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先取りビジネストレンド

10/04
2021

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北斎から学ぶ。アート思考、感性思考の時代!

浮世絵師、“葛飾北斎”は、ご存知だろう。
北斎は今で言うとイラストレーターであり、デザイナーであり、
ポップアーティストでもあった。

先日手に取った沢木耕太郎氏の『旅のつばくろ』にて
葛飾北斎について触れていた。
そこでは、すみだ北斎美術館で開催されている
「冨岳三十六景と幻の絵巻」特別展を紹介していた。
これを読み、私自身は“北斎”を知っているようで知らないと気づき、
急遽出かけてきたのだ。

葛飾北斎の活躍した江戸時代中期以降は、
人口も増え、人々の生活も安定し経済的にも潤い、
その結果、歌舞伎、浮世絵、浄瑠璃などの文化も成熟していった。
古今東西、いつの世も、社会が安定すると芸術、
文化は花開くもの。

葛飾北斎が世界へ与えた影響は計り知れない。
そのきっかけは、シーボルトが“北斎”の浮世絵を
オランダへ持ち帰りコレクションを博物館で公開したことによる。
その後、パリ万博において、ジャポニズムブームが起こったのだが、
その中で最も重要なアーティストが北斎だったという。
北斎の極端な投影法や遠近法は、西洋近代絵画や美術に
影響を与え、ゴッホ、モネ、ピカソは
作風に北斎の手法を取り入れている。
とりわけ、印象派への影響は大きかったようだ。

江戸時代中期と同様に現代も、社会は成熟してきた。
そういう意味で、芸術部門への理解も高まりつつあるわけだ。

今、注目されているのがNFTアート。
NFTアートとは、デジタルアートと“NFT”
(Non-Fungible Token 非代替性トークン)
を掛け合わせた作品のこと。
デジタルアートのデータ管理にブロックチェーン技術を
活用することで改ざんすることができない仕組みという。
ブロックチェーンで裏付けされた世界に一つしかない
アートを楽しむというのも現代ならではの
アートというわけ。

今の私たちは、葛飾北斎もゴッホもピカソも
そして近現代アーティストのバスキア、村上隆、草間彌生、
そしてNFTアートとこれらを横並びで見ることができる。

時代の成熟により、人々の欲求は
マズローの欲求5段階説のうちの、
高次元欲求を実現したいと誘(いざな)われている。
その高次元欲求の中に芸術への興味が含まれてくるのだ。
それが、アート思考、デザイン思考、
感性思考へとつながっていくと予測できる。

今回、いいタイミングだと思い、北斎美術館を体験し、
あれこれ調べてみた。
それは、日本人として、日本を語るのに
日本をあまりに知らなすぎると思ったからだ。

皆さんも“北斎の衝撃”とまで世界に言われた
“葛飾北斎”を深掘りする意味がありますよ。
そうすることで、アート思考、感性思考
デザイン思考も磨かれるかもしれません!

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「冨岳三十六景と幻の絵巻」特別展

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すみだ北斎美術館

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はなまるア・ラ・カルト

10/04
2021

koboのコピー

“神楽坂、コボ拾い”スタート!

飯田橋にオフィスがあった頃、
飯田橋の駅周辺から会社までの500メートル程の道を
平日には毎日掃除をし続け15年以上!

弊社はこの5月に浅草今戸へ移転し、
今まで通り、飯田橋での掃除を継続してもよかったのだが、
最終的なゴミ処理の場所に困り断念することに・・・。
(ゴミ拾いをするのはいいが、その拾ったゴミの後処理も大切)

そこで、掃除場所を飯田橋周辺から自宅マンションのある
神楽坂周辺に変更し、数週間前からゴミ拾いをスタートした。
自宅から今回のテーマの“コボちゃん”の銅像がある
神楽坂周辺の三角形の地域を一周した
約1.6キロを50分ほどかけ掃除している。
おおよそレジ袋2つ分のゴミが出て
ゴミは自宅マンションのゴミ捨て場に分別して捨てさせてもらっている。

“コボちゃん”の銅像は神楽坂のメイン通りである
早稲田通りにある。
このビジ達でも“コボちゃん”を数回紹介しているのでご存知だろう。
この“コボちゃん”は植田まさし先生が
1982年から読売新聞に毎日連載している4コマ漫画だ。
(ちなみに我が社も1982年創業!) 
39年継続していて、今や一般全国紙最多連載漫画という。
植田先生は神楽坂に住んでいて、コボちゃん像は2015年の建立。
私はたまたま通りかかり除幕式を見させてもらった。

このように長いこと毎日連載していることを考えあわせ、
“コボちゃん”周辺のゴミ拾いを、
“神楽坂コボ拾い”とネーミングした。
ということで、私も毎日継続して神楽坂周辺を
ゴミ拾いをすることにした。

ゴミ拾いを続けている理由は、鍵山相談役から学んだ
「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」の言葉からだ。
“ゴミひとつ拾ってもひとつだけしかきれいにはならない
かもしれないが、ゴミを拾う人が無神経に捨てることはなくなる。
月日が経っていくと、ゴミを捨てる人と拾う人には
大きな差になる“と。
すなわち、ゴミをひとつ拾うだけでも大きな意味が生じるということ。

さらに、私は川野泰周先生から
マインドフルネスや瞑想を学ばせてもらっているが、
掃除はマインドフルネスにも
通じていると感じる。
掃除をしていると、無心になり、
自分が“今に向けた状態を演出”でき、
余計なことを考えずに集中できるのだ。
この感覚はマインドフルネスや瞑想している時と
同じ効果になっていると思えてきた。
(トイレの便器磨きは、ゴミ拾い以上にマインドフルネスかもしれない・・・)

掃除していると心が落ち着き、
頭の中を浮遊するいろんな邪念が修まる。
“心洗い”や“心磨き”になると感じる。
ゴミ拾いで町をきれいにしながら、
心も満たされるのを実感しているというわけ。
ということで・・・毎日の“神楽坂コボ拾い”スタート!
定期的なゴミ拾いは気持ちがいいもんですよ~!

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早稲田通りのコボちゃん像

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