これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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11/04
2014

moba

できるマジシャンのダンドリ

私たちの前に座った若いイケメンマジシャンは、
おもむろにバッグの中から揃ってない
ルービックキューブを取り出した。

そして、“これ、どのくらいで完成させられる
と思います?”と投げかけてきたのだ。

マジシャンの向かいに座っている友人社長は、
間、髪を容れず“1秒”と。
げっ!いくら飲んでるとはいえ、
意地悪な笑みを浮かべて1秒とは…

それを受けるイケメンマジシャンも、
笑顔で“1秒ですか、わかりました”と。

そして、“3・2・1 スタート”

え~~っ!
1秒後には、私たちの目の前のルービックキューブは、
どの面も9コマとも同色に揃っていたのだ。

一番驚いたのは、意地悪な笑みを浮かべて1秒と
言い放った田中社長、あっ友人社長。
小さな声で“何で!?”と。

テレビでこのところ、マジシャンが登場する場面が
多く見られるが、その技はひと時代前とは比較にならない程、
キレもあるし進化もしている。

この早ワザの後もいくつかのマジックを
目の前で披露してもらったが、
私たち二人は唖然とするばかり。
さすがに追及しているプロは違う。

ここで、私が注目したのは、
そのマジックのキレや面白さではなく
そのダンドリ。

その後、先程のルービックキューブのマジック(?)を
隣のテーブルでも披露していたのだ。
その早ワザでキューブを完成させた後、バッグから次なる
小道具を出すと同時にキューブはバッグの中に。

この時だ。
そのイケメンマジシャンは、逆早ワザでキューブの面を
元のバラバラ状態にして戻しているではないか。
ここがプロのダンドリ!

いつでもそのマジックを披露できる状態に
しているということ。
たぶん、バッグの中の一番使ういくつかの
トランプの状態も同様だろう。


やっぱり、できるプロは、こうでなくちゃ。
私たちも何かのプロフェッショナルであり、
そのスキルやノウハウのスペシャル度はもちろん
上質でなくてはならないが、それを支えるダンドリや
コミュニケーションもプロでなければ、
本当のプロとは言えないのだろう。

いろいろな技術が発達し、誰もがその技術を活用できる
時代になったからこそ、そのちょっとした追及の差が
大きな差となってくるに違いない。

さて、その差をつくるために、私はまずは
ルービックキューブのタネ明かしから学んでこよう!

次、お会いするときは、マジシャン中島として。

moba

マジシャン中島はいつ誕生するのか

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選ばれる仕事道

11/04
2014

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掃除は“仕事道”に通ず

年季を感じさせながらも
手入れが行き届いた工業用機械を拝見。
コンピューターの部品を生産するもので、
酸性の液体を扱う機械なのだが…。
え!? すでに20年以上は使用している!?

これは、日本を美しくする会の
田中義人会長が経営する、
株式会社ナカヤマと
東海神栄電子工業株式会社の工場を視察したときのこと
(“企業文化交流会”のイベントにて)。

私の訪問は2回目だったが、
やはり案内される空間は
どこも徹底した整理整頓が行われ、
非常に清潔な生産現場だった。
それだけではない、
案内してくれた方々の人柄の良さも感じられたのだ。

生産現場の掃除といえば、
国内に限らず海外でも注目されている
職場改善方法「KAIZEN」があるが、
田中会長曰く、
まさに“掃除”こそが「KAIZEN」だったという。

田中会長がそれを実感したのはバブル期のこと。
当時、売上至上主義で成長を続けていた自社が、
バブル崩壊後に存続の危機に追い込まれた。
その危機を救ったのが“掃除”だったのだ。

“掃除”と出会い、
自宅前の神社の徹底した“掃除”を継続。
それにより“掃除”の持つ
大きな可能性を知ることになったのだ。

その後、会社にその徹底した“掃除”の導入を決断。
困難もあったが、田中会長の決断は揺るがなかった。
その結果、多くのスタッフは、
“掃除”を通して、以下の4つのことを学んだという。

1.小さなことに気づくようになった。
2.汚すことが少なくなり、マナーが向上した。
3.物を大切にするようになった。
4.人を大切にするようになった。

その後、徹底した“掃除”の継続により、生産性が向上。
また、かつての売上だけを気にしていた思考が変化し、
スタッフ自ら行動して、
会社をより向上させることに
やりがいを感じるようになったのだという。

