典子流“大義”の仕事道

改めて、石坂典子社長の“大義”を掲げることの
意味と大切さを理解させてもらった。
“産業廃棄物処理は、社会の中で
どうしても必要な仕事である”
“処理方法を徹底的に研究することで
リサイクルの新たな流れの構築ができる”
“ものづくりの初期段階から関わりをもつことで、
持続可能な社会への貢献につなげる”
これらの“大義”があるからこそ、どんな苦しい試練にも
打ち勝ってこれたのだと改めて感じたわけだ。

7月にリーダーズセミナーの一貫で石坂産業を視察訪問した。
石坂産業についてはこのビジ達でも何度も紹介しているが、
初めて石坂産業訪問に参加したメンバー達は
多くの刺激を受けたとレポートにも記されていた。

石坂氏は2002年に社長就任。
当時はまだ屋外に産業廃棄物処理場があった。
当然、粉塵は舞う、夏は暑く、冬は寒い。
風雨の中でカッパを着て、機器を動かし、手作業で
分別作業を行うという環境であった。
まさに3Kの代表的な仕事だ。
社員達は先代の娘さんとはいえ、女性の新社長になじめず、
ヘルメットを投げ捨て、「会社をやめてやる!!」と
言い放ち、多くの社員が会社を去っていったという。

そこにあのダイオキシン問題(1999年)による風評被害もあり、
地元住民からはまだまだ“厄介者”扱いされていた。

この状況をどのように“逆転”したかは
この場では割愛するが、
(NHKの「逆転人生」を観て欲しい)
このような大逆境の中、事業を継続し、
さらなる発展につなげてこれたのは、
冒頭に紹介した“大義”を掲げたから。
そして、“大義の実現”に向け、
経営者が大きな“熱量”をもち
多くの覚悟ある決断をし、
その”大義“を高い情熱で社内外へ発信し続けた
からこそなのだ。

そして、2015年には、インテル、NECと連携をし
“サーキュラーエコノミー(循環型経済)”の
実現のための取り組みにも参加している。
SDGs目標の中の17番目、
「持続可能な開発目標に向かい、実施手段を強化し
グローバルパートナーシップを活性化する」に関与しているのだ。

先週の“ビジ達7“で紹介した鍵山相談役と石坂社長の対談
では、「益はなくとも、意味がある」をテーマに語っているので
こちらも参考にしてほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=qlk-UForgXg

石坂氏は、
「何かを変えようと思ったら熱量が必要」と言う。
大義があり情熱があるからこそ、社内、社外とも
多くの人たちが共感し、そこにベクトルを合わせ
向かっていけるということ。
これが、石坂社長流の仕事道ということ。

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石坂典子社長

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「何かを変えようと思ったら熱量が必要」

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08/03
2020

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朝顔に つるべ取られて もらい水

この赤がとにかく鮮やかに美しい!!
そしてお隣同士、蔓が巻きついていたりするわけだが、
同じ赤でもその色は微妙に違ってまた美しい。

毎年タネを取り、いつのタネが元気なのか
どの種類がいい色の花を咲かせるのか
いろいろと試しながら楽しんでいるわけだ。

それにしても自然の赤ほどビビッドなことはない。

そこで一句、
「朝顔に つるべ取られて もらい水」

うんうん、そのくらい彼女にとっては
朝顔が美しくはかなく感じたんだろう。

だれもが聞いたことあるだろう朝顔テーマの俳句であり、
江戸時代の俳人、加賀千代女の女性らしさや
優しさが感じられる俳句のひとつ。

私なら当然その蔓を巻きとって、つるべを使うわけだが…
そこが加賀千代女の優しさなのかもしれない。
もしかしたらそのへんが俗っぽいと
その後、正岡子規がこの句について批判したようだが…

ふっふっふっ…
こんな話をするとまるで私が文学に精通しているように
聞こえるかもしれないが…

ところでだ…
“朝顔はいつ花を咲かせているのか!?”と
今朝のNHKで投げかけていたのだ。
確かに、私が朝起きたときにはすでに咲いていて、
仕事から戻ったらもう萎んでいる。

もしかしたら、日の出に関係なく暗くても
朝顔は花を咲かせているのかも!?という発想も湧いてくる。

実は暗くても咲いているということらしい。
番組でもおおよそ10時間ルールがあると言っていた。
前日18時が日没なら、朝4時頃が開花目安だと。
前日が19時が日没なら、朝5時が開花目安となる。

すなわち、その朝の日の出時刻ではなく、
前日の日没時間が関係しているという。

そして、咲いてる時間だが、朝顔の花びらというのは非常に薄いため、
その日が暑ければ暑いほど花びらの水分が蒸発することとなり、
結果早く萎んでしまうという。
ということで雨の多いこの頃は、昼過ぎまで咲いていたわけだ。

とにかく、変化も多く、そして美しいものが身近にあると
日々世話をしていても張り合いが出てくるのは間違いない。

毎週の“ビジ達”のアイデアも、日没から10時間のルールが欲しい!?

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この赤がすばらしい!

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08/03
2020

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トランスフォーメーション度チェック!?

