これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

目からウロコのおすすめ本

11/24
2020

book1

『ザッポス伝説2.0』ハピネスドリブンカンパニー トニー・シェイ著

“ザッポス”をご存知だろうか?
日本ではまだ販売されていないが、靴のオンライン販売の会社だ。
著者のトニー・シェイ氏はこの“ザッポス”のCEO。
今注目されている企業で2冊目の本だ。

この本を開くと1ページ目に
“ザッポスの目的”とあり、
「顧客と社員とコミュニティーと取引先と株主の
すべてに向けて、長期的かつ持続可能な方法で
ハピネスを提供できることを証明し、
世界をインスパイアすること」とある。
要するに、「WOW(ワオ)を体現して提供することだね」
とトニー・シェイ氏は口語調で書いている。

ザッポスの驚愕の企業文化は、その組織にも現れている。
通常のヒエラルキー的組織ではなく、
社員一人一人の自律的な振る舞いの結果として秩序を持つ
大きな組織を作ることを目指している。
小さな会社であれば、一人一人が何らかの責任をもって
対応することは可能だが、この会社は年商1000億円超企業。
大きな企業での“自己組織化”の実現は、
ティール型組織を大規模会社でもやっていけるという
ことを証明したということ。

そしてアマゾンがこのザッポスを800億円で
買収したことでも注目された。
アマゾンは、将来脅威となる可能性のある企業を
まだ企業規模が小さいうちにM&Aし、 
グループに入れるという戦略をとる。
しかし、アマゾンはザッポスに対して、
傘下のeコマース企業でありながら
独立した経営をトニー・シェイ氏に約束している。

“ザッポス”の10のコア・バリューを紹介する。
1.サービスを通じてWOW(驚愕)を届ける
2.変化を受け入れ、その原動力となれ
3.楽しさと、ちょっと変わったことをクリエイトせよ
4.間違いを恐れず、創造的でオープンマインドであれ
5.成長と学びを追求せよ
6.コミュニケーションを通じて、オープンで正直な人間関係を構築せよ
7.チーム・家族精神を育てよ
8.限りあるところから、より大きな成果を生み出せ
9.情熱と強い意思を持て
10. 謙虚であれ

アマゾンは、IT技術を駆使することでCSを実現しようとしている。
一方、ザッポスは、ITを使用するが、従来から存在した
“人を思う気持ち”と、“人と人の繋がり”を大切にしてCSを
追求しようとしているのだ。
これぞまさに私が小阪祐司氏との対談の時に
つくった言葉、“ヒューマンドリブン”だ!
オンラインではあるが、実際にはオフラインに近い体験が出来る
のがザッポスの目指すところ。
もしかすると、アマゾンは“ザッポスの企業文化”に
興味を持って買収したと言ってもいいのかもしれない。

この本にはいかに一人一人の裁量が日々のビジネスに
活かされているか、
“WOWな対応”の事例がたくさん掲載されている。
新しい企業文化を創り、新たな“ヒューマンドリブン”を
実現する企業・・・やっぱり出てくるんですね!

book1

ザッポスをご存知だろうか

ページTOPへ