このように、徹底した掃除の継続は、
多くのスタッフに気づきを与え、
スペシャリストとしても成長させる。
そして、それが人間性の向上だけでなく、
組織の成長にもつながるのだ。
お~まさに中島流の“仕事道”ということだ。

冒頭で紹介した工業用機械も、
20年以上稼動し、まだまだ現役でいられるのは、
この徹底した掃除のおかげだろう。
物を大切にできる環境は、
人を大切にすることができるのだ。

久々に田中会長の会社を訪問したのだが、
“掃除”のみならず、
“現場”を自らの目で見ることで
多くの気づきがあった。
これからも、掃除の徹底・継続だけでなく、
現場主義も貫くぞ!

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ここまで徹底!

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まるで新品…!?

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“掃除”の持つ可能性を体感

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すべてが分かりやすく分類・配置されている。

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これからも徹底・継続!

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シナジースペシャル

11/04
2014

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ビジネスは“複利+シナジー”

ついについに念願叶って!
私の出身地、北海道帯広で講演会を行ってきた。
厚生労働省委託の、地域雇用促進のための
事業だということで、経営者を対象とした
講演会の第一回目講師として呼んでいただいたのだ。

自分の出身地からお呼びがかかったのは、
素直に嬉しいことだ。
その上、参加者からの評判も上々だった(^o^)/

“歯切れの良いセミナーでわかりやすかった。
そして芽室町出身ということで、親しみやすかった”

“考え方を学べたと思います。
企業だけに通じるのではなく、
人との関わり方、物事の進め方を
考えることができるヒントとなりました“

“「日本を取り戻す」その心意気で
お話をしておられます。嬉しいです”

などなど…嬉しい感想はまだまだいただいた。

参加人数こそ多くはなかったが、
行ってよかった! と思える講演会だった。

最終的には地元・北海道の十勝を盛り立て、
活性化させたいという目標を持っている私としては、
その初めの一歩といったところだろう。

ところで、だれが推薦してくれたのか!?
講演会の担当者に聞いてみると、
出てきた名前に覚えがない。

しかし、もちろん推薦してくれた方は
私をご存知なわけだ。

実は、今から4、5年前に幕張で行われた食のイベント
「FOODEX JAPAN(フーデックス ジャパン)」で
私のセミナーを聴いていた人が、
たまたま帯広出身だったこともあり、
今回私を推薦してくれたのだという。

思えばイベント会場の片隅の
大きくはないブースでのセミナーだったけれど、
こんなところに繋がっていたとは…。

さらに、そのフーデックスでのセミナーも、
αクラブ(わたしが主宰する経営者の会)での
ご縁から呼んでいただいたものだった。

αクラブの定例会では、様々な交流や、
ちょっとしたきっかけから
講演のお話をいただくことも多かったのだ。

そしてこの「ビジ達」や、
ラジオ「BUISUNESS LAB.」が
その裏付けとなったこともあるだろう。

こうしたほんのちょっとした点が、
あるとき偶然に繋がって“線”となり
相乗効果が生まれるのだ。

そのためには日々を
「もうちょっとだけ」欲張ること。

人より少しでも努力して、
色々な場所、色々な人に出会うチャレンジ。

それが“複利のチャレンジ”となって自分を高め、
“きっかけ”をつくり、いわば
“必然性のない”相乗効果を生み出してくれるのだ。

(いや、もしかしたら必然性のある相乗効果かも)

もちろん、様々な人のお陰があってのことだが…。

こうした“複利+シナジー”が自分の人生を豊かにし、
ひいてはビジネスをも実り豊かなものにしてくれる。

私だってまだまだ“複利”を積み重ねている途中!
これからも新たな人、機会に出会うために、
チャレンジを重ねていきたいものだ。

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皆さん熱心に聴いてくださった!

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Mr.セイ~ジも一緒に…

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私も非常に楽しんだ!

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ファインスピリッツキーワード

11/04
2014

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『三角コーン力学』

私、中島がいままで提唱してきた“α力学”
そして“求心力学”…。
続いて、この度たどり着いたのが「三角コーン力学」だ!

三角コーンとは、道路工事の現場などに
置かれているものを思い描いてほしい。

あの三角コーンをひっくり返したもののことだ。
それが今回の“三角コーン力学”!