トランスフォーメーション度チェック、果たしてあなたのyes
は10問のうち、何個だろうか?
まずはやってみて、YESの数を数えてみてほしい。

【トランスフォーメーション度チェック】
1.DX(デジタルトランスフォーメーション)を説明できる
2.働き方改革にはすでに十分対応している
3.すでに自分の生活の中に、オンラインでの買い物が組み込まれている
4.ミレニアル世代とその上の世代との価値観の違いを説明できる
5.オンラインミーティング(ZOOM等)を日々の仕事に十分活かしている
6.アフターコロナの「ニューノーマル」についてそれなりに語れる
7.会社のデジタルシフトは進んでいる方だ
8.すでにオンラインやAIを活かした商品やサービスに取り組んでいる
9.Amazon, Apple, Google(アルファベット), Microsoft, Facebook等
プラットフォーマーの時価総額を大体知っている
10. YouTubeでビジネスに関わる動画を時々視聴している

じつはこれは、先日の名古屋での講演会で使ったもの。
このような○○度チェックはセミナー、講演会の導入部分
では効果的だ。参加者にとって、講演の内容を始めに
認知してもらえるというわけ。
従い、私はこのような○○度チェックを集まりとそのテーマに
合わせ制作し講演の際に使っている。

さて、この“トランスフォーメーション度チェック”だが
先日の講演会では年配の人が多かったこともあり、
3~4個YESの方が多かった・・・と聴き皆さんは安心しないでほしい。
ビジ達読者であれば、5個のyesはほしいところなのだが、
果たして皆さんの結果は?

個々の設問に関する解説はこの場ではしないが、
これら10個の設問は・・・注目の言葉の知識があるか、
行動にも反映しているか、情報収集もしているか、
すなわちみなさんの“変革意識”の度合いを
確認するためのもの。

私たちのビジネスは今、大きく変わろうとしている。
会社が、そして経営者がその変化に対応していかなければ、
これから先は間違いなく厳しくなっていくということ。

それには、経営者の覚悟と決断が必要になってくる。
本当に変革をする気があるかどうかなのだ。
経営者がひとつ上のステージに上がらなくてはならない。
すなわち、“経営者のアップデート”なくして、
会社のトランスフォーメーションは難しい。

ここが経営者としてのチカラの発揮どころなのだ。
実はこの“トランスフォーメーション度チェック“は
アップデートコーチングのサイトに紹介されている。
だから中島流の“アップデートコーチングにつながるのだ”と
かなり強引に結びつけてしまったが・・・。
とにかくも“アップデートコーチング”も検索してみてほしい。

無料アップデートコーチングセミナー実施中!

「アップデートコーチングセミナー」スケジュール(zoom開催)
・第1回目:8月7日(金)16:00~17:30
・第2回目:8月12日(水)16:00~17:30
・第3回目:8月19日(水)16:00~17:30
・第4回目:8月27日(木)16:00~17:30
詳しくはこちらから

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はなまるア・ラ・カルト

08/03
2020

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「この秋は雨か嵐か知らねえども・・・」の実践

「この秋は雨か嵐か知らねえども、
今日のつとめに田草とるなり」
二宮尊徳翁作とも、いや違う人の作ったものだとも
言われている詩だ。

この詩はこのビジ達でも何度か紹介しているが、
今回、日本を美しくする会、鍵山相談役の本の前書で
改めて出会った。そしてこの詩の紹介の後に、
「どれほど働いたら、どれだけの収穫を得られるかを
問わず、目の前のことに骨身を惜しまず取り組む。
かつての日本人は、誰もがこうした経験をしながら、
自分の意に沿わない環境にも耐えて成長していく
強さを培っていたのでしょう。
忍耐力、忍耐心とは日本人の美徳の中でも、
特に際立つものであった・・・」と綴られている。

私自身のことになるが、私は北海道の農家で育った。
16才まで毎日の仕事として、
仔牛に脱脂粉乳をやる。
薪割り、薪運びがあり、
土日の仕事として草取りなどの畑仕事があった。
春の種まき後からずっと草取りがあり、
そして秋に刈り入れ。
(十勝の畑はとんでもなく広いからねぇ~)
すなわち、農家は1年中休みなしで働いている。
冒頭の詩ではないが、秋の台風を気にかけていても
仕方ないので、目の前のことを
し続けなければならなかったとういこと。

鍵山相談役が言うように、
何かをし続けることで我慢できる、
自分づくりにもつながっていたわけだ。
(えーーー、もちろん私も我慢でくる方だと・・・
思いたい)

ところが、昨今の私たちは効率優先で、
短時間でコストをかけずに利益をあげるたがる。
すると、本来その途上で身につくはずの人間力づくりが
おろそかになってしまう。
ビジネスはただ収益をあげればいいのではなく、
社員を育て、社会にも貢献していかねばならない。
もっといえば、自分達のサービスにより
世の中の人たちがもっといい方向へと向かうよう
考えなければならないわけだ。

コロナ禍を機に大きく変わろうとしている私たちの
ビジネス。
“アフターコロナ”はどうなるのか、
“ニューノーマル”はいつどんなカタチで
落ち着くのかをシュミレーションして考え、対策をするのも重要。
だが、そのことばかりに気をとられていてはダメで、
そのプロセスにおいてもどうスタッフを育み、
自分自身の質も上げ、どう社会に貢献していくかということ。

それは、スタッフの育成、勉強会、定期開催の会議、
コミュニュケーションと課題の抽出、
不安の除去、金銭的な安心感を社員へ伝える。
自社のビジョンの確認をし、事業が1年で回復し
それまで以上の発展につながるという発想を
スタッフと共有することが大切。

この秋には、“トランスフォーメーション”か、“ニューノーマル”か
知らねども、今日のつとめに定例会議するなり。
というところだろうか!?

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何かをし続けることで自分をつくる

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