これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

04/10
2023

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令和時代のビジネスには、 早急な“シン陳代謝”が必要!?

またも中島流の造語「シン陳代謝」。
新陳代謝とは、古いものがだんだんなくなって
徐々に新しいものに入れ代わること。
このすべてが加速する時代のビジネスには、
“スピードと質”が求められるので
この令和の時代の新陳代謝を敢えて「シン陳代謝」としてみた。

【求められるディファクトスタンダード化】
令和時代は、経営の在り方も、組織づくりも、マネジメントも、
働き方も、投資先も、さまざまなルールやあらゆることが
昭和や平成のビジネスと大きく違う。
経済的交流だけではなくビジネス自体が
世界の国々と深く関わってくることで
“地球規模のディファクトスタンダード化”がどんどん進んでいるからだ。
ちなみに“ディファクトスタンダード”とは
“事実上の標準”のこと。

ビジ達で以前紹介した中島流の“サクラマス降海理論”で発信したとおり、
ヤマメが“降海する(海に出る)”ことで、15センチの魚体が
30センチのサクラマスになって戻ってくるように、
常に海外展開を視野に入れるビジネスが求められている。
ということは私たちのビジネスも、世界のビジネスに
対応させていかないことにはその先には進めない。
だから手遅れにならないためにも、
早急な「シン陳代謝」が必要ということ。

【スポーツ会のシン陳代謝】
あくまでスポーツの世界のことだが…
先日のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック) を観ていても
少し前のFIFAワールドカップを観ていても、
登場し活躍するのはZ世代が中心となっていた。
侍ジャパンの平均年齢27.3歳と史上最も若く
中日から選出された高橋選手は20歳で、
せっかくのシャンパンファイトにも
参加させてもらえなかったという。
(アメリカの飲酒が許されているのは21歳からだ)
ワールドカップ日本代表で活躍した三笘 薫選手は25歳、
田中 碧選手は24歳、堂安 律選手は24歳、
久保 建英選手は21歳。
若い世代を信じて送り出す監督、栗山氏や森保氏が
一歩先に「シン陳代謝」を実践したことで、
あのすばらしい活躍となったわけだ。

スポーツの世界は私たちのビジネスとは一見違いそうではあるが
私たちのビジネスもAI化、デジタル化がどんどん進んでいるので
若い人たちの登用が必要なのは一緒。
若い人たちは未来に対する発想が広がっているので
早く若い人にバトンを渡していかねばならない。

【日本の平均年齢と世界とのギャップ】
いまや世界の80億人の年齢中央値は28.2歳だという。
日本は45.9歳(約18歳の違い)。
ドイツ、イタリアは日本に近いが、
アメリカや中国は37.4歳(約9歳の違い)。
もはや日本のビジネスの常識でありスタンダードと
世界のスタンダードは大きく違っていると
この年齢差だけでも認識すべきだろう。

DX化について行けてない経営者は、
早く若いリーダーにバトンを渡そう。
世界のビジネスの波はこれからが本番と言ってもいいだろう。
もう昭和や平成時代のビジネスリーダーでは、
世界の変化であり動きに対応するのは難しいはず。
だから“新陳代謝”ならぬ「シン陳代謝」の実践を!というわけ。

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中島流の造語「シン陳代謝」とは!?

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シナジースペシャル

04/03
2023

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“お仏壇のはせがわ”相談役が 「運動脳」を実践する?!

このところのビジ達で紹介したアンデシュ・ハンセン著『運動脳BRAIN』。
これほど分かりやすく、運動の効果を明確にしてくれるとは?!
この情報を発信するタイミングで、ある先輩の傘寿を祝うイベントがあり、
そこに参加していたのが“お仏壇のはせがわ”の相談役 長谷川裕一さん。
NBCの先輩でもあり、度々この元気な姿は見ていたわけだが、
なんと傘寿のお祝いは3年前だったというのだ。
(まさかの83歳!?)

とにかくいつお会いしても肌ツヤもよく、常に“元気印”の先輩。
その2次会で長谷川相談役から直に渡してもらった手描き資料には、
“えっ本当なの?!”と言いたくなる内容が書かれていた。

【朝夕の仏前勤行(ごんぎょう)前に、あれこれ100回のトレーニング】
学生時代、空手をする中で“力を抜くこと”を会得し、
そこからは疲れずに稽古ができて、成果にも繋がるように。
それは自分の人生にも通じることが分かり、
その後の60数年も疲れずに仕事を続けて来られたという。

この83歳までの健康法として、以下を実践しているようだ。
・睡眠時間/6時間
・朝食は腹一杯、昼は抜きで夜は外食

そして運動はというと...
【1】腕立て伏せ/100回
【2】足バタ/100回
【3】腹筋/100回、側筋/100回
【4】足蹴り/100回
【5】スクワット/100回
+ストレッチ
以上を毎日の朝夕の仏前勤行(ごんぎょう)前に実践しているという。

私も50代まではセミナーや講演会で、腕立て伏せを100回披露していた。
実は、いつでも100回できる状態を保つには、
週3回は100回以上やっていないとできない。
小学生の頃から柔道が好きで取組んできたこともあり、
常に道場で闘える身体であり状態を保ってきたわけだ。
ということもあり、お陰様で健康的な日々を送らせてもらったが...。

そんな矢先に、長谷川相談役の元気さと聡明さの裏付けとなる
毎日のトレーニング内容を知ってしまったのだ。
まさにアンディシュ・ハンセン著の『運動脳』の証明である。
先に紹介したアイアンマンの稲田 弘氏も今回の長谷川相談役も
通常のその年齢の人たちとはその違いは明確。
そこで、改めて『運動脳』を深掘りすると...