逆三角形の上から水を流せば、広い部分から
狭い部分にかけて流れおちていく。
逆三角形のその姿からヒントを得たものだ。

たとえば、ビジ達でもおなじみの
パン・アキモトがあげられる。
パン・アキモトは、
カンブリア宮殿で歴代最高視聴率を叩き出したのち、
全国から問い合わせが殺到!

全国で注目されたおかげで、
地域での基盤を確固たるものとした。

それにともなって社内の士気もアップしたことも、
この力学の徐々にせまい範囲に
効果が及んでいくということを表している。

そして先日、北海道の十勝・帯広を訪れた際に
十勝バスの野村社長にお会いした。

十勝バスもまた、厳しい業界の中、
大改革をおこなってメディアから大注目され、
そのいきさつは、ミュージカルとしても上映された。

それによって、地元の人たちが十勝バスの存在を
再確認することになると同時に、
やはり社内の求心力が高まったという。
メディアに取り上げられることや、
全国的に注目されることにより、
その効果が集約されることになるのだ。

毎年、海外研修ツアーを開催しているが、
海外に出る度に改めて日本のよさ、
自分にゆかりのある地域のよさに気づくのも
この“三角コーン力学”の作用ではないだろうか。

大きいところから小さいところへと流れ、
作用していく力を新たに命名した
“三角コーン力学”。

これを戦略的に意識し、
ビジネスに活かしていければ、
人々の求心力を高め、
より効果的なブランディングを
実践できることにつながるだろう。

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地元でもおなじみのパン・アキモト

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野村社長、お会いできて光栄です!

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はなまるア・ラ・カルト

11/04
2014

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中島流“里山ビジネス”の発信

現在30万部を超したと言われている藻谷浩介氏著の「里山資本主義」。
もはや里山資本主義という言葉(私は里山主義と発信しているが…)は
全国的に知られている考え方だろう。

そうした考え方を実行している実例が、
この本には具体的に記されている。

例えば、広島県庄原市にある、
地域のお年寄りが集う場が存在する。

通常、介護のデイサービスでは、
公共施設や新しい建物を建てて使用するところを、
使わなくなった空き家を活用してサービスを行っているという。

また、既存のものを上手く活用するのは施設だけではない。
そのデイサービスでは、余剰作物として捨てられていた野菜を
市場価格の半値ほどで買い取り(エコマネー)、
デイサービスの食事に活用している。

また、地域の人たちがコミュニティを作り易くするために、
一度閉店していたレストランを復活させ、
その食材にも地域の余剰作物を活用しているという。

農作物が無駄にならず地産地消を実践し、
お年寄りも喜び、さらには雇用も生んでいるのだ。

こうしたサイクルに外部の流通会社が介入していないことが、
地域からお金が外に出ていかないことになり、
地域の潤いにも繋がるということ。
私はこれを“里山ビジネス”と呼んでいる。

その考え方が、全国各地その地域ならではの発想で
普及しつつあるのだ。

あの大里綜合管理が運営する、毎日シェフとメニューが変わる、
オーガニック料理を意識した「ワンデイシェフの店」もそのひとつ。

そこでは地元の料理上手な主婦(男性もいたような…)が日々入れ替わり、
地元で採れた野菜を使って料理を提供している。

地元の食材を使って地元の人がつくり、
そこに地元の人が集う。
規模こそ小さいながらも、
里山ビジネスの循環が出来上がっているのだ。

那須塩原市に今年、オープンしたパン・アキモトでも、
障害者が作った地元の作物を店頭で販売したり、
パンの売上の一部を東北復興支援に活用してたりしている。

こうした里山ビジネスを支援する働きも
里山ビジネスと言っていいだろう。

もし、ここにさらなる上積みを加えるとしたら障害者だけでなく、
地域のお年寄り(農家の人)が作った作物も取扱い、
そのお年寄りが集まり易いコミュニケーション空間を
提供するのもいいだろう。

そういえば、長野県の産直市場グリーンファームや
埼玉県のサイボクハムも、地元農家の野菜を販売し、
集いの場も提供している里山ビジネスだ。

“地域の財産”を上手に活かし、
その地域の中でビジネスを循環させる。
そうした里山主義の考え方を取り込むことが、
これからの社会で選ばれるビジネスとなるのだろう。

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那須塩原市に新店「きらむぎ」を構えるパン・アキモト

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大里綜合管理の「ワンデイシェフの店」

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埼玉県に事業展開をする「サイボクハム」

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自然と地域のコミュニティーの場となる「産直市場グリーンファーム」

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