【『運動脳』で注目されていた“BDNF”の役割とは?】
私もこの本で初めて耳にした“BDNF”とは...
「BDNF(脳由来神経栄養因子)」は脳内最強とも呼べる物質であり、
脳に計り知れないほどの素晴らしい恩恵を与てくれる。
例えば脳卒中や頭部を強打するなどして損傷を受けると、
自らを守るためにBDNFは、脳への損害を最小限に抑えるための
いわば救助隊もやってくれる。

そして新たに生まれた細胞を助け、初期段階にある細胞の生存や
成長を促す役割も果たしている。
また脳の細胞間のつながりを強化し、学習や記憶の力を高めてもいる。
更には、脳の可塑性を促して細胞の老化を遅らせる働きもしている。

要するに“脳の天然肥料”だとも表現されていたのだ。
分かりやすく言えば、大人でも子どもでも、
BDNFは脳の健康にとって欠かせない物質であり、
このBDNFを生成を促すのに、運動ほど有効なものはないとも言っている。

伝わっただろうか?
いくらかハードと思える有酸素運動が、このBDNFの生成を促し、
学習や記憶力も高め老化も遅らせてくれる。
長谷川相談役のこれらの毎日のトレーニングが
このBDNF生成に役立っていたということなのだろう。

さて後輩の私としては、“アラ古稀”となり、
運動もほどほどにしようかと思っていたわけだが...
ここまで明確な実践者であり“生き証人”が身近に存在したわけだから
こりゃやるしかないでしょう!?

まずは腕立て伏せと腹筋、そしてランニングかな?!
あとは週に何回するかの...頻度だよねぇ~。

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長谷川相談役の健康法とは!?

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選ばれる仕事道

04/03
2023

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『鍵山秀三郎“一日一話”』には 「不易流行」の“不易”がそこにある!!

先日、掃除の会の関係でPHP研究所顧問の櫛原吉男さんが
京都からわざわざQB浅草オフィスまで挨拶に来てくれた。
そして、何と鍵山秀三郎相談役の書籍を
PHP研究所が出版するようになったきっかけは、
櫛原さんだったとその時初めて知ったのだ。
(えっ、この櫛原さんが相談役に注力しなければ出版はなかった?!)

ある日、相談役は
「櫛原さん、人は“大きな努力で、小さな成果”がいいんです」
と語り、当然櫛原さんは咄嗟に
“えっ?! 逆なのでは…”と思った。
ところが話を聞いているうちに、この捉え方こそが
鍵山秀三郎氏ならではの考え方だと気がついたという。

そしてPHP出版から鍵山相談役の本を出版するにあたり、
原稿の執筆を依頼した亀井民治さんに鍵山さんのことを
このように話したという。
「鍵山相談役という人物を例えるならば、水みたいなものだと思います。
水はそのままに放置しておけば、
当然いつかは蒸発してなくなることでしょう。
それでは取り返しのつかないことになります。
その危険を防ぐためにも、いったん氷にしていつまでも保存できるように
しておくことが大事だと思います。
そのうえで、必要なときに解凍し活用できるようにしておくことです。
その作業が、出版です。
PHP研究所としても全面的に協力させていただきます」

結果、鍵山相談役の人柄や経営哲学に浸水した櫛原さんは、
PHP研究所からの出版に漕ぎ着けたという。
そして編集は出版界でも名を馳せていた
ヒットメーカーの安藤卓氏に任せることになる。
その後、相談役の本は全て安藤氏が編集している。

安藤さんは初出版にあたり
「長く読み継がれる本がいいと思います。
例えば、一日一話形式はどうでしょうか」と持ちかけ、
2004年に最初に発刊されたのが
『鍵山秀三郎「一日一話」人生の磨き方・掃除の哲学・人生の心得』だ。

本書はさまざまな企業や団体、学校等の朝礼で活用され、
鍵山秀三郎相談役の掃除哲学が世に広まる一つの役割を担った。
この本の代表的一話を紹介しよう。
~~4月15日の一日一話、凡事徹底~~
【1】すべてに行き届いている
【2】その人の主義と行動が迷うことなく一貫している
【3】すべてのものを活かし尽くす
この三つが「凡事徹底」の絶対必要条件です。
この三つのうち一つでも欠けると、「凡事徹底」とはいいません。
平凡なことを徹底してやると、平凡な中から生まれてくる非凡が、
いつかは人を感動させると信じています。

鍵山相談役の一日一話には、「不易流行」の“不易”がある。
それゆえ、繰り返し読んでも
その度に気づかされることがあるのだ。
時代のビジネスの“流行”を追い
発信することを仕事にしている私としては、
人間としての優先順位を教えてくれる“不易”こそが
最重要なことは分かっているわけだが、
なかなか身につけることは難しいもの。

相談役曰く、
「私には人より抜きん出た能力は一つもない。商売の才覚もない。
リーダーシップもあるとはいえない。
そんな平凡な私がいままで事業を続けてこられたのは、
トイレ掃除を通して“誰にでもできることを、誰にもできないくらい、
徹底して続けてきた”という以外に理由は見当たらない」

私もこの相談役のような話をしてみたいわけだが、
徹底しないことには身につかないわけだ!?

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PHP研究所顧問の櫛原吉男さん

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